君 の 虜 に なっ て しま えば きっと 題名。 高校のとき、彼氏にはナイショで彼氏の親友の巨根にヤミツキになってた思い出【痴女の告白体験談】

高校のとき、彼氏にはナイショで彼氏の親友の巨根にヤミツキになってた思い出【痴女の告白体験談】

君 の 虜 に なっ て しま えば きっと 題名

まずはメモ帳などで書こう。 とあるPMの日記。 ご主人様は私の知らないお友達の方とミッションへ行ってしまった。 お友達と行く時はいつも置いていかれる。 ご主人様はいつ私の気持ちに気付いてくれるだろうか。 ご主人様がお休みの日は、必ず家事を手伝って下さる。 ご主人様はお料理も、お洗濯も、お掃除も私より上手だ。 もっと精進しないと。 でも、それはいいのだけど、いつもよりタックルの回数が多いので関節が痛い。 だけど、最近それが気持ちy(何か書かれていたような跡はあるが消されて読めない) 今日もご主人様は私の気持ちに気付いてくれなかった。 ご主人様が珍しく、ミーティングの帰りにお友達を部屋まで連れてきた。 ちょっと陰のありそうな頭脳派系のイケメンの人だった。 ご主人様とあまりにも親しくお話ししていたので、 お出ししたお茶に(何か書かれていたような跡はあるが消されて読めない) 折角私がお茶を出したのに、半分くらい飲んだ所で眩暈がすると言われて お帰りになられた。 私のご主人様に手を出した報いだ。 久しぶりの「でいと」だとウキウキしていたら、何故かそこにはマヤさんが居た。 何をされたのか分からない、いつもの人が頭を過ぎったのはきっと気のせいだろう。 ご主人様に聞くと、マヤさんが別の予定をドタキャンされてする事が無くなったから 一緒にあそんでぇとの事。 ファック。 私のウキウキを返せ。 空気の読めないファックなビッチの部屋には、ミッションが終わった後に、 大量のオキ(何か書かれていたような跡はあるが消されて読めない) きっと今頃腰を抜かしている事でしょう。 私のご主人様に媚を売った報いです。 前スレにあった別の方が書いてた日記が面白かったので、ついついやってしまった。 反省はしていない。 主人への愛が溢れてるのは分かるが一体お茶に何を入れたんだ・・・w 保守かねて、ちょっと小ネタ投下しときます。 低い駆動音と送風の音以外、何も聞こえない。 背中の方にある送風口から文字通り凍えるほどの冷たい風が送られてくるが、PMである彼女にとっては問題ではなかった。 ばこっ、と言う音と共に、目の前の閉ざされていた扉が開き、箱の中に光が射し込んできた。 開いた扉の向こうにいたのは、真っ赤な髪のビーストの少女。 440の主だった。 「大丈夫……?」 「問題ありません」 心配そうに声をかけてくる主人に答える。 口の周りについていた氷がぱらぱらと落ちた。 スキンシップの苦手な440は顔を赤らめたが、抵抗はしなかった。 「はぁ……気持ち……いい……」 440を抱きしめたまま、主人はうっとりと呟いた。 「夕方までの辛抱です。 しかしその再現は出来るらしく、季節に応じて空調機器によって温度が調節され、 あたかも四季の存在する惑星にいるかの如く暮らすことが出来る。 そして、今は夏。 三惑星の平均気温から割り出される例年よりも高い設定温度は、冷房の使用率を高め、 その電力の消費量は想定されていた量を大幅に上回った。 このままでは電力が不足し、最悪コロニー全体が大規模な停電に見舞われる恐れがある。 そこでガーディアンズ上層部が下した苦渋の選択。 その結果が、440が冷蔵庫に入ることになった原因。 節電だった。 コロニーに暮らしている住民や営業している店舗に優先して電力を送るため、ガーディアンズの暮らす部屋はほぼ強制的な 節電対策がとられた。 簡単に言えば、冷房等の電力を多く消費する機器の使用の停止。 昼から夕方にかけての期間限定の処置ではあったが、正直たまったものではなかった。 汗だくでぐったりとベッドの上で横になっている主人を見るに見かねて440が行ったのが、先ほどの冷蔵庫作戦だ。 PMは寒冷地でも戦闘を行えるように調整されているため、冷蔵庫の温度程度では行動に支障はない。 そこで自ら冷蔵庫に入って身体を冷やし、主人に抱きしめてもらうことで暑さを和らげる。 PMを冷蔵庫に入れるという行為に主人は反対したが、このままでは倒れてしまう、と440の必死の説得によりなんとか折れてくれた。 普段主人とのスキンシップをほとんどしない440は抱きしめられる度にオーバーヒートしそうになったため、 想定していたよりも短い頻度で冷蔵庫と主人の間を往復したが、それでも暑さは和らいだようだった。 主人にぶつけないように慎重に取り出した端末には、主人の友人であるニューマンの少女のPM、GH-450の名が表示されていた。 「もしもし。 どうしたの?」 『帽子ちゃん……た、助けて……』 今にも途切れそうなか細い声に、440が顔色を変える。 「どうしたの!? 大丈夫!?」 『節電でさ……凄く暑いじゃん……? それで、ご主人様が……』 まさか、熱中症か何かで倒れたのだろうか。 『ご主人様が……汗だくで……薄着してるから透け透けで……もうエロくてエロくて鼻からオイルが止まらな』 言い終える前に通信を切断した440は、端末を床に叩き付けたい衝動を何とかこらえた。 「どうしたの……?」 「ああ、いえ……なんでもないです」 ろくに通話もせず切断した440を不審に思った主人が訊いてきたが、まさか説明するわけにもいかなかった。 どうごまかそうか悩んでいると、また端末が着信音を鳴らし始めた。 450からだったら出ずに切ろうと思って端末を見ると、表示されていたのは、主人の友人の、ヒューマンの女性だった。 『よう。 今、大丈夫か?』 「はい。 なんのご用でしょうか」 『いやさ、今日めちゃくちゃ暑いだろ? 参ってないかと思ってさ』 ちらりと主人を見ると、困ったように笑っていた。 「多少バテてはいますが、大丈夫だと思います」 『そっか、ならいいんだけどな。 まあどっちにしろ、こう暑いのにわざわざ部屋に篭もってるのもなんだし、ちょっと遊びに行かないか?』 「遊びに……ですか?」 『ああ。 クラッド6とかいうリゾートコロニーに新しく出来たプールが評判いいらしくてな、少し前からデコ助が行きたいって言ってたんだよ。 二人一緒に、どうだ?』 デコ助とは彼女のPM、GH-410のことだ。 酷いあだ名だと思ったが当の本人は気に入っているらしい。 主人を見ると、笑顔で頷いていた。 確かに、部屋の中で過ごすよりはいいだろう。 「分かりました。 準備に少し時間がかかると思いますが、よろしいですか?」 『おう、んじゃあ準備出来たらシャトル乗り場で落ち合おうぜ。 「プール、か……水着……久しぶり……」 衣類が収められたナノトランサーをいじりながら、主人が嬉しそうに呟いた。 水着か……そういえばご主人様が水着着てるとこ、見たことないな。 どんな水着なんだろう……。 手を休めず、440は想像を巡らせる。 レギュラースイムウェア……は、ご主人様だと恥ずかしがりそうだな。 やっぱりワンピーススイムウェアかな……うん、似合うと思う。 ワンピーススイムウェアを着た主人を想像し、何気なく主人を見た440の目に映ったのは。 ビキニスイムウェアを持った主人だった。 衝撃を受けた440の脳裏に、瞬時にそれを着用した主人の姿がよぎる。 肌の露出を嫌い、普段日に晒されることのない白い肢体。 きめ細やかな肌に、小さくて可愛らしいお尻。 そして発展途上の、む、むむむ胸……! 顔にオイルが逆流するような感覚を覚えた440は、咄嗟に鼻と口元を覆った。 幸い、オイルは出ていなかった。 鼻オイルを出しながらご主人様に 襲い掛かるようなら狂犬化ですが・・・。 そういえば過去スレにご主人様に 近づいた他のガーディアンズを自殺に追い込んだPMがいたっけ・・・。 ご主人様で妄想してしまった。 その上鼻からオイル噴き出すところだった。 最低だ。 私もあの変態と同じだ……! 心の中で450をナチュラルに変態と呼びながら、440は自責の念に駆られた。 440の視線に気づいた主人が、照れ笑いを浮かべてこちらを向いた。 「今は、まだ……着ないの。 もう少し、大きくなったら……着ようと、思って」 とりあえず今日着るつもりがないことが分かって、440は安堵した。 あんなものを着られては本当に鼻からオイルを噴き出しかねない。 主人がビキニスイムウェアを胸と腰に当てて、頬を染めながら440を見る。 「似合うと……思う……?」 「……ッ!?」 主人のその仕草と言葉で、先ほどよりも更に鮮明な脳内シミュレートを行ってしまった440は、とうとう鼻から一筋のオイルを垂らし、 うつぶせで地面に倒れて、失神した。 支援ありがとうございます。 つまみ食いのデコ助に恥かしがり屋が大好物の450に帽子ちゃんですか。 懐かしいですなぁ。 確か帽子ちゃんのファーストキスは4・・・。 うろ覚えなので間違っていたらご了承を。 嬉しいようなちょっと恥ずかしいようなw 帽子ちゃんと鼻オイルのコンビがなんか書きやすいんですよね。 最初はデコとデコ主人がメインのはずだったのにどうしてこうなった。 後は寡黙なキャストを書いた時に何度も過去スレをチェックして各キャラの イメージを崩していないかのチェックと、各キャラの代表的なネタを確認して いたからかと。 あれは時間かかったなぁ・・・。 PMコンビが書き易くなったのはその2人の掛け合いが増えた為と自分は 見ていますが? バレンタインとか、帽子ちゃんのお留守番中に450が 遊びに来た時とか。 冷蔵庫ワロタw 袋に氷を入れたものを扇風機の前に吊るすと最強ですぞ。 妄想で自己嫌悪になってる440カワユス。 ちなみにさるさんは自分の投稿環境の問題かと思われますが、私の所に来ては 猛威を奮っていらっしゃいます。 何が問題なのだろうか・・・・orz ちなみに、自分の場合で8レス前後で発動、30~40分で復活してますよ。 417氏、投下乙でした。 ご主人様、実はお仕置き楽しんでませんか・・・。 だが、うちの所のGH420といえば。 「食事、出来たよ」 「ありがとう」 「・・・」 プイッ 「いただきます」 「・・・」 プイッ 「ご馳走さま、おいしかったよ」 「・・・」 プイッ 食事の時は声をかけても無言でそっぽを向かれて食べてる最中は 2人して終始無言。 無論、食べ終わった後もだ。 「レスタ」 「ありがとう、助かる!」 「・・・」 プイッ 「くっ! 結構手強いな」 「はっ ははっ はははっ」ズバババッ ズバババッ ズババババッ 「ちと、きつかったな。 サンキュー」 「・・・」 プイッ ミッションに連れて行くと回復してくれたり、援護してくれたりと 助かってはいるんだが、やっぱりそっぽを向かれる。 余りに俺の戦い方が一緒に戦っていて不甲斐無いからと、愛想を 尽かされているんだろうか。 気が利くな」 「・・・」 プイッ 「今日もお疲れさん。 おやすみ」 「・・・」 プイッ 家事もこちらから何か言い付ける前に率先してやってくれる。 非常に助かるのだが、この反応は任せてられないという事だな。 というか、何かにつけ無言でそっぽを向かれる。 俺、こいつに 嫌われてるなぁ・・・。 だとしたらこういう問題は早めにハッキリ させるに限る。 明日は丁度ミッションも予定も無い。 「なあ、420。 俺の事、そんなに嫌かなぁ?」 「!! ・・・」 無言で俯いてしまった。 くぅ、沈黙の空気が重いぜ・・・。 否定しないって事はやっぱり俺、嫌われてるんだなぁ・・・。 違うっ! そんな事ないっ!」 「え? 顔を合わせるのも嫌だったんじゃ? 何時もすぐに無言で そっぽ向いてたし・・・」 本当に俺の事が嫌いなら、と切り出したら凄い勢いで立ち上がって 俯いたまま、大声で真実を言い始めた。 「恥ずかしくて、顔合わせられなかったのっ! 顔、思いっきり真っ赤に なってるのが自分でも解ってたし!」 「お前、それって?」 「そーだよっ! ご主人様の事が好きっ! そのまま話したら、好きって 言っちゃうから黙ってたの!」 「ずっと、俺の事が好きだったのか?」 「悪い? 仕方が無いじゃない! 好きになっちゃったんだもん!」 どうやら照れてたのか。 そう面と向かってハッキリ言われると こっちも恥ずかしいぜ。 だけど、俺は人でお前はガーディアンズに 配備されるパートナーマシナリーなんだ。 そして何処かのゲームで見たような何かっぽい 勢いでフルボッコにする。 殺意の何とやらに目覚めた様に。 「出歯亀してんじゃねぇ! 一昨日来やがれ! 420、塩持ってこい!」 あ。 ついついカッとなった勢いで言っちまったが、どう考えても今のは 認めたとしか受け入れられないよなぁ・・・。 