次亜塩素酸水とアルコールを混ぜる。 間違えると危険!次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違いとは?

混ぜるな危険!何と何を混ぜたらダメ?身の回りから化学実験までの事故例を紹介

次亜塩素酸水とアルコールを混ぜる

とても優れた除菌力を持つ『次亜塩素酸』。 近年では店頭やネットなどで『次亜塩素酸』と書かれた製品をよく見かけるようになってきました。 しかしこの『次亜塩素酸』製品を詳しく見てみると、『次亜塩素酸水』と説明されている製品や『次亜塩素酸ナトリウム』と説明されている製品があることに気が付きます。 名前も用途も似ているこれらの製品ですが、どこが違うのでしょうか? また、このふたつを間違って使用すると危険な場合もあるようです。 そのため、それぞれの特性を知ることは安心・安全な除菌作業をおこなう上でとても重要なことになります。 今回は、この『次亜塩素酸水』と『次亜塩素酸ナトリウム』の特性やその違いについてご紹介いたします。 次亜塩素酸水とは 次亜塩素酸水についてWikipediaには、「塩酸または演歌ナトリウム水溶液を電気分解することにより得られる、次亜塩素酸(HClO)を主成分とする水溶液である。 」と記載されています。 原材料や製造方法などの厳しい基準を満たしたものは、厚生労働省により食品添加物(殺菌料)として認可されています。 また、次亜塩素酸水は水溶液のpH(水溶液の性質をあらわすもの)が2. 2~7. 0前後(酸性~弱酸性・中性)となっています。 ちなみに中性に近いものほど人体に安全、離れれば離れるほど人体に危険とされています。 ここでは以下に、次亜塩素酸水のメリット・デメリットや利用方法について説明します。 次亜塩素酸水のメリット 次亜塩素酸水は殺菌消毒効果にとても優れており、あらゆる微生物を不活性化します。 さらに、消臭効果にもとても優れており、臭いの原因となる物質を匂わない物質に変化させることができます。 臭いは基本的に無臭です。 反応時に少し塩素臭がしますが、すぐに消えます。 希釈せずに原液のまま使用することもできるので、薄めるための水が必要なく手軽に使うことができます。 さらに次亜塩素酸水は、急性毒性・反復投与毒性・遺伝毒性・皮膚累積刺激性試験・眼刺激性試験などの結果、異常がないことが確認されており、皮膚についたり口に入ったりしても問題ないとされています。 次亜塩素酸水のデメリット 次亜塩素酸水は反応速度がとても速いため、汚れたままの状態で使用するとその汚れと反応して水になってしまい除菌効果が薄くなってしまいます。 そのため、あらかじめ汚れを取り除いて綺麗に掃除してから仕上げの除菌として次亜塩素酸水を使用することがのぞましいでしょう。 加えて次亜塩素酸水は保存期間が短く、数か月で効果が薄くなったり効果がなくなったりするため、長期保存することができません。 次亜塩素酸水の利用方法 噴霧などによる空間除菌・消臭をすることができます。 また、布製品の除菌・消臭やうがい・手洗いなど、直接肌が触れてもいいような使い方ができます。 次亜塩素酸ナトリウムとは 次亜塩素酸ナトリウムについて、Wikipediaには「次亜塩素酸のナトリウム塩である。 化学式はNaClO。 水溶液はアルカリ性を示す。 」と記載されています。 また、次亜塩素酸ナトリウムは水溶液のpHが12. 5~13. 5(強アルカリ性)となっています。 ここでは以下に、次亜塩素酸ナトリウムのメリット・デメリットや利用方法について説明します。 次亜塩素酸ナトリウムのメリット 次亜塩素酸ナトリウムは比較的低価格な製品が多く、通販だけでなくドラッグストアなどでも販売されているため入手しやすくなっています。 高濃度のものならば次亜塩素酸水と比べると安定していて長期保存することができます。 さらに漂白効果にとても優れており、 殺菌消毒効果もあります。 次亜塩素酸ナトリウムのデメリット 次亜塩素酸ナトリウムの大きな特徴として、強烈な塩素臭が発生することがあげられます。 さらに、次亜塩素酸ナトリウムは使用用途により決められた割合で希釈しなければならないため、薄めるための水が必要になります。 加えて、強アルカリ性であるため、直接肌に触れると肌表面のタンパク質を溶かしてしまい手荒れなどの問題が起こってしまいます。 