ネリプロクト 座薬。 ネリプロクト軟膏は1週間分しか処方しちゃダメ?

ネリプロクト坐剤の基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)|日経メディカル処方薬事典

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1.強力ポステリザン軟膏の特徴 まずは強力ポステリザン軟膏の特徴をざっくりと紹介します。 強力ポステリザン軟膏は痔が出来てしまった部位の炎症を抑え、ばい菌が感染しないようにしながら傷の治りを促進する作用を持つお薬になります。 強力ポステリザン軟膏は、「大腸菌死菌」と「ヒドロコルチゾン」の2つが主成分として含まれています。 大腸菌死菌は、その名の通り死んだ大腸菌の事ですが、これには傷の治りを促進したり、傷にばい菌が入らないように感染を防御するはたらきがあることが確認されています。 またヒドロコルチゾンはいわゆる「ステロイド」であり、これは炎症を抑えるはたらきがあります。 強力ポステリザン軟膏を痔に塗る事で、炎症を抑え、傷口の治りを促進し、ばい菌が入らないようにしてくれるお薬なのです。 これによって痔が治りやすくなるというわけです。 注意点としては、強力ポステリザン軟膏にはステロイドが含まれている事が挙げられます。 強力ポステリザン軟膏に含まれるステロイドは弱い部類に入るものではありますが、ステロイドは免疫系に作用する事により感染に弱くしてしまうという特徴があるため、肛門部のウイルスや細菌、真菌の感染がすでにある場合は使用を控えるべきお薬になります。 また長期間漫然と使い続けると、皮膚が薄くなったりといったステロイド特有の副作用が出現してしまう事があるため、長期間の使用はあまり推奨されません。 以上から強力ポステリザン軟膏の特徴を挙げると、次のようなことが挙げられます。 【強力ポステリザン軟膏の特徴】 ・痔を改善させる治療薬 ・傷口の治りを促進する作用がある ・傷口のばい菌の感染を防ぐ作用がある ・傷口の炎症を抑える作用がある ・ステロイドを含むため、感染している創には使えない ・ステロイドを含むため、漫然と長期間は使うべきではない スポンサーリンク 2.強力ポステリザン軟膏はどのような疾患に用いるのか 強力ポステリザン軟膏はどのような疾患に用いられるのでしょうか。 添付文書には、次のように記載されています。 【効能又は効果】 ・痔核・裂肛の症状(出血、疼痛、腫脹、痒感)の寛解、肛門部手術創、肛門周囲の湿疹、皮膚炎、軽度な直腸炎の症状寛解 強力ポステリザン軟膏は、主に痔に対して良く処方される軟膏になります。 またそれ以外にも肛門周囲の炎症病変に対しても使うことが出来ます。 3.強力ポステリザン軟膏にはどのような作用があるのか 強力ポステリザン軟膏は主に痔を治療するために使われますが、どのような作用を持っているのでしょうか。 強力ポステリザン軟膏には、大腸菌死菌とヒドロコルチゾンの2つの成分が含まれています。 そしてこの2つの成分が痔を改善させる作用を持っています。 具体的な強力ポステリザン軟膏の作用について紹介します。 これは強力ポステリザン軟膏に含まれる大腸菌死菌が肉芽形成を促進する作用を持つことによります。 痔というのは肛門部に傷がついてしまった状態ですので、この肉芽形成作用によって痔の治りが促進されます。 【肉芽(組織)】 皮膚に傷が出来ると、そこに繊維芽細胞がきて同部は結合組織で補充され、更にそこに血管が新生されていきます。 この毛細血管と結合組織からなるものを肉芽といいます。 肉芽は傷が治る過程において必要なものです。 傷が治るにつれて肉芽組織は瘢痕組織となっていき、肉芽組織の上に表皮組織が形成されていき、傷は徐々に小さくなって治っていきます。 これはワクチンと似たような機序ではないかと考えられています。 死んだ大腸菌を投与することによって、ばい菌をやっつける細胞である白血球の遊走能を高め、菌に対する抵抗力を高めます。 痔が出来る肛門部というのは、大腸菌などの腸内細菌が多く生息している部位になります。 そのため、ここに傷が出来るとばい菌感染が二次的に生じやすいため、このような感染防御作用は痔の改善に大きく貢献します。 強力ポステリザン軟膏はこの感染防御作用により、ばい菌が多い肛門部においても感染をなるべく起こさないようにしてくれます。 