心 が 叫び たがっ てる ん だ。 心が叫びたがってるんだ。 : 作品情報

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心 が 叫び たがっ てる ん だ

powered by 『カラフル』には援助交際(売春)するシーンが間接的でありながらも描かれており、そのことに中学2年生の主人公はひどい嫌悪感を覚えていました。 一方で、主人公はセックスにとても興味を示していたりもします。 思春期って、そんなもんです。 セックスに並々ならぬ興味がありながらも、一方では汚いものと思って嫌悪する。 それは誰しもが通る道です。 性にまつわる普遍的な悩みを「心に傷を負った事件」として描き、映画の重要なファクターとしていること。 ここに『ここさけ』の確かな意義と、やさしさを感じました。 ちなみに『あの花』も、何気ない言葉により、心に深い傷を負った少年少女の物語になっています。 『あの花」にはがいたよね。 ミュージカル映画でもあった また、本作はじつは ミュージカル映画にリスペクトを捧げた音楽映画にもなっています。 具体的に大きく取り扱われているのは、『オズの魔法使』の「Over The Rainbow」と『八十日間世界一周』の「Around The World」です。 powered by 実写映画とアニメという違いがありますが、少年少女の苦しみからの解放が描かれていたり、をする音楽映画であったり、そして「悲愴」・・・共通点が多い作品なのです。 難点も少なくないかも 本作には難点も多いです。 そのひとつがちょっぴり説明過多なこと。 2時間という短い尺に登場人物の背景をしっかり描いているのですが、説明口調すぎて不自然な印象がありました。 また、登場人物のセリフやキャラがアニメらしい「わかりやすさ」優先で、こちらも不自然さを感じてしまいました。 アニメとはいえ、等身大の少年少女を描いているのですから、ここにもう少し抑えた演技、はたまた画で語る演出がほしかったのです。 ミュージカルの練習シーンが皆無に等しいのも残念でした。 主体となって描かれているのは少年少女の悩みなので、そこをあえてカットした意義はわかるのですが・・・まがりになりにも音楽が主役のひとつの映画なので、「努力」のシーンは入れて欲しかったです。 そして、(本作がもっとも賛否両論を呼んでいる理由である)クライマックスの展開に拒否反応を覚える方はきっと多いでしょう。 ただ、これは作品の主題としてもとても意味のある、どうしても描きたかったことだと思います。 詳しくはネタバレに書いてみましたので、鑑賞後にぜひ読んでみてください。 そもそも、 アニメという媒体で「(性が)居心地が悪い(恥ずかしい、嫌なもの)」という感情を思い切りぶつけてくる作品なので、この時点で本作を受け入れられない人も多いのかもしれません(そのことこそが、重要なのですが)。 ちょっとおもしろかったのは、 モブキャラクターが映画の展開についてツッコミを入れていること。 もちろんそれは完全なではなく、「ひょっとしたらメタかも」と思う程度のものなのですが、「そんな展開おかしいだろ!」と思っている観客の溜飲を下げているとも取れます。 これは賛否ありそうですが、そのツッコミの入れ方はとても自然だったこともあり、個人的には好きですね。 また、「発表の段階から賛否を呼んでいた「乃木坂46を主題歌に選んだこと」も、あまり好きになれませんでした。 この楽曲「今、話したい誰かがいる」は、劇中の楽曲(ベートーベンやミュージカル)とのギャップがあるアップテンポなものであり、その歌詞には「シーソー」「コーラ」などの映画にはまったく登場しない単語がたくさん登場しているため、ミスマッチな印象が否めなかったのです。 ただ、。 歌詞に関しても、、という的を射た意見があるので、むやみに貶めるべきものではないのかもしれませんね。 そうだとしても、やはり映画の作風に適しているとは思えなかったというのが正直なところです。 楽曲そのものはとてもいい曲だと思うのですけどね。 のによる挿入歌は作品の雰囲気と合っていて好きでした。 また、やたら「泣ける」「感動」を打ち出す宣伝も、あまり好きにはなれません。 泣く、感動する、というのはしっかりとした映画のテーマが描かれてこその「結果」なので、そこばかり求めるのは短絡的な印象があるのです。 実際の映画は、登場人物の心理描写を大切にして、思春期に誰でも起こる悩みを描き、その悩みからの解放を描いているという点で、とても素晴らしい作品です。 「満足度」「興行収入」「感動」よりも、誰(本作の場合は若い少年少女)の心に響く映画なのか、どういう作品であるのかを、もっと押し出してもよいのではないでしょうか。 「言葉で誰かを傷つけたことのある」人にこそ観て欲しい そんなこんなで苦言を呈しましたが、全体的にはよい作品であることには違いありません。 何より、悩みを抱えている人が救われてほしいという気概に溢れている、尊い作品なのですから。 できれば、 「言葉で誰かを傷つけたことのある」人にこそ観て欲しいです。 これは性への嫌悪感よりもさらに普遍的な悩みなので、本作で贈られるメッセージに救われる人は多いはずです。 前述の通り性的な話題があるので小学生にはちょっと早いですが、中高校生には大プッシュでオススメします。 思春期のときに(もしくはいまも)辛い想いを抱えていた(る)人は、ぜひ劇場へ。 向こう脛とは別名で、叩かれると痛〜い場所。 田崎には「内容と合わねえだろ」と突っ込まれていましたが、じつは成瀬の心の痛みを汲み取ったタイトルなのでしょう、 描かれた性、そしてクライマックスの意味 成瀬は、クライマックスで大事な本番を放棄し、あまつさえ廃墟と化したラブホテルにいました。 この成瀬の行動に、拒否反応を覚える人はきっと多いでしょう。 しかし、このクライマックスにも、成瀬の気持ちを思えばしっかりとした意味があります。 (この描写は、観客にあえて嫌悪感を抱かせるという意図もあるのでしょう) 「青春の向こう脛」では、 ・舞踏会が行われてる場所(ラブホテル)は、お城ではなく処刑場だった ・少女は孤独の中で耐えるが、真実を知ってもなお舞踏会に出たいと思った。 それが罪だとしても。 ・少女は玉子に「城下町に火をつけたらどうか」と問われて放火をして、さらにほうぼうに悪口を言いまくるのですが、それでも罪に問われることはなかった。 ということが語られています。 これは、成瀬が自分のしたこと(父の不倫をしゃべったこと)を大罪だと認めていて、罰してほしいという気持ちが表れています。 