愛 なん だ 2019。 【ネタバレ考察】『愛がなんだ』5億点大傑作!今泉力哉監督が描くストレイシープのゆらぎチェ・ブンブンのティーマ

愛がなんだ(2019)

愛 なん だ 2019

全部が好き。 でも なんでだろう、私は彼の恋人じゃない 恋愛映画の旗手、今泉力哉監督が<直木賞作家>角田光代のみずみずしも濃密な片思い小説を見事に映画化! ヒリヒリして、恥ずかしくて、でも、どうしようもなく好き… この映画には、恋のすべてが詰まっています。 【STORY】 猫背でひょろひょろのマモちゃんに出会い、恋に落ちた。 その時から、テルコの世界はマモちゃん一色に染まり始める。 会社の電話はとらないのに、マモちゃんからの着信には秒速で対応、呼び出されると残業もせずにさっさと退社。 友達の助言も聞き流し、どこにいようと電話一本で駆け付け(あくまでさりげなく)、平日デートに誘われれば余裕で会社をぶっちぎり、クビ寸前。 大好きだし、超幸せ。 マモちゃん優しいし。 だけど。 マモちゃんは、テルコのことが好きじゃない・・・。 『愛がなんだ』 (2019年/日本/123分) 出演:岸井ゆきの、成田凌、深川麻衣、若葉竜也、穂志もえか、中島歩、片岡礼子、筒井真理子、江口のりこ 監督:今泉力哉 原作:角田光代「愛がなんだ」(角川文庫刊) 脚本:澤井香織、今泉力哉.

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映画『愛がなんだ』は恋愛依存というより“東京依存”の物語だ。ネタバレ、評価、感想。

