王家 の 紋章 最 新刊。 王家の紋章

『王家の紋章』60巻が発売に!いま物語はどうなってる?【全巻読破】

王家 の 紋章 最 新刊

概要 [ ] 発行『』10月号より連載開始、10月現在、第29部進行中。 6月に単行本第65巻が刊行。 文庫本は第23巻まで刊行。 現代と古代、エジプトを舞台とする3000年の時を経た恋と壮大な歴史ロマンの物語。 、第36回少女向け部門受賞。 本作品を長年にわたり掲載してきた『月刊プリンセス』は新年特大号にて創刊30周年を迎え、また発売の10月号で本作品は連載30周年を迎えた。 それらを記念して、『プリンセス』誌では付録を付けるなどの様々な催しが行われた。 2006年11月現在の累計発行部数は4000万部 に達する。 8月、ミュージカル化され、にて上演することが決定した。 NHKでは過去にマヤをヒロインとする「」を最長連載の少女漫画とする特番が組まれたことがあるが、その時すでに、キャロルをヒロインとする「王家の紋章」が最長連載の少女漫画であった。 やがて度重なる暗殺から救ったメンフィスと愛し合い、晴れて王妃となってその子を身籠る。 が、現代人としての英知やエジプトを狙って、または可憐な容色も兼ね備えたキャロルを見初めて奪取を画策する者、アイシス一派を始めとしたキャロル抹殺を企む者など、諸国の王族までが入り乱れ、2人の間には数々の危機が立ち塞がる……。 メンフィスの王妃となる。 人ながら大好きな考古学のためにに留学し、学園に在学中の一家の末っ子。 メンフィスの墳墓の発掘隊に同行していたことで、墓を暴いた報いとして、アイシスの呪いで古代エジプトにしてしまう。 当初は恐れていたメンフィスを次第に深く愛するようになり、古代に留まって添い遂げることを決意する。 朗らかで、現代人らしく何人の命も尊ぶ心を持ち、残虐を持って力としていた古代人に臆することなく苦言を呈する場面も多く、国民や臣下から篤く慕われるようになる。 しかしその好奇心旺盛さや人の良さから来る迂闊さ、様々な利用価値の高さ、王達の恋心を掻き立てていることで、多くの野望の的としてその身を狙われている。 リビアのカーフラ王女とカプターの策略でメンフィスが第二の妃を迎えるとの話を聞いて絶望し、自ら現代に戻るが、メンフィスの子を宿していることを知り、船の事故を機に再び古代へ戻った。 流れついた先でマシャリキという青年に献身的な介助を受け、キャロルが現れたという情報を得たイズミル王子に攫われたが、キャロルが身ごもっていることを悟った王子は、キャロルの身を案じあえて夜中に逃げ出すキャロルを見逃した。 逃亡中にウナス、ルカと無事再会をした時に、第二の妃を迎えるというのが嘘(大神官の陰謀)だったと聞き、再びメンフィスとの愛を確認したキャロルは、急ぎエジプトを目指すが、たどり着いた下エジプトの神殿には、戦争の混乱に乗じ神殿を乗っ取っていたアイシスが待ち構えていた。 自分を憎むアイシスに我が子を殺されないよう隠し通そうとしたが、懐妊に気付いたナフテラとの会話をアリに聞かれてしまい、激昂したアイシスに死海に落とされ流産してしまう。 子を失った罪悪感とショックで体力が激しく消耗し意識不明の重体になるが、ちょうどミノアからキャロルに助けを求めに来ていたユクタス将軍とミノアの兵の助力によってついに下エジプトの神殿から脱出する。 意識不明の状態で再会したメンフィスによって、意識の回復を祈る祈祷の儀式の中、アリ達によって火の海の中に取り残されるが、マシャリキを追ってエジプトに潜んでいたエレニーの薬によって意識が覚醒し、ついに愛するメンフィスと再会を果たした。 第1話でキャロルたちに発掘されるが、何者かに盗まれた。 その後、の仲間に外国へごと売られてしまったことが判明。 長い黒髪に女と見紛うばかりの美貌ながら、火のように激しい気性と勇猛果敢さで、残忍で冷酷な切れ者として名を知られる。 エジプト王家の中では珍しく、王と王妃との間に生まれたで、生まれながらにして完全なる王位継承権を持っていた。 21世紀人ならではの英知、白い肌に金髪を有する容姿、明るく優しいが、人命を貴び、王者たる自分にも屈しない姿勢を見せ、自らとエジプトの危機を救い続けたキャロルに惹かれ、いつしか熱愛するようになり、幾多の障害を乗り越えて妃にする。 異母姉である女王アイシス、父ネフェルマアト王の後妻となったヌビアのタヒリ王女、ヒッタイトのミタムン王女、アルゴン王の寵姫ジャマリ、リビアのカーフラ王女、奴隷女メクメクなど、数多くの女性を虜にするほどの美貌の持ち主だが、キャロルと知り合う以前は女に興味を見せず、キャロルを見初めてからは、他は一顧だにしない一途さを持つ。 キャロルに人の命の尊さを諭されるようになってからは若干丸くなったものの、本質はあまり変わらぬまま。 姉のアイシス同様、非常に嫉妬深いため、キャロルの口から他の男(特に兄ライアン)の名前が出ただけで烈火の如く怒り出す。 しかし、時や場所を遠く隔てていても、互いを呼ぶ声や生命の危機を察知するなど、不思議な力で強く結ばれ合っている。 幼い頃から姉アイシスに激しい恋愛感情を向けられてきたが、メンフィス自身は、自分を産んで間もなく亡くなった、顔も知らない母に代わって、守り育ててくれた姉に対し、母の面影を重ね合わせており、恋愛対象としてでなく、肉親としての情を抱くにとどまっている。 メンフィスとは異なり、母の身分は高くなかったが、幼い頃から神秘の力を持つ神殿の祭祀として、周囲の尊敬を集めていた。 メンフィスのが盗難に遭った夜、石室のもう一つの部屋で棺からよみがえり、異常に気付いたの警備員2人を殺害。 翌朝キャロルの前に現れ、リード家へ入り込む。 キャロルたちがメンフィスの墓を暴いたことを知り、リード家に復讐を始める。 キャロルと共に街へ出かけた際、古美術店へ行き店に出ていない(裏)商品(盗掘した物)を店主から見せられるが、メンフィスの首飾りがあるのを発見。 弟の墓を盗んだ上、外国へ売り飛ばしたことを知り、店主を殺害、また娘の看病をしていたリード氏をコブラで殺害する。 その後、キャロルが復元しようと自宅へ持ち帰った石板を見て半狂乱に。 実はこの石板、王位を狙う神官が邪魔な自身を呪殺しようと製作した物で、( あれが復元されれば…私は弟を見つけられず 古代へ戻らなければならない!!)と青くなる。 この呪術板がある限り、アイシスは現代と古代を行き来することが出来ない。 第1巻終盤に開催された古代展で、ライアンを殺害しようとするも失敗。 さらに追い打ちをかけるように、石板の復元が進んで体が呪縛されていき、追い詰められた彼女はキャロルをへ誘拐する。 神殿の祭祀としての魔力と、神秘的で妖艶な魅力とを併せ持つ絶世の美女。 キャロルに限らず、最愛の弟メンフィスに近づく女にはまるで容赦なく、冷酷そのもの。 ミタムン王女(古代ヒッタイトの項目参照)を焼き殺し、メンフィスに付き纏うカーフラ王女(その他の古代人の項目参照)を負傷させた。 