炎症とは、• 発赤(赤くなる)• 熱感(熱くなる)• 腫脹(腫れる)• 疼痛(痛くなる) といった症状を認める状態で、強力ポステリザン軟膏はこれを軽減してくれます。 つまり熱感や痛み、腫れを和らげることで痔による不快な症状を軽減してくれるのです。 ちなみにステロイドは強さによって5段階に分かれています。 ヒドロコルチゾンは炎症を抑える効果はステロイドの中では弱めになりますが、その分副作用も少なめになります。 ステロイドは炎症などの症状は抑えてくれますが、身体の免疫力を抑制するため傷の治り自体は遅くしてしまう傾向があります。 炎症症状が強い場合には使うメリットの方が高いため、使うこともありますが、傷に対してどんな時でも万能というお薬ではありませんので、使用すべきかは医師にしっかりと判断してもらう必要があります。 油性の軟膏は滑りが良く、また傷口を保護してくれますので、強力ポステリザン軟膏を塗ることで便が傷口を刺激しにくくなります。 スポンサーリンク 4.強力ポステリザン軟膏の副作用 強力ポステリザン軟膏は塗り薬であり、全身に投与するものではないのでその副作用も局所に留まる事がほとんどです。 そのため、強力ポステリザン軟膏の副作用は多くはなく、副作用発生率は0. 4%前後と報告されています。 報告されている副作用としては、• 掻痒感(かゆみ)• 不快感 などの局所の副作用です。 いずれも重篤となることは少なく、多くは強力ポステリザン軟膏の使用を中止すれば自然と改善していきます。 強力ポステリザン軟膏はステロイドを含んでいるため、長期間・大量使用を続けていると• 緑内障• 後嚢白内障 などを来たすことがあり得ます。 またステロイドは長期連用によってホルモンバランスを崩したり、皮膚を菲薄化(薄くする)させたりする可能性もあります。 そのため強力ポステリザン軟膏は必要な期間のみ使用し、漫然と長期間使用し続けないように気を付けましょう。 5.強力ポステリザン軟膏の用量・用法と剤型 強力ポステリザン軟膏は、 強力ポステリザン軟膏 2g 強力ポステリザン軟膏 30g の2剤型があります。 2gは1回使い切りタイプの坐薬になり、30gは軟膏チューブになります。 ちなみに強力ポステリザン軟膏2g中には大腸菌死菌が約5億個も含まれているそうです。 強力ポステリザン軟膏の使い方は、 通常1日1~3回適量を患部に塗布または注入する と書かれています。 具体的な使い方としては、肛門内の痔に対して用いる際は、2gの使い切りタイプの場合、先端が細くなっていますので先端を肛門内に入れてから軟膏を出します。 また肛門に挿入する前にちょっとだけ軟膏を出しておくと、それが滑りを良くしてくれ、肛門を刺激せずに済みます。 肛門外に使う場合は、そのまま軟膏を塗るか、ガーゼなどに軟膏を出してから患部に当てましょう。 6.強力ポステリザン軟膏が向いている人は? 以上から考えて、強力ポステリザン軟膏が向いている人はどんな人なのかを考えてみましょう。 強力ポステリザン軟膏の特徴をおさらいすると、 ・痔を改善させる治療薬 ・傷口の治りを促進する作用がある ・傷口のばい菌の感染を防ぐ作用がある ・傷口の炎症を抑える作用がある ・ステロイドを含むため、感染している創には使えない ・ステロイドを含むため、漫然と長期間は使うべきではない というものでした。 痔は軽度のものであればお薬で創部を治すことで改善しますが、ある程度進行しているものだと手術を行う必要があります。 そのため、• 手術を要しない程度の軽度の痔核 に向いている塗り薬だと考えられます。 強力ポステリザン軟膏は、• 大腸菌死菌による創傷治癒促進、感染防御• ヒドロコルチゾンによる抗炎症作用 を持っていることが特徴です。 またいずれの作用も強力ではなく、穏やかな作用であるもの特徴になります。 そのため、軽度な痔疾患で、副作用少なく安全に治したい場合に向いているお薬だと言えます。 ステロイドを含んでいるため、長期間漫然と使用を続けることは避けるべきで、強力ポステリザン軟膏を塗っても改善がない場合は、医師の指示をあおぎ、手術なども検討する必要があります。 また痔の治療はお薬だけでなく生活習慣の改善が一番大切です。 座る時間を減らす• 食事を規則正しく、バランス良く• 飲酒やタバコを控える• しっかりと睡眠を取る• 刺激物(からいものなど)の摂取を控える など、生活習慣の改善も忘れないようにしましょう。

