りっしんべんに尼。 部首名一覧(読み方から検索)

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りっしんべんに尼

今昔、鎮西筑前の国に相ひ知る人も無き尼有けり。 寄り付く方も無かりければ、其の国の山寺に貴き僧の有ける許に寄て、其の僧の食物をして、年来仕はれて有けるに、尼、常に弥陀の念仏を唱へけり。 忍ても唱へずして、此く高声に、其の音極めて高くして、叫ぶが如く也。 然れば、聖人の弟子共、此れを唱ふるを悪 みて、師に事に触れて宜からぬ様に云ひ聞せて、追はしめてけり。 尼、追出されて、〈聞て尼念仏を唱へば 〉行くべき方無くて、広き野に行て、念仏を唱へけるを、其の国の人の妻として有ける女有けり。 心に慈悲有て、此の尼の迷ひ行 あるき て、念仏を唱ふるを哀びて、呼び寄せて、尼に云く、「此く迷ひ行くが糸惜ければ、此く家も広し、庭も広し。 然ば、此に居て念仏も申せ」と云ければ、尼喜て、其の家に居ぬ。 食物など宛て哀れめば、尼、限無く喜て、家主の女に云く、「此くて徒にして候に、苧を給へ。 績 つみ て奉らむ」と云へば、女、「何ぞの苧をか績まむ」と云へども、尼、強に乞て、人より真心に吉く績て取せたれば、女、「広き所なれば、念仏もう申さしむが為に居 すゑ たらむとこそ思ひつるに、此る事をさへ真心に為るこそ哀れなれ」とて過ぐる程に、三四年許にも成ぬ。 而る間、尼、家主の女を呼て云く、「己は明後日に死候ひなむとす。 沐浴し侍らむや。 年来哀れび給ひつる事の喜 うれし く侍れば、死なむ時の事、見せ奉らむと思ふ也。 此の事、人に語り給ふべからず」と云て泣事限無し。 家女、此れを聞て、哀び悲びて、人に此の事を語らず。 既に其の日に成ぬれば、尼に沐浴せさせて、浄き衣を着せつ。 家女、一間許を去 のき て見居たれば、此の尼、音を高くして、前々の如く念仏を唱へて居たる程に、夜に入て、「子丑の時許に成ぬらむ」と思ふ程に、後の畠の中に、世に知らず微妙 めでた き光、俄に出来れば、家女、此れを見て、驚き怪て、「此れは何なる事ぞ」と思て見居たれば、亦、麝香の薫などにも似ず、奇異に馥ばしき香、匂ひ満たり。 空より紫の雲、其の辺に涌き居て見えければ、家女も此れを見て、念仏を申入て有る程に、尼は居乍ら西に向て掌を合て、額に宛て失にけり。 家女、世に此く奇異 あさまし く、微妙き事を見つる事を悲び貴びて、泣々く礼拝しけり。 仏菩薩聖衆の来り給ふとは見えざりけり。 紫雲光りなどは、慥に見けり。 亦、其の尼の移り香、女、移して後まで持たりけり。 家女も紫雲光りを見、其の香を聞けむは、此れを思ふに、定めて罪人には有らじ。 「遂に願へば往生する事も有なむ」とぞ思ゆる。 此れを聞く人、皆悲び貴びけり。 然れば、往生する人は、皆、兼て其の期を知て、此く人に告ぐる也。 此れを聞て、人、皆心を発して念仏を唱へて、極楽を願ふべしとなむ語り伝へたるとや。