幼い頃から異母弟であるメンフィスを熱愛してその妃となることを望み、一旦はそれが叶うも、皮肉にもメンフィスはアイシスが復讐のため、古代へと引き摺りこんだキャロルに魅せられてしまう。 王家の墓を暴いたことに加え、メンフィスの心を奪われたことにより、キャロルをさらに激しく憎悪し、ミタムン殺害の濡れ衣を着せようとする等、あらゆる手を使って抹殺を目論む。 物語が進むにつれ、アイシスも知らない力が働くようになり、企みはことごとく失敗に終わる。 ヒッタイト、アッシリアとの戦いを経て、幾度も奇跡を起こし、エジプトを大勝利へと導いたキャロルへと次第に人心が傾き、女王としての立場を脅かされるように。 またメンフィスの面前でキャロルに辛くあたったことで、益々距離を置かれるようになる。 その隙を窺うように接近してきた王国の王ラガシュ(その他の古代人の項目参照)に取引を持ちかけられ、キャロルを殺す約束と引き換えに彼へと嫁ぎ、バビロニア王妃となる。 王妃となった後も、表面上はともかく、ラガシュ王に心を開くことはなく、弟メンフィスのことを一途に思い続ける。 一度はメンフィスと決別を迎えながらも思い切れず、いつかはエジプトに帰りたいと強く願っている。 エジプトとバビロニアの戦争の中、古代に戻ったキャロルを待ち構え、キャロルの懐妊に逆上し死海に落として流産させた。 のちにラガシュ王の子を身ごもっていることが発覚した。 その後王子を産むが、メンフィスの子ではないと嘆く。 古代エジプト [ ] ミヌーエ 古代エジプト王国の。 幼い頃から常にメンフィスに従い守って来た、片腕とも言うべき忠臣。 武勇に優れた徳のある将軍として、民にも知られている。 ごく初期にはアイシスに恋を打ち明ける描写が見られたが、手厳しく撥ね付けられて後は全くその様子は見られない。 逆に近年では、アイシスの危険思想を警戒するのみで、思慕していたという設定は無かったことのようになっている。 ウナス ミヌーエに次ぐメンフィスの忠臣として、キャロルの護衛(兼見張り)を務める古代エジプト王国の。 黒髪を坊ちゃん刈りにした、生真面目で責任感の強い青年。 幼少時に濡れ衣で処刑されかけたところを助けられて以来、メンフィスに絶対の忠誠を誓っている。 職務上、その傍近くでキャロルの英知を目の当たりにし、多くの感嘆と信頼を寄せているものの、苦労させられることもしばしば。 が、キャロルとメンフィスのためには一命を賭す覚悟で仕え、隊長となる。 同じくキャロルの近侍を務めるルカには正体を知らぬこともあって互いに親しく接している。 ルカ メンフィスの元でキャロルの召使い及び護衛(兼見張り)を務める古代エジプト王国の。 しかし、その正体は密命を受けてエジプトに潜入したヒッタイトのである。 ソバージュの長髪を後ろで一纏めにしている。 イズミル(古代ヒッタイトの項目参照)の腹心の部下であり、白い鳩を使ってやりとりしている。 キャロル及びエジプトを狙うイズミルより、宮廷内を探るという命を受けて潜入し、キャロル始めエジプト内の人々にはその正体を一向に悟られず、ウナスと共にキャロルを幾多の危険から守ってきた。 ウナスとは異なり、短剣を使うことが多く、その腕はかなりのもの。 イズミルへの忠誠心は人一倍強い反面、キャロルを敬いながらもそのお茶目な一面を微笑ましく思う等、強く慕っている。 そのため間者である正体を知られ、彼女の信頼を失うことをひどく恐れるなど、内心葛藤している。 因みに、ルカの衣装は初登場時から一度も変わっていない。 テティ 古代エジプト王国の、キャロル付きの。 他の侍女たちからはテティ様と敬称を付けられるなど、ナフテラに次ぐ地位もしくは身分の模様。 ふくよかな体に明るい性格で食欲旺盛、コメディリリーフ的な役回りが多い。 主であるキャロルとは、主従を超えた絆で結ばれており、魔女キルケーの妖術によって正気を失ったキャロルが、唯一名前を覚えていたほど。 テティ自身がキャロルに向ける忠誠心も高く、力及ばぬまでもアトラスやイズミルに立ち向かい、拉致されたキャロルを密かに追跡するなど、行動力に長ける。 また運が非常に良く、キャロルほどではないものの、幾度も生命の危機を迎えながらも、キャロルを狙う者たちの手によって無残に殺害されたり負傷することの多い他の侍女たちとは異なり、一度も大事に至ったことはない。 ミノア編以降も常にキャロルの側に控え、一緒にお忍びで下町へ繰り出したり、料理を作ったりしている。 本人はウナスに気があるようだが、商人カレブに一目惚れされてしまった。 ナフテラ 古代エジプト王国の宮廷侍女たちを統率する女官長であり、ミヌーエ将軍の母。 キャロルが母のように慕う優しい中年の女性。 物語序盤に殺害されたミタムン王女失踪の真相を知る数少ない人物だが、アイシスやアリに強く口止めされ、思い悩む一幕も存在した。 本人に責任はないのだが、物語全般に亘って、度重なるキャロル暗殺未遂など、宮廷での不祥事を激昂したメンフィスに失態を咎められることも多い。 イムホテップ 古代王国の名宰相。 ソバージュの長髪に顎髭をたくわえた賢い老人で、キャロルの英知と心根をいたく気に入り、王家の新たな血として王妃となることを賛成した。 ハサン を渡る古代の。 背が高く痩身で、飄々とした男。 当初はカレブと共に、金儲けのためにキャロルへ近付いたものの、その人柄に触れ、後に騎士道的精神でキャロルを守るようになる。 キャロルの命令しか聞かないと心に決めている。 エジプト王妃であるキャロルにもいたって気さくに接し、ハサンが授けた旅から旅への豊富な経験と薬草に関する知識は、幾度もキャロルを助けた。 そのためメンフィスを始め、エジプト王宮の者たちから信任を得ている。 カレブ ハサンの兄貴分を気取る旅の商人。 元々はアッシリア王宮に出入りし、アルゴン王に重用されていた。 ヒッタイトへ拉致されたキャロルにメンフィスの下へつれていくと嘘をつき、厳戒態勢の中、王宮を脱出させるなど、商人らしからぬ手腕に長ける。 近年では、利益よりもキャロルの行く先々へ着いて回ろうとするハサンに先輩風を吹かしては、煙たがれている。 損得抜きでキャロルに入れ込むハサンの態度が気に入らないと、アッシリアやバビロニアに内通しようとしたことも(いずれも未遂)。 小柄で太めの体型、髭面である。 トロイの都でエジプト・ミノア連合軍とヒッタイトの争いの最中、偶然出会ったテティに一目惚れする。 アリ アイシスの乳母で腹心の女官。 あらゆる毒物を操り、手を尽くしてキャロル暗殺を実行してきたが、全て失敗している。 アイシスの幸せを心から願っているため、最近ではキャロルのことよりも、アイシスに夢中なラガシュとの仲がうまくいくことを思い、アイシスの懐妊を喜んでいる。 カプター大神官 神事を司る、禿頭の神官長。 高潔であるべき地位にありながらその心は非常に俗で、数々の黄金の美術品を秘密の部屋に収集しては愛でている程に、黄金に目が無い。 キャロルを最も尊ぶべき生きた黄金とみなしており、いつか我が手にと狙っている。 キャロル自身は大神官の魂胆は知らぬものの、彼を薄気味悪く思っており、後のカプターとカーフラの計画をきっかけに酷く嫌うようになる。 