また、酸性物質と混ぜると有毒な塩素ガスが発生してしまいます。 そのため、取り扱いには細心の注意が必要となります。 次亜塩素酸ナトリウムの利用方法 衣類のしみ抜き・漂白やカビ取りなど、直接肌に触れないような使い方をします。 次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違いとは? ここまでは、次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムについて説明してきました。 これまでの説明から、次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの主な違いは水溶液のpHが異なることによる特性の違いだと言えるのではないでしょうか。 そのため、安全性や取り扱い時における注意点なども違うものになってきます。 ここでは以下に、その違いを理解していないがために起きてしまう可能性のある危険について説明します。 スプレーによる噴射 次亜塩素酸水は人・ペットや環境にも安全なものなので、スプレーなどで噴射して空間除菌や消臭をおこなうことができます。 しかし、次亜塩素酸ナトリウムは強アルカリ性のため、加湿器などで噴霧したりスプレーなどで噴射したりすると、人体に悪影響を与えてしまいとても危険です。 人やペットへの利用 次亜塩素酸ナトリウムは皮膚や粘膜に対して非常に強い刺激を与えてしまうため、直接触れることのないよう注意しなければいけません。 そのため、次亜塩素酸水と勘違いして次亜塩素酸ナトリウムを人やペットに直接使用してしまうと非常に危険なのです。 洗剤を混ぜることによる事故 強アルカリ性である次亜塩素酸ナトリウムを酸性洗剤と混ぜると有毒な塩素ガスが発生してしまいます。 次亜塩素酸水と比べて、次亜塩素酸ナトリウムの取り扱いには細心の注意が必要になります。 違いを理解して安心・安全な除菌生活を! 次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違いについてご理解いただけましたでしょうか? これらの違いを理解することは、安心・安全な除菌作業をするのにとても役に立つことでしょう。 使用時の問題点に注意しながら次亜塩素酸を賢く活用し、どうぞ快適な除菌生活をお送りください。 Wikipedia Wikipedia 備える.

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エタノールと次亜塩素酸水を混ぜたら?

次亜塩素酸水とアルコールを混ぜる

次亜塩素酸水ってどんなもの? 次亜塩素酸水は、 食塩水や塩酸を電解することによって得られる水溶液で、高い殺菌効果と消臭効果があるといわれています。 また2002年6月より、厚生労働省から食品添加物として承認を受け、その使用基準や成分規格が定められています。 人の体内でもつくられる次亜塩素酸は、細菌を攻撃する免疫においても使われていることで知られています。 また 有機物と接触することによって水に戻るため、環境や人に対して安全性が高く、食品添加物としては殺菌料として野菜の色の維持、調理器具などの消毒などに、医療分野では強酸性電解水として医療機器を消毒するためなどに使われています。 また家庭ではキッチンやトイレなどの殺菌・消臭、ペットの臭い対策、室内の消臭などに使われます。 そのほか、食品工場や病院、介護施設など、さまざまな場所で広く使用されています。 また、他には主に以下のような特徴があります。 安全性が高い• 直接目に入ったり、肌に触れたりしても特に問題ない• 少量であれば万が一飲んでも、害がない• 有機物と触れることで分解するため、残る心配もない 高い殺菌・消臭効果• 多くの細菌やウイルスに対して除菌効果があるとされる• 有機物と接すると分解するため、消臭効果も期待できる 次亜塩素酸水って、どうやって使うの? 次亜塩素酸水には、主に以下のような使い方が挙げられます。 キッチンやトイレなどの除菌、消臭 三角コーナーやシンクの除菌、まな板や包丁など調理器具の除菌などに活用できます。 またトイレにおいては便器や床、壁などへスプレーすることによって強い消臭効果が期待できます。 またその高い消臭効果から、ごみ箱など臭いの気になるところへの利用も適しています。 