小児 てんかん 症状。 てんかんネット

てんかんの看護計画|発作時・重要発作時の看護と観察項目、薬

小児 てんかん 症状

1、てんかんとは 世界保健機関WHOによると、てんかんとは、種々の原因によってもたらされる脳の慢性的疾患、大脳ニューロンの過剰な発射に由来する反復性の発作(てんかん発作)を特徴とし、それについての様々な臨床症状および検査所見がみられるものと定義されています。 てんかんの原因はさまざまで、大脳皮質の神経細胞が異常に興奮し、脳波に異常波が起こることで発作が生じると言われており、刺激のある環境や体調不良、睡眠不足、ストレスなどが誘因となりえます。 てんかんは原因により特発性(特定の病変や原因がない)と症候性(脳の奇形や脳の器質的病変などが原因)に分類され、さらに発作の発現部位により局在関連性(部分発作)と全般性(全般発作)に分類されます。 全般発作は通常、小発作か大発作のいずれかに分けられ、小発作は通常4歳以降、思春期以前のこどもが罹患します。 まれに成人にも発症し、発症が70歳に及ぶことも。 小発作ではけいれん性の運動を伴わずに突然意識的活動が停止し、この状態が数秒から数分間続き、この間に瞬目や低発性のミオクローヌスなどの軽度の運動徴候を呈します。 発作後はすぐに意識を取り戻すため意識混乱はみられません。 それに対し大発作はてんかん発作のうち最もよくみられ、はじめから全般性けいれんを伴うものと、部分発作が二次的に全般化する場合があり、通常何の予告もなしに起こり、決まった経過をたどります。 部分発作では、意識を保ったまま発作が起きる単純部分発作と意識を失う複雑部分発作の症状が出現し、複雑部分発作の特徴は、その場にそぐわない意味のある行動をすることで、舌なめずりしたり、目的もなく歩いたり、服をつまんだりする自動症がよくみられます。 通常てんかんは長くても数分以内におさまりますが、1回の発作が続いたり、1回の発作の後に次の発作が続いて起こる場合は緊急を要し治療を必要とします。 3、てんかんの治療薬 てんかんの治療には、神経の異常な興奮を抑える抗てんかん薬を使いますが、発作の種類により使用する薬剤は異なります。 眠気、ふらつき、発疹、造血機能異常などの副作用も出現するため、患者への生活指導も必要になります。 中にはてんかんのために、自動車の運転や教育の機会を失う患者も少なくありません。 実際、てんかん患者の25%は与薬をうけながらも発作を繰り返し、10%は施設に収容され、5%は病人として家にこもっているといわれています。 誤嚥を防ぐため体位を側臥位にし、患者を安全な場所に移動させ、光や音、振動などの刺激を少なくします。 そしてけいれんが始まった時間、持続時間、全身状態を注意深く観察し、もし重積発作を引き起こした場合はただちに医師に連絡し処置をします。 まとめ てんかんは、無意識に起こってしまう発作により思わぬ事故を招いてしまったり、重積発作のような緊急事態に陥いることもある恐ろしい病気です。 もし目の前で発作を起こしてもてきぱきと対処できるよう、何度も復習して発作に備えましょう! 参考文献 (株式会社医学書院|石川稔生、樋口康子、小峰光博、中木高夫|205-207、211、213 1990年9月1日) (株式会社医学書院|石川稔生、樋口康子、小峰光博、中木高夫|44、48、166、169、1991年1月1日) (医療情報科学研究所|462-465平成27年7月10日) (てんかんセンター) jdepo.

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小児てんかんとは?子供にどんな症状が出る?薬で治療できる?