愛 なん だ 2019

今日の映画 『 愛がなんだ』 引用: 監督: 脚本:澤井香織 原作: 出演者: あらすじ 28歳のOL山田テルコ。 マモルに一目ぼれした5カ月前から、テルコの生活はマモル中心となってしまった。 仕事中、真夜中と、どんな状況でもマモルが最優先。 仕事を失いかけても、友だちから冷ややかな目で見られても、とにかくマモル一筋の毎日を送っていた。 しかし、そんなテルコの熱い思いとは裏腹に、マモルはテルコにまったく恋愛感情がなく、マモルにとってテルコは単なる都合のいい女でしかなかった。 テルコがマモルの部屋に泊まったことをきっかけに、2人は急接近したかに思えたが、ある日を境にマモルからの連絡が突然途絶えてしまう。 結論から言うと、 これは私の映画だ!!!!観に行って本当に良かったです。 1人でも多くの人に観てほしいのは勿論ですが、呪いのようにあなたを縛って離さない、そんな恋愛をしたことがある人には絶対に観てほしいです。 鑑賞後に監督のを覗くとこんなツイートが。 ああ、この人が作った映画が私の心に響かない訳がない…そう思いました。 美男美女で映画つくるのなんて絶対やだって思ってた。 美男美女は恋愛なんてうまくいってると思ってたから。 でもそうでもないって知った。 見ためが整ってるからって簡単にしあわせになれたりしてないのよ。 どんな人もまあうまくいってないのよ本当に。 みんなの憧れのあの人もあなたと同じ人間なんだよ。 私は「そ、それだけ…?!?!」と思いましたが、この作品、彼女と同じ感想になる人も一定数いると思います。 理解できない、響かないどころか、登場人物たちを「間違っている」「気持ち悪い」と思う人すらいると思います。 主人公・ テルコ()は、 マモちゃん()が大好きで、マモちゃんのためなら何だってします。 でも、テルコはマモちゃんの恋人ではありません。 見かねたテルコの友達・ 葉子()は、マモちゃんに都合よく使われているテルコに対して「あんな男やめなよ。 」というような助言をし続けます。 それが故に、登場人物たちの気持ちや行動が理解できない人は誰にも感情移入できず、逆に理解できる人はどこまでも自己投影し続けられます。 でも、どちらの気持ちになってもいいんです。 観た人が感じた気持ちこそが正解です。 映画の面白さがここには詰まっています。 誰にも感情移入できなかった人も、こういう人たちがいるんだって知るだけで、この映画を観る価値があると思います。 先程の文章だけ読むと「マモルと葉子クソじゃん…」と思うかもしれませんが、彼らにも彼らなりの事情や悩みがあります。 マモルも葉子も悪気はないんです。 テルコやナカハラの気持ちを利用してやろうとか、傷付けてやろうとかそういう気持ちはないんです。 監督自身もインタビューで「明確な悪役を作ることを避けている。 」というようなお話をされていました。 フィクションだということを忘れそうになる、日常に溶け込んだ演技 引用: とにかくキャスティングが最高です。 観終わった今、これ以上のキャスティングは考えられないです。 出演者の一覧の中に1人でも好きな役者さんがいたら、観に行って損はないと思います。 マモルから電話があったり、嬉しいことを言われた後のテルコの笑顔を見た瞬間、ああこの役は岸井さんのものだと確信しました。 個人的に、初めてすみれさんに会った日の帰り道のシーンがとても好きです。 マモちゃんがおせっかいなテルコに対して「あ、ほんとに?じゃあ覚えといて今言ったから。 」って早口で言うシーンが好きです。 予告にもあるので是非見てください。 悪気のないクソ男感が絶妙。 おいしいじゃねえよ!!!!!(好き) さん。 今まで深川さんの演技をきちんと観たことがなかったのですが、凄く良かったです。 衝撃でした。 今泉監督の前作『 』も観ます。 鑑賞中に「ん?これ……?ええっ、?!?!?」ってなりました。 私の中では、若葉さん=『 葛城事件』の次男だったのですが、今回良い意味でそのイメージが覆されました。 