もみじまんじゅうとは? 広島旅行のお土産に欠かせない存在「もみじまんじゅう」。 卵、小麦などを使用して作られたふわふわのカステラ生地の中に「あん」が入った焼き饅頭で、広島県の県花・県木である「もみじ」がかたどられているのが特徴です。 「あん」の定番はやっぱりこしあん! その他、粒あんや抹茶、クリーム、チョコ、個性豊かなフレーバーなど、さまざまな味が販売されていますよ。 生もみじや揚げもみじ(R)、チョコレートでコーティングしたものなど、変わり種もたくさん登場しどんどん進化している「もみじまんじゅう」の美味しさを、再発見してみましょう。 にしき堂 老舗店ならではの深い味わい。 原料、原産地、銘水などにこだわり、年中無休の工場から毎日店舗に焼き立てが届いています。 定番のこしあん以外にも、バリエーション豊かなもみじ饅頭が揃っているのが嬉しいところ。 ケーキのような味わいの「あたらしもみじ」、冷凍してもおいしい「チーズクリームモミジ」、酒粕のきめ細かな生地で香りも楽しめる「酒香もみじ」、ゆず風味に仕上げたお餅入りの「お餅もみじ」など。 もみじ饅頭(100円) 素材にこだわった、にしき堂を代表する定番商品! にしき堂を代表する定番商品と言えばこちら。 北海道産の小豆と日浦山湧水を使用したこしあんを、ふっくら焼き上げたカステラ生地で包んでいます。 程よい甘さであっさりとした素朴な味わいだから、飽きのこない一品として老若男女に愛されています。 生地には広島県産の餅粉と米粉を使用し、もちもち&しっとりとした食感が癖になるおいしさ! 材料のこだわりから生まれた上品な味わいを楽しむことができます。 赤もみじ(苺餡)、白もみじ(ミルク餡)、黒もみじ(黒ゴマ餡)、レモンもみじ、藻塩もみじなど、14種類の多彩なフレーバーを誇るもみじ饅頭が楽しめます! それぞれの特徴を生かした個性的なパッケージも印象的!お土産で喜ばれそうですね。 広島駅には広島駅ekie店(広島駅北口ekieおみやげ館内)、ひろしま銘品館店(広島駅新幹線柵内コンコース)の直営店があります。 広島空港では、商品を取り扱っているBLUE SKY、ANA FESTA、福屋広島空港ショップ、空港専門大店で購入することができますよ。 (コーティングチョコもみじは空港専門大店のみ、桜もちもみじはBLUE SKY、福屋広島空港ショップ、空港専門大店のみの取り扱いです。 ) もみじ饅頭(こしあん)(100円) 丁寧に作られたこしあんとカステラ生地が絶妙に合わさる上品な味わい 昔ながらのあっさりとした美味しさのもみじ饅頭。 何度も丁寧に水にさらしたこしあんをカステラ生地でふんわりと焼き上げています。 上品な味わいで、年配の方にも好評ですよ。 期間限定の洋風もみじ お饅頭の中にあんが入っている一般的なものとは違い、カステラ生地にチョコレートをコーティングしているのが特徴的。 ふんわりした生地の中に風味香るもっちりとした桜あんがたっぷり入っています。 もみじまんじゅうの製造は昭和初期頃から始まり、現在も昔と変わらず美味しいもみじ饅頭を作り続けています。 また、先人たちから受け継いだ伝統を守りつつも、新しいもみじ饅頭の楽しみ方を打ち出してくれています! その1つとして宮島の名物にもなった「揚げもみじ」と、定番の「もみじ饅頭 こしあん」を今回紹介します。 \購入できる場所/ 広島駅構内の「もみじ堂ekie店」、宮島の「紅葉堂 本店」、「紅葉堂 弐番屋」で購入することができます。 もみじ饅頭 こしあん(100円) ふっくらと空気を含ませたカステラ生地が口の中で溶ける 洋菓子のようなふわふわとしたカステラ生地が特徴。 