小児 てんかん 症状

の子どもを持つお母さんにとって、子どもがはじめててんかん発作を起こしたときの不安や焦りは推し量れないものでしょう。 まずはてんかんかどうかの診断を明確にすることが大切ですが、てんかん発作には部分発作や全般発作など、様々な種類があり、どの発作を起こしたかによって適切な対応や治療法が少しずつ異なります。 我が子がどのようなてんかんの種類に該当し、発作を起こしたときにどう対応すればよいか知っておくことで、子どもの状態を少しでも早く改善することができるかもしれません。 今回はてんかんの子どもを育てるお母さん、お父さんや親族の方に向けて、子どもがてんかん発作を起こしたときに知っておきたい対応についてご紹介します。 東京女子医科大学名誉教授/日本てんかん学会理事長の大澤眞木子先生にお話しいただきました。 てんかん発作には様々な分類があり、大きく部分発作(局在関連発作ともいう、脳の一部が興奮して起こるタイプ)と全般発作(脳の大部分又は全体が興奮しておこるタイプ)に分けられます。 また、てんかん発作は意識障害、発作の症状、発作型、発作の対称性によってさらに細かく分類されます。 てんかん発作のうち、部分発作は単純部分発作と複雑部分発作に分類されます。 単純部分発作は意識障害を伴いませんが、複雑部分発作では意識障害がみられます。 全般発作では強直(きょうちょく:筋肉や関節がこわばること)や脱力がみられ、全身が硬くなり倒れてしまうこともあります。 また、さらにてんかん重積(じゅうせき)を起こした場合は非常に危険な状態であり注意が必要です。 通常のてんかん発作の場合は約3分以内で症状が治まり意識も戻りますが、意識が戻らない場合はてんかん重積の可能性が高いといえます。 てんかん重積が疑われる場合で、特に初回の発作の場合は直ちに医療機関を受診してください。 救急外来での点滴など、緊急対応が必要です。 最も大事なのは子どもがてんかん発作を起こさないように注意すること てんかん発作に伴い、脳内にも変化が生じます。 の診断のもとに抗てんかん薬が投与されたら、ますは薬を定期的に服用して発作を起こさないようにすることが大切です。 例えば、人がけがをしたとき、患部にはかさぶたができます。 これをそのまま放置して待てば、自然にかさぶたが剥がれ落ちて治癒します。 しかし、できたかさぶたをひっかいて出血させ、またかさぶたができたのでひっかくという行為を繰り返すと、その部分は汚くなってしまいます。 これと同様、何度もてんかん発作を繰り返すと治療が遅れる可能性があります。 そのため、まずは子どもがなるべくてんかん発作を起こさないようにすることが大事です。 子どもにてんかん発作が起こった場合、自宅でできる対応は? 発作の予防は大事ですが、万が一発作を起こしてしまった場合(倒れる発作)はすぐに対応する必要があります。 下記の対応を行いましょう。 危険な場所(道路、階段、火のそばなど)で倒れた場合は安全な場所に移動させます。 てんかん発作ではしばしば吐き気や嘔吐を伴い、吐物や唾液がのどに詰まったりする場合があります。 これを防ぐため、頭と体を横にして寝かせて周囲の危険物を除き、けいれんによって体をしないように調整します。 子どもが呼吸しやすいように服のボタンを外し、ベルトをしている場合はゆるめてください。 時計があれば発作が起こった時刻を確認し、てんかんの様子を観察します。 てんかん発作で子どもを病院に連れていくのはどんな場合? 前述のとおり、てんかん発作が3分以上治まらないときは病院を受診しましょう。 基本的には2回目以降の短い発作であれば、焦らず翌日に受診しても大きな問題はありません。 発作中・発作後に注意することは何? 発作の種類によって注意点は異なります。 そのため、発作がどのタイプなのかを見極めることが重要といえます。 たとえば全般発作にあたる強直間代発作(きょうちょくかんたいほっさ:突然意識を失い、口を固く食いしばって呼吸が止まる強直発作と、膝や手足を折り曲げガクガクと曲げ伸ばすようにけいれんする間代発作がみられる)の場合は、大発作とも呼ばれる発作です。 このとき、口の中に物を入れたり体をゆすったりしてはなりません。 上述した4つの対応を行った後はしばらく子どものそばにいて様子を伺います。 また、欠神発作(けっしんほっさ)といって、意識が瞬間的に喪失し、ボーッとしているようにみえるタイプのてんかん発作は気づかれにくいため、意識して様子を観察しましょう。 たとえば私が患者さんの診察中に突然靴を脱いで足の裏を眺めたとしたら、患者さんやその親御さんは不思議に思われるでしょう。 このように、それ自体が特別変わった行動ではないものの、その場面においては不適切な行動がみられる場合、複雑部分発作が疑われます。 複雑部分発作の場合、発作のたびに行動が変移するというよりは、毎回同じような行動を起こす傾向があります。 前頭葉から起こる複雑部分発作の場合、歩き回ることが多いです。 このとき、親御さんが正面に回って動きを止めようとすると子どもを刺激し、衝動的な行動(止めようとした人を殴る等)を誘発してしまうため、後ろからそっと見守りながら後を追います。 無理に歩行を止めようとするのは危険です。 こどもが入浴中にてんかん発作を起こした場合の対処法 最も大切なのは呼吸ができなくなる状態を防ぐことです。 