急性 骨髄 性 白血病 と は。 急性骨髄性白血病

急性骨髄性白血病の生存率は?症状や原因、診断方法に治療方法を知ろう!

急性 骨髄 性 白血病 と は

概要 [ ] 正常な造血細胞はから分化を始めた極初期にリンパ系と骨髄系の2系統に分かれ、それぞれ成熟していく。 この造血細胞が腫瘍化したものが白血病であり、その中でも細胞が成熟能を失うものをと呼ぶ。 さらに急性白血病の中で白血病細胞に骨髄系への分化の傾向が見られるものを急性骨髄性白血病という。 骨髄系への分化は早い段階で止まり、正常に成熟することはない。 急性骨髄性白血病では白血病細胞は・成熟能に異常を来たし、白血病は造血細胞の幼若な形態をとることから、 とも呼ばれる。 急性骨髄性白血病はこの芽球が増殖する疾患である。 白血病細胞は正常な造血細胞と比べて増殖(細胞分裂)が速いわけではなく、むしろ増殖の速度は遅い。 正常なは寿命を持ち、造血が適切なコントロールを受けているために一定の数を保っている。 しかし白血病細胞はコントロールを受けることなく増殖を続けるために無制限に数を増し、骨髄中で正常な造血細胞を圧倒して正常な造血を阻害し、骨髄中からへとあふれ出てくるのである。 白血病細胞が増殖して骨髄を占拠してしまうために正常な造血が行えなくなり、、、が減少するために出血、易感染症、貧血などの諸症状を起こす。 また、末梢血にあふれ出た白血病細胞が各臓器に浸潤し、各臓器の組織を破壊することで様々な症状を引き起こす。 なお、はが慢性化した疾患 ではない。 この両群の発生機序は基本的に異なり、急性白血病が慢性化することはないが、逆に慢性白血病が急性化することは少なからずある()。 症状 [ ] 受診のきっかけとなる初期症状としては、• 鼻血や歯肉からの出血が止まりにくい、、点状出血ができるなどの易症状• 風邪だと思っていたがなかなか熱が下がらないなどの• ・などの症状 などがある。 健康診断で数値異常を指摘され、発見される場合もまれにはある。 早期発見すれば当然症状も軽度であり、診断までの期間が遅れるほど白血病細胞は増加して初期症状の強さがまし、脾臓、肝臓やリンパ節などに浸潤して臓器腫大をきたし、様々な症状が現れるようになる。 診断 [ ] 通常、症状が出る段階になればにて、血小板減少が認められ、病院における標準的な血液検査さえ行えば健康人の末梢血では見られないはずの芽球が出現していることが多く、血液中に芽球が出現していれば専門医でなくとも白血病を疑うのはさほど難しくはない。 急性骨髄性白血病では症状がでる段階まで進んでいると、すでに体内の白血病細胞の総数は膨大なものになっているので、専門医を緊急に受診する必要がある。 通常は診察を担当した医師がすぐさま血液専門医に紹介を行い血液専門医のいる病院に緊急に転院させる。 血液専門医は白血病が疑われる場合、すぐにおよび遺伝子検査などを行い、診断を確定する。 病型分類 [ ] 骨髄の中にはから種々の血球に分化していく途中の細胞があり、それらの内のどの段階の細胞がしたかによる French-American-British criteria に基づいてM0-M7の病型、およびそれらの亜型に分類される。 FAB分類は染色を用いた顕微鏡的観察に基づくものである。 近年は分子遺伝学的な観点に基づいたWHO分類が用いられてきている(下記参照)。 FAB分類 [ ] の形態を重視し、それに細胞化学染色(等)を組み合わせて判断する。 近年はも診断に用いられるようになっているが、あくまで補助的なものと考えるべきである。 M0、M7以外は MPO 陽性である。 M0 急性骨髄球性白血病、未分化型 最も未分化なタイプであり、MPO陰性。 CD13・CD33陽性。 M2 分化傾向を持つ急性骨髄芽球性白血病 t 8;21 、 q22;q22 転座が代表的な遺伝子異常。 t 8;21 のものは化学療法の感受性が極めて高い。 AMLの中では比較的予後良好。 M3 急性前骨髄球性白血病 APL ICD-10: C92. 4 の腫瘍。 前骨髄球は、血液を凝固させるという物質に似た類似様物質を大量に持つため、大量のがん化したが壊される際に大量のトロンボプラスチン類似様物質が血中に漏れ出し、激烈な DIC を伴うことが多いため、などによる早期の死亡リスクが高く、注意を要する。 血液検査では、白血球中に多く含まれる MPO が細胞の分裂と破壊の亢進により高値になる。 白血球数は正常な場合も多く参考にならないが、の白血球分画を見ると、骨髄細胞が増えすぎてを起こしていたり、と言うトロンボプラスチン類似様物質を前骨髄球の細胞質中に認めたりする。 また、アズール顆粒が集まり融合するとと呼ばれる針状の構造を形成する。 特に多量のアウエル小体を前骨髄球中に認める場合、 faggot cell と呼ばれる。 