レミゼラブル あらすじ。 海外ドラマ「レ・ミゼラブル」NHK総合で放送 感想と作品解説

レ・ミゼラブルを時代背景から考察。フランス革命との関わりや歴史とは

レミゼラブル あらすじ

概要 原題:Les miserables 制作:英BBC 放映年:2018年 各話約60分 全6話 (国内版は1話約45分、全8話になっています) 仏作家ヴィクトル・ユーゴーの小説を原作とし、何度も舞台化、映像化されている作品です。 英国では2018年に放映されましたが、国内では2019年9月にAXNミステリーチャンネルで放映され、2020年3月に地上波NHK総合での放映がはじまりました。 本作はミュージカルになっていない点や、これまであまり語られなかった、コゼットが生まれる前のファンテーヌが描かれている点などが特徴らしいので、従来の作品を知っている方も新鮮な気持ちで見ることができそうです。 スポンサーリンク 全体のあらすじ ナポレオンによる革命戦争が終わろうとしているころのフランス。 貧困な生活から1本のパンを盗んだために投獄された主人公ジャン・バルジャンは、19年の刑期を終えて出所します。 しかし元囚人であるバルジャンは先々で冷遇されていました。 彼が人間不信と憎悪の塊になっていく中、ミリエル司教の温情に触れ、心を入れ替えて誠実な人間として生きていくことを誓います。 一方、パリの工房で働いているファンティーヌは、裕福なフィーリックスと出会い恋に落ちます。 娘コゼットを授かりますが、フィーリックスが突然実家に帰ってしまいシングルマザーに。 身寄りはなく、生活が困窮を極める中、バルジャンと出会います。 第1話 あらすじ 1815年フランス。 ワーテルローの戦いのあと、戦場で金品を漁っていたテナルディエは、偶然、ポンメルシー大佐の命を救いました。 第1話なので誰が誰なのかぜんぜんわかりません。 ただ司教の寝室に忍び込んだ主人公ジャン・バルジャンが、何かを手に取った場面で終わりました。 何が起こるのか非常に気になります。 2020年3月15日放送 第2話 あらすじ ジャン・バルジャンは教会で暖かくもてなされますが、銀食器を盗んで逃げ去りました。 すぐに憲兵に捕まって連れてこられると、ミリエル司教はバルジャンをかばい、誠実に生きるように諭して解放します。 その後、放浪するバルジャンは、少年プティ・ジェルベが持っていた40スー(2フラン)硬貨を奪い取ります。 しかしミリエル司教の言葉を思い出し、後悔してジェルベに硬貨を返そうとしますが、少年の姿はすでにありませんでした。 4年経ったらバルジャンは人々から信頼される人物になっていました。 原作ではそれまでの経緯ももう少し詳しく描かれているのかもしれませんが、やや唐突な気がします。 あるとき、トゥーロン徒刑場で看守だったジャベールが警部となってモントルイユに赴任してきました。 ジャベールは、マドレーヌ市長の言動から彼が元囚人のジャン・バルジャンではないかと疑いはじめます。 そうだとしたら、ジャベールは、少年ジェルベから金銭を盗んだジャン・バルジャンを見逃すことはできません。 バルジャンの工場では、ファンテーヌに子どもがいることがわかります。 ファンテーヌは、不採用になることを恐れて子どものことを隠していたのですが、嘘を付いていたことを許せないバルジャンは、彼女を解雇するのでした。 ジャン・バルジャンことマドレーヌのもとで働くことになったファンテーヌですが、早速解雇されました。 展開早いですね。 もう少しじっくり話を進めて欲しい気もします。 2020年3月22日放送 第3話 あらすじ ポンメルシー大佐は瀕死の状態にありました。 義父ジルノルマンに育てられている息子マリウスとの面会を許されると、恩人であるテナルディエのことを忘れないように遺言を残して亡くなります。 一方、マドレーヌ市長(ジャン・バルジャン)の工場を解雇されたファンテーヌは、テナルディエ夫妻から娘コゼットのためとして、多額の養育費を頻繁に要求されていました。 髪や歯、自分の身体まで売ってお金を稼ぎますが、苦しい生活を続けているうちに身体をこわします。 あるとき客とトラブルを起こし、ジャベール警部率いる憲兵に連行されそうになると、騒ぎを聞きつけてマドレーヌ市長が現れました。 