湯船につかっている間にてんかん発作を起こした場合は、直ちに子どもをお湯の中から引き上げなければなりません。 子どもの体格が小さい場合は、体を抱き上げて湯船の外へ救出しましょう。 子どもの体格が大きく、抱き上げることが難しい場合は湯船の栓を抜いてしまったほうが速く安全確保できます。 ただし、一般的には入浴中よりも入浴後、着替えの途中などに発作が起こります。 子どもの発作は体温上昇と関わっています。 体温は着替えたり体を拭いたりしている最中により上昇するため、浴室から出て1~2分後に最も体温が上がりやすいのです。 なかには37度台前半の微熱状態でてんかん発作が起こる子どももいます。 こどもが食事中にてんかん発作を起こした場合の対処法 食事中に発作が起こるケースは多くありませんが、ミオクロニー発作(急に手指がピクッと動いてしまうタイプのてんかん発作)の場合は箸や皿などの食器を放り投げてしまう可能性があるので注意が必要です。 防止のため、スープや味噌汁など、熱いものは子どもの傍に置かないようにしてください。 その他、てんかん発作は何に影響を受けやすい? 気圧や天気の影響を受けて発作が起こることがあります。 具体的には低気圧が近づいているとき、台風が近づいているときに発作を起こしやすいと考えられています。 (詳細は記事2) 子どものてんかん発作では大人が落ち着いて行動し、子どもを不安にさせない 発作が起きたかどうかの自覚は別として、子どもはお母さんやお父さんの行動に大きな影響を受けます。 つまり、子どもが発作を起こしたとき、お母さん方がパニックに陥って動転し、慌てていると、子どもの心にまで大きな負担がかかってしまうのです。 重積の場合は状況が異なりますが、てんかんのけいれんだけで命を落とすことは基本的にはありません。 ですから冷静に対応し、子どもには「大丈夫だよ」と励ましてあげるように意識することが重要です。 子どものてんかんとADHDは関連があるのか? 子どものとの関係には、下記の2通りが考えられます。 1、元々ある脳機能障害の表現の一つとしてADHDがあらわれる場合 てんかん発作の原因ははっきりとわかっていないものの、てんかん発作を起こす脳機能障害があり、その障害がADHDを起こす可能性はあるといえます。 2、てんかん発作そのものがADHDと間違えられる場合 てんかん発作のなかでも、欠神発作の場合は1日数十回にわたり意識が消失することがあります。 欠神発作ではけいれんなど発作に伴う大きな動きがないため、周囲からはボーっとしているだけのように思われ、てんかんだと気づかれないというケースも多々みられます。 一方、欠神発作を繰り返す子どもの視点から考えると、自分の知らぬ間(意識がない間)に周りの世界が動いているような状況です。 勿論、意識が消失しているときに周囲が言っていたことは認識できません。 本人は周囲の動きが信頼できず、衝動的に動いてしまいます。 こうした行動から、ADHDではないにもかかわらず、ADHDと間違えられる可能性があります。 つまり、てんかんの併発としてADHDが起こる場合もあれば、実は欠神発作がADHDに間違われていたという場合もあるということです。 ADHDを伴う場合は、てんかんが治まるとともにADHDの症状も改善していきます。 ただし、脳波の異常がある子どもにADHDのような行動が多いというデータは存在します。 *関連記事 子どものてんかんは治る? の型にもよるため一概に予後を述べることはできませんが、大方の場合は年齢とともによくなっていきます。 小児慢性特定疾患治療研究事業 概要 児童の健全育成を目的として、疾患の治療方法の確立と普及、患者家庭の医療費の負担軽減につながるよう、医療費の自己負担分の一部を補助します。 対象 18歳未満(引き続き治療が必要であると認められる場合は、20歳未満)の児童。 自己負担額 所得の状況に応じて自己負担額は異なります。 申請先 お住まいの市区町村の担当窓口(保健所など)に申請してください。 有効期限 有効期限は1年間です。 期限が切れる3カ月前から更新の申請をすることができます。 乳幼児医療費助成制度 概要 乳幼児の健康保険適応の医療費の自己負担分の全額あるいは一部を助成する制度です。 対象 一定年齢以下の乳幼児が対象となります。 ただし、市区町村により対象年齢が異なります。 申請先 お住まいの市区町村の担当窓口に申請してください。 (てんかんinfoより引用) これらの制度を活用することにより医療費を削減できる可能性があります。 詳細は地域の保健所や医療福祉相談室に問い合わせてみるとよいでしょう。 東京女子医科大学病院• 内科 血液内科 リウマチ科 外科 心療内科 精神科 神経内科 脳神経外科 呼吸器外科 消化器外科 腎臓内科 心臓血管外科 小児科 小児外科 整形外科 形成外科 皮膚科 泌尿器科 産婦人科 眼科 耳鼻咽喉科 リハビリテーション科 放射線科 歯科口腔外科 麻酔科 乳腺外科 呼吸器内科 循環器内科 緩和ケア内科 消化器内科 内視鏡内科 糖尿病内科 内分泌内科 代謝内科 膠原病内科 人工透析内科 脳神経内科 内分泌外科 放射線診断科 精神神経科 総合診療科 病理診断科• 東京都新宿区河田町8-1• 都営大江戸線「若松河田駅」 若松口 徒歩5分 都営大江戸線「牛込柳町駅」 西口 徒歩8分 都営新宿線「曙橋駅」 A2出口 徒歩12分• 03-3353-8111.