真っ直ぐで、優しくて、でもどこか情けない…毛布でくるんであげたくなるような、素敵な演技でした。 今作を観に行こうと決めたのは、他でもない、チャラついた江口さんが観たかったからです。 「何なんだこの女は…」「でも、なんか憎めない!嫌いになれない!」という絶妙な雰囲気!!めちゃくちゃ良かったです。 抱かれたい。 吸っている煙草がボックス(硬い箱)ではなく、ソフト(柔らかい箱)だったのを見て、「分かる!!!!!!!!」って100回くらい叫びました。 メインで出ているのは以上の5名ですが、他にもさんやさんなどが出演されており、またその演技がいいこと……。 お芝居だということを忘れそうになるほど、自然で日常に溶け込んでいます。 フィクションではなく、今日隣の家で起こっていてもおかしくないと思うほど、私たちの生活と距離の近い作品です。 だからこそ、自然にこの世界を受け入れ、登場人物たちに感情移入できたと思います。 必要以上に泣かせたり、叫ばせたりしないところに今泉監督のセンスも感じました。 私が惹かれた、食べ物と飲み物の描写 引用: この作品、食事シーンがめちゃくちゃ多いです。 冒頭で主人公・テルコは、風邪を引いたマモちゃんに 土鍋でうどんを作ってあげます。 テルコは1人の時はコンビニ弁当やラーメンを食べていますし、家にラーメンのストックがたくさんあったことから、料理好きではないと思われます。 でも大好きなマモちゃんの為ならこれくらい朝飯前なのです… って、風邪引いてる時にこんなこってりしたもの食えるわけねーだろ…!この空気の読めないうどんこそが、テルコのマモちゃんへの愛情であり、マモちゃんにとってのテルコです。 そしてそれと対になるように、物語終盤でマモちゃんがテルコに作るのは、 冒頭でテルコが作ったうどんとは手間の掛け方が段違いのとある食べ物。 この食べ物が、マモちゃんのテルコへの気持ちを分かりやすく伝えてくれていると感じました。 しかもこのシーン、原作ではマモちゃんの料理ではなく居酒屋で外食なんですよね。 私はこのシーン、映画版の見せ方が凄く好きです。 他にも、例えばビールやが出てくるシーンでは、金麦・・の3種類が、350mlと500mlの缶で使い分けられて登場します。 これらの 作中に登場する様々な食べ物や飲み物が、登場人物たちのその時の気持ちや関係性を絶妙に表現しているなと感じました。 こういう、セリフにはしないけどしっかり意味がある演出が本当に素敵です。 最後に こちらのインタビュー動画の内容がとても興味深かったので、シェアさせてください。 私が挙げた現実味のある演技や、食事シーンについてのお話もされていました。 ネタバレはありませんが、個人的には鑑賞後に見た方が「なるほど。 」となる部分が多いと思います。 私は序盤はテルコに感情移入していたのですが、物語中盤で「あれ、私…テルコじゃなくてマモちゃんに似てない?あの人にならホイホイついていくのに、あの人には凄く冷たい態度とったことあるんじゃない…?」と気付いて、心臓を毒槍で一突きされたような気持ちになりました。 最早トラウマ映画です。 でも、私は、私の気持ちに寄り添ってくれるこの映画が大好きなんだ…! 観終わったらきっと誰かと話したくなります。 「ナカハラ、幸せになりたいな!!」とか「テルコ、バカだけどなんか分かるわ~」とか「意味分からなかったけどかっこよかったw」とか、人の数だけ感想が生まれると思います。 自分の恋愛を振り返ってちょっぴり情けない気持ちになったり、それでも誰かのことを想う気持ちが消せなかったり、自分を取り巻くこの世界がなんだか愛おしく思えたり……色んな感情にさせてくれます。 本当に、この作品にはこの言葉がふさわしいと思います。 すみれさんのLINEを開いて、閉じて…でも1時間以上あった帰り道で、通話ボタンを押すことはできませんでした。 この苦い思い出も含めて、『 愛がなんだ』は私にとって大切な1本になりました。 この作品が、この記事を読んでくれたあなたにとっても大切な1本になりますように。 今泉監督の次回作『』も楽しみです。