髪も歯もなく、やつれているファンテーヌを見たマドレーヌは、原因は自分にあると責任を感じ、彼女を引き取って介抱します。 そしてコゼットを呼び寄せることを約束します。 その後ジャベール警部がやってくると、ジャン・バルジャンが逮捕され、ジェルベ少年の硬貨を盗んだ罪で裁判が行われるといいます。 ジャン・バルジャンとは自分のことなのに、逮捕されたとはどういうことでしょうか。 コゼットを迎えに行くか、それとも裁判を確認しに行くか。 選択を迫られたマドレーヌは、女工場長にコゼットを迎えに行くように命じると、裁判の傍聴に向かいます。 裁判での被告人は案の定、偽物でした。 えん罪による裁判を見過ごすことができないマドレーヌは、自分が本物のジャン・バルジャンであることを明かします。 バルジャンはその場で逮捕され、ジャベール警部によって連行されますが、途中、女工場長に遭遇しました。 コゼットのことを尋ねると、女工場長はコゼットを迎えに行っていませんでした。 バルジャンはジャベール警部の制止を振り切ってファンテーヌの元に駆けつけますが、ファンテーヌはコゼットに会えないまま息を引き取ります。 バルジャンは再び徒刑場に投獄され、その頃テナルディエの宿に預けられているコゼットは、ファンテーヌからの仕送りが止まり、夫妻から奴隷のような待遇を受けていました。 バルジャンは1500フランでコゼットを引き取りました。 バルジャンは第1話で少年プティ・ジェルベから40スー(2フラン)硬貨を奪いましたが、これが2000円ぐらいらしいので、1500フランはおよそ150万円といったところでしょうか。 テナルディエはさらに金銭を要求するため、バルジャンとコゼットのあとを追って脅迫しますが、バルジャンに撃退されます。 その後、バルジャンとコゼットはパリのアパートを借りて暮らしはじめ、コゼットはバルジャンを実の父親のように慕い始めます。 そんなとき、パリ市警のジャベール警部のもとには、モンフェルメイユで起きた女児誘拐事件が報告されます。 テナルディエはコゼットを高額で売りつけましたが、バルジャンに撃退されたことを逆恨みし、誘拐されたと届け出たのです。 1500フランもの大金を得たにも関わらず債務不履行を出すテナルディエ夫妻には呆れるばかりです。 一方でジャベールの勘の鋭さと実行力が際立ちます。 バルジャンとコゼットが住むアパートの管理人は、素性の知れない二人を不審に思っていました。 人相書きを見ると警察に通報します。 警察がアパートに迫り、バルジャンとコゼットは脱出します。 しかし街はすでに封鎖されていました。 警察の追跡をかいくぐって修道院へ逃げ込みますが、ジャベールが足跡を追ってやってきます。 女修道院長は、修道女からバルジャンが信用できる人物であることを聞きます。 修道女は、かつてファンテーヌの看病に当たっていた女性でした。 女修道院長はバルジャンをかくまい、ジャベールを追い返します。 そしてバルジャンには庭師として住み込みで働くことを許可します。 第1話は1815年のワーテルローの戦いからはじまりました。 どのくらいの年月が過ぎたのかわかりませんが、ワーテルローの戦いでナポレオンが失脚したあとのフランスは、ブルボン王朝が復活し、民主主義を進めようとする革命派と、もともとの王国を支持する王党派が対立していました。 1830年の7月革命でブルボン王朝が再び倒されるまで混乱は続きます。 あるとき、ジャン・バルジャンはみすぼらしい身なりをした娘から慈悲を乞われました。 彼女は羽振りの良さそうな紳士であるバルジャンを見かけ、金銭をだまし取ろうと以前から目を付けていたのです。 そうとは知らないバルジャンは、彼女の家族が待つアパートの一室にコゼットとともに向かいます。 そこには、ジョンドレットと名を変えたテナルディエが住んでいました。 娘はテナルディエの娘エポニーヌだったのです。 テナルディエは、エポニーヌの連れてきた紳士がジャン・バルジャンだと気づくと、口止め料をねだります。 バルジャンは指名手配犯だからです。 バルジャンも相手がテナルディエだと気付きましたが、手切れ金を用意することにします。 このとき、テナルディエの部屋の隣室にはマリウスが住んでいました。 