100~200ppmの濃度に薄めたものをスプレーボトルに入れておくと、キッチンまわりやテーブルの除菌など、さまざまなところで使うことができます。 ウイルス対策 次亜塩素酸水は、ノロウイルスやインフルエンザウイルスを殺菌するために有効といわれています。 名前の似ている「次亜塩素酸ナトリウム」もウイルスに対する殺菌効果がありますが、強いアルカリ性という性質があります。 そのため、金属を腐食させる、肌のタンパク質を溶かすなど、取り扱いには注意しなければなりません。 この点、 次亜塩素酸水は次亜塩素酸ナトリウムと比較するとノロウイルスへの効果が数十倍という検証結果があるため、安心して使用することができます。 ただし、次亜塩素酸水は有機物と接すると水に戻るため、ノロウイルスに感染した人の嘔吐物などを一度綺麗にし、水拭きをした後にスプレーをするなどの方法が効果的です。 またインフルエンザウイルス対策として消毒用エタノールを使った場合には手が荒れることがありますが、次亜塩素酸水では皮膚への影響もなく安心して使うことができます。 アレルゲンの除去 花粉やダニなどに含まれ、アレルギー症状を引き起こす物質のことをアレルゲンといいます。 花粉は部屋の換気時や外出の際に着ていた衣服に付着するなど、普段の生活から容易に室内へ入り込まれます。 次亜塩素酸水のスプレーをすることにより、空中に浮遊している花粉とくっついて落下させることができると考えられています。 また、衣服にスプレーすることによっても、アレルゲンを効果的に除去することができるといわれています。 次亜塩素酸水を使うときの注意点は? 次亜塩素酸水を使う場合には、主に以下のようなことに注意しましょう。 手洗い 次亜塩素酸水には手を洗浄するはたらきはないため、 通常通り石鹸やハンドソープなどで手を洗った後に、次亜塩素酸水を使って殺菌・除菌しましょう。 治療 次亜塩素酸水は水虫の治療や口腔内の洗浄、虫歯予防などにも利用されることがありますが、 次亜塩素酸水による水虫の治療や虫歯予防などに医学的根拠が乏しい上に、次亜塩素酸水は医薬品・医薬部外品として認められているものはないため、どちらも自己責任で行いましょう。 使い方 次亜塩素酸水は直接微生物に触れることで、殺菌・除菌効果を発揮します。 次亜塩素酸水を使う場合には、油汚れなどの汚れは事前に取り除いてから殺菌・除菌したい箇所にスプレーしましょう。 保存方法 次亜塩素酸水は、温めるとより効果が得られるといわれています。 ただし、高温下にさらされる、直射日光に当たる場合には次亜塩素酸水の濃度が低下すると考えられます。 したがって、遮光した場所で常温で保存してください。 またその際、小分けにして早めに使い切りましょう。 おわりに:次亜塩素酸水は高い殺菌効果と消臭効果をもち、安全性が高い 次亜塩素酸水はその安全性の高さから、家庭や介護施設、病院などさまざまな場所で使われています。 注意点を考慮し、消臭や除菌などに活用しましょう。

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【医師監修】次亜塩素酸水とは?次亜塩素酸ナトリウムと何が違うの?

次亜塩素酸水とアルコールを混ぜる

そもそも殺菌とは、有能な殺菌剤とは 3つの殺菌剤を解説する前に、そもそも殺菌とは、どのような行為なのか解説します。 殺菌とは、病気を引き起こす「病原性微生物」や、人の健康を害する「有害微生物」を殺すことをいいます。 悪者だけを叩き、損害を最小限にする 微生物には、ウイルス、細菌、真菌、原虫がありますが、すべてが病原性だったり有害だったりするわけではありません。 人にとって有益な微生物もたくさんあります。 したがって殺菌剤の有能さは、病原性微生物と有害微生物だけを叩き、有益な微生物は叩かない能力を持っているかどうかで決まります。 また、微生物が付着している対象物に損害を与えないことも、殺菌剤には求められます。 病原性微生物が問題になるのは、それが付着している対象物が機能しないときです。 例えば、新型コロナウイルスは、世界中を恐怖に陥れた病原性微生物ですが、これが森のなかに存在し人間界に入ってこなければ、殺菌する必要はありませんでした。 新型コロナウイルスを殺菌しなければならないのは、それが人の体内に入って、肺炎などを引き起こすからです。 