クライマックスで成瀬がラブホテルに向かったのは、あえてひどいことをして、罰を受けるために(坂上やクラスメイトに)嫌われたいという気持ちの表れだと思います。 また、成瀬は坂上のことが大好きでした。 坂上の元彼女であった仁藤に嫉妬している自分が嫌いで、その罰のためにラブホテルに向かったのではないでしょうか。 さらに、成瀬は坂上にひどい罵詈雑言を浴びせまくります。 自分の声で、自分の正直な気持ちで。 坂上はその言葉をしっかりと受け止めました。 同級生に責められることもなく・・・それどころか、戻ってきた成瀬を抱きしめてくれる生徒もいました。 これは、ずっと(言葉で誰かを傷つけるという)自分の罪が重いと思っていた成瀬にとって福音だったことでしょう。 「青春の向こう脛」の最終幕では、「王子も人々も少女のほんとうの気持ちを理解した」「少女がおかした罪を許してくれた」「みんなのやさしさに、みんなのこころに感謝する少女」とあります。 これは、成瀬が救われた気持ちとシンクロしている、ハッピーエンドです。 正しい意見 クライマックスではこんなことを言う女子がいます。 「私は成瀬が(公演中に)戻ってこなくても、どっちでもいいよ。 あの子にとって最悪なのはミュージカルが失敗することじゃん?それがあの子がいちばん後悔することじゃない」 これは、あの行動をしていた成瀬に嫌悪する観客の気持ちを代弁し、さらに物語のテーマである「自分の気持ちを正直に話す」ことにもつながっています。 それ以前にも、成瀬が逃げ出したときは「最低じゃない?」とつぶやく生徒もいました。 こうして、ものごとについて良い意見も悪い意見もあることは、中盤で坂上が語っていた、ある言葉にもつながっています。 誰かが100%悪いことなんてない 中盤では、ミュージカルの(少女を攻撃する)歌詞と、曲の明るさにギャップがあると愚痴をこぼしている生徒がいました。 これを聞いて、「(ものごとにはよい面も悪い面もあるから)誰かが100%悪いということなんてないんだ」と言いました。 成瀬はこの言葉に涙します。 なにせ、彼女の父親は「ぜんぶお前が悪いんじゃないか」と告げて、去って行ったのですら。 坂上はその涙の理由を知りませんが、観客は知っています。 この、ヒロインと観客だけが気持ちを共有しているシーンが大好きでした。 言葉は人を傷つけることもあるけど、救うことだってできるんです。 「誰かが100%悪いことなんてない」というのは、坂上の両親の離婚、仁藤の救いの手に坂上が答えられなかったこと、ケガのためにふさぎこんでいた田崎・・・と、登場人物それぞれの心の傷にも関わっています。 人間は、よい面も悪い面も持ってる複雑な存在であること。 人間はどこかで罪を犯しているもの。 それを認め合い、伝えることも、大切なのでしょう。 名前 成瀬は、「自分のせい」で苗字が変わっていました。 その後に、彼女はずーっと「成瀬」という苗字で呼ばれていたことになります(近所の人には「順ちゃん」と呼ばれていましたが)。 成瀬という苗字は、彼女にとって「(父が出て行ったのは)自分のせい」であることを思い出させるものだったのではないでしょうか。 劇中で坂上に呼ばれたのも、「成瀬順」というフルネームのただ1回のみです。 だけど、最後に付き合う関係どうしになったら……彼女は田崎に「順」というファーストネームで呼ばれるのでしょう。 そのことでも彼女は、また救われるのではないでしょうか。 そんな希望を思わせるラストでした。 序盤から嫌な予感はありました。 自業自得なのに娘に八つ当たりする両親や 選手生命完全に絶たれたような怪我ならともかく 数ヵ月安静で治る怪我であそこまでカリカリする田崎 あれだと肘の炎症ってとこでしょうか そんな田崎を「ポンコツ」だの言う後輩たちもどうかと思いましたね。 朝練サボって怒られるのは当たり前だろうと でもまあこんなのはいいんです、このくらいなら全然許せる出来でしたし、不満こそあれどこんなもんかなと思ってました。 ここから素直にミュージカルに向けて進んでいけば良かったんですが 止せばいいのに何でそんな事するかな…急に成瀬と坂上と仁藤の三角関係でまた揉めに揉めます。 ここは人それぞれ意見はあるでしょうけど、卵の殻を割った王子様が坂上なら この映画に関しては失恋で終わる展開は僕は正直どうかと思うんですよ。 しかもラブホの下り 今年見た中でも進撃の巨人の超大型巨人が爆弾を取ろうとするシーン級の珍シーンでした が終わってもなお 坂上は仁藤が好きで何かミュージカル終わってめでたしめでたしな空気でエンドロール… 別に坂上と仁藤の下りが描かれてない訳ではないですし寄り戻してもいいんですけど これでは蔑まれ続けてきた成瀬に対して余りにも残酷すぎないですか? 「悩めるイケメン君は、元カノのクラスのマドンナと寄りを戻してね。 そこのちんちくりんどもり女は野球部の濃い顔とでもくっついとけ」 そんな歪んだメッセージが透けて見える気がしてどうも駄目でした。 僕がこの話で見たかったのは「美女と野獣」であって「ノートルダムの鐘」ではないんですよ。 こんな残酷極まりない三角関係で話終わらされても、正直納得は到底出来ないです。 出来はともかくこんなに映画館で怒ったのは「おおかみこどもの雨と雪」以来でした。 >〜「青春の向こう脛」というタイトルの意味〜 私の一言感想:ああ!痛い!痛い!思い出が痛い!! 青春の向う脛を蹴られまくりたい精神的ドMな方。 劇場へ走れ!! >本作における性は「気持ち悪い」「居心地が悪い」ものとして描かれています。 ちょっと違うかもしれませんが、私と悪友たちにとって青春期の性は「憧れているけどメンドクサイもの」でした。 男子が三人集まるとこんな事ばっかりボヤいてました・・・。 一方、拓実が順を自宅のトイレにつれて行くシーンではコミカルに描かれていて爆笑してしまいましたけどね! いやでも、あんな状況に付き添ってくれる男の子ってかなり胸キュン紳士じゃないですか?・・・虎影お父さんっぽくて。 >ミュージカルの練習シーンが皆無に等しいのも残念でした。 ああ!確かに何か物足りない・・・と思ったらそれです! 私の学生時代は学校行事とかメンドクサイ・・・とダルい系を装いつつ・・・拓実達のように「メンドクサイけど楽しい何かを起こしてくれるヒーロー」を待っていたヘタれだったもので。 大道具や衣装を作っているシーンはワクワクしていたのですが、歌唱の練習シーンも欲しかったですね。 声優さんも美声で唄上手い人が多いだけに残念です。 ・・・真実を知ったのは高校生になってからです。 >あえてひどいことをして、罰を受けるために 裁判で心象を悪くし不利になるだけなのに、あえてふてぶてしい態度を取る被告の真意はこうだとう説を思い出します。 ちょっと本作のテーマを解っていないヒネくれた愚痴を言わせてください。 >なにせ、彼女の父親は「ぜんぶお前が悪いんじゃないか」と告げて、去って行ったのですら。 お父さんも本心からでなく失言なんでしょうけど。 個人的に、このシーンでは紙コップをスクリーンに投げつけたくなる衝動に駆られる程怒りました。 テメーの下半身が全部悪い。 バレたら潔く腹を括れない奴が不義などはたらくな! 田崎君を悪く言う後輩達の言い文もどうかと。 故障をエース一人の責任にするはチームとしてどうかと思います。 特に野球は投手の負担が大きい競技ですし。 第一田崎君のおかげで善戦出来ていたと言っていますし。 あとラリーBさんのおっしゃる三角関係の決着にも激しく同意です。 性を「嫌悪」「気持ち悪い」は言い過ぎじゃないかと思いました。 上のコメントの通り成瀬からは性への興味も嫌悪も感じられないので、成瀬関連のシーン以外で性をはっきり想起させる場面はたった2つです。 一つは駅で田崎が仁藤に「城いくか」と軽いノリで言う場面。 ここで田崎は性に関することをジョークにします。 仁藤は城がラブホで既に潰れていることを知っていて、それを指摘されて照れます。 ここから仁藤は実は性に興味があることがわかりますが、嫌悪のようなものは感じられません。 二つ目は、坂上と仁藤が同じクラスのカップルのキスを目撃する場面。 ここで仁藤は「学校であんなことを」と憤慨したようなセリフを言いますが、顔は赤くなっていて、嫌悪というよりは照れや興味です。 それにこの場面自体、坂上と仁藤の中学校時代の話へスムーズに移行する機能的役割が大きいと思いますし。 以上のシーンは仁藤の「性的なことに興味はあるけど照れや恥ずかしさが優っている」というキャラ付けにはなっていますが、この作品はラブホなどの性的な記号が出てくるだけで、性への「気持ち悪い」などのネガティブなメッセージを発しているとは思えません。 あ、もう一つ神社のおっちゃんが坂上に「いい女とヤりたいとかな」と冗談をかます場面がありましたね。 まあ坂上はそこでさらっと受け流しますし。 私は乃木坂のファンでもなんでもないのですが…主題歌の件は単にヒナタカさんがアイドル、特にAKBグループ、もっと言えば秋本康が嫌いなだけなんじゃないですか? 歌詞が全て合致しないといけない、みたいな事を言われるのは単に非難する要素を探してるだけじゃないですか? また、良い曲だと思われているなら単にアップテンポすぎるからイメージと違うって事になりませんか? ああいう大所帯アイドルグループの歌はそもそも合唱のようになりますし非難するような事ばかりではないと思います。 っていうかベートーベンやミュージカルのような曲が主題歌としてラストにかかるのってそれもどうなんですかね。 ミュージカル後にまんまミュージカル調の歌が流れるんですよね? 洋画のクラシックならともかくこのアニメだと野暮じゃないですか? 理想的な桃源郷の世界だと思いましたよ。 さすが、アニメ。 さすがお涙頂戴物。 見て後悔した映画は久しぶりです。 個人的な意見です、高評価が多いようですね。 長年蔑んで来た娘に対する心理描写が少ないにもかかわらず、来て欲しいと与えた一回きりのチャンスに素直に向かい、素直に改心するような母親の描写を見て嫌悪感が湧き出てしまい、毒親持ちは見るモンじゃ無いなと苦笑しました。 三角関係についてはリアルなら、そうだよね。 で、何も感じませんでした。 アニメを1クールやって、それぞれの心理描写を掘り下げてから総集編としてやるべき作品。 やっぱり、あの花だから2時間は無理だったか。 という印象をうけました。 私の中では理由をつけて罰を受ける為に見る作品です。 最近知ったんですがこれの脚本書いた人って「アクエリオンEVOL」の人なんですね… 「あの花」は見てないんですが「アクエリオンEVOL」にも正直良い感情を持ってないので これに激怒するのもまあ納得してしまいました。 厨二病さんが仰る通り家庭の問題とかクラスのまとまりが割とトントン拍子で進んでいくような話ですから 別に恋愛だってファンタジーで良かったと思うんですよ。 演劇だと思ってたらマジ告白だった…みたいな 都合の悪い事はファンタジーやノリで済ませる癖に「でも現実こうだよね」みたいに 最後の最後で冷や水ぶっかけるような展開は僕は大嫌いです。 コメントでも書きましたけど僕は頑張っても結果報われない「ノートルダムの鐘」よりも 多少ご都合主義でもちゃんとハッピーに着地する「美女と野獣」の方がこの映画には合ってたんじゃないでしょうか? 自分も本作みたのですが、自分は「あの花」をそこまで好きになれない人なので一言だけ。 自分も乃木坂の曲は合わなかったですね 匿名さんがコメントを残してますが、自分はせっかくのミュージカルの流れがあるのならばそれを残してほしかったし、あと歌詞、、初っ端のブランコ、シーソーの比喩ともいえない適当な表現たちは気になりましたね~。 単純に、言葉、ミュージカルを扱った(?)映画なのにもったいなかったです。 ちなみに自分は最近エンドロール時に流れる曲だと キングスマンの[Get Ready for it]がヒットしました。 曲調・歌詞ともに座席で聞きながら余韻に浸るのはよかったな~ ヒナタカさんが時間あるときにでもそういった主題歌(?)特集記事書いていただければと思ってます ここさけ信者な者です。 何となしに感想など書いてる人は居ないかと検索したら 辿り着きまして丁寧なレビューと、クライマックスの意味、という所に引っかかりまして、 コメント投稿というのはしたことがない人間なのですが初めて筆を執りました。 お気に入りの娘は意中の人と結ばれて欲しいと思う派なので ラストを含め拓実くんにはガッカリなのですが、 内容のまとまり方としては非常に良いのではと思っています。 順がラブホへ行った意味がレビューで非常に納得の行く解説でなるほどっ!と思わされました。 自分なりに思った事を追加するならば、後半への流れの部分で、 物語を書いている順が途中で「王子さまの気持ちを考えていなかった」ことに気づき、 自分からエンディングを変えたい、と思った事が話の内容を暗示していて、 当初の一方的な順の愛の叫び、というのがエンディングになっていたら順は拓実と結ばれていたのだと思います。 (拓実自身も好きだったんだけどなーと言っています。 ) ただ、王子を思ってエンディングを変えてしまった順からすると 拓実の幸せを願ってしまったので拓実が本来好きだった菜月と結ばれるのが正しいと思ったのだと思います。 そこにどっちも言いたい事なら、と2つを同時に歌い上げると言う形で どっちに転んでも良かったはずではあるのですが、順と拓実でくっついてしまうと 他2名が本当に脇役になってしまうのでこういう形になったんだと思います。 また、王子(拓実)と玉子が同じ声優さんという点も巧妙でどちらも順の心を惹いてやまない存在であり、 「順を不幸にするもの」として捉えるとやはり拓実とは結ばれない存在なのだと思います。 あと、野球部エースとチアリーダーが付き合うというのが伝統になってる、 というエピソードを出してきたので、その2人でくっつく、というのがストーリーを変更しなければなっていただろうと言う布石なのでしょう。 総じて順が願った(書いたシナリオ)通りに現実も進行する訳ですが 玉子役(田崎)と結ばれる、というのは皮肉も効いてて中々に面白い終わりだと思いました。 そうは言っても拓実くんは許せません…(笑) 菜月の事そんなに好きだったの?というくらい愛が劇中では伝わりませんでした。 本人もそういうのから逃げていた、とは言って居ますがそれで片付けるには厳しかったです。 また、「お前の声が聞きたいんだ!」とか口説き文句を言っておいてサラッと好きな奴が居るんだって言ってしまう辺り、ひどい人です…。 あれだけムードのある場所なんだし順の魅力に負けてあげてよ…とは思いました。 また、順は順で散々に拓実と菜月の悪口を言って数分も立たないウチに「お陰」と言うワードで コロっと変わってしまう順もちょっと強引に思いました。 まぁ、本当は憎みきれてない、と言う事なのでしょう。 田崎や菜月、拓実については漫画版(中学生エピソードや選抜戦までのエピソード) で補完されてるだけあって 映画の尺だけではキャラクターの掘り下げは厳しかった所もありますね。 性について、という形でラブホの話が出ていましたが どちらかというとお城・王子さまという順が描いていた憧れの対照で お城の景観を持つものがラブホくらいしかなかったに過ぎないと思います。 実際拓実の視点で中の様子は現実的に具現化しうるメルヘンの世界という それまでの学校生活の画と違うロケーションでラストに相応しい場所でした。 EDの合う合わないという点ですが、自分の感想としては悪くはないと思う。 挿入歌前の演出が冬を感じさせる木枯らしから入るから合わないと感じるのではないかと思うのですが、 主題を総じて考えると青春という爽やかさと甘酸っぱさ、が歌に滲み出ていれば 作品には合った曲なのでは?というのが僕の個人的な感想です。 長々と書きましたが一言で纏めると順が小動物みたいで可愛いなーって愛でるアニメだと思います(笑) ネタバレすぎるコメントですみません。 また機会があったらお邪魔させていただくかもしれません。 初めまして 私はここさけを見てきていますが 貴方は何を知って偉そうに書いてるのか全く理解できません だいたい、ミュージカルの練習と言いますが、貴方が隣のクラスだとして、ミュージカルの練習を見ますか?それより、ミュージカルは何と思ってるか疑問ですが、少なからずミュージカルの練習風景は描かれてますよ。 それに練習風景を多く描いてしまえば放映時間がオーバーしてしまいます。 そもそも、青春の向こう脛は拓実の案となぜ分かるのですか? 貴方は何も見てないですね 作中から、大樹『そういや、これ 作品 のタイトルって決まってるのか?』拓実『あー、確か「青春の…向こう脛」?』大樹『だっせぇー。 てか、中身と全然あってねぇぞ!?』 つまり、拓実が考えたかどうかは分からないのですよ。 もし、本人が考えたのであれば、拓実だけで考えるのは無理ですが、あくまで推測ですが順なら考え付くでしょう。 大樹がグロいな等言っているのは全て順の台本からです。 更に、貴方は感動や泣けるを非難していましたが、そのような発言をしていてなぜ言葉で傷つけたことのある人を限定にして見た方がいいと言うのでしょうか?それなら傷つけた人も傷つけられた人も見る、もう少し付け加えるなら、いじめで例えると傍観者が一番見て傷つくとはこういうことを学んだ方がいいとも言えます。 アニメばかり見ていて、自分の考えに酔いしれる方がいっぱいいらっしゃいます。 ですが、勘違いしないでいただきたいのは、アニメ文化と日本全体で言われてる昨今、アニメ文化はアメリカの方が根強いことをお忘れなきよう。 忘れているならディズニーを思い出してください。 私は数多くの知ったかぶりを見てきましたが、貴方は知ったかぶりではなく、勘違いしてるだけだと想うのです。 私は少なからず、心が叫びたがってるんだ。 は好きですが、あの日見た花の名を僕たちはまだ知らないは無知です。 貴方の言葉には偏りや含みが多すぎます。 心が叫びたがってるんだ。 をもっと高校生だった自分を通して見てください。 映画は見る人がその本質を見ようとしなければ、感動なんて生まれません。 初めまして三角締めさんことカミヤマさんと仲良くしてるダーク・ディグラーと申します。 個人的には良くも悪くも長井&岡田&田中トリオだなって感じました。 最初観たときは怒りましたが自然体のアニメプランは良かった。 (このトリオの特徴) だけど順が本番バックレるあたりのシーンはホント不快でした。 順甘やかしてその後なんだかんだいっても丸く収まるよね的ラストはこのトリオが映画を甘く見てる証拠です。 今長井と岡田のコンビがガンダム作っててガノタから一斉に絶賛されてますが僕から言わせればそのガンダムもツッコミ所満載です。 個人的にはあの順の描写は「あえて観客に嫌悪感を抱かせる」という勇気のある描写であるとは思いました。 でもグダグダ感は否定できないところがありますね。 メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。 このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。。 movieこちらの記事もおすすめです 今までに書いた映画レビューの中から、この記事を読んでいただいたあなたにおすすめの記事をピックアップしています。 ネタバレ前の感想をまずは読んで下さい。 映画を見終わった後、ネタバレを含む解説を読んでいただけると1記事で2度楽しんでいただけるのではないかと思います。 カゲヒナタ映画レビューが少しでもあなたのお役に立てれば幸いです!あなたが良い映画と出会えますように: done アニメ.