アパートの壁は薄く、所々破損しているため、隣で起きている騒動はすべて聞こえます。 テナルディエがバルジャンを襲う計画を立てていることがわかると、マリウスは警察のジャベール警部に相談します。 2020年4月12日放送 第6話 あらすじ ジャン・バルジャンがお金を持ってやってくると、テナルディエは仲間たちとバルジャンを襲います。 隣の部屋で様子をうかがっていたマリウスは、隣に住んでいる男が父の恩人であるテナルディエであることを知ります。 しかしジャベール警部から預かっていた銃で空砲を撃って合図すると、外で待機していた警官たちがなだれ込みました。 ジャン・バルジャンはいち早く逃げ去り、テナルディエたちは逮捕されます。 ジャベールはテナルディエの娘たちを釈放しましたが、テナルディエ夫妻の徒刑場送りを命じます。 しかしテナルディエは仲間の手引きで脱獄。 ジャン・バルジャンの家を探し出して襲撃しようとしましたが、娘のエポニーヌに阻止されました。 一方、マリウスはエポニーヌのおかげでコゼットの家がわかりました。 コゼットと再会すると、結婚の許しを得るために実家に戻ります。 しかし祖父ジルノルマンと再び仲たがいしてしまいます。 テナルディエはジャン・バルジャンへの報復を忘れません。 改めて襲撃計画を立てます。 ジャン・バルジャンはエポニーヌからテナルディエの襲撃計画を聞かされ、コゼットを連れて引っ越します。 そのころパリでは、王政に反対する市民たちによる暴動が起きていました(六月暴動)。 六月暴動について ナポレオンが失脚したのちブルボン朝が復活しますが、1830年の七月革命で国王シャルル10世が退位します。 市民たちはそのまま王政の廃止を要求しますが、結局はオルレアン公ルイ・フィリップが国王に即位してしまいます(七月王政)。 1832年春。 コレラが流行し、王政の支柱であったペリエ首相とナポレオン傘下のラマルク将軍が亡くなります。 ペリエ首相は国葬が行われましたが、国民に人気のあったラマルク将軍の葬儀は質素なものでした。 これを契機に、王政に不満を抱く市民たちがバリケードを作って抗議運動を起こします。 これが「六月暴動」です。 2020年4月19日放送 第7話 あらすじ パリでは暴動が起きています。 ジャベール警部は、ジャン・バルジャンが暴動に加わっていると考え、アンジョルラスたちのバリケードに潜り込みます。 しかし警察官であることが露見し、捕らわれてしまいました。 マリウスはコゼットを訪ねますが、ジャン・バルジャンとともに引っ越したあとでした。 コゼットに振られたと思い込んだマリウスは、自暴自棄になって暴動に参加します。 市民と軍との戦いが激しくなる中、マリウスは命を落としそうになりますが、エポニーヌが犠牲となって助かります。 エポニーヌは、自分の想いを伝えると、密かに盗んでいたコゼットからの手紙を渡して息を引き取りました。 手紙には転居先の住所が書かれていました。 マリウスは、返事を書いてガブローシュに届けさせます。 しかし手紙を受け取ったのはジャン・バルジャンでした。 マリウスの存在を知ったバルジャンはバリケードに向かいます。 バリケードにやってきたバルジャンは、市民たちが自由のために必死に戦う姿を目にすると、自然と協力していました。 そしてマリウスを見つけますが、自分の身をなげうって運動に参加する姿に感銘を受けます。 市民たちは次第に追い詰められ、アンジョルラスやクールフェラックといった学生、ガブローシュのような子どもまで命を落としていきます。 そして捕らわれているジャベールを見つけたバルジャンは、彼を解放。 傷ついたマリウスを背負って下水路へと脱出します。 自分のことを憎み、執拗に追い続けてくるジャベールを逃がすジャン・バルジャン。 自分だったらできるだろうかと考えました。 2020年4月26日放送 第8話 あらすじ 瀕死のマリウスを背負ったジャン・バルジャンは、出口を探して下水路をさまよっていました。 そこへ、警察に追われ、下水路を住処としていたテナルディエが現れます。 テナルディエは、バルジャンがマリウスを運んでいる姿を見ると、バルジャンは彼を殺してお金を盗んだと勘違いし、バルジャンから金をせびり取りました。 