やっちまったぜ。 けどここまで言った以上は俺も男だ、覚悟決めて腹括るしかないわなぁ。 泣き顔なんて見たくない。 先ずは何時頃から好きになったのかでも聞いて みるかな。 玄関を閉めると俺の方に塩を持って来た420が今迄よりも 可愛く見えるぜ。 支援してくれた方々有難う御座いました。 本当は其の3で一旦切って続きは明日の夜、というネタ的な狙いが あったのですが、支援して頂いた以上は、と書き終わらせました。 お目汚し&駄文投下失礼しました。 残り1KBだったので駄文で埋めてしまいました・・・ 正直スマンカッタ。 あの話は其の3で一旦切って待て、次回に して、続きを後ほどにしてあの後どなるか?という形を狙って其の4を 書くのを後回しにする予定だっただけでして。 其の3以降も書いてみないと長さが解らなかったので4/4とか題名に 付けなかった自分が悪いのですし。 自分の場合、ビス男の話とか1話辺りの投下回数が多いので寧ろ支援して くれた方が助かります。 話数が進む毎に長くなってましたし・・・。 ええ、この話は最初にその部分のネタが思いついて出来た話です。 しかしクールなパートナーとして定評のある450が安易にお仕置きしていただくのはアリなのだろうか。 だいたいに私が求めるお仕置きと御主人様のお仕置きが等号で結べるものだろうか。 御主人様の考えそうなお仕置き…廊下にバケツ持たされ立たされる? 嫌だ。 御主人様をマイルームに独りきりにさせるなど私にはあってはならない事だ。 ファック。 パイ投げ? お仕置きか? ファッ… まてよ? 尻叩きなら教育的な上に官能的ではないだろうか。 叩かれるとしたら服の上からか、直接か? いやこの際些末な事にはこだわるべきではないのか。 NDの古典に曰わく、少しの事にも先達はあらまほしきことなれ。 しかし誰に…いやいる。 マイルーム前に常に亀甲縛りで立っているあの人なら詳しいに違いない。 亀甲で立ちっぱなし、ミッションに行けばムチを振るうなどそちらの趣味の方に違いない。 名前の通りにいろいろな苦悩をしているのだろう。 プライベートな事なのでメールで相談してみる事にする。 後日、クノー様に怒られた御主人様から尻叩きの刑に処せられた。 …ふぅ。 なんかランディールシャグが出た。 不意打ちが綺麗に決まってぎょえーっと言わざるをえんかった。 「んだ、わーらー、まだきてただか!」 天から千両箱ストライクを呆然と眺めておるうちに、クニオスとリキッドとか言うとったあの学生二人に追いつかれたようじゃ。 器用にも体を丸めて地面を転がっての体当たりを仕掛けてきたようで、パシリ通りを何の障害もなく追ってきたのも納得がいくというものじゃ。 「ようやく捕まえたぜ!」 膝蹴りで狸が吹っ飛んだ。 なんじゃあの動きは、まるで瞬間移動するように間合いを詰めよったぞ!あの古狸が見切れんとは、どういう技じゃ!? とか言うとる場合ではない、妾も吹っ飛んで転んだところを追撃を受けておる。 ものすごい勢いの首締めじゃ… そんなに締め上げを繰り返さんでも力入れっぱなしの方が苦しいような気がしないでもないが。 「あなたたち!やめなさい!」 そのとき、颯爽と青い風が走ってきて不良二人を投げ飛ばした。 んん?ぬしは見た顔じゃの。 お地蔵さんを運ばせた罰当たりではないか。 ルミアとか言うとったか。 クニオスもリキッドも、あっという間におなごの関節技でねじ伏せられてしもうた。 「こいつらは食い逃げ犯だぜーっ!悪人を見逃すのかガーディアンさんよォーっ!」 「あなたたち一般人が制裁していいわけではありません!私刑は禁止されていますし、一般人のPAの使用も禁止されています!」 「いやこれはPAじゃなく俺のオリジナル…うごげぇッ!う、腕がァーっ!痛でェーっ!」 「傷害罪で逮捕されたくなければ私に任せておきなさい!いいわね!」 こやつ足は遅いくせに動きが半端でないぞ。 はぐれてしまったので困っていたんですよ」 「くらら、わざわざ探しに来てくれたのかえ」 「あの後犯人は事件現場に戻ってくるという捜査鉄則に基づいて店の前でお二人を待っていたんですが、屋根に何か落ちてきて大変だったんですよ。 戻ってこなさそうなのでガーディアンズに連絡して、暇だったルミアさんに探してもらったんです」 食い逃げ同然で出て行ったんじゃから戻ってくるわけがないというのはおいといて、よりによってこのおなごに探してもらったのかえ… しかしルミアとやらが不良二人に手間取っておるのは僥倖、この場を立ち去った方がよさそうじゃ。 「ありがたやー、それでは妾はこれで…」 「待ちなさい!」 戦意喪失するの早すぎじゃろ不良! 「コンコン…持病のインフルエンザが…ぬしは病人に何か用かえ?ふぉっくす!ふぉーっくす!ああひどくなった、帰らせてたもれ」 「仮病はやめなさい!食い逃げに関しては店内の監視カメラに証拠が残っていませんでしたが、あなたがたを猥褻罪および守護任務執行妨害の容疑で逮捕します。 ガーディアンズの制服を民間人が着るのは禁止されていますよ…あなたがガーディアンズに所属していないことはすでに調べました」 うぐっ…妾としたことが、こやつと会ったときと姿を変えておらんかった。 そしてまさか制服があだになるとは… 「それにそこのGH492も繁みの中で廃液を捨てたでしょう!汚染防止法違反です!」 廃液…あのときの小便のことか。 こやつは偽物のパシリだとは気づいておらんようじゃの。 「厠が見づかんねえだよ!許せよー」 「かわや?トイレのことですか?ナノトランサーからの仮想空間でできるでしょう。 その後排泄物は転送されて、隔離施設で嫌気分解されて有機肥料になります。 ですから町中で排泄物を出すのは重罪なんですよ。 ナノトランサーを持っていない人はいませんから、泥酔した人でもない限り誰もやりませんけど」 くららェ…飲食排泄生殖は生物の最優先事項じゃろうが。 絡繰りじゃからわからぬか… しかし、どこからでもすぐ排泄できるぶん便利なのじゃろうが、そこまで機械に依存しておるのか。 機械が動かなくなったらどうやって生活するつもりじゃ? 「あのう、コロニーはSEEDウィルスで一度酷い目にあってますから、それ以降厳しくなったんだそうです。 同じ防疫上の理由でコロニー内では動物の飼育は禁止されています」 じゃからあの飯屋で動物がいるということに反応してありえんほどブチギレされたわけか。 とんだとばっちりじゃが、致し方なきことよの。 「ま、まあそのへんは悪かった。 知らんことじゃったし1回目じゃから見逃してたもれ?妾はにゅーでいずとやらの星霊祭に出なければならんのじゃ」 「だめです!要人でも罪は罪、きちんと罰は受けてもらってからです!」 ええい優秀な警察じゃ。 結局逃げることになるのかえ! くららをひっつかんできびすを返し、じーころにー町1階からやけにきつい坂道を駆け上がる。 この坂道、どう考えても上りにくく住みにくいのじゃ… 「おだー!追いついてきとるだよ!」 狸の声に振り向くと、ルミアとやらは坂道がないかのように駆け上がってくる! 「どうやらコロニーのシステムを知らないようですね。 このスロープは制御フォトンでお年寄りにも簡単に上がれる構造、ガーディアンズにとってはないも同然!」 いかに妾の逃げ足が上とはいえ、坂道を上るのと平地を走るのとでは無理がある。 坂道を使わぬようにするならえろべーたという昇降機を使わねばならぬが、中にいとる間に追いつかれれば袋の狸じゃ。 妾はそのようなみっともない真似はせぬ。 「さっきパシリを2体つれたガーディアンズ制服の女がこなかった!?」 「どうしたんだ、ルミアちゃ…」 「いいからどこに転送したのか答えて!」 「はい」 「むう、君たちはどういう逸材かね!私の頭から落下するとは器用な!素晴らしいぞ!」 「すまねえだ!謝罪はツケにしでくれ!」 くららをつきだして扉を開け、別の部屋に逃げ込んだが、なにやら会議中であった。 「な、何ですかあなたたちは!アポはとったんですか!」 「クランプ、落ち着け。 ルミア、これはどういうことだい!」 「すいませんライアさん、事情はあとで説明しま…」 「すまぬ、どいてくれーい!」 「うほぁっ!この、ぶっ飛ばすよ!」 大きな椅子に座っておる女の頭を踏みつけ脱出。 「グラールの未来を守るガーディアンズにようこそ!…無視された…」 やたら広いホールを駆け抜けて4階まで。 じーころにー町は4階に外につながるところがあると聞いておるのでそこに走ったが。 「予想通りです!もう逃がしません!」 目的地を前にして、眼前のえろべーたの扉が開いて、ルミアが出てきたのじゃ。 ダムフォイエ!」 「あぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃ!」 吹き付けられた炎をよけきれず、尻に火のついた狸が走り回る。 かちかち山かえ…くららは慌てて追いかけていったが、物騒な攻撃は勘弁じゃ! 妾は炎をかいくぐり、杖の先端を押さえつつおなごの手を蹴飛ばした。 術に集中しておったのか、あっさり杖をはね飛ばせたのじゃが、 「杖がなければ何もできないなんて思わないことね!」 ルミアは予想外にそのままつかみかかってきおった! 腕折りの形にもっていかれたものの、妾とて黙ってやられはせぬ。 すぐに抜け出した…しかしそこから足を取られ、さらに抜けようとしてもすかさずサソリ固めと逃してくれぬ。 こやつ、できるな! 「あぢぢぢ、ふーふー…狐よう、何じゃばぐれとるだか?」 「じゃれあっているわけではない!抜けられんのじゃあいででででで!」 「あのう、こういうときはどうすれば?」 「うーん…わがんね。 「ああああああっ!つ、杖も魔導具もないのにフォバースですって!?」 「ぬしが燃え尽きるのが早いか、妾の背骨がいかれるのが先か!根比べじゃぶぎゅううう」 (レジェネをかけないと…体が焼けていく!このままだとよくて相討ち、あのパシリに手出しされたら負ける…!) ルミアはけなげにもしばらく耐えておったが、たまらなくなってサソリ固めを解いて慌てて杖を拾いに行った。 「レジェネ!…あ、あれ?そんな、消えない!」 やっとの思いで消そうとしたようじゃが、狐火はそのようなちゃちな術では消せんぞ。 なんせ妾のろんりーそうるふぁいあじゃからの!孤と狐をかけたとか言うつもりはないが。 「隙ありだぁ!狸門頂肘だよ!」 以心伝心、狸と息ぴったりというのも奇妙じゃが、炎が消えないとわかってルミアが治癒術を使おうとしたその隙に狸が踏み込み、後の先をとった。 いわゆるカウンターじゃな。 がつんと音をたてて狸の肘が小娘の膝に衝突する。 姿勢を崩して思わず前のめりになったところで、 「ふっ!ふっ!ほぁー!修羅覇王廣華山だっぺ!」 そこから前蹴り、肘打ち、背面体当たりと流れるような連携がたたき込まれ、小娘は妾のほうに派手に吹っ飛ばされた。 むろん妾も狐火は絶やしておらんので、人間よけの結界をはりつつ小娘の方に歩くだけで吹っ飛ばされたところを押しとどめられて狐火に焼かれるという寸法じゃ。 (やられるっ…!) そこに炎に包まれるのにもおかまいなしに割り込んできた影があって、妾は誰が割り込んできたのか確認した瞬間に狐火を消し、ルミアを解放してやった。 みんなが大切な人なのです。 だからやめてください…」 どうしたらいいのかわからなくなって思わずとった行動だったのじゃろう、くららは少し焼けてしもうた顔をくしゃくしゃにして涙目になっとった。 まったく、心配性じゃの。 ちょっと遊んでおっただけじゃ…いたたた背中が。 「うむ、ここまでとしておこうぞ。 とどめをさすつもりなどもとよりないわ」 「くっ…なぜ…私を放っておくと、またあなたを捕まえにいくのに…」 「ぬしがいい人じゃからかの」 「え…?」 「紳士淑女というものは自らの行動が規範になるような者でなくてはならぬ。 世の中には守られていることもわからず 国や警察や家長に文句ばかりたれておるようなアホタレもおるが、それは人間すらない動物じゃ」 ま、妾は狐じゃから関係ないがの。 と、心の中で付け足して。 「あくまで平等に、私刑をとどめて妾を逮捕しようとしたぬしは、仕事に誇りをもってこの町の秩序を守ろうとしておる。 淑女たりえると言えようぞ。 少しばかり頭が硬いようではあるが、そこはこれからじゃ」 「おめさんも子供産めば丸くなるんでねが。 おらの娘も嫁いでから変わっただかん」 た~ぬ~きぃ~…妾の決めを横取りするでない。 「なっ…!わ、私はまだ…やだ、もうっ!」 「おお怖ぇ怖ぇ。 狐、そろそろ行ぐど」 「また捕まえるつもりなら来るがよい。 精進せえよ、女としてもな。 妊娠中は動けんものじゃ、外の仕事でなく家の中を守るのが本来のありようなのじゃからの!さらばじゃ!」 