異常として、15番染色体と17番染色体の相互(t 15;17 と表す)と呼ばれる現象が認められる。 M4 急性骨髄単球性白血病 AMMoL M4Eoではinv 16 ,t 16;16 転座が代表的な遺伝子異常。 化学療法の感受性が高い。 特異的エステラーゼは陰性であるが、非特異的エステラーゼが強陽性となることが多い。 11q23(MLL遺伝子)の異常を伴うものがある。 MPO陰性であることもある。 M7 急性巨核芽球性白血病 白血病細胞は小型で偽足様突起を持つ。 MPO陰性であるが、PPO、CD41、CD61陽性。 予後は極めて不良。 WHO分類 [ ] 近年では、血液腫瘍疾患における病態生理の分子レベルでの解明に従い、分類の再構成が試されてきた。 その結果、2000年にはが発表され 第3版 、さらに2008年に改訂された 第4版。 第4版においては大きく7つのカテゴリーに分類されている。 なお、本記事は「急性骨髄性白血病」であるが、ここではWHO分類に準じて「急性骨髄性白血病および関連前駆細胞性腫瘍」に関して記載する。 化学療法に対する反応性が良い。 AML:inv 16 p13. 1q22 または t 16;16 p13. 1;q22 :CBFB-MYH11 FAB分類でのM4Eoに相当する。 化学療法に対する反応性が良い。 APL:t 15;17 q22;q21 ;PML-RARA FAB分類のM3に相当する。 治療法、予後が他のAMLと異なる 後述。 PML以外の遺伝子との転座を起こすRARA遺伝子転座を有する症例がある。 APLとは形態や治療反応性が異なるため、「非定型なRARA遺伝子転座を有するAML」と診断される。 AML:t 9;11 p22;q23 ;MLLT3-MLL ほとんどがM5の形態をとる。 第3版ではMLLT3以外の遺伝子と転座を起こす遺伝子転座を有するAMLをまとめて「11q23MLL異常を伴うAML」として分類していたが、MLLT3-MLL以外の転座を有するAMLは予後が悪いため、この転座を有するAMLのみを独立して分類することとなった。 MLL転座を有するものでも、抗がん剤などの治療履歴のある場合、あるいはMDS関連染色体を有する症例は、治療関連骨髄性腫瘍、MDSに関連した変化を有するAML、にそれぞれ分類される。 AML:t 6;9 p23;34 ;DEK-NUP214 APLとM7以外のすべての形態をとりうる。 予後不良である。 AML:inv 3 q21q26. 2 またはt 3;3 q21;q26. 2 ;RPN1-EVI1 APL以外のすべての形態をとりうる。 血球の異形成が著明である。 予後不良である。 、などの遺伝子変異などは高頻度に認められ予後不良因子となるが、すべての病型のAML, MDSに認められうることから、独立した疾患分類とはなっていない。 、遺伝子の変異は染色体が正常核型のAMLに高頻度に認められ、ある程度の形態的・臨床的特徴を示すが、さらなる検討を要するということで"暫定的病型" provisional entity とされている。 ただしCMLなどの骨髄増殖性疾患の急性転化は、それに対する化学療法の既往があったとしてもこのカテゴリーには入れない。 分類不能の急性骨髄性白血病 特定の遺伝子異常が明らかになっていない、また治療既往や骨髄異形成症候群との関連がはっきりしないAMLがこのカテゴリーになる。 形態学・組織化学・免疫表現型で細分類される(つまりFAB分類と同様)。 最未分化型AML FAB分類のM0に相当する。 未分化型AML FAB分類のM1に相当する。 分化型AML FAB分類のM2に相当する。 急性骨髄単球性白血病 FAB分類のM4に相当する。 急性単球性白血病 FAB分類のM5に相当する。 急性赤白血病 FAB分類のM6に相当する。 急激な転帰をとることが多く、予後は悪い。 急性巨核芽球性白血病 FAB分類のM7に相当する。 ただしt 1;22 p13;q13 を有するもの、およびDown症候群関連白血病は含まない。 予後不良である。 急性好塩基球性白血病 極めて稀な疾患。 このため報告数は少ないが、概して予後不良である。 骨髄線維症を伴う急性汎骨髄症 Acute panmyeloidosis with myelofiblosis; APMF 「MDS関連の染色体異常をもつAML」に合致しない、骨髄の線維化と芽球の増加を伴う急性の骨髄増殖性疾患。 骨髄肉腫 Myeloid sarcoma 骨髄芽球が髄外腫瘤を形成する疾患。 一般的なAMLの髄外浸潤は、組織構造が侵されない限り含まない。 Down症に伴う骨髄増殖症 Myeloid ploliferations related to Down syndrome 児はDown症ではない小児に比べて白血病を発症しやすい、AMLの比率が多い 、GATA1遺伝子変異を有することが多い、などの特徴があり、疾患分類として独立している。 