そして代わりに下水路の出口を教えます。 バルジャンが外に出ると、テナルディエを探していたジャベール警部がちょうどやってきて、バルジャンは捕まってしまいます。 連行中、ジャベールはバルジャンの頼みを聞き、マリウスをジルノルマンのもとに届けると、バルジャンの家に立ち寄りました。 バルジャンが就寝中のコゼットを一目見て外に出ると、ジャベールの姿はありません。 バルジャンは解放されたのです。 警察署に戻ってきたジャベールは、ジャン・バルジャンのことを考えます。 バルジャンは、執拗にバルジャンのことを追い続けていたジャベールを助けました。 また、バルジャンのもとからコゼットを奪い取ろうとするマリウスを助けました。 これまでジャベールがやってきたことはなんだったのか。 ジャベールは自問します。 バルジャンを勝手に釈放した責任を取って辞表を提出すると、川に身を投げます。 瀕死だったマリウスは、意識を取り戻します。 そしてコゼットとの結婚を祖父ジルノルマンに許されます。 二人の結婚が決まると、バルジャンはマリウスに自分がもと囚人であることを明かし、コゼットには秘密にするように願いました。 そして結婚の仕度金として65万フランという大金を二人のために用意します。 第1話でバルジャンが少年から盗んだお金が40スー(2フラン)でおよそ2000円らしいと書きました。 だとすると、65万フランは6億5000万円ぐらいでしょうか。 コゼットとマリウスが結婚し、二人が新婚旅行から戻ってくると、テナルディエが待っていました。 テナルディエは、バルジャンがもと囚人であることを明かすと、最近も下水路で人を殺し、強盗していたことを理由にマリウスを脅迫します。 このときまで、マリウスは自分を助けてくれた人物が誰なのか知りませんでした。 しかしテナルディエとの会話から、それがジャン・バルジャンだったことがわかります。 バルジャンは、テナルディエがいうような極悪人ではないのです。 コゼットもバルジャンの正体を聞いて驚きますが、マリウスを助けたのがバルジャンと知って胸をなで下ろします。 マリウスは、警察に通報すると脅してテナルディエを追い払います。 しかしテナルディエを亡き父の恩人と信じているため、再起するための資金を渡しました。 その後、コゼットとマリウスがバルジャンを訪ねると、姿がありません。 コゼットには思い当たる場所がありました。 かつてバルジャンが世話になった教会を訪ねると、バルジャンを見つけます。 バルジャンはコゼットにもと囚人であることを知られることを恐れていましたが、コゼットは知ってしまいました。 しかしバルジャンを罪を償うための行為を重ねてきました。 コゼットは、バルジャン愛していることを告げます。 バルジャンは、はじめて自分が他人に愛されていることを知りますが、もう高齢となっていました。 コゼットとマリウスに見守られて静かに息を引き取ります。 罪の意識に悩まされてきたジャン・バルジャンですが、最後は愛されて亡くなりました。 それなりにハッピーエンドかと思ったのですが、孤児と思われる子どもが二人、物乞いしているシーンで終わっていきます。 誰かが救いの手を差し伸べるのかと見ていましたが、みな目の前を通り過ぎるだけです。 テナルディエも生きてます。 なかなか皮肉なエンディングです。 2020年5月3日放送 スポンサーリンク 登場人物 ジャン・バルジャン 演:ドミニク・ウェスト 貧しい生活から1本のパンを盗んだため、19年間投獄されていました。 出所後も人々から冷遇され、人間不信に陥りますが、ミリエル司教に出会ったことで心を入れ替えます。 しかし、貧しい少年の持ち金を盗んだことがあり、ジャベール警部から追われます。 名前を変えて暮らしていく中、ファンテーヌに出会い、彼女の娘コゼットを引き取ると実の娘のように愛します。 ミリエル司教 演:デレク・ジャコビ 出所してきたジャン・バルジャンを教会に泊めてもてなします。 バルジャンが教会の銀食器を盗んで逮捕されると、「私が持たせたものだ」といって釈放させます。 人間不信に陥っていたジャンは、司教の考えと行動に大きな感銘を受けます。 