このとき、新型コロナウイルスを確実に殺菌できても、同時に人体にまで損傷を与えてしまう殺菌法は、採用できません。 新型コロナウイルス向けの殺菌剤は、「コロナを殺菌しながら、人の健康を害さない」ものでなければなりません。 例えば、アルコールで野菜を洗うと殺菌できますが、同時に野菜が傷んでしまいます。 オゾン水なら、野菜を殺菌しながら鮮度を落としません。 (オゾン水には鮮度保持効果がある) 殺菌作業では、このような選択が必要になります。 殺菌剤の能力を測るときの観点 オゾン水、アルコール、次亜塩素酸水の殺菌能力を測るときは、次のことに注意します。 どの微生物(ウイルス、細菌、真菌、原虫)を殺すのが得意なのか• 微生物が付着している対象物に損害を与えることはないか この2点に注意しながら、3つの殺菌剤の特徴をみていきましょう。 オゾン水の特徴 オゾン水とは、気体のオゾン(O 3)を水に溶け込ませた液体です。 ここではオゾン水・アルコール・次亜塩素酸水の比較を目的にしているため、必要だと思われる部分のみをピックアップしています。 より詳しくオゾン水を知りたい方は「」をご覧下さい。 オゾンは化学的にどのような存在なのか オゾン水の原料になるオゾンは自然界にも存在しますが、それを採取することは困難です。 オゾン水をつくるには、人工的にオゾンをつくらなければなりません。 オゾンの原料は、酸素(酸素分子、O 2)で、化学反応式は次のようになります。 さまざまなシーンで活用されるオゾン水 オゾン水は今、さまざまなシーンで殺菌剤として使われています。 白内障の手術の前に、患者の目をオゾン水で洗浄する• トイレに小型のオゾン水製造装置を内蔵させて、便器を洗う• 病院内の医療器具、机、椅子などの殺菌• 野菜や魚などの洗浄• 包丁やまな板、シンク、食器などの調理器具の殺菌• 精密機器の部品の洗浄 これまでアルコールや次亜塩素酸水などを使っていた企業や病院が、オゾン水に切り替えるケースも増えています。 アルコールには、手荒れの原因になったり燃えやすいという欠点があり、次亜塩素酸水には、塩素の発がん性という重大な問題があります(*1)。 オゾン水にはこうした欠点がありません。 amed. この性質によってOHラジカルは、近くの他の物質から「電子を奪う」行動に出ます。 電子が奪われると、その物質は分解してしまいます。 オゾンは、細菌の細胞壁を壊し、細胞内の染色体DNAを損傷し、細胞の生存に必要な酵素の活性を低下させます。 つまり、徹底的に細菌を殺します。 これが、オゾン水の殺菌のメカニズムです。 オゾンには消臭効果もあり、そのメカニズムは、殺菌のメカニズムとは異なります。 オゾンは、悪臭の原因となっている物質を、性質の異なる物質に変えて臭いを断ちます。 悪臭はさまざまな物質が混ざり合ってできますが、なかでも硫化水素は多くの悪臭の原因になっています。 硫化水素がオゾンと接触すると、硫黄(いおう)と水と酸素になります。 化学反応式は次のとおりです。 硫黄は無臭 「硫黄も悪臭を放つはず」と思われるかもしれませんが、それは温泉地をイメージしているからではないでしょうか。 実は、硫黄(S)は無臭で、温泉地で臭っているのは硫化水素なのです。 オゾン水のつくり方 オゾン水のつくり方には、バブリング式と低電圧電解式の2通りあります。 バブリング式は、オゾン発生器で生成した気体のオゾンを、水のなかに投入してオゾン水をつくる方法です。 バブリング式では、投入した気体オゾンがすべて水と混ざるわけではないので、高濃度にすることができません。 低電圧電解式は、水に電圧をかけて、オゾンを発生させる方法です。 電気の力で、水の成分の酸素(酸素分子、O 2)をオゾンに変えます。 発生したオゾンが水と混ざり合ってオゾン水ができます。 この方法のほうが、高濃度のオゾン水をつくることができます。 オゾン水のメリット オゾン水の殺菌剤としてのメリットはたくさんあります。 殺菌力が強い• 自然に酸素に戻るので、殺菌が終わったら放置するだけで無害になる• 原料(酸素または水)は無尽蔵にある• 薬害がない• 耐性菌をつくらない• 細菌の芽胞に対しても殺菌効果がある オゾン水の殺菌力は、強すぎることが短所になるくらいの威力があります。 細菌もウイルスも、短時間で殺すことができます。 オゾン水中のオゾンは、自然に酸素に戻るので、後処理が必要ありません。 