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痔疾患治療薬の比較と使い分け|強力ポステリザン、ネリプロクト、プロクトセディル、ボラザG

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日本小児科学会専門医。 2002年、慶応義塾大学医学部卒。 神奈川県内の病院・クリニックで小児科医としての経験を積み、現在は神奈川県横浜市のなごみクリニックに院長として勤務。 内科・小児科・アレルギー科を担... 子供が高熱を出したとき、座薬(坐薬)をお尻から入れたことがあるというママやパパは多いでしょう。 座薬は解熱剤が多いものの、他にもさまざまな種類があります。 今回は、座薬の効果が続く時間や、副作用があるかについてご紹介します。 座薬(坐薬)ってどんな薬? 座薬とは、肛門から挿入して使う薬のことです。 錠剤や粉薬などの内服薬と比較すると、以下のような利点があります。 解熱・鎮痛作用のある座薬は、多くのものが生後6ヶ月以降であれば、安全に使用することができます。 座薬は体重に応じて使用量が異なり、座薬を切って使うこともあります。 その際は、パッケージを開ける前にパッケージごとハサミやカッターで切り、先端部分だけを使用して、残りは処分します。 また、座薬を一度に複数個使用することもあります。 座薬に副作用や注意すべき点はある? 解熱・鎮痛作用のある座薬は、同様の効果のある飲み薬に比べ、副作用が少ないとされています。 しかし座薬を使用した後、副作用として、じんましん、嘔吐、黄疸などが起こることがあります。 そのほか、座薬を使用する際に注意しなければいけないのは、以下の点です。 関連記事 使用量が少なすぎる 座薬を使っても熱があまり下がらない場合は、座薬の量が少ないのかもしれません。 座薬を使用する量は、一般的に、体重に応じて決まっています。 そのため子供の体重によっては、一度に2個使う必要があることもあります。 使用する量は、医師や薬剤師の指示に従いましょう。 座薬は状況に応じて効果的に使用しましょう 座薬は「熱を下げる特効薬」として、つい気軽に使いたくなってしまうもの。 しかし発熱は、体の大切な防衛反応です。 いたずらに座薬を多用して熱を下げると、病気を悪化させてしまう可能性もあります。 また座薬を使いすぎることにより、肝障害が起こる可能性もあるので、適宜使うようにすることが大切です。 座薬は、あくまでも「高熱でつらいとき、一時的に熱を下げてつらさを和らげるための薬」として使用しましょう。