ジャベール警部 演:デヴィッド・オイェロウォ トゥーロンにある徒刑場(徒刑とは、重犯罪者を孤島などに送って労役させるものです)の看守を経て刑事に。 「犯罪は絶対悪」という信念のもと、ジャン・バルジャンを追い続けます。 ファンテーヌ 演:リリー・コリンズ 孤児だった彼女は、パリの工房でお針子として働いているとき、裕福な学生フィーリックスと恋愛関係になり、娘コゼットを未婚のまま出産。 フィーリックスが突然故郷へ帰ってしまったため、テナルディエに娘を預けて働きに出ますが、給金はテナルディエに詐取され、生活は困窮します。 コゼット 演:エリー・バンバー ファンテーヌとフィーリックスの娘。 幼いとき、母ファンテーヌはコゼットをテナルディエに預けて働きに出たため、母親のことをほとんど覚えていません。 テナルディエのもとで不遇な生活を送っていたところをジャン・バルジャンと出会います。 フィーリックス 演:ジョニー・フリン パリに留学している金持ちの学生。 ファンテーヌと恋に落ちますが、親に呼び戻されます。 ポンメルシー大佐 演:ヘンリー・ロイド・ヒューズ ワーテルローの戦いで重傷を負ったところをテナルディエに救われ、彼を命の恩人と思っています。 同じころ妻を失い、義父ジルノルマンからは息子マリウスと会うことも禁じられます。 ジルノルマン 演:デビッド・ブラッドリー マリウスの祖父。 王党派(仏革命で倒されたブルボン王朝の支持者)なため、ブルボン王家を倒して皇帝になったナポレオンを憎み、彼のもとで軍人となった婿ポンメルシー大佐を嫌っています。 演じるデビッド・ブラッドリー氏は映画「ハリー・ポッター」などにも出演されていますが、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」ウォルダー・フレイの印象が強烈です。 マリウス 演:ジョシュ・オコナー ポンメルシー大佐の息子。 祖父のジルノルマンに育てられ、保守的思想をたたき込まれますが、家を出てアパート暮らしをはじめると、成長したコゼットと出会います。 テナルディエ 演:アディール・アクタル パリ郊外のモンフェルメイユで宿屋を営む、強欲な男。 ワーテルローの戦いでは軍曹として従軍したと自称しますが、実際は戦場で金品を漁っていました。 そのときの利益で宿屋を開きます。 しかし宿屋の経営は行き詰まり、ファンテーヌから預かったコゼットをただで働かせると、養育費や治療費をファンテーヌに請求します。 テナルディエ夫人 演:オリヴィア・コールマン テナルディエの妻。 夫同様、お金のことしか考えていません。 自分の娘エポニーヌを溺愛しますが、コゼットを虐待します。 エポニーヌ 演:エリン・ケリーマン テナルディエ夫婦の娘。 一家が破産し、パリのアパートに引っ越すと、隣室のマリウスに恋心を抱きます。 ガブローシュ 演:リース・イエーツ テナルディエ夫婦の息子。 両親から放棄されて育ちます。 アンジョルラス 演:ジョセフ・クイン マリウスの友人で、学生たちの革命グループ「ABC友の会」を創設。 ラマルク将軍の葬儀を機に六月暴動を起こし、バリケードを築いて政府に抵抗します。 その他 修道院長(ジョージー・グレン)・・・ジャン・バルジャンとコゼットをかくまいます。 シンプリス(ナタリー・シンプソン)・・・修道女 クールフェラック(アーチー・マデクウェ)・・・マリウスの友人で「ABC友の会」のメンバー。 グランテール(ターロック・コンヴェリー)・・・マリウスの友人で「ABC友の会」のメンバー。 スポンサーリンク 原作を読む ヴィクトル・ユーゴー執筆の原作は、1862年に発表され、以来、フランス文学の代表作のひとつとして世界的に読まれています。 日本では、1900年代はじめに「ああ、無情」のタイトルで翻訳され、ヴィクトル・ユーゴーの名前が知られることになりました。 フランス文学者にして無類の愛書家・鹿島茂氏が、1879年出版のユーグ版に掲載された木版画挿絵から選んだ230葉をもとに、骨太なストーリーラインを追いつつ、そこに描かれた当時の社会情勢、風俗を微に入り細を穿った解説、一読で『レ・ミゼラブル』の全体像を把握できるつくりになっている。 なぜジャン・ヴァルジャンは、パリのその街区に身を隠したのか? 