一過性異常骨髄増殖症 Transient abnormal myelopoiesis Down症に伴う骨髄性白血病 芽球形質細胞様樹状細胞腫瘍 Blastic plasmacytoid dendritic cell neoplasm; BPDCN 形質細胞様樹状細胞の前駆細胞が悪性化した疾患。 治療 [ ] 治療はを用いた強力なが主体となる。 このため抗がん剤の臓器毒性や合併症に耐えられるかを、年齢、全身状態、合併症有無とその程度などから評価して治療内容を決定する。 治療は 寛解導入療法と 寛解後療法からなる。 全身に存在する白血病細胞を化学療法で減少させ、顕微鏡検査で白血病細胞が認められない状態 これを寛解という に到達させるのが寛解導入療法である。 しかしこの段階では白血病細胞は残存している これを微小残存病変 minimal residual disease:MRD という ので、さらに化学療法を行い残存している白血病細胞の全滅 Total cell killと呼ばれる を図る。 これが寛解後療法である。 実際には寛解後療法はある一定以上を継続しても再発率はそれ以上減少することはなく、治療に伴う有害事象の方が大きくなるので、寛解後療法の回数は4回までとなる。 完全寛解の状態が5年続けば再発の可能性は低く治癒とみなしてよいとされている。 なおでは有用な維持療法は、AMLでは有用性は示されていない。 強力な治療が可能な初発AML APL以外 [ ] 寛解導入療法 [ ]• 系のダウノルビシン 高用量 またはイダルビシン3日間と標準量7日間投与の併用。 これらの薬剤の増量または多剤の追加は、治療成績が向上せず有害事象が多くなる ため推奨されない。 1回の寛解導入療法では寛解に至らない場合、同じ治療法をもう1回行う。 寛解後療法 [ ]• 大量シタラビン療法 AML:t 8;21 q22;q22 ;RUNX1-RUNX1T1とAML:inv 16 p13. 1q22 または t 16;16 p13. 1;q22 :CBFB-MYH11では、下記の治療方法よりも成績が良い ので標準的な治療法となる。 ただし感染症や有害事象が多い。 これは大量シタラビン療法と比較して成績に差がなかった ことによる。 強力な治療ができない初発AML APL以外 [ ] 全身状態が不良な場合は治療関連死の危険が高いため、症状の緩和に努めるという選択もある。 寛解導入療法 [ ] 以下の治療法が選択されうる。 再発・難治AML APL以外 [ ] 基本戦略は、サルベージ療法によって再度寛解に導入し、寛解導入と同程度、あるいはそれ以上の強度で寛解後療法を行い、最終的に同種造血幹細胞移植を行うことである。 標準的な治療法が確立されている訳ではないが、以下の治療法があげられる。 晩期再発 初回寛解から1年以上経過してからの再発 [ ]• 初発時の寛解導入療法を再施行• A-Triple V療法• ただし日本では2014年現在、フルダラビンはAMLの保険適用がない。 抗CD33に毒素のカリケアマイシンが結合した薬剤。 現在臨床試験中の阻害薬 初発APL [ ] 寛解導入療法 [ ] APLが他のAMLと区別される最大の特徴はオールトランスレチノイン酸(ATRA)による分化誘導療法が有効なことである。 この薬剤の登場によりAPLはAMLのなかで最も予後良好な群となった。 しかしAPLは線溶亢進を伴う重篤な播種性血管内凝固症候群を合併するため速やかに治療を開始する必要がある。 またATRA治療中にAPL分化症候群 と呼ばれる急激な白血球増加や発熱、浮腫、様の呼吸不全、腎不全、心不全を生じることがあるため、治療には注意を要する。 レチノイン酸症候群が発症した場合はATRAを休薬しを投与する。 なお、ATRA治療中は、絶対にを投与してはならない()。 原則としてアントラサイクリン系と標準量シタラビンとATRAを併用する。 白血球数・APLともに少ない場合はATRA単独でもよい が、この場合でも白血球数が増加した場合にはアントラサイクリン系と標準量シタラビンを追加する。 上記治療後にPCR検査でPML-RARAが陰性であれば、経過観察でよい 追加の多剤併用化学療法は成績を改善せず、有害事象が多いため。 ただし亜ヒ酸は致死的を起こす危険があるなどの副作用も多い。 また引き続き亜ヒ酸を含む化学療法を寛解後療法として行うが、再発も多い ため、PCR検査でPML-RARAが陰性であれば自己造血幹細胞移植を行う。 陽性であれば同種造血幹細胞移植を考慮する。 亜ヒ酸が使用できない場合は、ゲムツズマブオゾガマイシンやタミバロテンが用いられる。 