初登場時より徐々に丸まった体型になり、小太りな男になっている。 無能な男と思われがちだが、占星術を元にした予言などはほぼ的中しており、自らに取り入ろうとするメクメクの素性についても、嘘だと感づきながらも、わざと騙されたふりをするなど、得体のしれないところが数多くある。 近隣国にもその令名を謳われる、聡明な長髪の美丈夫。 武術の達人としても名高い。 宿年のライバルであるメンフィスの戴冠式に、名代としてエジプトへ赴いた妹ミタムンが殺害され(彼がエジプトに滞在している間、市に出かけた従者の一人が古物商から買ったミタムンの額飾りが黒焦げていて血が滲んでいた事から、殺害された事を悟る)、復讐のために誘拐したキャロルだったが、その聡明さや何物にも屈しない気性を知るうちに熱愛してしまう。 キャロルを妃に迎えたいと密かにルカを送り込み、動向を探っては何度も奪取・拉致を試みる。 魔女キルケーの魔力のこもったペンダントにより催眠状態にしたキャロルと無理矢理結婚式を挙げるなど、強引な手段を取る一方で、自己犠牲さえ厭わずキャロルの身を守ろうとする真摯さを抱いている。 ミタムン 古代ヒッタイト王国の第一王女で、イズミルの妹。 戴冠式のために名代として赴いたエジプトでメンフィスに好意を持つが、後に失恋。 強引に結婚を認めさせたものの、ミタムンの言葉に揺れるメンフィスの様子に危惧を抱いたアイシスによって供の者を全て殺害された上、宮殿内の牢屋へ幽閉される。 後に牢から脱出し、アイシスを殺害しようとしたが、キャロルが悲鳴をあげたことにより失敗。 供物の油まみれとなり、その上から燭台の火をかけられる。 キャロルが救おうとするが間に合わず、目の前で焼殺された。 このことがきっかけとなり、イズミルのエジプト復讐の原因になってしまう。 ヒッタイト王 残忍で冷酷かつ好色なヒッタイト王国の王で、イズミルやミタムンの父。 息子イズミルとはキャロルの身柄を巡って争う姿勢を見せるが、イズミルがライアンに撃たれ重傷を負うと、報復としてキャロルの暗殺を命じるなど、息子想いなところも見せる。 ヒッタイト王妃 ヒッタイト王国の王妃でイズミルの母。 夫のヒッタイト王と正反対に、非常に思慮深く子供思いの優しい女性。 登場当初はミタムンを失った悲しみと怒りをキャロルへ向けていたが、恨みを持ち越し続けることはなかった。 またキルケーの妖術で正気を失ったキャロルと無理に婚儀を挙げようとするイズミルに不快感を示すなど、王妃らしい堂々とした風格を持つ。 ミラ 王妃のお付きを務める大人しい女性。 王妃から気に入られているらしく、イズミルの花嫁にと勧められていた。 彼女自身もイズミル王子のことを想い、エジプトから攫ってきたというキャロルの存在に不安を募らせていた。 ただし他のライバルたちのようにキャロルを殺したり陥れようとはせず、キャロルの望み通り、鍵を落としてヒッタイトを去らせようとしただけに留まる。 近年ではイズミルの熱愛ぶりに望みがないと諦めたのか、王妃と共に登場はしても、ほとんど発言はない。 ムーラ イズミル幼少の頃から王と王妃の信任を受け、養育係を務めてきた女性。 エジプトでいうナフテラ女官長のように侍女たちを統括する立場にあると思われる。 イズミルの幸せを第一に考えているため、エジプトの神の娘と呼ばれるキャロルに敬意を払いつつも、イズミルに逆らうことは許さないと恫喝する。 また火の島から連れてきたモリオネーがイズミルの側へ馴れ馴れしく侍ることを快く思っておらず、徹底的に遠ざけようとする。 ハザズ将軍 人の良い好々爺のように思えて、冷徹なヒッタイトのであり、ムーラと共に王子の幼い頃から側近くに仕える。 ムーサの山の麓の村にただ一人潜入し、キャロル拉致を成功させたり、ミノアでのキャロルの危機に我を失うイズミルに苦言を呈するなど、イズミルから高い信頼を得ている人物。 ウリア ヒッタイト王の姉で、ジダンタシュの母。 イズミルへの愛情を装い、ねだられるままに書物を与えることで、文弱な男を嫌うヒッタイト王から厭われるよう、イズミルを学問好きの柔弱な少年に育てようと仕組んでいたが、しくじったと知るや豹変。 イズミル暗殺を企て、優しい伯母を心から慕っていた幼いイズミルの心に深い傷跡を残した。 イズミルを逆恨みし、その命を狙っている。 ジダンタシュ イズミルの従兄弟。 ヒッタイト王の甥。 母ウリアとともにイズミルの命を狙う。 幼い頃から粗暴であり、世継ぎの王子として周囲の衆望を集めるイズミルに敵愾心を抱いていた。 死んだとされたイズミルに代わって世継ぎとして立てられると思いきや、謀事が発覚し、母共々失脚。 一転して追われる身となり、その後も付近に潜伏する。 古代アッシリア [ ] アルゴン - 古代の王。 非常に好色で残酷な君主として悪名高く、先王の皇太子を殺して王位を奪った。 エジプトを狙い、キャロルをおびき寄せて強引に妃にしようと画策するが失敗。 激怒したメンフィスによって城を落とされ、右腕を切断された。 いつも舌がペコちゃんのように出ている。 ジャマリ のアラゴン城の女官で、アルゴン王の寵姫。 キャロルの出現で寵愛を失い、その復讐のため、成功の暁には王妃となることを条件に、メンフィスを虜にしようとへ旅立つ。 だが逆に美しいメンフィスに魅せられ、キャロルのことを持ち出して側へ近づき、得意の竪琴で籠絡しようとする。 後にアルゴン王に捕らわれたメンフィスを気づかい地下牢に赴くなどするが、キャロルを一途に思い続けるメンフィスに助けるまでには至らず。 その後も何食わぬ顔でアルゴン王の側へ侍り続ける。 シャル アルゴンの弟。 残忍な兄とは違い、大人しく気弱な性格。 メンフィスに人質にされかけるが、あっさりと見捨てられる。 だが本人は重傷を負った兄を守り、城から脱出した。 神の娘であるキャロルに敬意を払っており、強引に妃にしようとすることに対しても異を唱えていた。 ミノアの祝祭でキャロルと再会し、当時のことを謝罪している。 古代バビロニア [ ] ラガシュ 古代の王で、アイシスを妃に迎える。 頭の切れる狡猾な人物で、アイシスの美貌に魅了され、キャロル殺害を請け負うのを条件にアイシスをバビロニア王妃として迎える。 後にキャロルにも得がたい価値を見い出し、バビロンの塔に監禁する。 懐妊に大喜びしたり、『まだメンフィスを想っているのか』と妬いたりと、アイシスのことは心から愛している模様。 常に頭の被り物を外さない。 オムリ ラガシュ王の腹心であり、かなりの切れ者。 リムシン大神官 バビロニアの大神官。 後に占いでアイシスを「戦を呼ぶ、災いを招く王妃」と予言する。 ショックを受けて飛び出した息子ガルズをアイシスに殺され、自身も追われる身に。 アイシスを呪いつつ、僅かな手勢と共に山中へと篭もる。 ガルズ リムシン大神官の息子。 後に月食の災いを逸らすための身代わり王として選出される。 一目見た王妃アイシスを思慕し、アイシスを苦しい立場へ追い込んだキャロルを憎悪する。 アイシスを想うあまり何事にも手につかない様子だったが、父であるリムシン大神官がアイシスを不吉な女と予言したことに衝撃を受ける。 