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アニメ映画「心が叫びたがってるんだ。」あらすじ・登場人物・結末まとめ

心 が 叫び たがっ てる ん だ

「心が叫びたがってるんだ。 」作品紹介 【出典:】 「心が叫びたがってるんだ。 」は、2015年に公開されたアニメーション映画作品。 2015年には、第19回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門にて審査委員会推薦作品に選ばれています。 制作はテレビアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 」の制作チームである『超平和バスターズ』。 2017年には実写映画版「心が叫びたがってるんだ。 」が公開され、成瀬順役を女優・芳根京子さん、坂上拓実役を中島健人さん(Sexy Zone)がそれぞれ演じています。 「心が叫びたがってるんだ。 」のあらすじ 【出典:】 主人公の成瀬順はおしゃべりで夢見がちな少女だった。 そんな順は、小学生の頃に山の上にあるお城に憧れ、いつか自分も王子様と舞踏会へ参加したいと夢見ていた。 ある日、順はそのお城から車に乗った父が出てくるところを目撃する。 その父の隣には見知らぬ女性が座っていた。 順が家に帰って母にそのことについて話すと、母はそれ以上喋らないようにと順の口を塞いだ。 実は、順が憧れていたお城とはラブホテルだったのだ。 順がショックを受けていると、そこに玉子の妖精が登場。 それから数年、高校生になった順は『地域ふれあい交流会』という学校行事でクラスの仲間とミュージカルをやることに。 しゃべるとお腹が痛くなってしまう順だが、1つだけ例外があった。 順はミュージカルの歌に乗せて今まで伝えられなかった気持ちを叫ぶように伝え始める…。 心が叫びたがってるんだ。 【予告編動画】 主題歌は乃木坂46の『今、話したい誰かがいる』 【出典:】 映画「心が叫びたがってるんだ。 」の主題歌には、乃木坂46の13枚目シングル曲『今、話したい誰かがいる』が起用されました。 2015年8月31日に行われた乃木坂のライブイベント『真夏の全国ツアー2015』のアンコールにて、13枚目シングル『今、話したい誰かがいる』を初披露。 その際に、会場内のVTRにて映画「心が叫びたがってるんだ。 」の主題歌として起用されたことが発表されました。 『今、話したい誰かがいる』の楽曲は、作曲を秋元康さん、作詞をAkira Sunsetさん・APAZZIさんが担当。 センターを白石麻衣さんと西野七瀬さんの2人が務め、乃木坂46史上初のダブルセンター起用として話題となりました。 「心が叫びたがってるんだ。 」の登場人物・声優 【出典:】 成瀬順(声:水瀬いのり) 「心が叫びたがってるんだ。 」の主人公。 以来、自分の言葉で誰かを傷つけてしまうと思い込み、喋ろうとすると腹痛に襲われる。 友達とのコミュニケーションはメールや手紙で行っている。 坂上拓実(声:内山昂輝) DTM研究会に所属している男子生徒。 中学生の時、音楽がやりたいという理由から、私立受験をやめ公立高校へ進学。 拓実の進学について教育方針の違う両親が対立し離婚。 その後、父に引き取られるも、仕事で忙しい父とはほとんど顔を合わせていない。 現在は父方の祖父母と3人で暮らしている。 仁藤菜月(声:雨宮天) チアリーダー部の部長を務めている女子生徒。 拓実とは中学が同じで、過去には恋人関係だったが、手をつないだり連絡先も交換したことがなかった。 両親の離婚で拓実が精神的に辛い時に、何も助けることができなかったと後悔している。 関係がうやむや状態だが、今も拓実に想いを寄せている。 田崎大樹(声:細谷佳正) 野球部の元エースの男子生徒。 甲子園目前で右肘を怪我してしまい、そのことがきっかけでやさぐれている。 怪我をした後も練習に顔を出すが、野球ができない苛立ちともどかしさをぶつけるように後輩へ強く指導してしまい、エースの譲った山路や他の後輩からは嫌われている。 大樹自身も心のどこかで自覚しているが、上手く気持ちを伝えられず後輩達と関係が悪化している。 三嶋樹(声:村田太志) 野球部のキャプテンの男子生徒。 大樹とは親友で、大樹のことを「大ちゃん」と呼んでいる。 チアリーダー部の宇野陽子と交際している。 岩木寿則(声:古川慎) DTM研究会に所属している男子生徒。 クラスメイトで同じ部員でもある拓実や相沢にも丁寧語で話しかける。 オタク気質で、ボーカロイド「ミント」のファン。 相沢基紀(声:大山鎬則) DTM研究会に所属している男子生徒。 小太りで眼鏡をかけている。 ふれあい交流会のミュージカルでは思わず興奮してしまい、『燃えあがれ』の歌の中で「ボッ!」台本にないアドリブを加えた。 江田明日香(声:石上静香) チアリーダー部に所属している女子生徒。 さばさばとした性格でクラスのまとめ役でもある。 菜月と仲が良い。 宇野陽子(声:高橋李依) チアリーダー部に所属している女子生徒。 陽気な性格で、クラス会でミュージカルをやることに皆が渋るなか、最初に賛成した。 野球部のキャプテン・三嶋樹と付き合っている。 城嶋一基(声:藤原啓治) 順や拓実が在籍する2年2組の担任。 音楽を教えている。 生徒との距離が近く、生徒達からは「しまっちょ」の愛称で呼ばれている。 山路一春(声:河西健吾) 野球部の1年生エース。 肘を故障した大樹に代わってエースとして活躍。 玉子の妖精(声:内山昂輝) 順が自身のおしゃべりが原因で両親が離婚したことにショックを受けているところに現れた玉子の妖精。 成瀬泉(声:吉田羊) 順の母親。 保険会社に勤務しながら女手一つで順を育てている。 世間体を気にして近所に順が喋れないことを隠し、仕事の疲労などから順に苛立ちをぶつけてしまう。 順の父親(声:野島裕史) 順の父親。 不倫相手とホテルから出てくるところを娘の順に目撃される。 そのことがきっかけで妻と離婚。 引越しの当日、状況が分かっていない小学生の順に対し「全部お前のせいじゃないか」と言葉を残す。

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『心が叫びたがってるんだ。』ネタバレ感想・解説・考察!『あの花』スタッフが「本音で伝える」ことの大切さを描く

心 が 叫び たがっ てる ん だ