次亜塩素酸水などの塩素系は残留性が高いので、殺菌したあとでしっかり洗い流す必要がありますが、オゾン水殺菌ならその手間が要りません。 オゾン水の原料である酸素または水は、無尽蔵に存在します。 オゾンやオゾン水をつくるには特別な装置が必要なので、初期投資は安いわけではありません。 しかし、装置さえ買ってしまえば、原料の調達コストは安いので、製造コストも抑えることができます。 オゾン水は薬剤を使わないので、薬害がありません。 耐性とは、殺菌剤に負けない力のことです。 細菌やウイルスは、一時的に殺菌剤に負けても、生き残る術を見つけて、耐性を身につけることがあります。 ある殺菌剤の耐性を身につけた耐性菌は、もうその殺菌剤では殺せません。 例えば、耐性菌によって抗生物質が効かなくなることが、医療界で大きな問題になっています。 抗生物質は、細菌をワンポイントで攻撃するだけなので、細菌に遺伝子をつくりかえる余裕を与えてしまい、それで耐性菌がつくられてしまいます。 しかし、オゾン水で殺された細菌は、耐性菌をつくることができません。 オゾンは細菌の染色体DNAを損傷するので、徹底的に細菌を殺すことができ、耐性菌を生み出す余裕を与えないからです。 芽胞とは、細菌のバリアのようなものです。 一部の細菌は、高温や低温、乾燥など、生存に適さない環境下に置かれると、芽胞という堅い殻をつくって休眠状態に入ります。 そして、生存に適した環境に変わると、芽胞から細菌が発芽して、再び活動し始めます。 オゾン水は芽胞のなかに入った殺菌をも殺します。 オゾン水のデメリット オゾン水のデメリットは次の2点です。 気体としてのオゾンは毒性がある• 短時間で酸素に変わってしまうのでつくり置きできない 高濃度の気体オゾンを人が長時間吸い込み続けると健康被害につながります。 これまでは気体オゾンのコントロールが難しかったことから、オゾン水の利用を躊躇することもありました。 しかし最近は、先ほど紹介したとおり、オゾン水生成器を小型化してトイレに内蔵できるほど技術が進化しました。 安全性も確保できるようになりました。 またが販売されるなどしています。 オゾンは自然に酸素に戻って殺菌効果が失われるので、オゾン水はつくってすぐに使わなければなりません。 保管の便利さについては、アルコールに分があります。 アルコールの特徴 アルコールは酒と呼ばれたりエタノールと呼ばれたりしますが、この3つはほぼ同じ意味です。 エタノールは、アルコールの一種で、酒に含まれるアルコールのことを、エタノールといいます。 アルコールは化学的にどのような存在なのか アルコールは化学的には「炭化水素の水素原子をヒドロキシ基(-OH)で置き換えた化合物」と定義されます。 代表的なアルコールであるエタノールの化学式は「C 2H 5OH」で、「語尾」に「OH」(ヒドロキシ基)があります。 アルコールは人類にとってとても便利な液体です。 それはアルコールには、無色、揮発しやすい、燃えやすい、有機物を溶かしやすい、という性質があるからです。 「揮発」とは、常温で液体が気体になることです。 燃える液体は、揮発しやすいほど燃えやすくなります。 それでアルコールは燃料に使われることがあります。 有機物を溶かしやすいことから、アルコールは溶媒としても重宝されています。 例えば、塗料は、アルコールに色の物質を混ぜたものです。 そしてアルコールといえば、飲料でしょう。 アルコールは胃や小腸で吸収されて血液に溶け込み、それが脳に回って脳を麻痺させます。 それが「酔った」状態です。 さらに殺菌作用もあります。 アルコールはどのように使われているのか さまざまなシーンで活用されるアルコール アルコールは人気のある殺菌剤です。 医療現場では、人の体(生体)から、医療器具や机、椅子、ベッドまで、なんでもアルコール洗浄しています。 食の領域でも、食材の洗浄や加工場の殺菌、飲食店のテーブルの消毒で、アルコールが使われています。 アルコールを利用した殺菌のメカニズム エタノール(アルコール)は、濃度が40%を超えると急激に殺菌効果が高まり、約70%で最高の殺菌力になります。 エタノール濃度が80%を超えると、殺菌効果が低下します。 細菌がアルコールに触れると、細菌の細胞膜が壊れたり、穴が開いたりします。 それで細菌の内容物が漏れ出て死滅します。 