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ネリプロクト軟膏・坐剤の効果と副作用【痔疾患治療薬】

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外用痔治療薬 この薬をファーストチョイスする理由(2016年1月更新)• ・キレはいいですが、投与できる期間が短いので、マメな通院が必要になります。 長期にはボラザ軟膏を使用しています。 (50歳代病院勤務医、一般内科)• ・最近はこれしか処方していません。 おおむね問題ないようです。 症状が変わらない時や頻回に必要になる場合は、肛門外科を紹介しています。 (60歳代開業医、循環器内科)• ・剤形が多い。 使い慣れている。 (50歳代病院勤務医、循環器内科)• ・痛みを主訴に来る患者さんが多いので痛みが取れやすいということで使用している。 (50歳代病院勤務医、消化器内科)• ・重症の痔にも効果があると思われる。 (50歳代病院勤務医、一般内科)• ・効果はよい。 軟膏タイプで注入も塗布もできて使い勝手がよい。 (50歳代開業医、一般内科)• ・強力ポステリザンより効果発現が早い印象があります。 (40歳代病院勤務医、消化器外科)• ・副作用が少なく、使いやすい。 患者のウケがよい。 (40歳代病院勤務医、消化器内科) 副作用 (添付文書全文) 総症例2,182例中、18例(0. 副作用はそう痒(症)と鼓腸放屁が各5件(0. 臨床検査値異常は認められなかった(再審査終了時)。 次記の副作用が現れることがあるので、このような場合には使用を中止するなど適切な処置を行う。 1.皮膚感染症:(頻度不明)皮膚真菌症(皮膚カンジダ症、皮膚白癬等)及び陰部真菌症(陰部カンジダ症、陰部白癬等)、皮膚ウイルス性感染症及び皮膚細菌性感染症。 2.過敏症:(0. 3.下垂体・副腎皮質系機能:(頻度不明)大量又は長期使用による下垂体・副腎皮質系機能抑制。 4.長期連用:(頻度不明)長期連用による全身投与の場合と同様な症状。 5.消化器:(0. 使用上の注意 (添付文書全文) (禁忌) 1.局所に結核性感染症、局所に化膿性感染症又は局所に梅毒性感染症、局所にウイルス性疾患のある患者[症状を悪化させることがある]。 2.局所に真菌症(局所カンジダ症、局所白癬等)のある患者[症状を悪化させることがある]。 3.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。 4.ジフルコルトロン吉草酸エステル、リドカインに対し過敏症の既往歴のある患者。 (慎重投与) 他のリドカイン製剤併用投与される患者[リドカインの血中濃度が上昇する恐れがある]。 (重要な基本的注意) 1.本剤での治療は対症療法であるため、概ね1週間を目処として使用し、その後の継続投与については、臨床効果及び副作用の程度を考慮しながら慎重に行う。 2.局所に感染症又は局所に真菌症がある場合には、使用しないことを原則とするが、やむを得ず使用する必要がある場合には、あらかじめ適切な抗菌剤、抗真菌剤による治療を行うか、又はこれらとの併用を考慮する。 (高齢者への使用) 一般に高齢者では副作用が現れやすいので、患者の状態を十分に観察しながら使用する。 (妊婦・産婦・授乳婦等への使用) 妊婦に対する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある女性に対し、大量又は長期にわたる使用を避ける。 (小児等への使用) 1.乳児・小児に対する安全性は確立していない。 2.ステロイド剤の大量又は長期の使用により発育障害を来すという報告がある。 (適用上の注意) 本剤は直腸投与にのみ使用するよう指導する。 (取扱い上の注意) 1.高温になると硬度が低下し挿入しにくいことがあるので、その場合には被包のまま坐剤の先端を下に向け冷水等で冷し固くしてから使用する。 2.小児の手の届かない所に保管するよう指導する。 (保管上の注意) 高温を避けて保存。 坐剤の先端が下に向く様に箱のマークに従い保存する。 処方薬事典は医療・医薬関係者向けのコンテンツです。

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