真偽を確かめようとする彼の目の前でラガシュ王にエジプトをねだるアイシスを止めようとするが、ことの露見を恐れたアイシスによって慮外者に仕立て上げられ、激怒したラガシュ王によって斬りつけられ、塔の上から落とされる。 父にアイシスを(戦を)止めようとしたことを告げて息を引き取る。 古代ミノア [ ] 王国の14歳の病弱な少年王。 黒いソバージュヘアを後ろで一纏めにした、気弱で優しい少年。 長くという病を患っていたが、王国に招いたキャロルの看病の甲斐あって完治する。 アトラス ミノア王国の隠された第一王子。 ミノスの兄。 黒く波打つ長髪に大きな体、不可思議な肌の色をしたその醜い姿のために出生を秘され、ミノア王国地下でラビリンスののように暮らす王子。 キャロルに恋し求愛するが、拒まれたことで逆恨みし、執拗に付け狙う。 またキャロルの夫であるメンフィスのことも同様に狙っている。 マカオーンという名の巨大な と意思疎通を図ることが可能で、騎乗及び斥候として使役している。 王太后 ミノスとアトラスの母。 病弱な王に代わり海洋王国を治める女性。 女性でありながら政治的手腕に長け、強大な海軍及び守護神として活躍するアトラスの助力もあって、エーゲ海の支配者として君臨していた。 当初はミノスの病気を治してもらったことに対し、純粋に感謝していたが、ミノスの恋心を知り、また次第にキャロルの叡智を惜しむようになり、メサラ大臣を抱き込み、キャロルをミノスの妃とするよう画策する。 キャロルを力づくで妃にし、強力な海軍を盾にメンフィスと堂々と渡り合えとミノスを焚き付けるも、弟同様にキャロルに想いを寄せるアトラスの逆鱗に触れ、重傷を負う。 フォティア ミノスの世話係で、王太后お気に入りの貴族の娘。 ミノスを慕っている。 ミノスに毒を盛ったとの濡れ衣を着せられて処刑されそうになったが、キャロルに助けられる。 その後の出番はない。 ユクタス ミノアの。 特徴的な髪形の大男であり、豪勇で知られる。 武術の達人であるイズミル王子とも互角に立ち回るなど作中屈指の力を誇る。 恐ろしげな容姿とは裏腹に生真面目で真摯な性格であり、キャロルに対しても神の娘と敬意を払っている。 塩の海の神殿から助け出したばかりの瀕死のキャロルをメンフィスの所へ送り届けることなく、無理にでもミノアへ連れて行こうとする同胞のニヒタ達を押し留めたり、キャロルをミノスの妃にしようとする王太后の企みに否を唱えるなど、至って善良。 ただし事情を知らないメンフィスからは、キャロルを厄介ごとに巻き込んだ張本人、疫病神と嫌われ、その後の接触をことごとく妨害されている。 その他の古代人 [ ] の女王 アマゾンの女王。 女でありながら、男にも負けない力を持つ勇猛な女王。 キャロルを二度程助けたことがあり、信頼を寄せて重体の妹ヒューリアを託す。 ヒューリア アマゾネスの女王の妹。 ヒッタイト王により瀕死の重体であったが、キャロルの看病によって回復し、帰国。 モリオネー 古代の貴族の娘。 ミノアに貢納された奴隷の中に紛れ込んでしまったため、火の島の危険区域で働かされていた。 アトラスの襲撃を受け、難破したイズミル王子一行を助ける。 イズミルに魅せられ、自分をヒッタイトへ連れて行くことを条件に、道案内及び島からの脱出に力を貸すことを提案する。 しかしトロイまでの船旅の中で、イズミルの目がキャロルにしか向いていないことや、途中で乗船してきたムーラによってイズミルの側から遠ざけられたことに、次第に不満を溜め込む。 トロイの都へやってきたヒッタイト王が彼女をイズミルの花嫁と勘違いし、国から持参した花嫁衣装を与えたことに初めは狂喜し、着飾るも、直後に嘘をついていたと王の怒りを買って鞭打ち刑に処せられてしまう。 そのため血まみれの復讐鬼のようになり、キャロルの寝所を守る侍女たちを次々に殺害、キャロルも手にかけようとするがアマゾネスの女王に阻まれる。 戦の最中、キャロルがつけていた首飾りを手に周囲をうろつき、首飾りの放つ特殊な芳香からキャロルと勘違いして油断したイズミルに重傷を負わせ、アマゾネスによる拉致の原因を作った。 その後の消息は不明。 マシャリキ 古代王国の「青の王子」。 ナイルの王妃・キャロルを一目見ようと、身分を隠しエジプトに滞在していた。 カーフラ王女を第二の妃に迎えたと思い込んでムーサの山に身を隠したキャロルの従者となり、しばらく共に暮らす内に彼女に惹かれていく。 しかし、イズミルの意を受け村に潜入した将軍の手引きによって、キャロルの拉致を許してしまう。 そのことをメンフィスに咎められ、牢に繋がれてひどく痛めつけられたため、彼を憎み、配下であるエレニーに命じて、メンフィス暗殺を企てる。 エレニー マシャリキの配下の女性。 非常に身が軽く、間諜や武術に長ける。 地下牢に繋がれたマシャリキ救出のため派遣されたが、キャロルが訪ねてくれるまで待つというマシャリキの言葉に従い、侍女として王宮に入り込む。 マシャリキの命を受け、本国から取り寄せたアビシニアの秘薬を、昏睡状態にあるキャロルに与えて救う一方で、マシャリキを拷問したメンフィスを暗殺しようとして酒に毒を盛るなどする。 マシャリキがキャロルに惹かれていることを知り、嫉妬から彼女も毒酒の巻き添えにしようとしたことでマシャリキの不興を買い、しばらくエジプトに潜伏を続ける。 カーフラ 王国第一王女。 メンフィスの美貌を見て一目で恋し、キャロルを妃の地位から追い落とそうと画策する。 その足がかりとしてメンフィスの第二の妃になろうと、祭祀であるカプター大神官に賄賂で取り入り、密約を結ばせるなど奸智に長ける。 その後も、ヒッタイト・アッシリア・バビロニアという強国と敵対しており、リビアと同盟を結ばざるを得ないエジプトの苦しい立場を利用し、大臣、果ては父王まで引っ張り出して婚儀を迫るが、リビア本国で皇太子暗殺未遂という変事が起きたため、急きょ帰国した。 その後も諦めていない様子を見せる。 自分を美女だと信じて疑わないが、ばあやから以外の称賛の描写はなく、女好きのアルゴン王からも全く見向きもされなかった。 シンドゥ の王子。 キャロルに自国の運命を予知させるが、その結果に憤慨し、キャロルを逆恨みしている。 アルシャーマ 国の王。 アルシと名乗り、エジプト王宮に出入りしている。 黄金の王妃キャロルには女性的な魅力を感じなかったが、何故かキャロルが変装した黒髪の乙女ハピに一目惚れする。 セチ キャロルが最初に古代エジプトへ引き込まれた際、彼女を助けた奴隷母子の息子。 後にキャロルがヒッタイトへ攫われた時には、兵の一人としてヒッタイトへ向かうも捕えられ捕虜になる。 捕えられた牢屋で彼女と再会し、彼女がイズミルの目を盗み密かに手に入れたカギを使い脱走。 キャロルを庇ってイズミルに刺され、今際の際に母(後述)の死を伝え、亡くなった。 セフォラ キャロルが最初に古代エジプトへ引き込まれた際、彼女を助けた奴隷母子の母親。 彼女が奴隷(メクメク同様、水汲みである)として働く事になった際、様々な事を助言する。 