造血幹細胞移植 [ ] では、致死量をはるかに超えた大量の抗がん剤と放射線 によって白血病幹細胞を含めて病的細胞を一気に根こそぎ死滅させることを目指す(前処置という)。 しかし、この強力な治療によって正常な造血細胞も死滅するので患者は造血能力を完全に失い、そのままでは患者は確実に死亡する。 そのために型の一致した健康人の正常な造血幹細胞を移植して健康な造血システムを再建する必要がある。 しかしこの方法(通常移植の前処置)はあまりに強力なため、体力の乏しい患者や高齢者は治療に耐えられない。 そのためという手段もある。 ミニ移植では前処置の抗がん剤投与や放射線治療はあまり強力にはしない。 その為に白血病幹細胞は一部が生き残る可能性は高いが、移植した正常な造血システムによる免疫によって残った白血病幹細胞が根絶されることを期待する。 ただし、ミニ移植でもかなり強力な治療には違いないので、すべての患者が適応になるわけではない。 分子標的治療薬 [ ] 以下のが開発研究進められており、上記化学療法との併用治療が検討されている。 FLT3阻害薬 [ ] 細胞増殖促進のである「FLT3:FMS-like tyrosine kinase 3遺伝子」の阻害剤として、FLT3遺伝子変異陽性AMLに対する薬剤として以下がある。 quizartinib :FLT3-ITDの場合において適応とされ、単剤で用いられる。 enasidenib :IDH2遺伝子変異に対して高い選択制がある。 AML細胞の好中球への分化効果もある。 ivosidenib :IDH1遺伝子変異に対して高い選択制がある。 AML細胞の好中球への分化効果もある。 BCL2阻害薬 [ ] DOT1L阻害薬 [ ] BET阻害薬 [ ] 疫学 [ ] 急性骨髄性白血病の発症率は年間人口10万人あたり3-4人と考えられている ので年間人口10万人あたり500人強罹患 するがん全体の中では稀ながんである。 しかし、他のがんは青年者ではほとんど罹患しないので青年者のがんの中では急性骨髄球性白血病はもっとも頻度が高く、また青年者の死亡のなかで急性骨髄性白血病による死亡は事故死についで多い。 とはいえ急性骨髄性白血病は若年者も発症するものの、高齢者の発症率はより高い為、人口の高齢化とともに発症率は増加している。 脚注 [ ] 註釈 [ ]• 2:1• 以前はレチノイン酸症候群と呼ばれていたが、亜ヒ酸による分化誘導療法でも生じるため、あまり使われなくなった• エトポシドは2コース目のみ• 60-63、放射線6Gyだけでも致死量と言われ-出典ブスルファン12. 放射線量や抗がん剤の量を増やすほど再発の可能性は低くなるが治療関連死は増える。 -出典、豊嶋『造血幹細胞移植』p. 60-63• 罹患と発症は違う物で、その病気にかかったら症状が無くとも罹患、病気にかかって症状が出たら発症である。 ただし、急性骨髄性白血病では罹患率と発症率には大きな差はないのでここでは明確には区別していない。 出典 [ ]• Vardiman JW 2009. Blood 114 5 : 937-951. Fernandez HF 2009. N Engl J Med 361 13 : 1249-1259. Bishop JF 1990. Australian Leukemia Study Group. Blood 75 1 : 27-32. Bishop JF 1996. Blood 87 5 : 1710-1717. Weick JK 1996. Blood 88 8 : 2841-2851. blood 117 8 : 2366-2372. Bloomfield CD 1998. Cancer Res. 58 18 : 4173-4179. Mayer RJ 1994. Cancer and Leukemia Group B. N Engl J Med 331 14 : 896-903. Di Bona E 2000. Br J Hematol. 108 4 : 689-695. Blood 110 1 : 59-66. Soignet SL 2001. J Clin Oncol 19 18 : 3852-3860. 国立がん研究センター 閲覧:2019. 国立がん研究センター・造血幹細胞移植ミニ移植] 2011. 09閲覧 [ ]• 1651• 118• 国立がん研究センター がん登録・統計• 2011. 27閲覧 [ ] 参考文献 [ ] 書籍• 浅野茂隆、池田康夫、内山卓 監修 『三輪血液病学』文光堂、2006年、• 小川聡 総編集 『内科学書』Vol. 6 改訂第7版、中山書店、2009年、• 杉本恒明、矢崎義雄 総編集 『内科学』第9版、朝倉書店、2007年、• 『造血器腫瘍診療ガイドライン 2013年版』一般社団法人 日本血液学会、金原出版株式会社、2013年。

次の

急性骨髄性白血病の治療期間はどのくらい?