里親から虐待を受けるコゼットが、夜店で見ていた人形はどこ製か? 長大な傑作の全貌がこれ一冊でわかる(Amazon紹介文)。 Amazonで見る BBCドラマ「レ・ミゼラブル」は、字幕版がAmazonで配信されています。 Amazonのアカウントを持っている方は、1話あたり100円でレンタル、200円で購入可能となっています。 「字幕で見たい」「通勤中にスマホで見たい」といった方は検討してみてもよいかもしれません。 なお、2020年3月現在、プライム会員特典にはなっていません。 プライム会員でも費用が別途必要です。 Amazonのアカウントを持っていない場合は、入手する方法をで解説しています。 ご興味ある方はご参照ください。 Amazonは誰でも無料で利用できますが、メールアドレスが必要です。 支払いはクレジットカードかAmazonギフト券を使うことになります。 その他のおすすめドラマ 「レ・ミゼラブル」に興味を抱いた方は、こちらのドラマもおすすめです。 モダン・ラブ 〜今日もNYの街角で〜 ニューヨーク・タイムズに連載する人気コラム「Modern Love」に投稿された記事をもとにドラマ化したAmazonプライムオリジナル作品。 全8話、各話30分程度の短編集になっています。 フリーバッグ 性欲が強くて盗難癖があり、下品で皮肉屋の女性が、恋人や家族との人間関係を壊していきます。 しかし彼女はそのことに悩んでいました。 下ネタとブラックジョークにあふれたAmazonプライムオリジナルドラマ。 2019年エミー賞コメディドラマ部門作品賞受賞。 ロマノフ家の末裔 〜それぞれの人生〜 ロシア・ロマノフ家の末裔だという人々に起こったできごとを描いたアンソロジードラマです。 「マッドメン」シリーズの脚本家マシュー・ワイナーが脚本・製作・監督をこなしました。

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レ・ミゼラブル

レミゼラブル あらすじ

『レ・ミゼラブル』 2012 は2012年に公開されたアメリカ・イギリスで合作されたミュージカル映画。 1862年に発表された ヴィクトル・ユーゴーの小説『レ・ミゼラブル』をもとにしたミュージカルを映画化したものです。 キャストには主役のヒュー・ジャックマンをはじめ、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、エディ・レッドメインなど主役級の豪華俳優陣が集結。 1998年版ではジャン・バルジャンとジャベールの関係に焦点が絞られている関係で、劇中にジャベールが身投げをするシーンで映画は終わります。 ちなみに2012版ではジャベールが身投げをしてからも続きます。 『レ・ミゼラブル』 2012 2012年版もヴィクトル・ユーゴーの小説『レ・ミゼラブル』を原作にしていますが、 2012年版はミュージカル化されたものをもとにして製作されています。 つまり、ミュージカルの映画化作品。 そのため原作とは多少違った部分があります。 監獄から出た時、すでに46歳となったバルジャンは人間社会に対して憎悪を抱いていたが、司教との出会い、そして慈愛により生まれ変わる。 以来、マドレーヌと名乗り、産業で成功し、人望を集めて市長となった。 マドレーヌ市長の正体がジャン・バルジャンであると知り、彼を監獄へ送り込もうと執拗に追い掛け回す。 自分の信念が崩壊してしまったジャベールは投身自殺をする。 コゼットという娘がいるが、テナルディエ夫婦に預けている。 工場を解雇されると貧困にあえぎ、売春に走る。 胸の病気を患い、27歳という若さで死んでしまう。 テナルディエ夫婦に預けられていたが、酷い待遇を受けていた。 ファンティーヌから託されたジャン・バルジャンにより引き取られ、美しい女性に成長していく。 暴動による瀕死状態をジャン・バルジャンにより救われる。 命の危機を脱したあと、コゼットと結婚式をあげた。 そのため、日本語吹替はなく、全て英語。 なかにはセリフが歌で吹替がないため、敬遠する人もいるかもしれませんが、それはもったいない! セリフが歌でも十分楽しめますし、本作ではその歌こそが見どころとなっています。 