神殿の工事の際、工事用の滑車に足を挟まれ、大ケガを負う。 メンフィスがヒッタイトに攻め入る前後に、病に倒れ亡くなった。 ネバメン メンフィスの弟を名乗ってエジプト王宮に出入りする、元死刑囚。 徐々に存在感を増し、将軍となる。 ベルト ネバメンの計画に乗って、従者として付き従う元死刑囚。 ナイルの王妃・キャロルに魅せられ、メクメクを嫌っている。 下品かつ無知。 メクメク 水汲み奴隷の娘。 貧しい生活と多くの兄弟の世話に追われる生活に嫌気が刺し、王宮での贅沢な暮らしを望む。 自身の美貌に絶対の自信を持ち、偶然見かけたメンフィスの寵姫となるべく、カプター大神官に取り入る。 またネバメンに対しても媚を売るなどする。 古代エジプト人にしては珍しく、ナイルの王妃・キャロルへの尊敬の念が薄く、小女と侮っている。 現代人 [ ] ライアン・リード リード家の長兄。 後にコンツェルンの社長となる。 肩まで伸びた黒髪の、クールな青年実業家。 博識で敏腕、卓越した経営能力で会社は纏めているものの、溺愛している妹キャロルの度重なる行方不明事件に翻弄されている。 ジミーには、事業の鬼・氷のライアン・アメリカのライオンなどと恐れられ、敬遠されている。 ジミー 声 - キャロルの考古学の師ブラウン教授の孫であり、現代での恋人&婚約者。 ライアンのことが苦手らしい。 連載当初、キャロルと両思いで将来を約束していただけに、報われないキャラクターでもある。 ブラウン教授 カイロ学園で教鞭を取る考古学者。 キャロルの考古学の師であり、ジミーの祖父。 ロディ キャロルの二番目の兄で、ライアンの弟。 殆ど登場しない。 アフマド アラブの。 キャロルのためならどんな危険も厭わない、勇敢な青年。 地中海で溺れていたキャロルを救出し、以来惚れ込んで追い掛けるようになる。 キャロルがメンフィスの子供を身ごもって現代へ帰ってきた際、世間の批判から守るため、キャロルの相手として進んで名乗り出た。 リード社長 キャロルたち兄妹の父で、リード社社長。 ブラウン教授の遺跡発掘事業に出資した。 と王の墓を発掘したことで、アイシスの復讐の標的に。 アイシスがを使っている所を目撃し、アイシスからコブラを投げられ、喉を噛まれて殺害されてしまう。 登場する国など [ ]• (、首都:)• (現在の、首都:)• (現在の、の南部)• (現在の、の北部)• (現在の)• アマゾン()• (に位置)• (首都:) 派生作品 [ ] CD版 [ ] 王家の紋章 イラスト・ストーリー・ビデオ・オリジナル・サウンド・トラック 株式会社モモアンドグレープスカンパニー(復刻版CD ABCA-5067(2004年9月25日)) 製作 - 「王家の紋章」製作委員会 音楽 - 王家の紋章 Part 1 ポニーキャニオンCD(PCCG-00104(1990年12月15日))• キャスト• キャロル -• メンフィス -• アイシス -• イズミル -• アルゴン -• リード -• ナレーション -• 音楽 -• 挿入歌• キングオブキングス()• 音楽: 舞台版 [ ] 2016年8月ににて上演。 音楽は、演出はが担当。 主演は。 2017年4月に帝国劇場、5月にメインホールで再演。 キャスト• メンフィス -• アイシス -• イムホップ -• ライアン -• ミタムン -• ナフテラ -• ルカ -• ウナス - 脚注 [ ] []• 単行本は年1回6月頃のペースで刊行されている• 『』(2006年11月21日号)より• 2015年7月14日. 2015年7月14日閲覧。 ステージナタリー. 2016年11月11日. 2016年11月14日閲覧。 2015年7月14日. 2015年7月14日閲覧。 コミックナタリー 2016年1月6日. 2016年1月6日閲覧。 関連項目 [ ]• 『』 - 『王家の紋章』(劇中では「ナイルの娘」)に熱中する台湾人少女を主人公とした、監督の1987年の映画。 外部リンク [ ]•

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王家の紋章ネタバレ6月号/65巻!最新話の感想&あらすじもチェック!

王家 の 紋章 最 新刊

カテゴリー• CLOSE スポンサーリンク 王家の紋章6月号までのあらすじ トラキア王の命を受け、海の商人になりすました暗殺者がキャロルを襲い、大混乱のエジプト王宮。 一方、トラキアからの脱出を試みるイズミルだが・・・!? 王家の紋章6月号のネタバレ 暗殺者との対峙 エジプト王宮は騒然とし、混乱に陥っていた。 キャロルを狙う暗殺者が、王宮に紛れ込んでいたのだ———。 暗殺者「 姫を殺せ———っ」 叫びながら襲い掛かってくる暗殺者たちからキャロルを守ろうと、城の兵たちは果敢に戦う。 しかし、狙われ命の危機にさらされるキャロルは、なぜ自分を狙うのか、と悲しみと恐怖に打ちひしがれ、 愛するメンフィスの名を叫んだ。 その頃、死海砦で守備を固めていたメンフィスは、 届くはずもないキャロルの呼び声に呼応し、すぐさま王宮へと帰還する為馬を走らせた。 王宮では、とどめを刺されそうになっていたキャロルを、 イムホテップが間一髪の所で救出に来る。 奥宮殿へと退避したキャロル達は難を逃れ、暗殺者を始末したイムホテップは安堵に包まれると同時に、王の不在時に事件が起きてしまったことを嘆いていた。 トラキア王は、愛娘・タミリュス姫の為、イズミル王子の心からキャロルへの想いを消そうと暗殺を謀っていたのだ。 この事に気付いていないであろう王子の身を案じ、家臣は取り返しのつかないことになることを恐れた———。 キャロル・案ずる歴史 ケガ一つなく無事だったキャロルに、皆が安堵し声を掛けた。 メンフィスに会いたいと焦がれるキャロルの元へ、イムホテップが ミノア王国のミノス王からの手紙を持ちやってきた。 タイムスリップし未来の歴史を知るキャロルは、 サントリーニ島がいずれ沈んでしまうことを知っていた為に様子が気になっていた。 だが変わりないという知らせに安堵し、従事たちがまるで信用しないことに少し気落ちする。 キャロル「 島の人々へ警告しなければ・・・それは・・・歴史を知っている私の使命・・・」 トラキア・イズミル王子 王子がトラキアにきて、早くも 数日が経っていた。 城では最上階に幽閉され、日夜歓待されながらも兵士に監視される日々に、 心は疲弊していた。 一方、王子を愛するタミリュス姫は、愛されたいがために身を着飾り、王子の部屋に花を飾ると言い出し、部屋へと向かう。 しかし好いてもいない姫からの贈り物と、部屋に毎日出入りされることを知り、 タミリュス姫に断りを入れた王子だった———。 トラキア王の思惑 王子が我が娘・タミリュス姫に一向に気持ちを寄せないことに腹を立てる トラキア王。 そこで、 暗殺が失敗に終わったとの知らせが入り、大声で悔しがる。 くしくもその話を聞いていた兵士が、王子にキャロル暗殺の話を伝えた。