急性 骨髄 性 白血病 と は

このセクションの要点• 成人急性骨髄性白血病 AML とは骨髄中で異常な骨髄芽球(白血球の一種)、赤血球、血小板がつくられるがんの一種です。 AMLには様々なサブタイプがあります。 喫煙、前化学療法、放射線被曝は成人AMLの発生リスクに影響する可能性があります。 成人AMLを疑う症状としては発熱、疲労感、易出血性、出血があります。 成人AMLを発見し診断するために、血液、骨髄を調べる検査が行われます。 諸条件により予後(治癒の可能性)や治療法の選択が変わります。 成人急性骨髄性白血病 AML とは骨髄中で異常な骨髄芽球(白血球の一種)、赤血球、血小板がつくられるがんの一種です。 成人急性骨髄性白血病 AML は、血液と骨髄のがんです。 このタイプのがんは治療されない場合、通常迅速に増悪します。 これは成人における急性白血病の最も一般的なタイプです。 AMLはまた急性骨髄芽球性白血病、急性顆粒球性白血病、急性非リンパ性白血病とも呼ばれます。 通常、骨髄内ではやがて成熟した血液細胞となる幹細胞 未成熟細胞 がつくられます。 血液幹細胞は骨髄系幹細胞かリンパ球系幹細胞になります。 骨髄系幹細胞は以下の3種類の成熟した血液細胞の1つになります:• 赤血球:体のあらゆる組織に酸素や他の物質を運びます。 白血球:感染や疾患と闘います。 血小板:出血を止めるために血栓を作ります。 AMLでは、通常幹細胞は骨髄芽球 または骨髄様芽球 と呼ばれる未発達の白血球細胞の一種になります。 AMLにおける骨髄芽球は異常で、健常な白血球にはなりません。 時にAMLでは、過度に多くの幹細胞が異常な赤血球または血小板になります。 これらの異常な白血球、赤血球、血小板は白血病細胞または芽球とも呼ばれます。 白血病細胞は血液と骨髄中で増加するため、健常な白血球、赤血球、血小板の余地が少なくなります。 このため感染、貧血、易出血性の生じる場合があります。 白血病細胞は血液の外側の中枢神経系 脳および脊髄 、皮膚、歯肉を含めた体の他の部分まで拡がることもあります。 本要約は成人AMLについて参照しています。 その他の白血病の情報については以下のPDQ要約を参照してください:• の治療• の治療• の治療• の治療• ヘアリー細胞白血病*の治療 (注)*の項目はがんinfoの項目には含まれていません。 AMLには各種のサブタイプがあります。 病気を発症する危険を高めるものをリスク因子と呼びます。 リスク因子を持っていることはあなたががんにかかるということを意味するのではありませんし、リスク因子を持っていないことはあなたががんにかからないということを意味するものでもありません。 リスクがあると考えられる場合には医師と相談してください。 AMLには次のようなリスク因子があります:• 男性である。 特に60歳以降では、喫煙者である。 過去に化学療法や放射線療法の治療歴がある。 過去に小児急性リンパ芽球性白血病 ALL に対する治療歴がある。 原爆による放射能または化学物質ベンゼン曝露の経験がある。 骨髄異形成症候群などの血液障害の既往歴がある。 成人AMLを疑う症状としては発熱、疲労感、易出血性、出血があります。 がん細胞が血液以外に拡がると、固形がんを形成します。 この過程は転移と呼ばれています。 がん細胞が体内に拡がる方法は3通りあります:• 血液を透過して、がん細胞が血液を透過して、体内の脳、心臓のような固形組織内に進入し、固形がんを形成します。 リンパ系を透過して、がん細胞がリンパ系に侵入し、リンパ管を経て体内の他の部分に固形がんを形成します。 固形組織を透過して、固形がんを形成したがん細胞が組織の周囲に拡がります。 新しい 転移性 腫瘍は原発部位の腫瘍と同じタイプのがんです。 例えば、もし白血病細胞が脳に転移するのなら、脳のがん細胞は実際に白血病細胞です。 その病気は脳のがんではなく、転移性白血病です。 成人AMLに対する標準的病期分類はありません。 成人急性骨髄性白血病 AML 患者さんに対して様々なタイプの治療法が適用されます。 標準的治療法(現在用いられている治療法)もあれば、臨床試験において検証されているものもあります。 治療法についての臨床試験は、現在行われている治療法の改善やがん患者さんの新しい治療法に対する情報を得るために行われるものです。 