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りっしんべんに尼

天香久山周辺の空中写真。 1985年撮影の2枚を合成作成。 を基に作成。 太古の時代にはから続く山裾の部分にあたり、その後の浸食作用で失われなかった残り部分といわれている。 山というよりは小高い丘の印象であるが、古代から「天」という尊称が付くほど三山のうち最も神聖視された。 天から山が2つに分かれて落ち、1つが(愛媛県)「天山(あめやま)」となり1つが大和国「天加具山」になったと『伊予国』逸文に記されている。 また『阿波国風土記』逸文では「アマノモト(またはアマノリト)山」という大きな山が(徳島県)に落ち、それが砕けて大和に降りつき天香具山と呼ばれたと記されている、とされる。 の東にあることにより太陽信仰の地であったともいわれる。 現在、山頂からはを望むことができ 、その山頂にはを祭神とする國常立(くにとこたち)神社があって、2つの小さな祠のうちの1つにはが祀られている。 山の北麓には占いを司る櫛真智命神(くしまちのみことのかみ) を祭神とし、境内のがに用いられてきた天香山(あまのかぐやま)神社 、南麓にはのの伝承地とされる岩穴や巨石を神体とした天岩戸(あまのいわと)神社がある。 また東側には県立「万葉の森」が造られ 、山の南東部には香久山公園(44,084平方メートル)が整備されている。 古代より畝傍山とともに神事にもちいる陶土の採集場所として知られる。 天香久山には赤埴と白埴の2種があるとされ、赤埴は山頂のが風化したものとみられている。 「天」を含む「 天香 久山」と「 天香 具山」、および「天」を含まない「香 久山」と「香 具山」の各表記があるが、のでは「天香久山」としており 、本記事ではこれに従う。 名勝としては「香具山」である。 橿原市では地区の名称を「香久山」としており、北北東約2キロメートルに位置するのにある駅もである。 なお、のも天香久山の北側約2キロメートルに位置する。 (かしわでうじ)の本拠地にして、妃・の生家である。 山の北の地名は(かしわてちょう)である。 古来などで歌われてきた。 万葉集には単独で9首詠まれており、全体で13首に登場する。 その中で香久山の表記は香具山、香山、香来山、高山、芳来山、芳山と一定しない。 以下に代表的な歌を記す。 の歌 「大和には 群山あれど とりよろふ 天の香具山 登り立ち 国見をすれば 国原は 煙り立ち立つ 海原は かまめ立ち立つ うまし国ぞ あきづ島 大和の国は」(巻1-2) 「山常庭村山有等取與呂布天乃香具山騰立國見乎為者國原波煙立龍海原波加萬目立多都怜𪫧 國曽蜻嶋八間跡能國者」• の歌 「香具山は 畝傍ををしと 耳梨と 相争ひき 神代より かくにあるらし 古(いにしへ)も 然(しか)にあれこそ うつせみも 妻をあらそふらしき」(巻1-13) 原文「高山波雲根火雄男志等耳梨與相諍競伎神代従如此尓有良之古昔母然尓有許曽虚蝉毛嬬乎相挌良思吉」• の歌 「春過ぎて 夏来たるらし 白たへの 衣干したり 天香具山」(巻1-28)• の歌 「わすれ草 わが紐に付く 香具山の 故(ふ)りにし里を 忘れむがため」(巻3-334)• 作者不詳 「いにしへの 事は知らぬを われ見ても 久しくなりぬ 天の香具山」(巻7-1096)• の歌 「久方の 天の香具山 このゆふべ 霞たなびく 春立つらしも」(巻10-1812) 脚注 [ ]• 『』大日本図書、1903年6月18日(Japanese)。 「『阿波國ノ風土記ノ如クハ、空ヨリ降リタル山ノ大キナルハ、阿波國ニ降リタルヲアマノリト山ト云、其山ノクダケテ大和ニフリツキタルヲ、アマノカク山ト云トナン申、先覺 萬葉鈔』著者は伊予国の故事が誤って伝わったものかと推測している。 『アマノリト』は版によっては『アマノモト』と記され、こちらが正しいとも( 上代歴史地理新考)」• の祭神でもある。 真弓常忠『天香山と畝火山』、1971年。 成迫法之 2010-11-11. 全国地質調査業協会連合会「技術フォーラム2010」. りっしんべん()に「可」。 参考文献 [ ]• 『奈良県の歴史散歩 下 奈良南部』奈良県高等学校教科等研究会歴史部会、山川出版社〈歴史散歩 29〉、2007年。 関連項目 [ ]• (迦具土、加具土) - 天香具山の香具やの語源ともいわれる。 - 別名の一つは天香具山命。 外部リンク [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 - 国指定文化財等データベース().

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りっしんべんに尼

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