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王家の紋章(61)(プリンセス・コミックス)

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3つどもえ4つどもえの諸国の不穏な動きも一時休止。 王妃キャロルがめでたく男子を出産したところから始まって・・・すぐ終わる?! アイシス メンフィス アイシス キャロル メンフィス 愛するメンフィス、そなたは私のもの・・・ わあー!姉上、何を・・・す・・る・・おのれえ・・・ これでメンフィスは永遠に私の・・も・の・・・誰にも・わたさ・・ない・・ キャー!!何と言う事!!メンフィス、しっかりして、死なないで、私を一人にしないで! キャロル・・我らの子を・・エジプトをた・の・・む・・ 王子の誕生に沸くテーベの宮殿に、嫉妬に狂って乗り込んで来たアイシスによって、メンフィスは愛妻と嫡男を残して死ぬ。 狂ったアイシスもメンフィスの剣によって命を落とす。 幸福の絶頂から突き落とされ、呆然とするキャロル。 メンフィスを守る事が出来なかったと、自分を責め、泣く事もできないでいる。 夫の葬儀のすべての儀式が終わろうとしている。 キャロル イズミル カプター ああ、棺に花を捧げたのは、この私だったのだ。 あなたを守りたかったのに・・。 ナイルの姫よ・・(何でお前がここにいる!!講和状態で葬儀に列席している、て事で。 ) アイシス様はあのような亡くなり方をなさいましたので、死後の王の世界を乱すやも しれませぬ。 アイシス様の魂から王を守るために、この呪術版を置きまする。 メンフィスの墓は封印され、すべての儀式は終わる。 まわりに指示されるままに、葬儀のためのむなしい日々を過ごして来た キャロルは、ふと大切な事を思い出す。 20世紀にアイシスがよみがえった事を。 あの女はメンフィスを求めている!そして父を、多くの人を殺したのは!! キャロル なぜアイシスがよみがえったの?! あ、呪術版!!あの時私が割ってしまった呪術版のせい? 彼女の魂は、20世紀にまださまよっているのかしら・・・・ライアン兄さん!! もしメンフィスの遺体が見つかったとしたら・・・今度は兄さんがねらわれるかもしれない。 20世紀に戻らなくては!・・・でも、どうやって?! その時、キャロルはライアンの叫びを聴く。 はじかれたように神殿の中に走っていくキャロル。 後を追うイズミル,ルカ,ウナス (ワラワラ)。 キャロルは神殿の奥にある神剣(どんなモノだ?!)をつかむ。 と同時に4人は闇に呑み込まれる。 ********** ここは20世紀、ブラウン教授の研究室。 盗まれたミイラが戻ってきたという知らせにやって来たライアン,ブラウン教授,ジミー。 その目の前に、無惨な助手の死体がころがっている。 そして血に汚れた手でアイシスが立っている。 ライアン アイシス ライアン アイシス キャロル イズミル ウナス ルカ キャロル アイシス キャロル イズミル アイシス ア、アイシス、これはお前が・・・なぜだ!! ホホホ・・・私の愛するメンフィス・・誰にも渡さぬ!! お前達はすべて私の呪いを受けて死ぬのだ!! くっ!お前こそ!(銃を取り、アイシスを撃つが、アイシスは倒れない。 不敵に笑うのみ。 ) 何!どういう事だ?! ホホホ・・・呪術版が割れたのだ!!誰にもじゃまされぬわ! お待ちなさい!!(セラムンうさぎちゃん風に)ほろびるのはあなたよ! なんだ、ここは!!いったいどうしたというんだ?! ア、アイシス様、なぜ亡くなったアイシス様がここにおられるのだ?! 気を付けろ!あれはこの世のものではない!! な・なんであなた達までいるのよ?!まあどうでもいいわ。 あれはアイシスの盲執が生み出した化け物よ!! アイシス!!我が夫メンフィスを殺し、ミタムン王女を殺し・・私のパパを殺したのもあなたね。 かわいそうな人とも思ったけど、許さない!! あなたには多くの人の命を奪った罪、つぐなってもらうわ!! 目障りな女、お前さえいなければメンフィスと幸せになれたのに・・・ 違うわ!あなたのように自分勝手な人に、メンフィスを幸せにする事は出来ない!! やはりミタムンを殺したのはお前か、それでは私にとっても敵と言う事だな! メンフィスを私から奪う者はすべて死ぬのだあ! キャロルは剣を構えるが、アイシスにはね返される。 イズミル,ルカ,ウナスがキャロルを取り囲む。 アイシスがおおいかぶさって来るが、イズミル、キャロルの剣を持つ手を握り、体を支える。 二人が持つ剣はアイシスを貫く。 アイシス ぎゃー!わ、私がほろびるというのか、私の美しい体が・・・メンフィスといたいだけなのに・・・ アムドゥアトの神よ、力を・・・いや・・じゃ・・・ アイシスの体はもとのミイラと化す。 キャロル、ライアンのライターで火をつける。 たちまち燃え上がり、 やがて灰となって散る。 (>おい、火事になるじゃないか!) キャロル、力が抜けたように座り込んでいたが、やがて静かに立ち上がろうとする。 イズミル、手を貸す。 メンフィスの棺に歩み寄り、横たわるミイラをいとしそうにふれる。 そばにあったハサミを手に取り、自分の髪の一房を切り取り、ミイラのそばに置く。 沈黙を破るように、ライアンが言葉を絞り出す。 ライアン ジミー キャロル ブラウン ジミー キャロル ライアン ブラウン ジミー キャロル ライアン キャロル ブラウン イズミル キャロル キャロル、キャロルなのか・・・ キャロル、今までいったいどこにいたんだ!その格好は?その人たちは誰?! (ライアン,ジミー,ブラウン教授を静かに見渡して)ライアン兄さん、ジミー、教授、 心配かけました。 私は3000年前の古代エジプトにいたのです。 なんと!! どういう事だい?タイムスリップしていたとでも言うのかい?! そうです。 彼らは・・・・ヒッタイトの王子イズミル、そしてルカとウナス・・・ そして、このミイラは私の夫だった人、エジプト王メンフィス。 キャロル、とっても信じられない・・・・ キャロル、古代エジプトはどうだったい?我々の研究の通りか?(>おいおい) 夫って・・・!キャロル、きれいすぎて、大人っぽくて、別の人みたいだよ・・・ (かすかにほほえんで)兄さん、お願いがあります。 どうか、メンフィスを・・・私の夫の遺体を 王家の谷に戻して。 誰も入れぬよう、もう一度封印して。 どうして・・・(まっすぐに自分をみつめるキャロルを見て)ああ、何だかよくわからないが、 いいだろう・・・・そうだ、キャロル、お母さんを呼ぶ。 すっかり弱って病気がちなんだ。 ああ、ママ!・・・(キャロルの目からひとすじの涙) そこのお方!(イズミルをつかまえて)ヒッタイトの王子と申されたな、ちょっと話を聞かせて・・・ ・・・(白目) ・・・ブラウン教授ったら・・・あ、兄さん、もうひとつお願い、お医者様を呼んで! この人の肩の銃弾を摘出してあげてほしいの。 時を越えて兄さんが撃った弾を・・。 これは、私と会いさえしなければ負わなかった傷だから。 