現時点で標準的とされている治療法よりも新しい治療法の方が良いと示された場合、今度は新しい治療法が標準的治療法になる可能性があります。 臨床試験に参加してみてはどうかと考えてみるのもよいでしょう。 いくつかの臨床試験は治療を始めていない患者さんにのみ開かれています。 成人AMLの治療は通常2段階あります。 化学療法は、薬剤を用いてがん細胞を殺すかまたは細胞分裂を停止させることでがん細胞の増殖を停止させるがん治療のことです。 口から服用したり、筋肉や静脈内に注入する化学療法では、薬剤は血流を通って全身のがん細胞に到達することができます(全身化学療法)。 脳脊髄液(髄注化学療法)、器官、腹部などの体腔に薬剤を直接注入する化学療法では、薬剤は主にこれらの領域中にあるがん細胞に影響します(局所化学療法)。 髄注化学療法は脳や脊髄まで拡がっているか、拡がる可能性のある成人AMLの治療に用いられます。 併用化学療法は2種類以上の抗がん剤を用いる治療法です。 どの方法の化学療法が用いられるかは、治療されるがんのサブタイプとがんが脳や脊髄まで拡がっているかどうかによって異なります。 詳しい情報についてはを参照してください。 放射線療法 標的療法は、正常な細胞を傷つけずに特定のがん細胞を識別したり攻撃したりする薬剤や他の物質を用いる治療法の1つです。 標的療法の1つであるモノクローナル抗体療法はAML治療に対して研究下にあります。 モノクローナル抗体療法は、一種類の免疫系細胞から実験室で作成された抗体を用いるがん治療です。 これらの抗体はがん細胞上にある物質やがん細胞の増殖を促進する可能性のある正常物質を同定することができます。 抗体はこれらの物質に付着してがん細胞を殺すか増殖を阻害あるいは拡散を防ぎます。 モノクローナル抗体は注入により投与されます。 これらは単独で用いられる他、がん細胞まで薬剤、毒素、または放射性物質を直接運ぶために用いられることもあります。 臨床試験に参加したいと考える患者さんがいるかもしれません。 何人かの患者さんにおいて臨床試験に参加することは最良の治療選択であるかもしれません。 臨床試験はがんの研究過程の一つです。 臨床試験は新たな治療法が標準的な治療法より安全で有効であるかを見つけ出すために行います。 がんに対する今日の標準的な治療法の多くは早期の臨床試験を基本にしています。 臨床試験に参加する患者さんは標準的な治療を受けるか、初めて新しい治療を受けることになるかもしれません。 また、臨床試験に参加する患者さんは未来のがん治療法の改良を助けます。 新しい治療法の臨床試験が有効性を示さなくても、しばしば重要な疑問の答えとなり、研究が前進するのを助けます。 がんの治療を始める前、または始めるか、治療を始めた後に患者さんは臨床試験に参加することができます。 寛解導入段階中における未治療成人骨髄性白血病 AML の標準的治療法はAMLのサブタイプによって異なります。 次のようなものがあります:• 併用化学療法。 大量併用化学療法。 低用量化学療法。 髄注化学療法。 急性前骨髄球性白血病 APL の治療に対するオールトランスレチノイン酸 ATRA +化学療法。 APLの治療に対する亜ヒ酸、ATRAおよび併用化学療法の臨床試験。 APLの治療に対する亜ヒ酸、ATRAおよび標的療法の臨床試験。 現在、米国での患者さんを受け入れている臨床試験があるかどうかをNCIのがん臨床試験リストから確認してください。 試験の場所、治療の種類、薬剤名など研究の他の特徴から研究を詳細に知ることが出来ます。 臨床試験に関する一般的情報はから入手可能です。 寛解期の成人急性骨髄性白血病 寛解期における成人AMLの標準的治療法はAMLのサブタイプによって異なります。 次のようなものがあります:• 併用化学療法。 放射線療法併用・非併用下での大量化学療法と患者さん自身の幹細胞を用いた幹細胞移植。 大量化学療法とドナー幹細胞を用いた幹細胞移植。 寛解期における成人AMLに対する臨床試験で研究されている治療法のひとつが三酸化砒素です。 現在、米国での患者さんを受け入れている臨床試験があるかどうかをNCIのがん臨床試験リストから確認してください。 試験の場所、治療の種類、薬剤名など研究の他の特徴から研究を詳細に知ることが出来ます。 臨床試験に関する一般的情報はから入手可能です。 再発性成人急性骨髄性白血病.