本音で話すことは、誰だって難しいものです。 相手や、もしくは自分を傷つけることになるかもしれません。 だからこそ、人は自分の気持ちを隠し、言葉や態度で取り繕って相手と接するのでしょう。 今時そんな本音の大切さを、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 』のスタッフがストレートにぶつけてきたのが、映画『心が叫びたがってるんだ。 』です。 もちろん、「本音で話すことが何よりも大切だ」という、説教くさい映画ではないのでご安心を。 そこにあるのは過去のトラウマで声を出せなくなった女子高生と、本音を隠しながら生活するクラスメイトの少し甘酸っぱい青春物語なのです。 今回は『心が叫びたがってるんだ。 』の感想や解説、考察について紹介します。 読み進めるにしたがってネタバレが多く含まれているので、鑑賞前に読まれる場合はご注意ください。 C KOKOSAKE PROJECT 成瀬順は空想力のたくましい夢見がちな少女。 彼女はいつか憧れの王子様と一緒に、近所の山にそびえ立つお城へ行きたいと願います。 ある日、お城の近くへ行った順は、そこから父親が見知らぬ女性と出てくるのを目撃しました。 そのお城とは、ラブホテルのことだったのです。 順が母親に父親の様子を告げたことがきっかけとなり、両親は離婚。 自分が去って行くのはお前のせいだと父親に言われ、順はひどく傷つきます。 そんな順の前に、たまごの形をした妖精が現れます。 たまごは、順がこれ以上災難に遭わないように、その口を閉じてしまおうと言いました。 こうして、順は声を出せなくなってしまいます。 それから年月が経ち高校生になった順。 ある日彼女は、クラスメイトの坂上拓実、仁藤菜月、田崎大樹と共に、地域ふれあい交流会の実行委員に指名されます。 それは、声を出せない彼女にとって、小さな波乱の幕開けとなるのでした。 映画『心が叫びたがってるんだ。 』のネタバレ感想 【解説】長井龍雪・岡田麿里・田中将賀が描く新しい青春物語 C KOKOSAKE PROJECT 『心が叫びたがってるんだ。 』通称『ここさけ』は、2015年に公開された日本のアニメーション映画です。 幼少期のトラウマが原因で話せなくなった、ヒロインの成瀬順。 同級生の坂上拓実、仁藤菜月、田崎大樹と共に任命された「地域ふれあい交流会」実行委員の活動を通じて、少しずつトラウマを克服し、やがて心から自分の伝えたいことを言葉にしていくという物語です。 順の成長物語である一方、恋愛要素を押さえた青春物語でもあるのが特徴。 しかし、ベタベタな青春や恋愛とは一線を画した雰囲気も持ち合わせており、年齢や性別を問わず、誰でも楽しめる作品となっています。 製作会社はA-1 Pictures。 アニメ「ソードアート・オンライン」シリーズや「アイドルマスター」シリーズ、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 』など、数多くのヒット作を手がけています。 『ここさけ』は、2013年に公開されヒットした映画『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 (あの花)』のスタッフが作り上げた作品です。 『あの花』と同じく監督に長井龍雪、脚本に岡田麿里、そしてキャラクターデザインを田中将賀が務めており、公開前から話題となっていました。 長井龍雪は日本のアニメーション監督兼演出家。 『あの花』は長井が35歳の時に監督を務めた作品であり、その丁寧な演出に定評があります。 脚本家である岡田麿里の代表作は、アニメ『花咲くいろは』や『凪のあすから』、「WIXOSS」シリーズなど。 2018年に公開された劇場版アニメ『さよならの朝に約束の花をかざろう』では、初の監督も務めています。 監督の長井とはタッグで仕事をすることも多いのが特徴です。 田中将賀は、本作で総作画監督も担当。 アニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』や『家庭教師ヒットマンREBORN! 』のほか、2019年に公開された劇場版アニメ『』でもキャラクターデザインを担当しています。 こうしたスタッフとA-1 Picturesによって製作された『ここさけ』は、『あの花』に比べてファンタジー要素や感動的な要素は控えめである一方、青春要素の強い物語となっています。 【解説】言葉を話せない順を表現する水瀬いのり C KOKOSAKE PROJECT 本作のヒロイン、成瀬順を演じるのは水瀬いのり。 また、『心が叫びたがってるんだ。 』の実写版では、高校の女子高生役としても出演。 興味がある人は、ぜひ観てください。 喋れないキャラクターを声優が演じるケースは、そう多くはないでしょう。 『ここさけ』に近い時期の作品でいえば、2016年に京都アニメーションが製作した『映画 聲の形』で西宮硝子を演じた早見沙織や、2019年のテレビアニメ『どろろ』で百鬼丸を演じた鈴木拡樹などがいます。 喋らない、もしくは喋れないキャラクターも呼吸はするし、言葉にならない声を発するものです。 そのため、こうしたキャラクターをアニメで表現するためには、作画や演出技術はもちろん、声優の演技力が欠かせません。 順は引っ込み思案な性格ながらも、心はおしゃべりであり、喜怒哀楽の感情が豊かなキャラクター。 彼女の特徴を喋らずに表現した水瀬の演技力は必聴です。 しかも、作中で菜月からも評価されるように、とても綺麗な声をしているのが特徴。 ミュージカルのシーンでは、その透き通るような声を下地とした高い歌唱力が遺憾なく発揮されています。 今後の活躍が楽しみな声優のひとりといえますね。 【解説】バランス良く描かれる順、拓実、菜月、大樹の関係 C KOKOSAKE PROJECT 『ここさけ』の物語は成瀬順、坂上拓実、仁藤菜月、田崎大樹の四人を中心に進んでいきます。 地域交流会の実行委員をするまでは無関係だったはずの彼らの関係が、バランス良く描かれるのが本作の魅力のひとつです。 順は過去のトラウマから、声を出すと腹痛を引き起こす体質を持っており、友人らしき友人ができないでいました。 声を出せないのは母親の前でも同じであり、親子の関係もすれ違ったままです。 そんな彼女のもとに現れた最初の理解者が拓実です。 父親の影響で音楽を趣味かつ特技とする彼は、交流会の出し物として教師からミュージカルを提案されると、一定の興味を示します。 気持ちを歌に乗せて表現する……と呟く拓実に順は妙な親近感を覚え、彼に自分の素性を告白することとなります。 物静かで冷めた様子はあるものの、決して順のことを否定しない拓実。 しかも、アコーディオンやピアノを使って即興で歌うなど、他の生徒にはない特技も持ち合わせている。 そんな拓実は、順にとってはじめての友人となり、やがてそれ以上の感情を抱く存在となっていきます。 