うぶなおなご相手に話術で冷静でなくしておきつつ、どろんと煙を出して目くらまし。 さすがにこれで追ってこんじゃろ。 子供扱いされたとかか?」 「子供!?う、うるさい!あっちいってったら!」 兄と比較されることばかり気にして、必死でガーディアンズとしてやってきた。 やっとそこから離れられそうになった今も、結婚して子供を産むとか、考えたこともなかった。 ルミアにだって憧れの人くらいいる。 その人と結婚して、子供を産んで家庭を作って… 本来なら当たり前のことなのだと、通らなければならない道なのだと言われたが、考えただけで顔が真っ赤になってしまうのだ。 が、ぐるぐる回る頭の中でふとルミアは思った。 「ん…あれ?娘が嫁いだってパシリが言ってるって…おかしくない?」 酒など飲まぬはずのGH492が酒瓶に口を直につけてがぶ飲みしている姿を見れば、誰だって注目するじゃろう。 妙な集団だと思われておるのか、これほどの混雑に人払いの結界も使っておらんというのに少し離れて人垣ができておる。 「はぁー…まさかこれほどまでに日ノ本と違うとはのう…まったく先が思いやられるわい」 ここはすぺーすぽーと。 風情も何もない港じゃ。 じーころにー町は島らしく、他に行くにはここで乗り物を待たねばならぬのじゃ。 「いらっしゃいませーマグダナラへようこそ、お持ち帰りですか?」 「は、はいっ!お持ち帰ります!」 ぶふーっ!お、「お持ち帰ります」とな…引きこもりじゃったくららにも社会経験をさせてやらねばならんの。 先ほどのように皆当たり前に持っておる機械がないと困ったことになると予想できるから言いくるめて連れてきたのじゃが。 難儀でも面白い旅になりそうじゃ…初めてのふぁーすとふーど注文でがちがちに緊張したくららと、じっと見てくる案内役の絡繰りの前で踊るアホ狸。 これからの旅に思いを馳せつつ、妾は中途リアルでもらっておった機械を売りさばいた金で買ったホノウバガリとかいう食べ物にかぶりついたのじゃった。 …辛ーっ!? 偽ガーディアンズのイナリィと、偽のパシリのショジョジィと。 くららを加えた3人の、初のグラール探索行。 「え?この乗り物はにゅーでいずとかへ行くのではないのかえ…間違ったじゃとー!?降ろせー降ろしてくれーい!」 「お、お客様困ります!外は宇宙空間ですよ!?」 前途多難の珍道中、次はいずこの惑星か。 宴の夜まであと10日。 その1はこれにて終了です。 登場人物だけざっと紹介をば。 読みにくいですかね。 次回から工夫してみます。 某神に弟子入りした、全国の神社に出張する仕事をしている狐たちの一柱。 今回その仕事があだになり、『大いなる光』の留守番役としてグラールまではるばる出張して 「ヤオロズ」を演じさせられるはめになった。 自分や物の姿形を変化させて人を化かすのが得意で(これはショジョジィも同様)、他にも 能力はいろいろあるが、さすがに星間飛行まではできない。 グラールではその系譜のためかビス子の姿をとるが、本当の姿はよだれかけをつけた尻尾が 四本の白い狐。 ・ショジョジィ 化け狸。 某寺院での馬鹿騒ぎが原因でその名を知られるようになり、某神社に祀られている。 房総の方言でしゃべるのもあってグラールではGH492の姿をとるが、本当の姿は笠をかぶり杖と 通帳、酒瓶を持ったでっぷり太った狸。 腹部に大きな傷跡がある。 千葉弁のため、作者にとっては一番しゃべらせづらかったりする… PSPo2から出ている祈祷師小夜ちゃんはしばしば「何かとりつかせてしまいました」と言う通り、 こういった妖怪や霊を呼び出してしまっている模様。 ・くらら GRM純正品の、普通のGH450。 フォイエとディーガのディスクのみを食べて育った、ステータス 法撃100の純粋合成パシリ。 ガーディアンズの杖合成に使われていたが、サイコウォンドを最後に杖の合成をしなくても 現物が出るようになり、主人はまったく部屋に来なくなった(そもそも主人も合成のためだけ のキャラで、レベル1のまま)。 ライセンスが切れたため部屋はガーディアンズに倉庫として 使われている。 一度も部屋を出たことがなく、部屋の外のことは知識として知ってはいてもまったく理解して いない世間知らず。 イナリィに社会勉強をさせてやりたいという名目でこれから引っ張り回される予定。 というか解説役とヒント役としていてくれないと作者が困る。 ・クニオス&リキッド 不良二人組。 クニオスのほうがグラール学園総番の白ラン男(もちろん制服ではない)。 得意技はマッハ・キック(我流で身につけたマシンガンのチャージショット2)。 他にスクリユウ2(我流のシソクテンカイザン)も使える。 リキッドはクニオスのライバル、サグラキ園高校総番。 得意技はマッハ・パンチ(我流で身につけたボッガ・ロバッド1段目)。 他にはニトロアタック(瞬時に間合いを詰めて膝蹴りをたたき込む)も使っている。 PAまがいの技をディスクも使わずこなしてしまうあたり学生にあるまじき身体能力だが、 別にワンオブサウザンドがどうとかはまったく関係ない(そもそもヒューマンである)。 将来ガーディアンズになることがあるなら、相当な猛者になるであろう。 とりあえず文字数をだいたいあわせて改行してみました。 はたしてくららは無事に(色々な意味で)元居た自室に帰れるので しょうか・・・。 読み易く、ですか。 自分の場合は台詞の後に1行空けるとかですか。 そして光の人、キャラお借りしました。 その代わりといっては何ですが、 席を用意しましたので。 是非そこには拘って頂きたいかと。 投下乙です。 取敢えずきりのいい所まで。 ミッション?編 ご主人様曰くのピクニックの後から何事も無く数日が経ちました。 その数日中と言えば ずっとご主人様と一緒にミッションを周っています。 前回のピクニックと違い、今回は それ相応に周れる上限のランクに上げての通称遺跡巡り、聖地奪還と呼ばれている任務です。 「んー。 もうそろそろ、いいかしらん? 440ちゃん、今日はお買い物よん」 「またニューディズなので、今日も内容の変わらないミッションだと思ったのですが? 相変らずに突然ですね、マスター。 私の都合も考えて下さい。 私の場合は色々と準備が あるのですから」 「あら。 ゴメンなさいねぇ」 そうですよ、ご主人様。 お出掛けするなら、余所行きに着替えないと。 その為に用途別の スーツを揃えているのですから。 全てデザインは同一ですけど。 同じ外見しかないからこそ 素材や作りにこだわっている分高いので、必ずしも全てのPMがそういった用途別のスーツを 持っている訳ではないのであまり知られていませんが。 「あら。 奇遇ねぇ」 「何てこったぃ・・・。 言って本当に鉢合わせすなんざ、笑えないねェ・・・。 」 「ご主人、来て早々で悪いんだけどぉ、また来るわぁ」 「あ! ちょいとお持ちよ! 挨拶無しで何処行こうってんだぃ! そんなら、行き先位は 言ってからにしな! この唐変木! 後でアタシん所に顔出すんだよ!」 片隅にある骨董品店で、偶然にも女帝とその後ろに控えるご主人サンに出会いました。 たはぅ、と溜息をつく女帝に目もくれずに、ご主人様はいきなり私をお姫様抱っこに抱き上げて 挨拶もそこそこに走り出しました。 女帝の怒鳴り声が遠ざかる中でご主人様の胸に触れている イヤーパーツに響くご主人様の心臓の音。 右手で帽子を押さえて、そっと左手をご主人様の 胸に添えると心臓の鼓動が伝わります。 以前にも言いましたが、かなり恥ずかしいんですが?」 「ゴメンなさいねぇ。 でも、この方が早いのよん。 行き先とかぁ、お店の名前を知られる のも避けたかったしぃ」 ご主人様の視線は足元。 私を抱えたこの状態で転ぶなんて、美しくない事をする訳がないです。 またもや往来でお姫様抱っこ。 本当に恥ずかしいんですよ? 恥ずかしくて降ろして欲しいって、 言葉が出ない程に。 今度は慰謝料に何を請求しよう? そうですね、たまには武器か防具を モギるのもいいかな。 モギるならS武器と既に宣言済みだし後で倉庫をチェックしよう。 「お邪魔します。 刀匠殿、居られますでしょうか?」 「珍しい客が来るものだな。 それと某は唯の世捨て人だ。 そう呼ばれる程ではない」 「アタシにとって様々な事含めて、美しいと思うからそう呼ぶだけよぉ」 「陰打ちなら一振り。 真打ちの行き先はお主は知っていると踏まえる故に語るまい。 眼鏡に適うか些かではあるがそれならば」 「見ずとも、アナタを見れば分かるわぁ。 けど、見ないで語るなんて美しくない事はしないわぁ。 拝見させて頂いても宜しいでしょうか?」 オウトク・シティを抜けてから降ろしてもらって歩く事数時間。 山奥のうらびれた一軒家が 目的の場所でした。 常にマイペースなご主人様から聞いた、初めての敬語の相手の方は 白いニューディズの着物風の服を着た初老のヒューマンの男性。 暫くして箪笥の前に正座して 引き出しを引いて中から細長い布包みを取り出し、神棚に向き直って恭しく両手で捧げ持ち、 一礼してから布包みを解いて中から現れた白木の棒のような物をビス男に渡します。 初めて見るフォトンでない、直刃の実剣。 それを何度も向きを変えて 真剣な眼差しで見立てるご主人様。 初めて見る刃とそこに写るご主人様の真剣な眼差し。 何時の間にか私は見入っていました。 その状態がどれ程続いたか定かでない静寂の中で チン、と小さく鳴った刃を鞘に戻した音で我に返りました。 そのまま脇に置いてから。 「変わらずの業物、敬服致しました」 「毎度の事でありながら、この時は肝が冷える。 眼鏡に適って重畳」 「んー、これで見合うかしらぁ? 足りないようなら持って来るわぁ」 刀匠殿と呼ばれた方に一礼して、ご主人様が壊れたかなり古い家具類をナノトランサーから 取り出し始めました。 あと、幾つかのレリック・エッジ。 この為の遺跡巡りでしたか。 「度々の事ながら痛み入る。 これだけでも十分過ぎる故」 「んー。 今回は壊れてたのを見つけたから然程の事でもなかったしぃ、アタシは 一度出した物を引っ込めるなんて美しくない事はしないわん」 「かたじけない」 刀匠殿の庵を後にしてからご主人様が教えてくれたのですが、あの武器は刀という名称で 古い家具に使われている金具は刀の材料に適している為、そういった物を探す当てのある ご主人様の場合は代金よりもそういった家具類や希少な金属等を対価として渡しているとか。 戻ったら行ってみようかしらん」 「あの態度では、あまりいい用件ではないのでは? 理由を付けて断るべきかと?」 「あはは。 その事なら、心配ないわよぉ。 贔屓にしてるお店が一緒って事は何時自分の 欲しい物を先に買われるか解らないからぁ、それでイライラしてたんだわぁ」 「では何故その贔屓の店から早々に買い物もせずに立ち去ったのですか? 探し物もせずに」 「んー。 あのままだとぉ、どっちかがヤな思いする事になるのが目に見えてたのよねぇ。 それならその前に他の場所に行った方がいいじゃなぁい? 知られてない場所にぃ」 ご主人様がそう言うので、コロニーに戻ったその足で女帝の住まう廃ビルに向かいました。 ニューディズの骨董品や美術品に囲まれたキンズスチェアに座って煙管を吹かしている女帝に その脇に目を伏せて控えているご主人サン。 ただ、違っていたのは女帝の表情。 この前の鉢合わせの件で虫の居所が悪いと思っていたのですが、何ともバツが悪いと言うか 口篭るというか、途方に暮れているようにも見えます。 深く煙管を吸ってから上を向いて遠い目で紫煙を吐いたと思うと、俯いてたはぅと溜息。 頭を振って顔を上げ、咥えていた煙管を離してお茶を飲むと、ご主人様を見ます。 どうやら何か決心がついたようですが、ここまで言い淀むというのも珍しいような? 「ビス男、ちょいとお前サンに頼みたい事があるんだがねェ・・・。 」 「んー。 アタシに出来る事ならいいわよぉ? 出来る事やらないなんて、美しくないわぁ」 「まあ、笑わないで聞いとくれよ。 コロコロコロ。 倒れた湯飲み茶碗が転がり中身が零れる。 ポタッ。 430の目から落ちた涙がテーブルで 弾けた。 ポタッ。 どんどん落ちる滴で大きくなる水溜りは零れたお茶に辿り着く。 「ったりーめーだ! んな事言われなくても解ってっけど、けどよぉ、あんなに楽しそうに みんなで一緒に食べるのです、とか元凶の糞ったれな410に作り方を教えるのです、 とか言ってたご主人様を悲しませたくはないんだよぉぉぉ!」 物凄い勢いで飛び込んできた狂犬こと、GH430がそのままの勢いで話した頼み事。 最初に聞いた時点でアタシはキッパリ突っぱねた。 流石に出来もしない事を、安請け合い する訳にいかないねェ。 