ただ、なぜアルコールが細菌の細胞膜を壊すことができるのかは、わかっていません。 またアルコールには、細菌が栄養を取り込もうとするのを邪魔する作用もあります。 それで細菌が餓死します。 アルコールのつくり方 アルコールは、デンプンや果実に、酵母や細菌を加えて発酵させることでつくることができます。 そのままでも酒として楽しめますが、それを蒸留すると、さらにアルコール濃度が高くなります。 殺菌に使われるアルコールは、合成アルコールといい、まったく別の方法で製造します。 合成アルコールの製造法には、直接水和法と間接水和法があります。 圧縮されたエタノールと、ガスを混ぜて250度にまで加熱した純水を混ぜて「粗アルコール」をつくります。 粗アルコールから、エチルエーテルやアセトアルデヒドといった不純物を除去して、エタノール度数を95%以上にします。 そのあと、水分を抜き取る脱水剤「ノルマルペンタン」を加えることで「無水アルコール」という超高濃度のエタノールが完成します。 このあと、各メーカーがアルコール濃度を調整するわけです。 アルコールのメリット 消毒液としてのアルコールのメリットは次のとおりです。 殺菌スピードが速い• 殺菌スピードをコントロールできる• 殺菌できる微生物の種類が多い(さまざまな微生物を殺すことができる)• 耐性菌ができない• 残留性がない• 毒性が弱い• 血液などの有機物によって効果が低下しにくい 殺菌スピードの速さは、殺菌剤として大きな魅力です。 また、アルコール濃度を変えることで、効果を出すスピードをコントロールすることができます。 例えば、濃度80%のアルコールなら、5分以内に細菌の細胞を破壊することができますが、8~20%にまで落とせば、30分~48時間かけて細菌を殺すことができます。 アルコールで殺すことができる微生物の多さも魅力です。 細菌からウイルスまで、幅広く対応します。 オゾン水同様、アルコールも耐性菌をつくりにくい物質です。 アルコールは短時間で細菌やウイルスなどを破壊するので、微生物に耐性を持つ「隙(すき)」を与えません。 アルコールは揮発性が高いので、殺菌したあとに残りません。 「殺菌力=毒性」が残留しません。 ヨードやオキシドールなどの消毒剤は、血液や体内分泌物などの有機物に触れると、殺菌力が低下してしまいます。 しかしアルコールには、有機物と混ざっても殺菌力が低下しにくい性質があります。 アルコールのデメリット アルコールのデメリットは次のとおりです。 細菌の芽胞に対して殺菌効果がない• 低温の場所で殺菌効果が低下する• 揮発することによってアルコール濃度が低下して、殺菌効果が下がる• 燃えやすく危険• 材質を変質させたり変色させたりする• アレルギーがある人が使うと、かゆみや発疹が起きたり、呼吸困難に陥ることもある• 手荒れの原因になる• オゾン水とは異なり、ノロウイルスやロタウイルスにはほとんど効果が期待できない オゾン水は、細菌の芽胞にも殺菌効果がありましたが、アルコールにはありません。 芽胞ないの細菌を殺すことができないので、「しっかりアルコール消毒したのに、後日、細菌が増殖した」という現象が起こり得ます。 次亜塩素酸水の特徴 次亜塩素酸水は、次亜塩素酸ナトリウムと名前が似ていますが、別物です。 次亜塩素酸ナトリウムも殺菌剤の1つですが、こちらは、他の液体と混ぜると毒ガスを発生させるなど、取り扱いが難しい薬品です。 漂白剤のハイターに入っているのが、次亜塩素酸ナトリウムです。 この記事では、取り扱いが楽な次亜塩素酸水について解説します。 次亜塩素酸水は化学的にどのような存在なのか 次亜塩素酸水は、次亜塩素酸を主成分とする液体で、食品添加物としても使われているほど、安全な物質です。 次亜塩素酸の科学式は「HClO」と書き、1個の水素原子(H)と1個の塩素原子(Cl)が、1個の酸素原子(O)に結合した構造を持ちます。 次亜塩素酸は安全性が高いのですが、塩素はとても危険な物質です。 塩素濃度900ppmの空間に人が入ると即死します。 ppmは、百万分の1という意味です。 次亜塩素酸水は無色透明で、無臭または、わずかに塩素の臭いがすることがあります。 次亜塩素酸水はどのように使われているのか 次亜塩素酸水は、厚生労働省が「食品添加物殺菌料」として指定しているので、カット野菜の工場や、生食用の鮮魚を扱う店、冷凍食品の工場などで洗浄剤として使われています。 