一方、同じく交流会の実行委員に指名された菜月は、チアリーディングの部長であり、リーダーシップに優れた優等生。 表面上は拓実や順、大樹とはじめて打ち解けた様子を見せる彼女ですが、実は中学時代に拓実と付き合っていたことが明かされます。 しかし、当時の菜月と拓実は付き合っていたにもかかわらず、実際には手も繋いだことのないような関係です。 その原因には、拓実の家庭の問題がありました。 拓実も順と同じく、自分の進路のことが原因で中学時代に両親が離婚しており、大変な日々を送っていたのです。 菜月はそのとき、拓実の状況を支えてあげることができませんでした。 その結果、うやむやなまま付き合いがなくなってしまったのです。 作中では、大樹が菜月に対して付き合っている奴はいないのかと聞いた際に、菜月はいると答えています。 誰か作中で明らかにされていない別の相手がいるのかと思いきや、実はその相手とは拓実のこと。 菜月は今でも拓実のことを少なからず想っていることが少しずつ明かされます。 もちろん、菜月にとって、拓実が必要以上に順と仲良くなるのは、あまり面白くありません。 順の素直さに対して仕方のないことだと思う反面、嫉妬に近い感情も隠しきれないでいます。 一方、菜月に対して、野球部のエースだった大樹が気のある素振りを見せる……ように見えるシーンがあります。 付き合っている相手を尋ねているシーンも、そのひとつ。 しかし、面白いことにこれは本作屈指のミスリードといえる部分です。 作中では野球部のエースとチアリーディング部の部長は、毎年必ず付き合っているという伝統が説明されます。 そして何よりも物語の構成上、明らかにヒロインに位置する順が、拓実とくっつくという展開は誰もが考えるところでしょう。 そのため、大樹が菜月にアプローチしているように見えるのは、当然のことです。 大樹としても、菜月に対して何か思うところはあったのかもしれませんが、彼が菜月の交際関係を尋ねているのは、彼女へのアプローチというわけではないのです。 ほとんどネタバレになってしまいますが、順と拓実と菜月の関係、順に嫉妬する菜月、そして菜月ではなく順に対する大樹の様子に注目して見てみると、本作はより面白く感じられるはずです。 【解説】『悲愴』と『Over the Rainbow』、ミュージカル「青春の向う脛」の構成の妙 C KOKOSAKE PROJECT 順たち四人が実行委員を任された、地域ふれあい交流会。 そこで上演されるミュージカル『青春の向う脛』は次のような話です。 貧しい暮らしをしていた、ある少女。 少女はお城の舞踏会に憧れており、自分もそこへ行きたいと願っています。 しかし、舞踏会だと思っていた場所は実は処刑場であり、そこでは毎夜罪人たちが罰を受けていたのでした。 処刑場でも今の生活から抜け出せるのなら……と、少女はあらゆる罪を重ねます。 しかし、町の人はみなあてずっぽうに犯人を捜すため、少女が罪に問われることはありません。 そんな少女のもとに、謎のたまごがやってきてこう言います。 あらゆる言葉で村の人々を傷つける少女。 しかし、彼女は罪に問われることはなく、代わりに村から追い出されてしまいます。 そのショックで、少女は言葉が話せなくなってしまいました。 森に迷い込む少女は、そのまま倒れ込んでしまいます。 そこへ、森にやって来ていた王子が駆け寄り彼女を優しく介抱しました。 王子と出会い、やがて彼を好きになった少女の心は王子への愛の言葉であふれていきます。 しかし、声を出せない少女は、その気持ちを伝えられないことにもどかしさを覚えます。 そんなある日、王子が暗殺されそうになる事件が発生し、少女に容疑が向けられます。 声が出ない少女は疑いを晴らすことができません。 王子の必死の弁護もむなしく、少女は処刑台に送られます。 絶望する王子。 涙する少女。 その少女の涙が地上に落ちたとき、奇蹟が起きるのでした。 大地が芽吹き、花が咲き、鳥がやってくる。 その歌によって、王子も人々も、少女の本当の気持ちを理解します。 そして、誰もが少女の罪を赦してくれるのでした。 少女がみんなの優しさや心への感謝を伝えたいと思ったとき、失ったはずの言葉が戻ってきた……という話です。 もちろん、この話は順の過去の経験がモチーフになっています。 言葉による罪もたまごの存在も、かつて彼女が経験し見てきたものです。 作中では、ミュージカルの上演に意欲を見せる順が、自分の過去の話を物語にしてほしいと拓実に提案しています。 そのため、このミュージカルにおいて少女が順、王子が拓実を思わせるのは自然なことです。 偶然にも配役もそのようになっています。 しかし、順は後述するある出来事がきっかけとなり、ミュージカル当日に失踪してしまうことに。 彼女を見つけて連れ戻すまでの間、菜月が順の代役を務めることとなります。 そして、少女が村から追い出され、声を失い心の歌を歌う場面で、順が少女の心として登場。 二人一役の体制で話が進んでいくという「奇蹟」が起きるのです。 ラストで歌われるのは、ベートーヴェンの『ピアノソナタ第8番 悲愴』に合わせた『心が叫びだす』。 そして、ミュージカル『オズの魔法使い』で歌われる『Over the Rainbow』に合わせた『あなたの名前呼ぶよ』。 この2つの歌が、調和の取れた旋律で同時に歌われます。 『心が叫びだす』は、悲しいという気持ちすら受け入れてこの世界を愛するという歌であり、順と大樹が歌うことに。 そして『あなたの名前呼ぶよ』は、美しいこの世界を通じてあなたを愛するという歌であり、拓実と菜月が歌うことに。 ミュージカルの物語と順の視点、ヒロイン二人の表裏、それぞれの歌の意味と歌い手の組み合わせが、綺麗なハーモニーを奏でていく……。 こうした関係にも注意して見ると、本作をさらに楽しめるでしょう。 【解説・考察】『ここさけ』のタイトルから言葉と心の機微を考える C KOKOSAKE PROJECT 『心が叫びたがってるんだ。 』というタイトルのとおり、本作は心や気持ちを伝えることが重要なテーマとなっています。 しかし、冒頭から順の言葉に対するトラウマを描いているように、作中では心ではなく、先に言葉へ焦点を当てているのがわかります。 気持ちを伝えるのは言葉です。 ここでいう言葉とは、単に声や文字だけではなく、身振りや手振り、歌といった表現なども含まれます。 心と言葉は不可分なもの。 本作では、心と言葉の関係が、登場人物ごとに形を変えて描かれていきます。 順は声を出すことができないものの、その挙動はとてもおしゃべりです。 身振り手振りから、考えていることを拓実にすぐ見抜かれてしまいます。 