いらん期待持たせるのは酷ってもんさね。 テーブルに両手を付いて涙を流し始めた妹を見てると過去の事を知ってるだけに不憫に思う。 お前サンにゃ、勿体無い位のいいご主人様だったねェ。 確かにアタシもあの後何時かもう一回 やってやろうと準備はしてたけどねェ。 それでもそりゃあ、無理だ。 全然足りないんさね。 がりがりと後頭部をかいて煙草を火鉢に捨てて愛用の煙管を引き出しに放り込む。 アタシゃ こういう辛気臭いのは嫌いなんだ。 こっちまで気が滅入っちまうよ、よしとくれ。 「集め切れるか解りゃあしないし、そもそも頼んで引き受けるかどうかすら怪しいねェ。 そんなんでもよけりゃ、一人心当たりがあるから口利いてやってもいい。 XX人分のスキヤキの材料を 用意しとくれな。 しかもおまけに鍋まで足りないときたもんだ。 鍋はビーストの嬢ちゃん、 飯店のヒュマ助、仕方が無いんで、今回だきゃあアタシも出すよ。 アンタの事だから鍋、 持ってんだろ?」 「確かにアタシも持ってるけどぉ、全然足りないじゃなぁい? この前鉢合わせしたお店に 置いてなかったかしらん?」 「ビーストの嬢ちゃん、その店で鍋、買ったんさ」 「あら。 いきなり当てが1件消えたわぁ。 あのお店は解り易い場所だから仕方が無いけどぉ」 美しいものが好きなビス男が骨董品にも詳しいのはこの部屋の物を言い当てたのと、この前の 店での鉢合わせで解ってる。 そうなりゃ、自然とニューディズの文化にも詳しくなる。 それを踏まえて鍋を持ってると見越してカマ賭けたのは当ったからいいとして、問題は別だ。 鍋持ってるってェ事はコイツも当然、スキヤキは知ってる。 その上であんな人数分の材料を 揃えるのがどんだけ手間かは言うまでも無いねェ。 それを承知で引き受けるかどうかってこった。 そんな奴がいりゃあ、アタシゃとっくに隠居してるさね。 おちおち、のんびりと 引っ込んでらんないから、こうして老骨に鞭打ってんだろうが」 「あはは。 そうなのねぇ」 「そんな事ァ、どうでもいい。 その上にお目当てが見つかったからといって、必ずしも 売ってくれるたァ限らない。 説得するとなりゃあ 骨が折れる。 むしろ出費より手の方が遙かにかかるってこった。 解っちゃいるだけに、 頼むにしても無理強いには出来ないねェ。 「んー、ちょっと聞いてもいいかしらぁ? アタシが断って誰か泣く人いるのかしらん?」 「さあねェ。 いるとすりゃあ、よっぽど普段まともなモン食ってない奴だろうねェ」 「アタシが断って泣かせるのは美しくないわぁ。 けどぉ、こればっかりは実際に集めて みないと集めきれるか何とも言えないわぁ。 それでもいいかしらん?」 「元々そういう前提さね」 「じゃ、揃っても揃わなくても連絡はするわねぇ。 あと、心当たりの場所教えて欲しいわぁ」 430の事を見透かされたと思って一瞬冷や汗もんだったが、おくびにも出さずに飄々と しらばっくれる。 引き受けてくれたにしても揃えば重畳、最初っから430にもそれでも いいならと、言ってある。 元はアタシへの頼み事だってェのに貧乏籤ひかせちまったねェ。 アタシじゃあの人数分集めるのが限度だったんだ、後は頼んだよ。 「スキヤキという物がどういう物かは理解しましたが、具体的には何を集めるのですか?」 「そうねぇ、肉、お豆腐、糸蒟蒻、エノキダケ、シイタケ、ネギ、白菜、人参、卵。 それにぃ、お鍋も。 んー、用意するお鍋は1個で足りるかしらぁ・・・。 人参は花状に切って、彩の飾りとしてなので入れない事もあります。 ナノトランサーに入れておけば鮮度は 保たれますが、食材をそのままで入れる訳にもいかないので。 そして女帝に教えてもらった 女帝が準備した際に行った場所を確認。 何箇所かは既に売約済みとか、今は扱っていないとか 製造していないという店や生産業者もあるそうです。 「んー、最初に一番まとまってる場所からねぇ。 モトゥブで野菜と卵、ニューディズで キノコ類とお豆腐、パルムでお肉ねぇ。 問題は糸蒟蒻かしらぁ・・・」 「これだけ種類が多いと分担した方が早いと推測します。 星別に行くのがいいかと」 「そうしたいんだけどぉ、行き先が結構面倒なのとぉ、ちょっかい出して来そうな部署が まだ2箇所残ってるいっていうからそこまで距離が離れるのもどうかと思うのよねぇ。 流石に今回は、助っ人頼むつもりよん」 自室に着くとご主人様は大量のクーラーボックスを倉庫に移して夕食の材料と助っ人に 渡す分のクーラーボックスを買って帰りに頼んで来ると言って出かけて行きました。 渡す分のクーラーボックスを買うのはいいとして、断られたらどうするつもりですか? それに頼むって事は、その助っ人もスキヤキの事を知っているんですよね? まさかとは 思いますが、知らないのをいい事に無理を頼むとかは勘弁して欲しい。 「じゃ、これが行き先の場所のメモと材料入れるクーラーボックスよん。 それと一応は 携帯端末の方にも場所の地図と詳細送っておくわねぇ」 「あはは。 わかったー。 かえってきたら、れんらくするー」 「じゃ、念の為にメセタ倉庫に入れておくわねぇ。 全部揃ったらご馳走してあげるわぁ。 「あはは。 めせたはたりるー。 わーい。 いてくるねー。 残されたビス男は留守番のPMに倉庫の内容を確認してからセレブショコラを幾つか 持ち出して、ケーキ店に改装されているマイルームから自室に戻った。 「ただいまぁ」 「お帰りなさい、マスター。 助っ人の方は引き受けてくれたのですか?」 「んー。 それが頼んで行き先のメモとクーラーボックス渡したら直ぐに行っちゃったわぁ。 モトゥブ着いたら夕方よねぇ。 流石に夜中に押しかける事はしないと思うけどぉ」 「出発したという事は引き受けたという事ですか。 それにしても随分と行動が早いですね」 「あはは。 あの子の事だから何も考えてないと思うわよぉ」 買って来た食材をナノトランサーから冷蔵庫に移してビス男がキッチンから戻りがけに 質問に答える。 クーラーボックスを買っていったのは頼んで引き受けてくれるという 確信があったと。 確かに、無駄な買い物などという美しくない事はしませんね。 「それはマスターもヒトの事は言えないと思いますが? ああ、マスターの場合は逆ですね。 訂正します、一つの事しか考えていませんでしたね。 一体、どっちがいいやら」 「あら。 アタシだって色々考えてるわよぉ? 今だって夕飯の献立とか考えてるしぃ」 「それは普段と何も変わりませんが? むしろ今は他の事は考えないで下さい。 調理に 差し障りますから。 支援有難う御座いました。 そして一箇所タイトル、ミスった・・・。 遂に引き返せない所まで来てしまいました・・・。 そして多分次は この前浮かんだネタを投下した後、ミッション編?アナザーサイドの予定で 暫く440とビス男の出番はないかと。 果たしてビス男はこのスペシャルな難易度のミッションをS評価で達成 出来るのでしょうか? そして、ビス男の頼んだ助っ人とは? ビス男の知り合いだけに果たして 一体どうなる事やら・・・。 数寄夜忌の席が埋まる時、奇跡は起きる? お目汚し&駄文投下失礼しました。 そういう交流が楽しいと思いますので、遠慮なくやっちゃってください。 何処に繋がるかは細工は流々、仕上げをごろうじろ。 クロスオーバーは自分も好きなもので。 そして実はタイムリーだったり します・・・。 美しいものが好きなビス男ならやりかねませんな・・・。 結果次第では 数多の女性キャラを敵に回す事になるかもしれませんけど・・・。 これを置いて行きますね。 お目汚しに駄文短編投下テロ 「ご主人~仕事しましょうよぉ」 「面倒くせぇからいいや」 「え~今日で4日は外でてませんよぉ」 マイルームでゴロゴロ寝そべってる男とそれをゆすり起こすGH430型のパシリの話である。 「あ~リア充爆発しねぇかな~何で俺には春がこねぇのかね~」 「外でないことには出会いも何もないですよ~仕事~」 「あ~鬱陶しい、そもそも俺は仕事する必要ね~の、無駄な労力はしない主義なのだよ。 」 「あ~もう…」 ちなみにこの男はレベル200、しかも所持金は1億メセタオーバー、装備はほぼ最高級品のモノばかり…つまり、廃人である。 金、強さ、モノ、全て手に入れてあるため仕事する必要がないのである。 もっとも、「あるもの」をのぞいてでだが。 「さて、痴漢リニアラインでも見るか」 男がビジフォンの電源を入れて操作をすると、いかがわしいタイトル画面が現れてきた。 「もう、そんなハレンチなもの見ないでくださいよ…」 「フゥハハハ、嫌なら見るな、嫌なら見るな、ウオオオ! その前に先ずはアナザーサイド編とミッション?編を書き上げないと・・。 アナザーサイド編、書き終わりません・・・。 何故か今迄の本編よりも 長いような気がしてます・・・。 それと今迄書き終わっている分でも、これって欠陥じゃ?だったらいっその 事でわんわんサンドにしちゃえというノリでわんわんが増殖中です・・・。 この先もこんな傾向が続いてわんわんが増えそうなのですが、皆々様方 それでも構わないでしょうか? 色々組み替えてバリエーションを作るのが 好きなもので・・・。 俺は面白いと思ったぜ。 もう一つも待っておこうッ あと痴漢リニアライン貸して。 ヴィタスさんに頑張ってもらい過ぎると別スレ行きとなるので寧ろ自重で おkかと。 最初読んでいてこれはもしや『』氏か変態氏の何れでは?と思ったのですが 確かお2方共PMは帽子様だと思ったので悩んだり。 本命は『』氏かと。 そんな事を言わずに投下でいいかと。 長さと内容共々更なる駄文を投下 している自分がいますし。 あと手前味噌ですが、設定上誰でも持っているご都合主義こと『大いなる光』でそのへんは全部代用できるので。 絶対に起こりえないことでないのなら、人の意志で生み出されたか否かにかかわらず、ただの偶然でいいと思うのです。 まあ「平行世界である」という最終手段があるので、各自好きにやってかまわないような気もしますが。 わんわん達は早々有り得ない確率で有り得ない欠陥があるから こそのあの性能である訳ですし。 それに大抵わんわんには悲劇がつきもの なのでそういった点でも度の過ぎる悲劇は美しくないですな。 特にビス男の話には似合わないような気がします。 という訳で既にネタで やらかした読み切りはともかくとして、アナザーサイド編は修正しよう。 なんだかんだでパシリが大事な主人に萌え。 過去作品にはもっと倫理に迫るのもあったと思いますので、まだセーフかと。 少しネタバレになってしまいますが・・・ 実は私もわんわんサンドの大量発生はどうかと思ってまして、でも、ここに出演されて いるパシリにも、色々な個性や特徴があって。 なら、それを、それとな~く?裏付ける話は出来ないか?と思い立ち、現在執筆中です。 早急に仕上げて今日or明日にでも投下したいと思います。 一つの並行世界としてお読み頂ければ幸いです。 強さや個性を出すにしても、必ずしもわんわんサンドでなければいけないと いう事は無いという事に。 自分の考えた設定でも、自分の好きな設定でも いいんじゃないか?という事ですな。 修正してやる!(byウォンry そういう事なら元TRPG人の自分にはアドバンテージがあるのです。 伊達に妄想で何人ものキャラの一生涯を築いてませんから。 まあ、別に個性あったり強くなきゃいけないわけじゃないし、 ローカルルールの多発は後から読む人にとっては障害になるのでほどほどに。 逆流は有り得ないのだ。 それが前か、後か、右か、左か、と言う事は些細な事象に過ぎない。 どちらでも良いのだ。 自分から見れば前かもしれないが、向かい側に居る誰かにとっては後ろかもしれないのだから。 流れの後から来た者は先に進む者を敬い、先に進む者は後から来た者に手を差し伸べる。 流れの後から来た者が先に進む者を追い越すことはあっても、先に進むものは後から来た者の後ろに回ることは無い。 無理に流れに抗えば、一時は逆流した気になるだろう。 しかし、それは錯覚で、ただ立ち止まっているに過ぎないのだ。 まあ、何が言いたかったかと言うと、ぬるぽ。 夕方のラッシュアワータイム。 通勤帰りの一般市民にまぎれて明らかに場違いな二人。 ガーディアンズの御主人とマシナリーのパシリ。 満員電車でギュウギュウな二人であった。 パシリ「あの…?御主人様…何でミッションの帰りがリニアラインなのでしょうか…」 御主人「あの…その、ついマイショップで最新武器買いすぎてメセタがもう無い…」 パシリ「… … …ま、まあ仕方ありませんね。 たまにはこう言うのもいいかもです」 (ぎゅー) ここぞとばかりに御主人様に密着するパシリ。 何気に思い付いたネタが書き終わったので投下。 