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てんかんの症状・診断・治療

小児 てんかん 症状

赤ちゃんの行動はいつも予測不可能です。 急に泣き出したり、急に寝返りを打ったり、急に奇声を発したりするので、突然の行動にビックリされるお母さんも多いことでしょう。 赤ちゃんは興味のまま、気分のままに行動するものですから、ある程度予測不可能で不思議な行動をするのはあたりまえのことです。 しかし、急に身体がけいれんしたり、突然意識を失ったり、両手と両足を伸ばした状態で頭がガクッと折りまげる様子が見られたら、「てんかん」である可能性があります。 てんかんは、早期発見と早期治療が必要な病気ですので、赤ちゃんにてんかんの症状が現れたらすぐに病院で診てもらうべきです。 赤ちゃんのどのような行動や症状がてんかんなのか?など赤ちゃんのてんかんに関する情報を詳しくご紹介していきます。 てんかんとは 赤ちゃんに起きた場合、すぐに治療が必要になる「てんかん」ですが、具体的にはどのような病気のことなのでしょうか。 てんかんは、さまざまな発作を繰り返す脳の病気です。 脳の電気信号が上手くコントロールできないことから、急に身体が不思議な動きをしてしまいます。 発作にはさまざまな種類がありますが、一瞬発作が起きることもあれば、数秒続くこともあり、1日に何度も起きることだってあります。 てんかんの原因 てんかんは脳の病気で、電気信号が上手くコントロールできないことから身体に発作が起きるものです。 では、てんかんが起きてしまうのは、どのような原因が関係しているのでしょうか。 てんかんは「特発性てんかん」と「症候性てんかん」という2種類に大きく分類され、それぞれ原因が異なります。 「特発性てんかん」は、原因不明とされることが多く、産まれたばかりの赤ちゃんにも発生する可能性があるものです。 遺伝により先天的に脳の欠陥があったことから発生すると考えられています。 一方「症候性てんかん」は、何かの障害により脳の一部が傷ついたことから発生するものです。 出産のときに、何らかのトラブルで赤ちゃんの脳が低酸素状態になったり、脳炎や髄膜炎が引き起こされたり、脳出血や脳梗塞などが起きたりしてしまったことから、脳に障害が発生してしまいます。 てんかんの種類 てんかんは、原因不明の突発性てんかんと、障害により引き起こされる症候性てんかんで大きく分類されます。 さらに「部分てんかん」か「全般てんかん」で細かく分類することができるので、簡単にご紹介しておきましょう。 「部分てんかん」とは、発作が起きる前に前兆が見られ、他の病気が関係してんかんを引き起こしている可能性があるというのが大きな特徴です。 「全般てんかん」は、広範の脳がコントロールしづらくなっている状態で、年齢に関連して発症するのが特徴です。 赤ちゃんにも起こる可能性があるてんかんの種類としては、部分てんかんが6割~7割、全般てんかんは2割~3割、その他分類できないてんかんが1割未満となっています。 てんかん発作の特徴 けいれん 赤ちゃんのてんかんは、さまざまな発作で気づくことができます。 てんかんの発作の特徴として、一番わかりやすいのがけいれんです。 「間代発作」と呼ばれる一定のリズムで手足をガクガクと曲げ伸ばしするもの。 「硬直発作」と呼ばれる手足が突っ張った状態になり体が硬くなるもの。 「欠神発作」と呼ばれる短時間の意識消失するもの。 「ミオクロニー発作」と呼ばれる全身や手足などが一瞬だけピクッと動くものなどがあります。 ただ、赤ちゃんの場合、けいれんが発生せず身体がぐったりしてしまう発作もあるため、判断しづらい部分があります。 