なんといっても 出演者の圧倒的な歌唱力。 感情のこもった抜群の歌唱に惹きこまれます。 なかでもアカデミー賞、ゴールデングローブ賞で助演女優賞を受賞した アン・ハサウェイの演技力と歌唱力はともに圧巻。 ファンティーヌ役として出演したアン・ハサウェイは冒頭部分にしか出ていないのですが、大きな存在感を見せ、自らの境遇を嘆いたシーンが印象に残りました。 助演女優賞を2つも受賞した理由がよく分かりますし、納得します。 『レ・ミゼラブル』 2012 では豪華キャストの圧倒的な歌唱力に注目! 極太な人間ドラマ 『レ・ミゼラブル』 2012 は 極太な人間ドラマが描かれています。 過酷な運命をたどり、愛に生きたジャン・バルジャンの生涯をはじめ、貧困にあえぎ、病で死去するという悲しい運命をたどったファンティーヌ。 宿敵だったジャン・バルジャンに助けられ、自分の絶対的信念が崩壊し、投身自殺をしてしまうという最期になったジャベール。 他にも革命で散った青年たちやコゼットとマリウスの愛が描かれ、 観終わったあとは深い感慨を得ることができます。 それは映画の制作陣が素晴らしかったこともありますが、 やはり無視できないのは原作の素晴らしさ。 原作を読んでいなくても十分楽しめますが、できれば原作を読んでから観るのがおすすめ。 映画では個々のエピソードがほとんどカットされています。 そのため原作を読んでからのほうが登場人物のバックグラウンドがよく分かり、映画をより楽しむことができます。 感慨も一味増すでしょう。 映画レビューサイトでのレビューをいくつかまとめると、 ・「力強く心に響いて、もう感動の嵐」 ・「スケールが違いすぎる。 素晴らしい時間だった」 ・「最高の作品。 ラストシーンは涙が止まらない」 など絶賛の嵐。 低評価な声としては 「歌が多すぎる」というものがありました。 しかし、 「全く抵抗なく観れる」という声も多くあるので、ここは評価が割れるところなのでしょう。 日本のレビューサイトの点数では 5点満点中4. 0と高評価。 ミュージカル映画として高い評価を得ました。 『レ・ミゼラブル』 2012 のまとめ.

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帝国劇場 ミュージカル『レ・ミゼラブル』

レミゼラブル あらすじ

解説 ビクトル・ユゴーの小説「レ・ミゼラブル」で知られ、現在は犯罪多発地区の一部となっているパリ郊外のモンフェルメイユを舞台に、現代社会が抱えている闇をリアルに描いたドラマ。 モンフェルメイユ出身で現在もその地に暮らすラジ・リの初長編監督作品で、2019年・第72回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。 第92回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートもされた。 パリ郊外に位置するモンフェルメイユの警察署。 地方出身のステファンが犯罪防止班に新しく加わることとなった。 知的で自制心のあるステファンは、未成年に対して粗暴な言動をとる気性の荒いクリス、警官である自分の力を信じて疑わないグワダとともにパトロールを開始する。 そんな中、ステファンたちは複数のグループが緊張関係にあることを察知するが、イッサという名の少年が引き起こした些細な出来事から、事態は取り返しのつかない大きな騒動へと発展してしまう。 2019年製作/104分/G/フランス 原題:Les miserables 配給:東北新社、STAR CHANNEL MOVIES スタッフ・キャスト フランスで社会問題になっている都市郊外のスラム化が、ヨーロッパ全土に、ひいては全世界に広がっていく。 発展から取り残された低所得者用住宅、通称バンリューには、アフリカ移民の2世、3世はもちろん、麻薬ディーラー、イスラム教徒、ロマのサーカス団たちが、一触即発の状態でひしめき合っている。 街を パトロールする警官たちはすでに正義のなんたるかを忘れ去り、差別や恐怖を通り越した荒廃が彼らの心を蝕んでいる。 ある日。 