容量が13Kと結構 あったので支援して頂けると助かります。 ガーディアンズ及びPMを支給される職場にて働いている皆さん、 貴方方のPMは普段貴方達と、どの様な接し方をしているでしょうか? まあ、これは僕と一緒にいるPMの場合でして、こういった接し方が 普通かどうかと、ちょっと他の方々に聞いてみようと。 と、いうのも 「お洗濯する物は以上ですね?」 「篭の中で全部だよ・・・」 僕がいる時は洗濯をする前には必ず声をかけてくる。 というか 僕が脱ぐまで待っている。 いや、流石に今着てる服まで目の前で 脱いで渡せないって・・・。 しかも常に手洗い。 洗濯板なんて今迄知らなかったよ。 それでも洗濯機と変わらない速度ってPMって凄いなぁ。 「何時も手洗いなんだね」 「はい。 ご主人様のお洋服を他に任せる訳にはいきませんから」 何時も手洗いなので何となしに聞いてみたんだけど、洗濯機に 対抗心? いや、洗濯機に任せられないって責任感なのかなぁ。 じゃ、いただきます」 「はい。 どうぞ、召し上がれ」 何時もながら食事の支度をしてくれるのは殆ど料理の出来ない僕に とっては大変にありがたいけど、常に料理の皿でテーブルの上は一杯で で毎日フルコースを食べてるのと変わらない。 更には。 「新しい献立がサイトにアップしていましたので作ってみました。 是非、味見をお願いします。 どうぞ」 煮物の小鉢から野菜を一切れ箸で掴んで、僕の口元に運び、僕が 口を開けるまで待つ。 ヴィジホンでの料理番組、献立等のサイト、料理雑誌などで新しい 料理を憶えては憶えたてのメニューを作ってそれを理由にその都度僕に 「あーん」をさせる。 「お弁当を準備しましたので、こちらをどうぞ。 一緒に行けない 私の代わりに」 「連れていけなくて、ごねんね」 PM同行不可のミッションに行く時は常にお弁当を渡してくれる。 メッセージを添えて。 前にケチャップで描かれたハートマークを 同僚に見られた時などは「何だ、この気合の入った愛妻弁当は? 愛されてるねぇ」と散々冷やかされた。 でも、ああ言って渡されると どんなに恥ずかしくても断れない。 最初はバスタオル1枚で。 流石にその格好はまずいと断ったら、次の日は水着を着てきた。 恥ずかしいので辞退したら、しゃがみ込んで両手で顔を覆って 「私じゃ、お役に立てませんか?」とずっと泣かれて今に至る。 「不束者ですが、宜しくお願い致します」 「何時も言ってるけど、それ違うって・・・」 寝る時は先にベッドの上で正座して三つ指ついて待っている。 それもネグリジェ、ベビードール、キャミソール、その他の コスプレまで毎日違う格好で。 どうやら僕が毎回違うと 言っているのを僕の趣味が違うと思っているみたいだ。 その台詞は寝る時の挨拶じゃないって言ってるだけなんだけどなぁ。 「おはよう」 「おはようございます、ご主人様」 毎朝起きると必ず僕の手を両手で握る。 こうやって様々な バイタルチェックを行っているらしい。 確かにミッションの 途中で体調を崩すなどは命取りに為り得る。 でも、だんだん 僕の手を掴んだ両手が454の胸元に近づいてる様な気がする。 」 「はい。 ですので、新しいパネルを飾る場所を空ける為に全部 一回り小さい物に替えるつもりです」 最初は初めてミッションに一緒に行った時の写真を写真立てに 入れてヴィジホンの横に置いたら、僕の写真をパネルにして壁に 飾り始めた。 今では壁の一面がパネルで埋まっている。 最初は本立てに一冊だけのアルバムも、今では本棚に日付け毎に 整理されて並び、全部収まりきれなくなる日も近いだろう。 「レスタッ、レスタッ、レスタッ もう、お怪我はありませんか? ご主人様」 「ありがとう、最初の一回目で全快したよ」 ミッションに連れて行けば最初にアグタール、デフバール、 ゾディアール、レティアール、ギ・レスタをかけて一寸でも怪我を すれば3連レスタ、状態異常になれば即座にレジェネ。 お声のかかるその日を 何時までも楽しみにお待ちしております」 知り合いに誘われてミッションに連れて行けない時とかに 出掛けにそう言われるとちょっと心が痛む。 僕の所のPMが 特別なのか聞いてみたいけど、これが普通だと言われると 恥ずかしいので、人に聞く訳にもいかない。 それとこの部屋を 他人に見られるのは一寸、いやかなり恥ずかしい。 「何時も家事とかしてくれて、お疲れ様」 「ご主人様のお傍でお仕えするのはPMとして当然の事ですので。 ご主人様にお声をかけて頂くだけでご飯10杯はいけます」 常に家事とか率先してやってくれるし、ミッション中のサポートで かなり助かってる。 僕の言う事はちゃんと聞いてくれるんだけど、 何て言うか、常に全開全力? 「おはよう」とかの普通の挨拶だけで ご飯10杯いけるとか言われても・・・。 「今日は久しぶりにミッションの予定も無いなぁ」 ヴィジホンでメールのチェック中に受信した優先度Aのメール。 Aだと緊急という程でもないけど、ミッションを受諾していないなら 最優先。 開封して内容を確認する。 内容は「至急PM同伴にて ガーディアンズ本部に来られたし」 急いで向かうとミーナさんに 指名との事を伝えられ直ぐにミーティングルームに通された。 星霊の導きがありますように」 ミーティングルームでGH454と待っているとルウさんが 入って来た。 ルウさんが来るって事は特別な事なんだろうか。 「詳細は私が説明します」 ミッションの内容はモトゥブでの原生生物の駆除。 僕が指名の 理由は原生生物が暴れている付近の依頼主の遠縁に当たるから? 僕にはモトゥブに縁者はいない旨をルウさんに話す。 理由と しては知り合いの方が頼み易いっていうのは解るけど、心当たりが 無いんだけどなぁ。 「確かに腑に落ちない点はありますが、事件性が無い以上は個人の プライバシーは尊重されます」 うん、理由も無しに犯罪者みたいに尋問する訳にはいかないよね。 僕だって、そんな事をされるのは嫌だ。 それに困っている人を 疑うのもどうかと思う。 「内容確認しました。 行き先はモトゥブ支部。 着いて 直ぐに指定の場所に向かう。 ガレニガレ鉱山の奥の方の場所が 指定された位置だけど鉱山って、鉱夫の知り合いって尚更僕には いないんだけどなぁ。 「じゃあ、行こうか」 「はい。 ご主人様」 GH454が上げ補助4種類+ギ・レスタをかけ終わってから スライサーとシャグをナノトランサーから取り出し、GH454が ロッドを持ち替えて鉱山の奥へと向かう。 向かう途中にそれらしい 原生生物の姿は見えない。 辺りを見回してもそれらしい生物の姿が 見えないので念の為にGH454にも確認する。 「この辺りにそれらしい生物、いるかな?」 「いいえ、反応はありません。 2人っきりですね、ご主人様」 いや、確かに意味は合ってるんだけど。 何かニュアンス的に違う 意味に聞こえたんだけど・・・。 何で、そこで目を伏せるかなぁ。 最奥に巣があってそこに集まっているとか?」 「一箇所にまとまってるなら探す手間は省けていいけど、数次第で 一寸厄介かなぁ」 暫く歩いて広間の様な場所に着いた。 先の方にかなり頑丈そうな 扉が見える。 扉の色からするとロックは開いているみたいだけど。 扉に近づくと左右にスライドして開いた。 かなり分厚い扉だなぁ。 扉の先もちょっとした広間になってるみたいだ。 「きゃっ!」 「え? しまった! 454!」 僕が扉の先に進んだ時に僕の後ろを歩いていたGH454の悲鳴が 聞こえたので振り返ると扉が閉まりきる寸前の隙間からトラバサミに かかったGH454の姿が見えた。 僕が通った時に作動しないのは 遠隔操作だったんだろう。 ゴッ! 後ろから頭を思いっきり固い物で 殴られた。 意識が遠のく・・・。 454、ごめん・・・。 うっ・・・。 」 目が覚めると僕は後ろ手に縛られて、地面に転がされていた。 まだ殴られた後頭部がズキズキしている。 やっとの事で体を起こすと 見慣れない黒い服のヒューマンの男が立っていた。 側にモニターや 幾つかの機材がある。 「454は! 貴方は誰だ! 何故、僕を拘束する必要がある? 「必要? そうですね、意趣返しを大人しく見物して貰う為とでも しておきましょうか」 「意趣返し? 僕が貴方に何をしたと言うんだ!」 「ふむ。 私とは直接対面したのはこれが初めてですから、心当たりが 思い浮かばなくても当然かと」 男が機材を操作するとモニターが作動し、倒れて麻痺していた GH454が起き上がる所を映し出す。 どんどんとGH454の 周りに集まる戦闘用マシナリーとローグスらしき連中の姿も。 「454に何をする気だっ!」 「なに、ちょっと壊れてもらうだけですよ」 「ふざけるなっ!」 「ふざけてなどいませんよ、これが私の仕事ですから。 見渡す限りの マシナリーとローグスの一群。 既に武器を454に構えている者、 射撃兵器の発射準備をして454に照準を合わせているマシナリー達。 「454、逃げろっ!」 「ご主人様っ! そちらにおられましたかっ!」 「そうされても困ります。 折角のお膳立てが無駄になりますから」 男が機材を操作すると閉ざされた扉の前、GH454に見えるように モニターが上からスライドしてきた。 映っているのは縛られて地面で 上半身を起こしたご主人様。 ご主人様が見ている方のモニターにも 地面の上の自分が映っているモニターとそれを見ているGH454の 後姿が映っている。 互いに互いを人質に取られた・・・。 「卑怯だぞっ!」 「陳腐な。 せめて狡猾と言ってください」 「ご主人様に何て事をっ!」 GH454から溢れ出た光の奔流。 沸き立つ怒りがどんどんと エネルギーに変換されてブラストゲージを満たしていく。 燃えながら逃げ惑うローグス達 「今、行きます! ご主人様っ!」 コール:SUVウエポン パラディ・カタラクト 一面に光の柱が降り注ぐ。 凍結して動けないマシナリー達 「私はご主人様を助けるっ!」 コール:SUVウエポン ブリッツアタッカー 横薙ぎの膨大な熱量。 辺り一体全ての動くものが沈黙した 「邪魔しないでっ!」 コール:SUVウエポン グロームアタッカー 収束された光条が扉に向かう。 赤熱化し急速に冷される扉 「ご主人様を返せっ!」 コール:SUVウエポン ヘーゲルアタッカー 水平な弾丸の集中豪雨。 蜂の巣になり扉の先の光が漏れる 「こんな扉っ!」 コール:SUVウエポン メテオアタッカー 叩きつけられる巨大な拳。 ご主人様はガーディアンズ。 ごく普通の2人はごく普通に出会い、ごく普通にPMを進化させ、 ごく普通に第4形態に進化しました。 たった一つ違っていたのは、GH454はオートメチック回路搭載 だったのです。 こんにゃくとミルクを増幅&増強し、自分で自分のシステムを 書き換えてしまう程に。 「ご主人様っ、ご無事ですか!」 「454っ!」 「馬鹿なっ! あの扉が破られるとはっ! またしても私の邪魔を するのですか! ビス男っ!」 454がご主人様を抱き起こし腕の拘束を外してると男は檄昂して 懐から銃を取り出してご主人様に銃口を向ける。 だが、銃口を向けられたご主人様は溜息をつくと冷静に一つの真実を 男に告げる。 「いや、人違いだし」 「え?」 「僕の名前はニュマ男。 最後の一文字がルとレで違うんだけど?」 「馬鹿なっ? そんな筈は・・・」 銃をナノトランサーに仕舞って入れ替えに携帯端末を取り出して 操作してビス男の画像を呼び出し、ニュマ男と見比べる。 黒のナツメ・レプカ、ショートカットの黒髪、そこまでは同じ。 かなりの遠距離から写したらしく、解像度が悪いが顔立ちも似てるけど、 よくよく目をこらして見ると耳が違う。 心頭の怒りが先程以上の 早さでエネルギーに変換されてブラストゲージを満たしていく。 コール:SUVウエポン ギガスファウスト 神速の鉄拳が放たれる。 撥ねられた男が盛大に宙に舞った 「これが本当の鉄拳制裁だね」 「レスタッ レスタッ レスタッ ご主人様、お怪我は大丈夫ですか?」 「お陰で治ったよ。 ありがとう。 さて、報告するかな」 ガーディアンズ本部に通信を繋げて事の顛末を報告する。 男を縛って暫くするとモトゥブ支部のルウが現れた。 男を渡して今回の一件の記録ログも提出する。 ルウは暫く周りを 歩いて状況を記録してから記録ログのコピーを僕に渡して男を連れて 支部に戻って行った。 今回の件は一応後日に報告書の提出となった。 454、帰ろうか」 「はい、ご主人様。 あ・・・」 ふらついた454を支えてやる。 先程の影響だろうか? えらい無茶してたみたいだもんなぁ。 454を横抱きに抱き抱える。 「無理しなくていいよ。 