医師達が駆けつけ、 たちまち研究室は臨時の手術室と化す。 そうこうしているうちに、連絡を受けたキャロルの母,ロディ,そしてジェットヘリでアブドラがやって来る。 母 キャロル ウナス ルカ 母 キャロル 母 キャロル アブドラ キャロル イズミル ライアン キャロル ライアン アブドラ キャロル イズミル ウナス キャロル イズミル キャロル ブラウン ジミー アブドラ ウナス ルカ イズミル 母 ロディ イズミル キャロル 母 キャロル 母 キャロル キャロル、キャロルなの?!おお、神様、感謝します! ママ、ママ、会いたかった、ずっと・・・(キャロル、泣き出す。 母に抱きしめられ、だんだんと声を 上げて号泣しはじめる。 ) キャロル様が泣いておられる・・。 メンフィス様が崩御されてから、ずっとこらえて いらっしゃったのに・・。 あれがナイルの姫の母上、同じ髪、同じ目の色をなさっている・・・。 (髪をなでながら)キャロル、つらい事があったのね。 もういいのよ、ママがついている。 あ、赤ちゃんは無事に産まれたの? (だんだんと落ち着きを取り戻して)いいえ、・・・ヒック・・・あの子を守れなかったの・・ あの女、アイシスに・・ヒック・・・死海に突き落とされて・・・。 でもママ、私にはあの後生まれたぼうやがいるの。 私、ママになったのよ。 まあ、なんて事でしょ!あのおてんばなキャロルが・・・会わせてちょうだい、おばあちゃまに! ・・・ごめんなさい、ダメなの・・・だって3000年前の古代エジプトにおいてきちゃったから。 (母、目を丸くしている。 キャロル、涙をふき、アブドラの方を向き) アブドラ・・・あなたに言わねばならない事が・・・。 あの時、わたしのおなかにいたのは、夫メンフィスの子。 あなたは、記憶の無い私の名誉を守ってくれたのね。 ありがとう。 (一同、はっとしてアブドラを見る) いや、キャロル・・・やっぱり君は王家の呪いなんかじゃなく、王の愛を受けたんだな。 (治療が始まったのに、まだブラウン教授の質問責めにあっているイズミルをはっと見て) もしかして・・イズミル王子、あの時私をわざと逃がしてくれたの? 王に捕まって殺されるのを恐れて・・・・ありがとう・・・。 ナイルの姫、そなたの口からそのような言葉を聞けるとは・・・ キャロルに恩がある方だったのか?申し訳ない事を・・・ いいえ、謝る事ないの。 私、この人に何度も拉致されて、ムチで打たれて、肩を刀で刺して、 縛られたまんま海に落ちて・・・それからそれから・・・ 何!私の大事な妹に!!キャロル、今度何かされたらまた私を呼べ!!今度は・・ バズーカでも用意しておきますか? フフフ、アブドラ、あなたが言ったらしゃれにならないわ。 ) ナイルの姫の兄上は、なんだかメンフィスと似ておるな。 あ、私もそのように! え〜!私、ブラザーコンプレックスなんてなかったわよう! (医者の様子を見ながら)なるほど、このような道具を使うのか・・・イタ!・・くない?ナゼだ! 動かないで、局所麻酔よ。 あなたが見ていたいだろうと思ったから・・。 私も、お医者様に治してもらった。 ライオンの噛み傷もこんな風に治療を受けたの。 不思議でも何でもないの。 ・・・・私は、神の娘、ナイルの娘なんかじゃない・・・・ 未来を見通せるわけじゃない・・・ただ知っていただけ。 私はただのキャロル・リードなの・・。 わかってもらえなくて、辛かった・・・。 (一同沈黙) いや、勉強熱心な良い生徒じゃったぞ、わしの自慢の愛弟子じゃ。 そうだよ、キャロルはいつも歴史、考古学はトップだった。 相手が誰であろうとものおじしない姿は、誇り高く、魅力的だった。 キャロル様はわれら家臣の命までも大切にしてくださいました。 そのおやさしい姿に、我らは命にかけてもキャロル様を守ろうと心に誓いました。 人の心に灯をともすような微笑みをメンフィスは愛した。 私はそれを渇望した・・。 (キャロル、真っ赤になる) あ、あたりまえです、キャロルはリード家の・・・、私の自慢の娘です!! そうだ、僕たちのかわいい妹だ!(>ごめんよ、これだけしかせりふなくって・・・) (キャロル、母と目を合わせ、そしてゆっくりそれぞれの顔をみわたしながら、微笑む。 その目から、涙がぽとぽと落ちる。 ) ようやく感情が出せるようになったようだな。 (泣き笑いしながら)みんなに会えてよかった・・・。 メンフィスが死んで、もうなにもかも 終わった、って、思ってた・・・・もう大丈夫、元気になれた。 キャロル、あなた、またどこかに行ってしまうの? (凛とした表情で)ええ、約束したから。 エジプトと私たちの子を守っていくって。 そんな・・・私のもとにせっかく帰って来たのに・・・・いやよ、みんな止めて・・・! ママ、ごめんなさい。 でも、私はどこにいたって、大好きなママの娘だって事、忘れない。 すてきな兄さん達の妹だって事を誇りに思ってる。 イズミルの肩から無事弾が摘出され、治療が終わる。 イズミルは弾を手に取り、しげしげと見つめている。 「お薬は一日三回食後に」と、医師から薬と抜糸の注意を聞いていると、遠くからキャロル、イズミルらを呼ぶ声が聞こえてくる。 キャロル イズミル ジミー キャロル ジミー キャロル 母 イズミル ライアン キャロル 行かなくっちゃ。 ああ、我らを呼んでいる。 キャロル、これ・・・・(欠けた粘土板を持ってきて)これは君が? まあ・・・ちゃんと届いていたのね・・ふふ、欠けちゃってるけど・・ キャロル、ずっとこんな風に僕たちにメッセージを届けてくれないか? そしたら僕は君の足跡をたどれるから・・。 ええ、わかったわ。 あなたなら読んでくれる。 (真っ赤になって)ママ、ちょっと、か・・勝手に決めつけないでようー! 彼らを呼ぶ声が強くなる。 古代エジプトの兵士の幻がキャロル達を取り囲んでゆく。 キャロル、万感の思いを込めて家族を、一同を見渡す。 キャロル 一同 ライアン ママ・・・みんな・・・どこにいても私はみんなの事を愛しているわ。 どうか元気で!! (口々に)キャロル!! ・・・イズミル、妹を・・キャロルを頼む・・ 瞬間、キャロル,イズミル達の目には、ライアンに重なってメンフィスの姿が見えた。 キャロルが手を伸ばそうとしたその時、四人は暗闇につつまれた・・・・。 ********** 一年後、キャロルは幼いメンフィス二世の共同統治者として、イムホテップと共にエジプトを統治している。 王が崩御し、ヒッタイト王に即位したイズミルより、キャロルとの結婚の申し込みがある。 アッシリアの不穏な動きをヒッタイトが牽制しくれている事情もあり、 メンフィス二世が15歳(成年と認められる)で独り立ちするまでエジプトに留まるという条件で、家臣一同賛成する。 ためらうキャロルに、「それとも、私と結婚しますか?」、と言ってイムホテップが後押しをする。 そして婚儀のため、ヒッタイトより、イズミル一行が到着する。 キャロル イズミル キャロル イズミル キャロル イズミル キャロル イズミル 本当にエジプトを離れなくてもいいのですか? ああ、かまわぬ。 