そこで発生した警官による無防備な移民少年への発砲事件が、遂に、積りに積もったフラストレーションに火を付ける時、そこにあるカオスは今の世界共通の問題であることに気づかされる。 皮肉にも、文豪ヴィクトル・ユーゴーによる代表作の舞台になった同じ街で展開する物語は、実際にそこに住む監督、ラジ・リの実体験に基づいているとか。 「レ・ミゼラブル 悲惨な人々 」と言うタイトルが、これほどまでリアルに響くとは驚きだが、監督の目は彼ら個々人ではもちろんなく、人々をそうしてしまった犯人、つまり、政治と社会に向けられている。 ビクトルユーゴーの「レ・ミゼラブル」と同じタイトルだが、ジャンバルジャンもコゼットも出てこない。 舞台は現代のパリ、その下町と言えばいいのか。 起きる出来事全てはジリジリと緊張感を高めてゆくが、エンタメ特有のカタルシスはどこにもない。 なぜならその全てが、すでに結末に対する検証だからだ。 そしてその結末は、見た者の心の中にしか存在しない。 これはひとつの寓話であり、たとえ話を用いた実験映画なのではなかろうか、とさえ感じてしまった。 突き付けられて、国も人種も関係なく我が身を振り返るための。 だが確かに人は、何もしゃべれず右も左も分からないところから、始まるのだ。 そこへどんな種をまいて育てるのか。 あらゆる地域でモメごとが勃発し続けている今、 私たちはちゃんと未来を育てられているのか。 2018年W杯優勝に沸くシャンゼリゼから始まる物語。 『あゝ無情』の舞台として有名なパリ郊外の街モンフェルメイユ。 シェルブールから異動してきた警官ステファンが配属されたのは犯罪防止班BAC。 同僚のクリスとグワダとともに街を巡回しているとロマのサーカス団と黒人グループの小競り合いに遭遇する。 サーカス団の檻からライオンの子供が黒人の少年に盗まれたと逆上する団長をなだめ、犯人探しをする3人。 あっけなく犯人の少年イッサを見つけるが・・・。 多様な民族がそれぞれのイデオロギーを保ちながらギリギリのバランスで暮らすゲットーに充満したルサンチマンに火を放つのはほんの些細な出来心。 崩壊の序曲が高らかと奏でられる中に佇むイッサの瞳に浮かぶ何かに魂が揺さぶられます。 本作全編に漲っているものに似たものは世界中に漂っていて、それはマスクをするしないのような小さな種火であってもあっという間に燃え広がる。 そんな絶望と背中合わせで生きる我々にできることは何かを終幕後にじっくり考えさせられる作品。 抜け出すことの出来ない貧困が横たわる廃墟のような街での2日間をリアルに描き出すラジ・リ監督の憤りと優しさを湛えた演出が深い余韻を残します。 今作を観ながら真っ先に思ったのが、マチュー・カソヴィッツの『憎しみ(1995)』という作品。 当時私が観ていたフランス映画と言えば、ベッソン、ルコント、ベネックスが中心だったので、フランスの貧困地区を舞台にしている作品を観るのは『憎しみ』が初めてで、酷く衝撃を受けました。 それから、約25年。 1995年からフランスの貧困地区は何も変わってなく、むしろ時代と共に更に酷くなっている印象を受けました。 貧しい大人達はなす術がなく、子供達は犯罪を犯す。 貧困層は更生のチャンスも与えられず、政府も根本的な解決をするつもりがない様にみえます。 今作が公開される少し前から新型コロナウイルスが世界中で流行しましたが、作品の中で描かれる貧困層のライフスタイルを観ていると、彼らが新型コロナウイルスの感染から身を守れない事が容易に分かります。 密集し衛生的でない住環境、仕事はサービス業が中心。 現に新型コロナの死者の大半は、貧困層と移民です。 政府が無策であれば、この新型コロナウイルスをきっかけにして、今後更に経済格差は広がり続けます。 今後の更なる経済格差の広がりは、日本も例外ではありません。 私はフランス映画を鑑賞しているのに、今作から政治が腐敗し落ち続ける日本社会を想像してしまいました。 落ちていく社会を描いた『憎しみ』で語られたラストのセリフ、『ここまでは大丈夫』のどの地点に私は日本はいるのだろうかと。 落ちていきながら何度も確かめた。 ここまでは大丈夫、ここまでは大丈夫…。 大切なのは落下ではなく、着地だ。

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