生地を丁寧に手仕込みすることで、ふっくらと空気を含ませた特別な食感が生まれます。 柔らかいくちどけで、ほんのり卵の香りがするのがポイント! 中のこしあんは生地になじむよう小豆の皮を丁寧にむき、上品な口当たりの良いあずきさらし餡を使用しています。 紅葉堂のもみじ饅頭に、料理人とともに試行錯誤し作り上げた独自の衣をまとわせ、天ぷらにしています。 創業の地・宮島で90年以上に渡り、もみじまんじゅうを作り続けています。 色々なものが機械化された今でも手仕事にこだわっていて、あん、生地、焼き、それぞれの担当になって数十年という職人たちが伝統の味をしっかりと守っています。 \購入できる場所/ 宮島本店の他に、広島駅ではekie店、ASSE店、銘品館店。 広島空港では空港天満屋店で購入することができます。 もみじまんじゅう こしあん(95円) 小豆をしっかりと感じられる、北海道産の小豆を使用した原点の味 上品な味わいのこしあんは、藤い屋の定番! 北海道産小豆を使用したあんは小豆の皮をむいてから炊くことにより、藤い屋の特徴である「藤色のこしあん」になります。 これは藤い屋の原点とも言える伝統の製法で、小豆特有の風味や味わいがしっかりと感じられるのが特徴です。 あんを包むカステラは、新鮮な卵をたっぷり使ってふっくらと焼き上げられています。 火加減や時間の微妙な調整を職人が行っているというのが美味しさの秘訣! 香り高い抹茶の風味を堪能してくださいね。 高級材料使用の伝統の味が魅力 カステラ生地のほっとしたやわらかさと食感を大切に作られている老舗・「おきな堂」のもみじ饅頭。 高級材料にこだわり伝統の味を守りながら、こしあん、クリーム、チーズ、チョコレート、大納言の5種類を1つずつ手造りしています。 どこから食べても生地とあんをバランス良く一緒に味わえるように、「もみじ型あん」にしているのが特徴的! ふんわり程よい歯ごたえの食感の生地に、甘さ控えめでまろやかな味のあんが、幅広い年齢層に愛されています。
次のもみじまんじゅうといえば、 広島の代表的なご当地銘菓である。 お土産ランキングやまんじゅうランキングの上位常連になるほど人気で知名度が高い。 安芸の宮島の美しい紅葉を彷彿とさせる、もみじの葉をかたどったもみじまんじゅう。 きめの細かいまんじゅう生地の中に、 上品な甘さのあんこがぎっしりと詰まっていて…。 それはもう、 「もみじまんじゅう!」と一発ギャグをかましたくなる美味しさである。 ちなみにこのギャグのおかげで売り上げがさらに伸びたそうだ。 そんなもみじまんじゅう誕生の裏には、 ある総理大臣の一言がきっかけとなったという話がある。 いったい誰の、どんな言葉でもみじまんじゅうは生まれたのか? 今回はもみじまんじゅう誕生にまつわる雑学をご紹介するぞ。 もみじまんじゅうは、伊藤博文が宮島を訪れた際に、茶屋の娘にかけた一言がきっかけで誕生したんだ。 【雑学解説】もみじまんじゅうと伊藤博文の関係 もみじまんじゅう誕生の火付け役となった総理大臣とは、かの有名な 伊藤博文である。 歴史が苦手な諸君のために一応説明しておこう。 伊藤博文とは、 初代総理大臣を務め、 千円札の顔にもなったことのある偉人だ。 その伊藤博文がなぜもみじまんじゅう誕生に関わることになったのか? それには、伊藤博文のお堅い経歴からすると意外すぎる、 ある一面が関係していたのだ。 ではご説明しよう。 信仰心の篤かった伊藤博文は、広島・宮島の 厳島神社をよく参拝していた。 厳島神社には今でも、伊藤博文が自ら植えたという松が存在している。 広島市民は小学生の時からもみじまんじゅう教育があるの?! それを元に子供たちは、もみじまんじゅうの歴史を年表にまとめたり、もみじまんじゅうの良さや特徴について調査したりするのだとか。 