ただし、殺菌後に次亜塩素酸水をしっかり落とす必要があります。 日本農林規格によって、次亜塩素酸水は、有機農産物をつくるときの使用可能農薬になっています。 また、薄い次亜塩素酸水なら、人が触っても飲んでも問題ありません。 それで手洗いや、うがいに次亜塩素酸水を使うこともあります。 次亜塩素酸水を利用した殺菌のメカニズム 次亜塩素酸水に含まれる塩素は、高い殺菌能力を発揮しますが、危険な物質なのでできればあまり使いたくありません。 そこで次亜塩素酸水に光が当たりました。 次亜塩素酸水のほうが、次亜塩素酸ナトリウム液より、塩素濃度が薄い状態で殺菌効果を発揮します。 次亜塩素酸水の製造装置メーカーによると、次亜塩素酸水の場合、塩素濃度が10~60mg/kgで殺菌効果が生まれますが、次亜塩素酸ナトリウム液で同じ効果を得るには、塩素濃度100~200mg/kgも必要になります(*2)。 次亜塩素酸は、細菌などの微生物の細胞内部に侵入し、細胞が生きるために必要な酵素や組織を破壊します。 そのため次亜塩素酸は、塩素濃度が薄くても、効率的な殺菌していくことができます。 濃度が高い次亜塩素酸は、「別の殺し方」で殺菌します。 高濃度の次亜塩素酸水では、水酸化合物イオン「OH —」が発生し、これが微生物の細胞壁や形質膜を壊していきます。 techcorporation. html 次亜塩素酸水のつくり方 次亜塩素酸水をつくる方法はとても簡単です。 水道水に塩を入れた食塩水に、プラスとマイナスの電極を入れて電気を流すと、プラス側に次亜塩素酸水ができます。 食塩水に電気を通すと、プラス極に塩素イオン「Cl —」が引き寄せられます。 これにより、気体としての塩素(塩素分子、Cl 2)が発生します。 化学反応式は次のようになります。 殺菌効果が高い塩素が含まれている• 塩素は残留しやすいため、効果が持続しやすい• コスト安• 薄めて使えば、皮膚に触れることも飲むこともできる 皮膚に触れても安全なことから、加湿器のなかに次亜塩素酸水を入れて、部屋全体を除菌することもできます。 病院や介護施設では、すでにその方法が試されています。 また、次亜塩素酸水には消臭効果があることから、ペットの臭い対策でも加湿器を使った方法が導入されています。 次亜塩素酸水のデメリット 次亜塩素酸水のデメリットは次のとおりです。 塩素が有機物と混ざると、発がん性があるトリハロメタンが生じる• 塩素が残留しやすい(殺菌後も残留してしまうと、害になることがある) 次亜塩素酸に含まれる塩素が生むトリハロメタンは発がん性があることがわかっています。 この欠点は致命的に思われるかもしれませんが、塩素の人類への貢献度を考えると、すぐに使用を中止することができません。 浄水場で塩素が使われているのは、水道水が長い配水管を通って家庭の蛇口に到着するまで殺菌力を失わないからです。 もし塩素を使わなかったら、別の殺菌剤を使って浄水場で水を殺菌しても、配水管のなかで再汚染されてしまうでしょう。 そうなれば、汚染された水が家庭の蛇口から出てくることになります。 次亜塩素酸水も、塩素を極力減らして使う必要があります。 まとめ~オゾン水に注目を オゾン水とアルコールと次亜塩素酸水は、いずれも優れた殺菌剤です。 それぞれの長所を活かせる場所と、それぞれの短所が出にくい場所を選んで殺菌すれば、高い効果を得られるでしょう。 この3つのなかで、オゾン水に注目してみてください。 オゾン水には他の2つにはない長所がありながら、アルコールや次亜塩素酸水ほど「メジャー」ではないので、検討されないことがあります。 しかしそれはもったいないことです。 <オゾン水が、アルコールより優れている点>• 脱臭効果がある• 燃えない• 皮膚に優しい• 環境への負担が小さい• 食材へのダメージが小さい• 菌やウイルスを確実に殺菌・不活化できる <オゾン水が、次亜塩素酸水より優れている点>• コスト安• 殺菌後に洗い流す必要がない(殺菌作業を効率化できる)• ぬめりを除去できる• 発がん性がない• 食材を直接殺菌してもダメージを与えない• を「殺菌剤の選択肢」に加えると、コストや安全性でもメリットを得られるでしょう.

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