何処かで休んでいこう」 ご主人様にお姫様抱っこ、そんな状態で何処かで休んでいこう・・・。 どんどんと進んで行く想像。 やがて。 「不束者ですが、宜しくお願い致します」 「何でそんな台詞が出るのかな? って寝てるし。 やっぱり寝る前の 挨拶って憶えてるのかなぁ」 こうして公安部衛生処理課の意趣返しは課長の拘束という形を以って ビス男達の知らぬ間に幕を閉じるのであった。 ここまで大掛かりな事が 公になった上に責任者の拘束と相成り、恐らく衛生処理課は総裁の命の 元に査察が入るだろう。 万全を期した筈の準備が仇になったのだ。 今迄行ってきた事が露呈すれば解体すら在りえるだろう。 彼らの手で 闇に消されたPM達の魂に安らぎのあらん事を。 後日ニュマ男はジャッジメント・コートに着替えて髪を金髪に染め、 その結果、彼の部屋の壁一面のパネルが総入れ替えになったという。 支援有難う御座いました。 書いていてこんなに長くなるとは思っても いなかったのですが・・・。 書き終わってみてふと、思ったのがこのニュマ男結構天然というか鈍感? これってセイバーマリオネット? 因みに自分はJよりもR派です。 お目汚し&駄文投下失礼しました。 前が膨らんでしまって降りるに降りれなくなるんですね、分かります。 投下乙。 ご主人鈍過ぎワロスw さて、私も書き上がったのでこれより投下したいと思います。 いつもならご主人様も手伝ってくれるのだが、今日はかなりハードな ミッションに行かれていたらしく、「もう限界」と先にお休みになられていた。 私は戸締まりを確認してショップの照明を落とし、寝室へ移動すると 手早く寝巻に着替え、すやすやと寝息を立てるご主人様の横に潜り込む。 ご主人様はヒューマン女性の中でも割と小柄なため、部屋に設置された 普通サイズのベッドだとかなりスペースが余るので、いつも寝るときは 同じ布団なのだ。 至福のひと時である。 」 私はご主人様を起こしてしまわないように小さな声でそう告げ、瞳を 閉じると、程なく眠りに落ちて行った。 回りの景色がぼんやりと視界に入る。 やがて視界がはっきりしてくると、目の前に広がっていたのは宇宙空間独特の 満面の星空だった。 シャトルか何かで移動しているようだ。 しかし、不思議な事に、誰かがすぐ傍で話をしているのは分かるのだが、 声が果てしなく遠くに聞こえ、何を話しているのかは分からなかった。 窓に映り込む人影に気付き、そちらに目をやろうとしたが、何故か視線が 動かなかったが、ガラスに大きく映り込むご主人様の顔だけは分かった。 私はご主人様に「どうされたのですか?」と声を掛けようとしたのだが、 口は開かず声も出ない。 まるで自分の体はそこに無く、カメラの映像だけを 眺めている感覚に陥った。 ふと、私はある事に気付いた。 自分の意思とは関係なく、自分の口が動いている感覚があるのだ。 そして、ガラスに映るご主人様の口元も、それに合せて動いているではないか。 」 声が段々と鮮明になり、ご主人様の声が自分の中から響く。 それに合わせるかのように手や足、呼吸や心臓の鼓動まで、あらゆる感覚 が鮮明になってくる。 マシナリーの私はオイルの循環こそあるものの、循環ポンプと心臓の鼓動 は程遠い。 何故自分の体から心臓の鼓動を感じるのだろう? そんな事を考えていると視界はやがてブラックアウトし、気が付けば、何処かの 部屋に立っていた。 お手柔らかに頼む。 」 背後から知らない男性の声が聞こえた。 しかし、私は何故かその知らない筈の声に懐かしさや悲しさ、色々と複雑に 混じり合った何かを感じていた。 それを確認しようと思い口を開こうとするが、やはり自分の意志ではどうにも ならなかったので、諦めて静観することにした。 「いいえ、容赦はしないわよ。 今のあなたには負ける気がしないから、 全力で来て頂戴。 」 自分の中からご主人様の声が響く。 私はあり得ないと思いつつも一つの仮定に辿り着く。 私は今、ご主人様の中にいるのではないか? 「ハッ、なかなか言うねぇ・・・・おりゃぁぁぁ!!」 声と共に背後からの殺気を感じ、跳ねるように体が動く。 自分の意志とは関係なく、ナノトランサーから何かを抜き出し、殺気の元を 受け止める。 自分には到底真似できない研ぎ澄まされた達人の動きに、私は自分の仮定が 正しいのだと認識した。 「不意打ちでその程度?甘いわねっ!」 流れるような動きで抜き様に切りつける。 ナノトランサーから抜き出した何かは私が予想した通り、ご主人様愛用の アオリユウだった。 その動きで、知らない筈の「誰か」の顔が視界に入る。 しかし、この人が誰だったかはいくら考えても思い出せなかった。 そうして暫く斬撃の応酬が続き、一瞬の静寂の後、勝負は決まった。 「参った、俺の負けだ。 敵わなねぇな。 誰かの中に存在する自分と言う奇妙な感覚に軽い眩暈を覚える。 やがて、私はある事に気付く。 何処までも暗く、悲しく、全てを拒否する「闇」とでも言えばいいのだろうか。 ドス黒い憎悪が渦巻き死の恐怖すら飲み込み、喰らい尽くす感情。 それは余りにも恐ろしく、悲鳴を上げてすぐにでも逃げ出したかったのだが、 今の私には逃げ出す事は出来ず、ましてや悲鳴を上げる事すら許されていない。 私と隣り合わせのように居座る「それ」は恐らくご主人様の「心」なのだろう。 私はそれに心当たりがある。 以前、ご主人様はご両親を亡くされたショックで心に闇を抱えていた時期が あったと聞いている。 今ではそれから立ち直り、前向きに生きていると聞いているのだが、まだ 完全には心の闇は癒えてないのだろうか? 気が付けば、次が最後だ、と言うような会話が聞こえていた。 周りに居る人達は一様に疲弊し、息も絶え絶えと言わんばかりの様相だ。 「諸君、ここまで来るとは大した物じゃないか。 」 トーンの低い男の声が響き、白い服を纏った男が姿を現す。 刹那、張り巡らしていた五感がその男へと向き、全身に気が巡る。 私が躯体稼動用のフォトンエネルギーをチャージし、フォトンが体を巡るのに似た感覚だった。 「私に逆らうとどうなるか、その身を持って思い知るが良いッ!」 白い服を纏った男はそこまで言うと姿が掻き消え、同時に気配も消えた。 その場に居る全ての人が固唾を飲み、五感を張り巡らせている。 瞬きをするような一瞬の時間に、一気にご主人様の思考が流れ込んで来る。 刹那、私の隣に居座る闇が膨張し、視界、音、息遣いや心臓の鼓動、全てを 飲み込む。 既に体は動いていた。 気配を殺し、ヤツの気配に詰め寄る。 直後、同時にヤツは姿を表し、アッシュへ手刀を突き出す。 ヤツの手刀はアッシュの背中に深々と突き刺さっていたのだ。 ヤツの意識はまだアッシュに向いていた。 こちらにはまだ気が付いていない。 確かな手応えと共に、ヤツの首から上が吹き飛ぶ。 それは一瞬だった。 それと同時に再び視界が暗転し、余りにもリアルな感触と出来事に、 私はそれが夢なのか現実なのか分からないまま意識が遠退いて行った。 私はどうやら夢を見ていたようだ。 「・・・・・ぅぅ・・・・ぅ・・・」 ご主人様の寝苦しそうな吐息が聞こえる。 私は強張った体をゆっくり起こし、ご主人様の方へと顔を向ける。 ご主人様は眉間に皺を寄せ、小さく呻きながら涙を流していた。 「ご主人様、ご主人様!」 不安になった私は、ご主人様の体をゆすり、呼びかける。 額には玉のような汗がびっしりと浮いている。 「・・・・ん・・・ぅ・・・・んん」 私の呼びかけに気が付き、ご主人様の目が開いた。 「ご主人様、だいぶうなされて居たようですが、大丈夫ですか?」 「・・・・ん・・・ああ・・・夢だったのね・・・。 ラズリィ、ありがと・・・・昔の・・・昔の夢を見てたわ。 」 ご主人様は辛そうな表情でゆっくり体を起こし、こちらに向き直ると私に 向かって力なく微笑む。 ご主人様はそれを受け取り、一気に飲み干す。 「んっ・・・んっ・・・んっ・・・はぁ・・・・ありがと。 楽になったわ。 」 ご主人様からさっきまでの辛そうな表情は消え、いつものやさしい表情で微笑む。 その顔を見て安堵したのか、私の中にさっき夢で見た黒い憎悪のようなものに 感じていた恐怖が甦る。 「ご主人様・・・ひっく・・・怖い・・・怖いよぅ・・・・ぐすっ・・・・」 「大丈夫、もう大丈夫よ。 」 ご主人様が慌てて私を抱き寄せ、ゆっくり頭を撫でる。 しかし、きっと彼女は自分の様子に恐怖を感じたのだと思って、もう大丈夫と言って いるのだろう。 いつものやさしいご主人様に安堵はするものの、恐怖が消えない。 「・・・ひっく・・・・・違うの・・・・ぐすっ・・・ご主人様・・・ひっく・・・・違うの・・・」 「どうしたの?何が怖かったの?」 「・・・・・ぐすっ・・私もね・・・・・ぐすっ・・・・・怖い夢を・・・見たの・・・ひっく・・・・」 「そうだったのね。 でも、それもね、もう大丈夫よ。 落着きを取り戻すと、今度は先程まで感じていた恐怖が疑問に変わって行く。 私は意を決して、ご主人様に自分の見た夢を話してみる事にした。 「ご主人様、少しお話しをしても大丈夫ですか?」 「ええ、いいわよ。 」 「また怖くなったら嫌なので、このまま抱きしめていてください。 」 いつもなら恥ずかしくて到底こんな事は言えないが、またあの恐怖に襲われたらと 思うと、自然と口に出す事が出来た。 ご主人様は私を抱き上げ、膝に乗せるとやさしく抱きしめ、ゆっくりと頭を撫でてくれた。 「それで、どうしたの?」 「私は・・・・いえ、キャストやPMである私達は、睡眠を取る間に表層にある一時記憶域を 整理して、必要な情報を深層にある蓄積領域へデータ移動するようになっています。 その過程で、整理中の記憶の断片を、ヒトのように夢で見る事があります。 」 私はそこまで話すと、一息つき、ご主人様の胸に顔を埋める。 ご主人様は先を促すでもなく、やさしく頭を撫で続けてくれている。 暖かくて安心する。 「ですから、最近現実で起こった事を「夢」として見る事は珍しくありません。 ・・・・でも、今日はそうじゃ無かったんです。 静かに聞いてたご主人様が頭を撫でていた手を止め、私を見つめる。 「ラズリィ、さっきね、私もその夢を見ていたのよ。 全く同じ夢・・・」 「えっ・・・!?」 「・・・・それとね、その夢で起きた事は、全て現実だった事なの。 アッシュって言う人はね、私の戦友だった人で、貴方の前の主人だった人よ。 」 思い出した。 言われてみれば、前に私がご主人様の経歴を勝手に調べてしまって、 泣きながらそれを打ち明けた日、ご主人様が話してくれた内容にあった人だ。 記憶は消去されても、きっと何処かに前のご主人様の事が残っていたのだろう。 「でも、ご主人様、私は自分が知りえない事の夢を見る筈は無いんです。 もし、以前の記憶が何処かに、僅かに残っていたとしても、その時の私は夢に 居ませんでしたし、当時の私は部屋でご主人様のお帰りを待っていたと聞いています。 」 「そうね・・・・」 「・・・何でこんな事が起きたのか、分かりません。 私は、自分には起き得ない事に答えの無い疑問と恐怖を感じていた。 「そうね、でも、今それをどうする事も出来ないわ。 」 時計に目をやると、まだ深夜の3時だった。 「私が抱きしめていてあげるから、今日はもう一度休んで、明日になったら調べてみましょう。 」 私は無言でご主人様の服をキュっと掴むと小さく頷いた。 また夢を見てしまうかもしれない恐怖はあったが、ご主人様が抱きしめていてくれると言う 安心感からか、程無く眠りに落ちていた。 「くー・・・・・くー・・・・・・」 耳元でささやくかのように聞こえるご主人様の寝息、背中に感じる鼓動と温もり。 昨日の夜の出来事が夢ではない事を再認識せざるを得ない状況だったが、私は暫く ご主人様の温もりを堪能することにし、静かに目を閉じる。 このままでは危険だ。 名残惜しいがここは一旦離れよう・・・。 私はご主人様を起こしてしまわないようにそっと腕の中から抜け出すと急速冷却機能を 作動させながらドレスルームで着替えを済ませる。 「よしっ!」と小さく呟くと、少し元気が出てきた気がした。 洗面所で身嗜みを整え、キッチンへ行き朝食の準備をする。 朝食の準備もおおよそ済んだ頃に、ドレスルームの方から物音が聞こえてきた。 ご主人様が起きたのだろう。 ご主人様はいつも決まった時間に起きる。 最近出来たPMのお友達は、ご主人様が朝起きてくれなくて大変だと愚痴をこぼしていたが その点、いつも規則正しい生活をされているご主人様の事を話すと、羨ましがられる。 さっきの寝言を思い出し、一気に発熱して倒れそうになるがぐっと堪える。 「おはようございます、ご主人様。 」 「おはよう、ラズリィ。 いつもご飯作って貰って悪いわね。 」 「ご主人様、冷めないうちに食べましょう。 