そんな順が拓実や菜月、大樹との会話に用いるのが、携帯電話のメッセージ機能です。 その入力スピードは尋常ではないほどに速く、彼女が日頃から声の代わりに携帯電話を駆使していることがわかります。 当初の順にとって、声は必ずしも言葉を伝えるための重要なものではありません。 しかし、声が出せないというのは、母親やクラスメイトに対して、何を考えているのかわからないという印象をあたえる原因にもなっています。 そのため、彼女は現状のままでいることを良しとはしません。 そこで、歌が重要な役割を果たします。 自分の気持ちを歌で表現すれば腹痛が起こらないと知った順。 彼女は歌こそ自分の探していたものだと言わんばかりの様子で、練習に打ち込みます。 そうして、ミュージカルは滞りなく上演されるはずでした。 交流会の前日、順は偶然にも拓実と菜月の会話を立ち聞きしてしまいます。 その内容とは、かつて二人が付き合っており、会話の内容から二人がまだ少なからず互いを想っているというもの。 二人の話を聞いて順はショックを受け、逃げるようにその場をあとにします。 そうして、順は再び幼少期に自分の声を封じたたまごと再会することに。 たまごは順に、君は心がおしゃべりすぎる、中途半端に閉じ込めるのは終わりにしようと告げます。 その結果、順は声を取り戻しますが、彼女はミュージカル当日に失踪してしまいます。 喋るから誰かが不幸になる、言葉が誰かを傷つけるのだと、順は自分を見つけてくれた拓実にそう言い、ミュージカルの舞台に戻ろうとはしません。 順の失踪の直接の原因には、拓実と菜月の関係があります。 声が出せず、まさにコミュ障そのものだった順が、突然に自分を理解してくれた拓実を信頼するのは当然でしょう。 しかも、顔立ちもそこそこイケメン。 さらっと楽器を演奏しながら歌詞を乗せるといった特技を披露するなど、他の男子学生にはない特徴を持っているのも大きなポイント。 順が拓実に恋心を抱くのも無理のない話です。 順の「言葉が誰かを傷つける」というセリフは、おそらく過去の自分に対して放ったものであると同時に、図らずも自分を傷つけた、拓実と菜月の会話そのものを指しているとも考えられます。 言い換えればそれは、心に思ったことをそのまま出すと相手を傷つけるという「本音」への恐怖なのでしょう。 「本音」は、出しても出さなくてもやっかいなものであり、同時に大切なものです。 本音の大切さを最初に示したのは、大樹でしょう。 彼は、故障によってチームに迷惑をかけているという気持ちを抱いています。 その気持ちは自身のフラストレーションと混ざり合って歪に形を変えていき、彼はチームに当たり散らし、さらには声を出せない順を役立たず呼ばわりするなど粗暴な発言へと繋がっていくのです。 その結果、後輩からは陰口をたたかれ、さらには拓実にもその気持ちを見透かされることになります。 気がつくのが遅かったとはいえ、「迷惑をかけた」「申し訳ない」と素直にチームメイトや順へ謝った大樹は、おそらく四人のなかで最初に本音の大切さを理解したといえるでしょう。 一方、拓実も菜月も、自分の本当の気持ちを隠していました。 本音が言えなかったから、二人の関係はうやむやな状態となり、お互いに誤解を招いています。 二人の本音がさらけ出されたとき、傷ついたのは順です。 いつの間にか拓実のことを好きになっていた順。 けれども彼女は、本音を隠していた拓実の気持ちに気がついていませんでした。 順にとって本音は過去に自分を傷つけたものであり、そして今また、自分を傷つけるものです。 本音でまた傷つくくらいなら、あるいは誰かを傷つけるくらいなら、何も喋らないほうが良い。 そのことへの自覚が、彼女をミュージカルの舞台に立たせることを恐れさせたのでしょう。 心の叫びとは本音の叫びであり、大樹、拓実、菜月の様子からもわかるように、言葉は必ずしも本音を伝えるとは限りません。 その意味では、順だけが最初から本音で伝え続けていたのでしょう。 クラスメイトの前で「私はできるよ」と歌ったり、その挙動で自分の心を見抜かれたり、あるいは大樹に対して素直な気持ちをメッセージで伝えたり……。 順の言葉には、最初から嘘偽りのない様子が生き生きと描かれていることに気がつくのです。 【解説・考察】坂上拓実とたまごの妖精の声優がどちらも内山昂輝である理由 C KOKOSAKE PROJECT 順の声を封印した、たまごの妖精。 それはファンタジーの存在ではなく、彼女が自分で作り出したものです。 幼少期の順は、いつか王子様と一緒にお城へ行きたいと願っていました。 たまごの妖精は時に王子へ姿を変えることもあります。 そのため、彼女にとってたまごの妖精とは、理想の王子が姿を変えたものでもあると考えられるでしょう。 理想の王子の言葉なら、聞く気にもなるからです。 たまごの妖精と坂上拓実の2つのキャラクターを演じるのは、どちらも声優の内山昂輝です。 このことは何を意味しているのでしょう。 それは、たまごの妖精も拓実も、どちらも順にとっての王子様だったということなのかもしれません。 先に述べたとおり、声を出せない順に手を差し伸べた拓実は彼女の思いを後押しし、クラスに居場所を作り、友人をもたらしてくれた存在です。 順の目には、拓実はまさに王子様そのものとして映っているはずです。 しかし、拓実がミュージカル内の王子や、順の理想の王子と異なる点がひとつあります。 それはもちろん、最終的に順の手には届かないということ。 拓実の恋愛感情は、最初から菜月に向けられていました。 結果として、拓実の存在、いや拓実の本音は順の心に蓋をしてしまいます。 結果的にそれは順の声を封じたたまごの妖精と、同じことをしているといえます。 だから、たまごも拓実も同じ声優なのでしょう。 ただし、順が自分で作り出したたまごの妖精とは違い、拓実は彼女の目の前にいる、現実の存在です。 拓実の気持ちを知ったとき、順は心を閉ざそうとしましたが、それを許さなかったのもまた拓実なのです。 思わせぶりな様子でそこまで順を追い詰めた拓実のことを酷いと思う人もいれば、彼の存在があってこそ順は復活できたのだと思う人もいるでしょう。 自分や相手を傷つける心。 けれども、言わなければ伝わらないのが心。 心のままに叫ぶことの大切さという、ひどくあたりまえのテーマを青春物語として高いレベルで昇華させたのが、本作『心が叫びたがってるんだ。 』です。 ストレートすぎるテーマに忌避感を覚える人こそ、だまされたと思って見てください。 そこには少し甘酸っぱいながらも、心と本音に対して真摯に向き合う青春物語が描かれています。 映画「心が叫びたがってるんだ。

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