次の

急性骨髄性白血病について

急性 骨髄 性 白血病 と は

このセクションの要点• 成人急性骨髄性白血病 AML とは骨髄中で異常な骨髄芽球(白血球の一種)、赤血球、血小板がつくられるがんの一種です。 AMLには様々なサブタイプがあります。 喫煙、前化学療法、放射線被曝は成人AMLの発生リスクに影響する可能性があります。 成人AMLを疑う症状としては発熱、疲労感、易出血性、出血があります。 成人AMLを発見し診断するために、血液、骨髄を調べる検査が行われます。 諸条件により予後(治癒の可能性)や治療法の選択が変わります。 成人急性骨髄性白血病 AML とは骨髄中で異常な骨髄芽球(白血球の一種)、赤血球、血小板がつくられるがんの一種です。 成人急性骨髄性白血病 AML は、血液と骨髄のがんです。 このタイプのがんは治療されない場合、通常迅速に増悪します。 これは成人における急性白血病の最も一般的なタイプです。 AMLはまた急性骨髄芽球性白血病、急性顆粒球性白血病、急性非リンパ性白血病とも呼ばれます。 通常、骨髄内ではやがて成熟した血液細胞となる幹細胞 未成熟細胞 がつくられます。 血液幹細胞は骨髄系幹細胞かリンパ球系幹細胞になります。 骨髄系幹細胞は以下の3種類の成熟した血液細胞の1つになります:• 赤血球:体のあらゆる組織に酸素や他の物質を運びます。 白血球:感染や疾患と闘います。 血小板:出血を止めるために血栓を作ります。 AMLでは、通常幹細胞は骨髄芽球 または骨髄様芽球 と呼ばれる未発達の白血球細胞の一種になります。 AMLにおける骨髄芽球は異常で、健常な白血球にはなりません。 時にAMLでは、過度に多くの幹細胞が異常な赤血球または血小板になります。 これらの異常な白血球、赤血球、血小板は白血病細胞または芽球とも呼ばれます。 白血病細胞は血液と骨髄中で増加するため、健常な白血球、赤血球、血小板の余地が少なくなります。 このため感染、貧血、易出血性の生じる場合があります。 白血病細胞は血液の外側の中枢神経系 脳および脊髄 、皮膚、歯肉を含めた体の他の部分まで拡がることもあります。 本要約は成人AMLについて参照しています。 その他の白血病の情報については以下のPDQ要約を参照してください:• の治療• の治療• の治療• の治療• ヘアリー細胞白血病*の治療 (注)*の項目はがんinfoの項目には含まれていません。 AMLには各種のサブタイプがあります。 病気を発症する危険を高めるものをリスク因子と呼びます。 リスク因子を持っていることはあなたががんにかかるということを意味するのではありませんし、リスク因子を持っていないことはあなたががんにかからないということを意味するものでもありません。 リスクがあると考えられる場合には医師と相談してください。 AMLには次のようなリスク因子があります:• 男性である。 特に60歳以降では、喫煙者である。 過去に化学療法や放射線療法の治療歴がある。 過去に小児急性リンパ芽球性白血病 ALL に対する治療歴がある。 原爆による放射能または化学物質ベンゼン曝露の経験がある。 骨髄異形成症候群などの血液障害の既往歴がある。 成人AMLを疑う症状としては発熱、疲労感、易出血性、出血があります。 がん細胞が血液以外に拡がると、固形がんを形成します。 この過程は転移と呼ばれています。 がん細胞が体内に拡がる方法は3通りあります:• 血液を透過して、がん細胞が血液を透過して、体内の脳、心臓のような固形組織内に進入し、固形がんを形成します。 リンパ系を透過して、がん細胞がリンパ系に侵入し、リンパ管を経て体内の他の部分に固形がんを形成します。 固形組織を透過して、固形がんを形成したがん細胞が組織の周囲に拡がります。 新しい 転移性 腫瘍は原発部位の腫瘍と同じタイプのがんです。 例えば、もし白血病細胞が脳に転移するのなら、脳のがん細胞は実際に白血病細胞です。 その病気は脳のがんではなく、転移性白血病です。 成人AMLに対する標準的病期分類はありません。 成人急性骨髄性白血病 AML 患者さんに対して様々なタイプの治療法が適用されます。 標準的治療法(現在用いられている治療法)もあれば、臨床試験において検証されているものもあります。 治療法についての臨床試験は、現在行われている治療法の改善やがん患者さんの新しい治療法に対する情報を得るために行われるものです。 