」 「そうね、いただきます。 」 「いただきま~す。 全部キャンセルするから、ご飯が終わったらすぐ出かける支度をして頂戴。 貴女の事が心配だし・・・昨日の事、私もちょっと気になる事もあるのよ。 すぐ調べてみましょう。 」 「はい、わかりました。 」 食事を摂りながら今日の予定を話す。 いつもの日課だ。 手早く食事を済ませ、支度をする。 ご主人様は先程から慌しく何処かへ連絡を取っている。 きっと今日の予定をキャンセルしているのだろう。 程なく私の支度は終わり、準備できた事をご主人様に告げる。 「それじゃ、行きましょうか。 」 「はい。 」 ルームを出てロックを掛ける。 PPTスペースポートからシャトルに乗り、向かった先はパルムのGRM社だった。 GRMの敷地に入り暫く歩くと、ご主人様がとある建物の前で立ち止まった。 建物の入り口には「GRM研究施設棟」と書かれている。 「さ、入るわよ。 」 扉を開け、中に入ると空調の効いたヒンヤリとした空気が心地よかった。 パルムは今、夏真っ盛りだ。 外気温は先程のセンサーの計測値では33度。 道理で暑い筈である。 」 「なにっ!?おぉ、大きくなられましたな。 お久しぶりです。 」 「これ、身分証。 で、ヒューガさんから入館許可が下りている筈だから確認してみて。 」 「少々お待ちを・・・・ラピスさんと連れのPMが1名、確かに。 ・・・入館ID証です。 どうぞ。 」 「ありがとう。 本当は積もる話もあるからゆっくりして行きたいんだけど、今日は急いでいるから また遊びに来るわね。 」 「ええ、是非来てください。 楽しみにお待ちしておりますよ。 」 滞りなく入館手続きも終わり、中へと入る。 「ご主人様、お知り合いですか?」 「ええ、私がまだ小さかった頃、お母さんに連れられて良く来てたのよ。 」 「そうなのですね。 」 「・・・っと、ここね。 」 ご主人様はとある一室の前で立ち止まると、部屋に掛かったネームプレートを確認し、ノックする。 ご主人様の後ろについて入ると、大きな机に書類の山、その向こうに頭の先だけが見えた。 「主任、お久しぶりです。 」 ご主人様が書類の山の向こうに声を掛けると、主任と呼ばれた人が勢い良く立ち上がった。 」 「やぁやぁ、大きくなったねぇ。 って、もう子供って歳でもないだろうし、この言い方は失礼だったか。 」 「いいえ、お気になさらずに。 私にとっては主任は今でもお兄ちゃんですもの。 」 「それにしても久しぶりだねぇ。 」 ご主人様がチラリと私に視線を送り、それにつられて主任さんもこちらに視線を向ける。 今そちらの端末に送信したわ。 今確認出来たよ。 それじゃあ早速検査室へ行ってくれ。 僕もすぐ行く。 」 「分かったわ。 」 ご主人様と親しそうに話す主任さんを見て、ちょっと嫉妬していましたが、ご主人様が部屋を出たので 慌てて後ろについて部屋を出る。 でも、あの主任さんの目、まるでご主人様が私に向けるようなやさしい目だったなぁ・・・・。 後でご主人様に聞いてみよーっと。 そんな事を考えていると、先程言っていた検査室に着いた。 少しして、さっきの主任さんが部屋に入ってくる。 主任さんから、第一応接室で待つように言われ、ご主人様と移動する。 少し時間が掛かると言っていたので、私はさっきの疑問を聞いてみることにした。 その時はね、まだ私は子供だったから、彼のことをずっとお兄ちゃんって呼んでたのよ。 だから血が繋がって居なくても、お兄ちゃん、なのよ。 他にもまだ子供だった私とお話ししてくれたり、一緒に遊んでくれた人は沢山居るわよ。 」 「へぇ、そうなのですね。 私はそれに気付き、それなら仕方ないと納得した。 そんな事を考えていると扉が開き、主任さんが入ってきた。 」 「で、どうだった?」 「特に異常は無し。 一応調べたら、以前に初期化をした時のデータが残ってたから、それも確認はしたよ。 物理的にも回路的にも問題は無いし、進化時のバグによる変形も見られない。 システムのバグチェックも、5箇所ほど自己修復の形跡はあったけど十分想定範囲内だし、全て自己修復 によって問題無い状態に書き換えられている。 」 「ふーむ・・・・・」 ご主人様は診断書に目を落とし、何かを考え込んでいるようだった。 「・・・確かに異常は無いわね。 何箇所か誤差は出ているけど、確かに全て想定内に納まってるわね。 」 「何か気になる事って言ってたけど、どうしたんだい?」 「いえ、検査結果に問題が無ければ、それで構わないわ。 今度来る時は連絡してから来いよ?」 「ええ、分かってるわ。 忙しいのに付き合ってもらって悪かったわね。 」 「ラピスちゃんの頼みなら、お安いもんさ。 それに、今の時期は比較的仕事も落ち着いてるからね。 」 「ありがとう、お兄ちゃん。 それじゃあまた来るわね。 」 「ああ、またな。 気をつけて帰れよ。 ご主人様はさっきからずっと、何かを考えているようで無言だ。 私も特に話す事も無く、異常が無かった事に少し安堵し、次は何処へ行くのだろう?と考えていた。 暫く歩くと、ご主人様がちょっと休憩して行きましょうとオープンカフェへと入っていく。 ご主人様はパルム原産ハーブのアイスティーを、私は冷たいミルクとコルトバサンドを注文した。 「それにしても暑いわねぇ・・・・」 「そうですねぇ・・・私は汗はかきませんが、さっきから躯体の冷却装置がフル稼働してますよ。 」 ご主人様はたわいも無い話をしながら、携帯用の通信端末を色々と操作されている。 私は特にすることもないので、出来立てのコルトバサンドを頬張り、その味を堪能していた。 「・・・よしっと、次はコロニーに戻るわよ。 」 「は~い。 モキ゛ュモキ゛ュ・・・コ゛クン。 そう言えばご主人様、何時の間に私の所有権を買い取られたのですか?」 さっきはさらっと聞き逃してしまったのだが、ふと思い出したので聞いてみる。 確かにご主人様はお金に困っている風は無いが、PMの買取はかなりの高額だと聞いた事がある。 「ああ、それね、いつか話そうと思ってたんだけど、貴女が私の所へ配属された時には、既に 貴女の所有権は私にあったのよ。 出荷が決まっていた貴女を、私の所へ配属させる時に、ヒューガさんに頼んで日付を遡った 所有権売買契約書を作ってもらったの。 この事は内緒よ。 ちなみにお金はちゃんと払ったわよ。 」 「ご主人様、確かにお金には困っているように見えないですが、実はお金持ちなんですねぇ。 」 アイテムや財布の管理はPMに任せる人が多い中、ご主人様はどちらもご自分でされている。 私がするのはせいぜい、渡されたアイテムの整理くらいだ。 それにまだ両親の遺してくれた遺産もあるわね。 ・・・そう言えば、貴女に預けてあるキン・カイも私の個人資産よ。 」 想像していたよりも遥かに大きい桁に、危うく手に持っていたコップを落としそうになった。 確かに、ガーディアンズの隊員同士で取引されるアイテムの中には、1つが数千万メセタする 高級品や、1億メセタを超える超高級品もあるが、それらを売買している人達は一部の人で、 私には関係の無い世界だと思っていた。 ・・・そう言えば確かに私がまだ玉だった頃、金色に光る謎の塊をいくつもナノトランサーに 入れられた記憶がある。 キン・カイと言えば一つ1000万メセタ・・・もう頭がどうにかなりそうだ。 「ご主人様、それだけあれば一生遊んで暮らせるのに、何でガーディアンズを続けられてるんですか?」 「それは前にも言った通り、私は私の守りたいものを守るためにガーディアンズをやってるだけだから、 それ以上でも、それ以下でも無いわ。 まあ、確かに欲しい物とか特に無いから、お金は貯まる一方なんだけどね。 」 やっぱりちょっと変わった人だ。 でも、ご主人様らしいと言えばその通りである。 私はもう気にしない事にして、残ったミルクを一気に飲み干した。 「さ、次に行きましょうか。 」 「はい、ご主人様。 」 私達は軽い休憩を済ませると、Gコロニーへと戻った。 この方向で思い当たるのは一つしかない・・・・「パシリ大通り」 まさかとは思いつつも黙ってついて行くと、予想の通り大通りへ入る入り口で立ち止まった。 「ラズリィ、この地図の場所分かる?この奥らしいのだけど・・・」 ご主人様が私に携帯端末から地図データを送ってくる。 手書きの粗末な画像だが、この地図は大通りの物で間違いない。 地図に記された場所は、私が良く使う抜け道の一本裏の通りだった。 「地図にある通りの一本表にある通りは、私が良く使う道なので大丈夫だと思います。 」 「ラズリィ、案内してもらえる?」 「分かりました。 狭いところもありますから、気をつけてくださいね。 」 先程まではずっと私がご主人様の後ろだったのだが、今度は逆だ。 パシリの身長に合わせた狭いトンネル状の通路を抜けると見慣れた大通りの景色が目に飛び込む。 ご主人様は四つん這いとまでは行かないが、腰を屈めて歩きにくそうに出てきた。 「えっと、ご主人様、ここは人が来る事は滅多に無いですから、目立たないようにお願いしますね。 」 「ええ、分かったわ。 出来るだけ目立たずに済む道を選んで頂戴。 」 「分かりました。 」 既に周りからは冷たい視線がご主人様に集まっていたが、気にしてもしょうがないのでメインの 通りを避け、裏通りに入る。 幾つか路地を曲がり、暫く歩くと目的の場所に着いた。 「噂には聞いていたけど、本当にコロニーのPMと言うPMが集まってるのね。 」 「そうですね・・・私もまだ良く分かってない所も多いのですが、ご主人様を失ったはぐれパシリや、 クバラ製のパシリなんかの、正規に登録されていないパシリも居ますからね。 」 「なるほどね。 それじゃあ入りましょうか。 」 ご主人様は目的の建物の扉を開き中へと入っていく。 私も続けて入る。 PMサイズに作られた扉は小さく、小さく丸まって入っていくご主人様がちょっとかわいかったのは ナイショだ。 「えっと、ここでわんわんサンドのレシピを教えて頂けると聞いたのだけど、間違っていたかしら?」 「そうか、ちょっと待て。 」 わんわんサンドと言う初めて聞くサンドウィッチの名前に、ご主人様が何をしたいのかが謎だったが 門番らしき人にはそれが通じたらしく、奥の端末で誰かと話をしていた。 「お会いになられるそうだ。 」 「ありがとう、お邪魔させて頂くわね。 」 さっぱり何の事だかやっぱり分からなかったが、わんわんサンドと言う未知の食べ物に期待が高まる。 やがて、奥へ辿りつき、扉をノックすると、中から「入りな」と女性の声が聞こえてきた。 「さ、入るわよ。 」 「はぃ。 私と同じタイプの型だ。 手にはキセルを持ち、そこから紫煙が立ち昇っていた。 どうやら先の声は彼女のものらしい。 「女帝さん、お会い出来て光栄です。 」 「アタシは厄介事は嫌いなんだがねぇ・・・」 「そんな大した事ではないわ。 少しだけ、「わんわんサンド」を良く知ると言われる貴女の意見を 聞かせて貰いたいだけよ。 」 「で、お前さんは何を聞きたいんだい?内容に寄っちゃ教えられないし、場合に寄っちゃ高く付くよ。 」 「とりあえず、まずこちらの話しを聞いて貰いましょうか。 」 「長くなりそうだねぇ。 ちょいと待ちな。 ご主人サン、お客様にお茶を入れておくれ。 」 「かしこまりました。 」 いつの間にか横に控えていたニューマンの女性は、私のご主人様から「女帝」と呼ばれた450に返事をすると 奥へ行き、暫くするとお盆にお茶を入れた湯呑みを載せ、戻ってきた。 慣れた手つきでお茶を並べていく。 「どうぞ。 」 「ありがとう。 頂くわね。 昨日の夜の出来事から、先程行ったGRMでの検査の事まで一通りの話しをするご主人様。 未知の食べ物の話しだと思っていたのだが、どうやらそうではないらしい。 とは言え、私自身の事でもあり大事な事なので私も静かに話を聞いていた。 それで、女帝さん、貴女はこの現象をどう思います?」 「・・・・そうだねぇ・・・・・ちょっとお前さん。 」 女帝さんがこちらを向き声を掛けて来た。 「えっ!?私!?」 「アンタ以外に誰が居るんだい。 ちょっとお前さんのご主人サンの手を握ってみな。 」 「は・・・はぃ。 」 私は急にそんな事を言われ、ドキドキしながらご主人様の手を取った。 「これで・・・いいですか?」 「それでいい。 次に、お前さん、意識を集中して何かを強く念じてみておくれ。 」 「分かったわ。 」 ご主人様はそう言うと、私の手を握ったまま部屋で見慣れたいつもの瞑想状態に入った。 「よし、それじゃあお前さん、お前さんのご主人サンの手に集中してみな。 目は閉じた方がいいかもしれないね。 」 「はい、やってみます。 