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映画『愛がなんだ』に愛とは恋とは、って思考を飛躍させられた【レビュー】

愛 なん だ 2019

10連休となった今年のゴールデンウィーク。 『名探偵コナン 紺青の拳』や『アベンジャーズ/エンドゲーム』、『名探偵ピカチュウ』といった大作映画がランキング上位を賑わせる中、連日満席・立ち見続き、しかも観客の大多数が10代後半~30代の女性、もしくはカップルで埋め尽くされる事態となったのが、主演・岸井ゆきの、監督・今泉力哉による。 4月19日の公開から3週間ほどたつが、上映館は広がる一方で、リピーターも現れ始めている。 『愛がなんだ』がそこまで世の女子たちを夢中にさせるのは、なぜだろうか? 主演に岸井さん、共演に成田凌、深川麻衣、若葉竜也、江口のりこなど多彩な俳優を迎え、直木賞作家・角田光代の原作小説を新世代の恋愛映画の旗手と呼ばれる今泉監督が映画化した本作。 昨年の第31回東京国際映画祭・コンペティション部門に、日本映画として『半世界』とともに出品されたことも話題となった。 28歳のOL・テルコ(岸井さん)は一目ぼれしたマモル(成田さん)に超絶なまでの片思いをしており、ひとたび電話がくればニヤニヤを隠しながら彼のもとに駆けつけ、朝まで飲みに付き合い、そのまま体を重ねる。 自分のすべてをマモルに捧げるあまり、親友・葉子(深川さん)からは冷たい目で見られ、仕事も失う。 その葉子は年下男子のナカハラ(若葉さん)を振り回す日々。 さらにマモルは、個性的な年上の女性・すみれ(江口さん)に実らぬ思いを募らせている。 そもそも、このビジュアルにかかるキャッチコピー自体が「全部が好き。 でもなんでだろう、私は彼の恋人ではない。 」という心がザワつくもの。 『愛がなんだ』といいながら、「結局、愛ってなんなんだろうね?」と誰かと語り合いたくなる恋愛劇に魅了される人が増殖中なのだ。 「テルちゃんの気持ち 凄く分かる」「身に覚えのあるシーンばかりでグサグサ」といった、テルコをはじめ登場人物たちに自らの経験を重ね合わせる女性たちの声や、劇中のテルコさながら「金麦買って飲みながら歩いて帰ってる。 家に着きたくない」「とてつもなく彼に会いたくなりました」と余韻にひたる声、「愛がなんだみて 余計になんだってなった」「愛が正しいか間違っているか、すごく考えさせられる映画」といった声など、実にさまざまな感想が連なっている。 そして今泉監督もこうした感想ツイートをこまめにリツイートし、ファンたちに本作に込めた思いを投げかけ、拡散を続けている。 映画『愛がなんだ』を気に入ってくれた方には、山下敦弘『どんてん生活』犬童一心『ジョゼと虎と魚たち』井口奈己『人のセックスを笑うな』トッドヘインズ『キャロル』ヴィンセントギャロ『バッファロー'66』ソフィアコッポラ『SOMEWHERE』黒沢清『CURE』今泉力哉『サッドティー』見てほしいです。 曖昧な関係の人と見に行って、帰りに軽く飲んで、終電気にしてたのに映画の感想に夢中で逃してどちらかの家に帰って、軽く飲み直して、セックスして、別れよっか、やっぱやめとこ、またね、までがセット。 「愛がなんだ」&「サッドティー」地獄セット。 愛がなんだ、1人で観たからそのあととりあえず色んな人に観たら教えて~~と連絡した。 皆自分なりに命かけてまっすぐで、テルコちゃんがさみしさを消化しようとして笑ってるのを見て、こちらが悲しくなった。 40分歩いて「愛がなんだ」 観てきました これを観たあとに 友達と恋バナをしたら 量産的な女子トークではなくて、 それぞれの本質みたいなものを擦りながら、深く危ういトークを繰り広げられる気がする。 そんな女友達がほしい。 あれ?なんかズレたぞ。 — 柳ゆり菜 Yngyrn0419 こうした「観た後に語りたい!」という声の高まりを受け、監督や岸井さん、成田さん、主題歌を手がける「Homecomings」らを迎えたさまざまなトークイベントが実施される中、ついに5月10日には 「あえて映画館で映画上映なしで愛を考える90分:『愛がなんだ』をひたすら語る夜」がテアトル新宿にて開催。 映画館なのに映画を上映しない、前代未聞のトークだけのイベントが行われた。 共感もある一方、「決してこうなりたいと思わない登場人物だらけだが、なぜこの群像劇がここまで魅力的か不思議、そして最高!」「最初はマモルのだらしなさ、テルコの恋愛依存に辟易しながら観ていたが、不思議と最後は嫌な感じがしなかった」といった声が挙がる本作。 そんなキャラクターたちを見事に体現した俳優陣とキャスティングの妙も注目の的だ。 とりわけ今回は、「まんぷく」で姉妹役を演じたばかりの深川さんとの共演で興味を引かれた人も多いだろう(撮影は本作のほうが先)。 「岸井ゆきのさん、可愛かった」「平成のアデル(『アデルの恋の物語』)とも言える怖さを岸井ゆきのの可愛さが浄化」「こんな形の愛もあるのかと切なくなった。 尽くしまくるテルちゃんかわいかった」「見た事あるもん…あんな顔、こんな顔、と思えるくらいに岸井ゆきのと成田凌が上手い」など、マモルへの執着が危ういほどのテルコがどこか愛しく、切なく見えるのは、岸井さんが醸し出す親しみやすさや日常性があればこそ。 昨日は朝から「愛がなんだ」を。 (テアトル新宿、超満員!)あー、こういうの20代あるーっていう互いに一方通行な恋愛狂想曲なんだけど、どこかユーモラスで意地悪じゃなくて品が良い。 狂ってることを自覚している岸井ゆきのちゃん演じるテルコはむしろ頼もしいし、ゆきの史上最高に可愛く撮れている! — ひうらさとる@ホタルBABY連載中 marikosatoru また、都合よくテルコに接しながら、卑怯なほどの色気で観客をも魅了する成田さんは、「サイテー男の無自覚の酷さを観客の皆さんと共有したい」と事前に語っていたが、その期待を裏切らない彼史上最高のハマリっぷり。 放っておけないだらしなさやダメさ加減、罪深い優しさと自惚れ、すべてに説得力を持たせており、「成田凌が好青年の役なのかなと思ってちょっと不安だったが、実際にはいつものクズな役だったので安心した」とも言われるほど。 もちろん、「元乃木坂46の深川麻衣さんがめっちゃ素晴らしすぎた アイドルの時と印象が変わっていて驚いた」「江口のり子さんのスパイスが効いてる」「ゆきのちゃんも光ってたが都合のいい男のナカハラっち役若葉さんがとても良かった」「若葉竜也さん、光ってました」と、それぞれの演技を推すコメントも多く、本作を機に彼らもいっそう人気を集めるはずだ。 「片思いと言っても切ない系の話ではなく一歩間違えればストーカー。 ラストまでぶれない彼女の振る舞いが愛そのものなのだろうか」「こういう恋愛は不毛だ! のひとことで片付けてはいけない」「ただの片想いでは済まされないお話。 全てが生々しくてちょっとこわかった。 少し共感してしまう自分も怖い…」「恋愛っちゅーもんは惚れた方が負けなんすよ笑笑」「愛と執着は紙一重な気がする」と、それぞれの恋愛観をめぐらせて答えを探そうとする声からも、それは伺える。 傍目から見れば、誰ひとりして幸せな恋愛をしているようには見えない彼ら。 しかし、「そんなの、愛って言うな!」と断言できるほど、愛とは何なのかをしたり顔で語れる人などいるのだろうか? こうした宿題を与えてくれるからこそ、金麦買って歩いて帰りたくなってしまうのだ。 『愛がなんだ』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。 《text:Reiko Uehara》.

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