気が向いた時にでも、来ればよい。 私は・・・メンフィスの事を決して忘れられないと思います。 かまわぬ。 彼の事は私も忘れない。 良き好敵手だった。 あなたは・・・私を・・・愛しているのですか? ああ、天にも地にも、私が愛するのは、あなただけだ。 !!・・・杏の花が咲く頃に、行ってみたいわ・・・。 ・・・私の好きな花だ・・・・歓迎するよ。 イズミルとキャロルの間には、一人の王女と、二人の王子が生まれる。 王女はメンフィス二世と結婚し、息子が15歳になったのを機に、キャロルは政治より身を引き、ヒッタイトの首都ハットウシャに移る。 そして、歳月は流れる・・・。 イズミル キャロル イズミル キャロル イズミル やはり・・・・行くのか? ・・・ええ・・・行かせてください・・・帰りたいの、ナイルへ・・・。 あれほどの医者がいて、そなたを癒せないとは!! ・・・私は精一杯・・・生きました・・・ 命の終わりに・・・・ナイルへ・・・どうか、帰らせて・・・。 ・・・今まで・・ありがとう・・・幸せでした・・・・。 キャロル・・・・・そなたを得て、私も幸せだった・・・・・。 王子よ、私に代わり、母をエジプトへ。 兄弟たちと共に、母をナイルに帰してやってくれ・・・。 200X年、ナイル川に古代エジプトの格好をした中年女性が沈んでいる、という情報を得たライアン・リードは、 それが妹と確信し、現場に急行する。 微笑むような死に顔に、「キャロル、精一杯生きたんだな。 幸せだったか?」と問う。 完 つけたしのつけたし おばかなお話に最後までつきあってくださって、ありがとうございます。 いまいちまじめ路線にもお笑い路線にもいけない、中途半端な文になってしまいました。 (まあ、自分らしいか・・・。 ) メンフィスには悪いが、運命通り、姉もろとも死んでもらいました。 アイシスは同情する点はあっても、やっぱり罪はきっちり償ってもらいました。 キャロルには、一番彼女にとって辛かったまわりからの「誤解」からの解放、 「神の娘」でなくっても、みんなは自分の事を愛してくれているのだ、と、わからせてあげたかったのです。 今回の参考文献(・・・て、ほどでもないですが。 「インカ帝国のなぞ」「ツタンカーメンの呪い」「トロイの木馬」・・・・。 小学校時代に読んでいた本です。 他にも「埋もれた日本」「象の来た道」など、けっこう読みました。 私が「王家の紋章」にはまったのは、きっとこの本たちの思い出のためでしょう。 たかし・よいち氏の本を読んでその道に進んだ人も、きっといるでしょう。 「王家の紋章」を読んで考古学に進んだ方もいるくらいだし。 今回子供の時に読んだ本ではなく、1986年出版の 「少年王ツタンカーメン」(大日本図書出版) を読みました。 (大人向けを読む根性も時間もないので・・・なさけな〜。 ) ツタンカーメン(18王朝在位)の時代は、政治も宗教もとんでもない様相を呈していました。 その政治のゴタゴタで彼は暗殺されたとも言われています。 残された王妃のアンケセナーメンは、運命に弄ばれた女性です。 彼女はもともとツタンカーメンの兄にあたるアケナトン(宗教改革王)の第3王女でしかも王妃です。 弟セメンカクラの妃にも後ほどなったようですが、二人が亡くなって、わずか9歳のツタンカーメンが即位すると、 12歳で彼の王妃になりました。 たとえまわりに決められた結婚であっても、わずかな年月であっても、 ツタンカーメンとアンケセナーメンは、愛情にみちた生活を送ったようです。 その様子は彫刻や絵として残っていますが、 何よりツタンカーメンの棺に捧げられた花束が、彼らの愛を物語っています。 (「王家の紋章」の冒頭にこのエピソードは使われていますよね。 ) ツタンカーメンが18歳で亡くなると、彼の小さい時に政治の実権を握っていた大臣アイが 彼女に結婚をせまります。 (イムヘホップが求婚するようなものですな。 ) 当時彼女は21歳、ツタンカーメンとの間の王女二人も相継いで亡くしています。 40歳も年上の人との結婚を嫌い、彼女はヒッタイトの王子を婿に迎えようとします。 が、アイの妨害に合い、泣く泣くアイと結婚する事となり、アイが王位につきました。 ただし、それも5年で亡くなり、また25歳で未亡人になります。 その後は軍司令官のホレンヘブ(ミヌーエだなっ)が別の王女と結婚し、王位につきます。 彼女のその後はわかっていませんし、墓もミイラもみつかっていません。 キャロルは王家の血をひきませんから、ホントは王位継承権は無いと思うのですが、 それだとお話が続かないので、仮に王位継承権があったら、メンフィス・アイシス亡き後、 アンケセナーメンのようになる可能性はあるでしょう。 イムヘホップとミユーエがホントにに忠臣なので、それはなさそうですが、(あ、カプターがいた!) 念のためにキャロルに王子を産んでもらいました。 (笑) ラストは大好きな塩野 七生の本からヒントを得ました。 「王家の紋章」をざーっと読んでまず思い出したのが、塩野氏のエッセイ集 「イタリア遺聞」から、「ハレムのフランス女」(新潮文庫)です。 フランス貴族の娘で、ナポレオン妃ジョセフィーヌの従姉妹にあたるエメ・ドュブク・ド・リビュリ。 海賊に捕らえられ、スルタン・アブドゥール・ハーミッド一世のハレムに献上された実在の人物のお話です。 金髪で快活な性格の美少女を59歳(!!)のスルタンは、ことのほか可愛がり、 翌年彼女は男子を出産します。 (何もヨーロッパ人がハレムに入る事はめずらしくなく、軍人などはすべてキリスト教徒の子弟だった。 ) 彼女がトルコの近代化のひとつの原動力になったのは、間違いないでしょう。 彼女の死に際し、子であるスルタンは母の最後の望みをかなえるべく、 嵐の夜、金角湾対岸にあるキリスト教の修道院に、ひそかに使いを出します。 連れてこられた修道院長は、彼女の最後の懺悔を聞きます。 これはイスラム教国の皇帝であるスルタンにとって、非常に勇気ある行動なのです。 彼は彼で母の臨終の苦しみを少しでもやわらげようと、アラーの神に祈ります。 (エエ話やぁ〜涙) つまり、彼女はもとの世界(キリスト教)に還っていったわけですよね。 それで、キャロルもメンフィスがいない今、もとの世界に返してあげたい、と思ったのです。 「私はエジプトの土になる」なんて言っていたじゃない、と突っ込まれそうですが、 それはメンフィスあっての事だし、どうせ時代が違うだけだし・・(いいかげん)。 彼女の子供達は、断腸の思いで愛する母キャロルをナイルに流したんですよ、きっと。 これを書くにあたって、某巨大掲示板意外、関連HPは閲覧しませんでした。 他の方の文を読んだら、ぜえったい書けなくなると思ったので。 ま、これからヒマを見て関連HPの波乗りでもしよっかな、と思っています。 最後に、私にどんっ、とコミックス44巻お貸し下さったSさま、ありがとうございましたあ!!.

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