」 私は女帝さんの言うままに、ご主人様と繋いだ手に意識を集中させる。 暖かくて柔らかい、いつものご主人様の手だ。 「・・・何か感じるかい?」 「いえ、何も・・・・あっ・・・ 何だか今、暖かい何かが流れ込んで来た気がします。 」 ご主人様と繋いだ手から、何か暖かいものが断続的に流れてくる。 さらに集中して行くと、断続的だったそれの感覚が縮まり、連続したものへと変わっていた。 すごく暖かい。 何だろう・・・何かを慈しむ様な優しい感じがする。 」 「・・・それだけかい?」 私はさらに意識を集中させてみるが、それ以上は変わらなかった。 「・・・それだけです。 でも、ご主人様に包み込まれているような、すごく暖かい感じがします。 」 「お前さん方、もういいよ。 次に、お前さん、アタシのご主人サンの手を取って、同じようにやってみな。 」 私はご主人様から手を離すと、ゆっくりと目を開いた。 今度は女帝さんのご主人様であろう、ニューマン女性の手を取る。 意識を集中させ、何かを感じ取ろうとしてみる。 何も感じません・・・。 」 「そうかい、これでハッキリしたねぇ。 」 「お前さん、さっきの検査のデータはあるかい?」 「これよ。 」 女帝さんがご主人様に向き直り、データの有無を問いかける。 ご主人様が携帯端末を差し出す。 女帝さんが「ご主人サン」と声を掛けると、ニューマン女性が端末を受け取り内容をチェックしていく。 彼女は「確認出来ました。 少々お待ち下さい。 」と言うと奥へ入っていった。 「お前さん方が心配しているような事は、恐らく無いよ。 」 女帝さんがそう言いながら、キセルの中身を火鉢にコンコンと落とし新しい煙草を詰め直すと それに火を着けた。 「お待たせ致しました。 」 「ご主人サン、どうだったかい?」 「正常かつ健康なPMで間違いありません。 全て規格範囲誤差内です。 進化による変形も見られませんし・・・強いて言えば、精神鑑定結果の「感受性」の項目が 一般的なPMよりもやや高い数値が出ています。 」 「ふむ・・・。 」 女帝さんはゆっくり紫煙を吐き出すと、ゆっくりこちらに向き直った。 さるがやってきてしまったようだ・・・。 少し時間を置いてから再開します。 安心しな。 間違いは無いよ。 」 「そう、それを聞いて安心したわ。 私の考えだけじゃ自信が無かったの。 ありがとう、女帝さん。 」 「欠陥品なんて悲劇はもうこりごりさね。 アタシもホッとしてるよ。 」 「・・・想定の範囲内に置ける、個性の具現化・・・・・・」 ご主人様が小さく呟き、その言葉を聴いた女帝さんが一瞬目を見開いた。

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君 の 虜 に なっ て しま えば きっと 題名

これは私が高校生の時の話です。 生まれて初めて彼氏ができて、その彼とのセックスに夢中になっていました。 学校帰りや休みの日など、多い時では彼の家で4回~5回、体力が続く限りエッチしまくっていました。 そんなある日、彼の家に遊びに行った時に事件は起きました。 彼の親友が借りていたマンガ本を返しに、突然訪ねてきたのです。 その時、私と彼は家に人が居なかったのを良いことに、セックスの真っ最中。 激しくガンガン後ろから突かれて喘ぎまくっていました。 そこに…なんの前触れも無く、ガチャッと部屋のドアが開いたのです。 彼のぺニスと私の女性器が繋がっている結合部分が丸見えのまま、その彼の友達と目が合ってしまいました。 しかもそのとき私は本能のまま物凄く喘いでいて、人には見せられないとても恥ずかしい顔をしてヨガっていたはずなんです。 目の焦点もあまり合わず鼻の穴を拡げヨダレまで垂らしてセックスの気持ち良さに没頭していたので、きっと、この世のものとは思えないほどの醜くはしたないヨガリ顔を見られてしまいました。 驚いて私達は直ぐに布団をかぶりましたが、時既に遅し…。 彼は私を部屋に残し、着の身着のままの姿で部屋を出ていき、友達と少し話をして再び戻って来ました。 『ねえ、どう?大丈夫だった?!絶対見られたよね?どうしよう…』 不安がる私に彼は、 「まあ、あいつは見たとしても学校で言いふらしたりもしないから、問題ないって」 と、まるで何も無かったようにたしなめたのです。 その日、家に帰ってからも、ずっと彼の友達見られた恥ずかしさで不安だったのと同時に(彼の友達が私の体を見て興奮しなかったのかな?)なんて良からぬ疑問すら浮かんできてしまい、ちょっと自分の感覚を疑ってしまいました。 次の日、学校の廊下で昨日セックスをみられた彼の友達とすれ違いました。 私の顔を見て一瞬ニヤリとするのが分かったので、私は顔が真っ赤になってしまい、逃げるように教室へ入っていきました。 その日の放課後は彼が部活だったので、家に真っ直ぐ帰宅したんです。 家でテレビを見ながらくつろいでいると、突然携帯電話に見ず知らずの着信が…。 「突然やけど…近くの公園にいるから、もしよければ出て来ないかなと思って、こないだの事謝りたいから」 私は謝ってくれると聞いて、セックスを見られたのは確実だと思いましたが、謝ってくれるのなら気まずい思いも今後しなくて良いかも、と思いきって待ち合わせ場所の公園へ向かったのです。 公園に着くと、彼氏の親友、祐君は笑顔で待っていました。 「実は、今日呼び出したのは…俺が昨日から留美ちゃんの事ずっと頭からはなれんくなって、それでなんや」 『謝りたいからじゃないの?』 「悪いなと思ってる、でもあんな風にやってるなんて夢にも思わんやろ、あれから思い出して一人でシコシコした気持ちわかるか?」 笑顔とは裏腹な言葉、私は終わったと思いました。 『なら、どうしたいの?誰かに言いふらす?』 「トイレで気持ち良いことしてくれたら考える」 私達は、無言で公衆トイレへ向かいました。 個室トイレに入るや否や、私と祐君は激しく唇を重ねました。 その時、私は不謹慎ながらもとても興奮しており、実は太ももを伝うほど濡れていたのです。 (やっぱり私の体で興奮してくれてたんだ、しかもシコシコしてくれたなんて…) そう思うと嬉しくて、体が勝手に発情モードに入っていました。 しかも彼の友達というシチュエーションが更に燃え上がらせたんです。 ズボンも下着も降ろし露になった祐君のペニスは彼のに比べて長さも太さもずっと上で、血管はボコボコに浮き出ており、卑猥に左に曲がっていました。 これに比べたら彼氏のはまるで子供のペニスです。 ゴクッ…あまりの巨大さに思わず喉を鳴らしてしまった私。 だって彼のでもあんなに気持ち良いのに、(こんな大きなサイズで突かれたらどうなるんだろう)って期待しちゃったんです。 しゃがんで目の前にある、彼のモノよりも大きくパンパンに膨らんだぺニス、両手でも余るくらいの巨根をしっかりと握り、夢中で頬張りました。 口の中で唾をいっぱい出しながらジュポジュポと音を立てまくり、亀頭部分を私の小さなお口で出し入れしたり、奥まで突っ込んで喉の奥で感じたり、手のひらで柔らかな金玉を強弱をつけて揉み上げました。 祐君は馬のように大きなぺニスをヒクつかせて喜びながら、獣のような声で「うおおっ、んはっ」とよがります。 際限なくどんどん溢れてくる我慢汁にびっくりしてしまいました。 興奮がピークに達すると、私は自然と壁に手をついておねだりの形に。 ハアハアと激しい息が、首の後ろにかかったかと思うと、ズププと音を立てて、彼より数倍も大きく感じるぺニスが体を突き上げてきました。 『んはぁぁあんっ、あんっ、いいっ彼のより太いっ…』 私は理性を失っていました。 気が付くと彼とのセックスより感じまくり、まるで子宮が揺さぶられるほどの大きな快感に喘ぎまくってしまったのです。 「アアッ…キツい…気持ちいい…出るよ…でるっから!うぉっ」 そう言うと私のお尻にビュビュビュッと熱くドロリとした精液の温もりが伝わりました。 1回では終わらず、祐君は何度も私を求めてきました。 私も彼氏とは段違いの、祐君のレベルの高いぺニスの虜になっていました。 これがきっかけとなり、彼氏が部活の日には学校帰りにその公園の公衆トイレでセックスするのが日課になってしまったんです。 休みの日は、彼氏の家で彼氏に思う存分やらせてから、私の家に祐君を呼んで口直しとばかりにセックスしまくりました。 祐君は今日彼氏に何回やらせたか必ず聞いてきました。 負けず嫌いな祐君は、彼氏が3回なら自分は4回、彼氏が5回なら自分は6回と、絶対に彼氏を上回る回数で私を可愛がってくれ悦ばせてくれたんです。 家で祐君に3回させてから、彼氏の家に行って6回、また私の家で祐君が7回と、二人合計で16回も射精させた日もありました。 誰にもバレる事無く高校在学中は関係が続き、今でも秘密の思い出になっています。 Posted in , Tagged , ,.

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『君の虜に......この夏は...』みたいな歌詞の

君 の 虜 に なっ て しま えば きっと 題名

カーネルサンタが今年もやって来たようです。 でもハロウィン飛ばして、早々とクリスマス仕様なんだなぁと、ちょっと可笑しかったです。 質問A そこで、少し早いのですが、皆さんにクリスマスについての質問です。 皆さんが子供の頃、クリスマス・イブとクリスマス、どちらが楽しみでしたか。 または楽しかったですか? 理由とともにお答えください。 ) 皆さんのおすすめのクリスマスソングを教えてください。 宜しくお願いします。 家が貧乏で、あまりケーキとか買ってもらえなかったけど、25日には安くで売ってるのを買ってきてくれて、それを食べた記憶があります。 佐野元春「Christmas Time In Blue ~ 聖なる夜に口笛吹いて~」 スカビートの静かな曲調が淡々と喜びを与えてくれます。 高橋幸宏「神を忘れて祝えよX'mas time 」 これほどおしゃれで荘厳なポップナンバーはないと思います。 BAND AID「Do They Know it's Christmas? 」 大学の頃に流行ったチャリティソングです。 クリスマスソング、以下のようにいっぱいあります。 どうお気に入りを見つけてくださいな。 達郎だけがクリスマスソングじゃないことがよくわかります。 当日外で飲み歩いた父が酔っぱらって帰ってきて、大変に機嫌がよかったらしく 寝ているところをゆり起こされ、プレゼントを見せ「感謝しろ」と何度も恩着せがましく言われました。 枕元にそっと置いて次の日に驚かせよう、なんてことは微塵も考えてもいなかったようです。 当然親はサンタの存在なんて私が物心ついた頃から全否定でした。 でもそのたった一度のクリスマスプレゼントが嬉しかったですね。 質問B クリスマスでは定番中の定番、一度は聞くこの曲。 Jackson 5の「 I saw mommy kissing Santa Claus(ママがサンタにキスをした)」 余談ですがこれは鶴光のオールナイトニッポンファンの間では有名な曲だろうと思います。 通報する前にご確認ください! Sooda! は、ご利用者様同士の助け合いによって成り立つ知識共有サービスです。 多くの方に気持ちよくこのサイトを利用していただくために、事務局からのお願いごとがあります。 世の中には色々な考え方の方がいらっしゃいます。 自分と異なった考えや不快感を感じる投稿に対して過剰に反応することはやめましょう。 利用者の方のなかには、インターネット初心者の方もいらっしゃいます。 むやみに間違いを指摘したり非難したりせず、寛大な気持ちで接しましょう。 この投稿が、「禁止事項」のどの項目に違反しているのかを教えてください。 ご連絡いただいた内容がSooda! 事務局以外の第三者に伝わることはありません。 URLを正しく入力してください。 引用元・転用元のURLを入力: 個人情報を開示するような投稿内容 プライバシーの侵害につながる投稿内容 違法・犯罪行為を誘引するような投稿内容 自殺を誘引するような投稿内容 医師法等に抵触のおそれのある投稿内容 企業等の信用を毀損したり、業務の妨害となる恐れのある投稿内容 未成年者が閲覧する事への配慮に欠ける投稿 当サイトのサービスに関する問い合わせ・苦情、事務局の運営方針に対する疑問・要望などに関する投稿内容 利用者の過剰な反応や、特定の意見の押し付けを目的とした投稿 ポイント発行目的と思われる投稿、自作自演行為 迷惑行為と判断できる投稿内容 その他、事務局が不適切と判断される投稿.

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