広島市民のもみじまんじゅう愛が、 学校教育によるものだったとは! しかし教科書には、伊藤博文のスケベな一言でもみじまんじゅうが誕生した話については触れられていない。 さずがに教育的にNGだったようだ…。 今や考案者・高津常助の高津堂だけでなく、 20社以上のメーカーによって、 様々な種類の味で販売されている。 豊富なバリエーションも、もみじまんじゅうの人気の理由なのだ。 あんこ系では、こしあん・つぶあん・抹茶・栗・芋・餅入りなど。 クリーム系は、カスタード・チーズ・チョコ・モンブランなど。 またフルーツ系も豊富で、リンゴ・イチゴ・レモン・みかん・メロンなどなど。 さらには 生地にも味を付けたバージョンや、 チョコでコーティングしたもの、もみじまんじゅうを熱々に揚げた 揚げもみじたるものまで…。 今度広島に行ったら、ぜひレアな味のもみじまんじゅうにチャレンジしてほしい。
次のもみじ饅頭誕生の由来 宮島の紅葉谷の入り口で今も営業を続ける老舗旅館『岩惣 いわそう 』。 もみじ饅頭の始まりは、当時の岩惣の女将さんが銘菓となるようなお菓子を作りたいと考え、岩惣にお菓子を納品していた高津常助さんにお菓子作りを依頼したのが始まりだとされています。 この高津常助さんがもみじ饅頭を初めて作った元祖となるのですが、饅頭のモチーフにもみじを使った理由には、ある人物の逸話が関係していたとされています。 その人物とは山口県出身の幕末の志士で、初代内閣総理大臣を務めた伊藤博文。 伊藤博文は宮島の弥山に祀られる三鬼大権現を厚く信仰し、度々宮島を訪れていました。 」と冗談を言ったそうです。 この話を岩惣の中居さんから聞いた高津常助が考え付いたのがもみじ饅頭でした。 当時のもみじ饅頭は、現代のもみじ饅頭とは少し形が異なっていましたが、これを『紅葉形焼饅頭』として商標登録し販売したのがもみじ饅頭の始まりです。 つまり、もみじ饅頭の誕生には伊藤博文と老舗旅館の岩惣の人々、和菓子職人である高津常助が深く関わっていたことになります。 もみじまんじゅうの元祖と言われる高津堂 高津常助が高津堂として販売を始めたもみじ饅頭は一旦販売を終了しますが、2009年に再びもみじ饅頭の販売始め、現在では宮島の対岸で営業をされています。 元祖のこだわりなのか、看板には『もみじ饅頭』ではなく、『もみぢ饅頭』の表記。 入り口には当時の看板を復刻したものが設置されています。 改装されてあまり時間が経っていないからなのか、店内はとてもきれいです。 店員さんにお話を伺っていると、『レプリカですがこういったものもありますよ。 』と教えてくれたのが下記の商標登録証。 お隣には当時使用していた、もみじ饅頭の焼型も展示されていました。 そして下記が高津堂の代表的なもみじ饅頭。 風にゆていている紅葉のように左右非対称で、少し尖っている印象を受けます。 味は当時の物を再現しているという感じではいのか、私の大好きなモチモチの生地でおいしいです。 この他にも様々な味や形のもみじ饅頭が販売されていて、元祖でありながらオシャレで若々しい印象を受けます。 高津堂は宮島には店舗がなく、フェリー乗り場からも少し離れた場所にあるので、実際に高津堂のもみじ饅頭を見かける機会はあまり多くないかもしれません。 その分、現地まで行って購入する価値はあります。 宮島で購入できるもみじ饅頭の一覧や食べ比べの様子などは下記の記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。
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