現時点で標準的とされている治療法よりも新しい治療法の方が良いと示された場合、今度は新しい治療法が標準的治療法になる可能性があります。 臨床試験に参加してみてはどうかと考えてみるのもよいでしょう。 いくつかの臨床試験は治療を始めていない患者さんにのみ開かれています。 成人AMLの治療は通常2段階あります。 化学療法は、薬剤を用いてがん細胞を殺すかまたは細胞分裂を停止させることでがん細胞の増殖を停止させるがん治療のことです。 口から服用したり、筋肉や静脈内に注入する化学療法では、薬剤は血流を通って全身のがん細胞に到達することができます(全身化学療法)。 脳脊髄液(髄注化学療法)、器官、腹部などの体腔に薬剤を直接注入する化学療法では、薬剤は主にこれらの領域中にあるがん細胞に影響します(局所化学療法)。 髄注化学療法は脳や脊髄まで拡がっているか、拡がる可能性のある成人AMLの治療に用いられます。 併用化学療法は2種類以上の抗がん剤を用いる治療法です。 どの方法の化学療法が用いられるかは、治療されるがんのサブタイプとがんが脳や脊髄まで拡がっているかどうかによって異なります。 詳しい情報についてはを参照してください。 放射線療法 標的療法は、正常な細胞を傷つけずに特定のがん細胞を識別したり攻撃したりする薬剤や他の物質を用いる治療法の1つです。 標的療法の1つであるモノクローナル抗体療法はAML治療に対して研究下にあります。 モノクローナル抗体療法は、一種類の免疫系細胞から実験室で作成された抗体を用いるがん治療です。 これらの抗体はがん細胞上にある物質やがん細胞の増殖を促進する可能性のある正常物質を同定することができます。 抗体はこれらの物質に付着してがん細胞を殺すか増殖を阻害あるいは拡散を防ぎます。 モノクローナル抗体は注入により投与されます。 これらは単独で用いられる他、がん細胞まで薬剤、毒素、または放射性物質を直接運ぶために用いられることもあります。 臨床試験に参加したいと考える患者さんがいるかもしれません。 何人かの患者さんにおいて臨床試験に参加することは最良の治療選択であるかもしれません。 臨床試験はがんの研究過程の一つです。 臨床試験は新たな治療法が標準的な治療法より安全で有効であるかを見つけ出すために行います。 がんに対する今日の標準的な治療法の多くは早期の臨床試験を基本にしています。 臨床試験に参加する患者さんは標準的な治療を受けるか、初めて新しい治療を受けることになるかもしれません。 また、臨床試験に参加する患者さんは未来のがん治療法の改良を助けます。 新しい治療法の臨床試験が有効性を示さなくても、しばしば重要な疑問の答えとなり、研究が前進するのを助けます。 がんの治療を始める前、または始めるか、治療を始めた後に患者さんは臨床試験に参加することができます。 寛解導入段階中における未治療成人骨髄性白血病 AML の標準的治療法はAMLのサブタイプによって異なります。 次のようなものがあります:• 併用化学療法。 大量併用化学療法。 低用量化学療法。 髄注化学療法。 急性前骨髄球性白血病 APL の治療に対するオールトランスレチノイン酸 ATRA +化学療法。 APLの治療に対する亜ヒ酸、ATRAおよび併用化学療法の臨床試験。 APLの治療に対する亜ヒ酸、ATRAおよび標的療法の臨床試験。 現在、米国での患者さんを受け入れている臨床試験があるかどうかをNCIのがん臨床試験リストから確認してください。 試験の場所、治療の種類、薬剤名など研究の他の特徴から研究を詳細に知ることが出来ます。 臨床試験に関する一般的情報はから入手可能です。 寛解期の成人急性骨髄性白血病 寛解期における成人AMLの標準的治療法はAMLのサブタイプによって異なります。 次のようなものがあります:• 併用化学療法。 放射線療法併用・非併用下での大量化学療法と患者さん自身の幹細胞を用いた幹細胞移植。 大量化学療法とドナー幹細胞を用いた幹細胞移植。 寛解期における成人AMLに対する臨床試験で研究されている治療法のひとつが三酸化砒素です。 現在、米国での患者さんを受け入れている臨床試験があるかどうかをNCIのがん臨床試験リストから確認してください。 試験の場所、治療の種類、薬剤名など研究の他の特徴から研究を詳細に知ることが出来ます。 臨床試験に関する一般的情報はから入手可能です。 再発性成人急性骨髄性白血病.

次の