またその他の発作として、両腕をあげて頭がガクッと前に倒れる、寝ていると突然両手両足を挙げたり、身体を折り曲げたりする動作が繰り返される、身体を大きくのけぞらして抱っこのような仕草をしている、突然笑わなくなったり、お座りができなくなったりする、というものがあります。 産まれたばかりの赤ちゃんでてんかんの治療をしないままでいると、脳に重い障害が残ったり、命に関わる危険性もあったりするので、注意が必要です。 ぼーっとの時間に注意 赤ちゃんのてんかん症状は、けいれんだとわかりやすいですが、その他の症状だと判断しづらい部分があります。 てんかんの症状として見逃しがちなのが、ボーっとしている様子が見られる場合です。 話している最中、遊んでいる最中、授乳や離乳食の最中の時に、急にボーっとすることがあります。 スプーンやおもちゃを持っていた手はだらんと落ち、そこに存在していないかのようにボーっとしてしまうのです。 この症状は30秒もしないうちに治まってしまうため、単にのんびり屋さんな赤ちゃんだと勘違いされやすくなります。 しかし、ボーっとしてしまうのは意識不明に近い状態なので、脳に何らかの問題があることは確かです。 頻繁にボーっとする行動が繰り返される場合は、てんかんの発作を疑うようにしましょう。 てんかん発作の時間 てんかんの発作は、短いことが多く30秒程度で治まることがほとんどです。 しかし、稀に長い時間発作が続くことがあります。 5分以上経過しても発作が治まらない場合、「てんかん重積状態」と診断され、すぐに治療を開始する必要があります。 変な行動をし始め、しばらく様子を見ようと思っていたけれど、あまりにも長い時間おかしな行動を繰り返すようなら、すぐに病院に連れて行くようにしましょう。 てんかん発作の対処方法 赤ちゃんにてんかんの発作が見られたら、どのように対処すればよいのでしょうか。 食事中や授乳中に発作が起きた場合、吐き出してしまうことがほとんどですが、体勢によっては食べ物やミルクが喉に詰まってしまう可能性があります。 仰向けの状態だと詰まりやすいので、下や横向きに体勢を変えるようにしましょう。 また、身体が激しくこわばってけいれんしている場合、舌を噛んだり、舌が喉の奥に落ちて気道をふさいだりして窒息してしまう危険があります。 仰向けの状態で下あごを持ち上げ、人工呼吸をするときのように気道を確保しておくようにしましょう。 通常なら、数秒ほどで発作は治まりますが、5分以上続く場合や、発作後にぐったりしている場合は、すぐに病院に連れて行くようにしましょう。 熱性けいれんとてんかん 生後6ヶ月以降の赤ちゃんが高熱を出した時、突然全身がガタガタと震えだし数分続くのが熱性けいれんです。 ガタガタ震えるのはてんかんのイメージに当てはまりますから、もしかしたら?と思ってしまうかもしれません。 しかし、てんかんと熱性けいれんには発熱の有無と言う大きな違いがあります。 高熱で脳の働きがショートしてしまうのが熱性けいれんで、けいれんは熱があってもなくても起こります。 また、熱性けいれんの場合は1回の発熱中に一度しか起こりませんが、けいれんは数回に分けて起こるのも、大きな違いの一つでしょう。 ただ、どちらの場合も5分以上続いた場合や様子がおかしい場合は、救急車を呼んででも、すぐ病院へ連れて行きましょう。 反射と間違えやすいてんかん てんかんとモロー反射は似ていると言われていますが、初めての赤ちゃんならば違いのわからないお母さんも多い事でしょう。 モロー反射は赤ちゃんを持ち上げた手を少し離したり、大きな音がした時に両手を広げ指先を伸ばす仕草を指し、生後すぐから3・4ヶ月ごろまで現れます。 急に両手を広げる動きがてんかんと似ているため間違えやすいのですが、てんかんの場合は手だけでなく頭や足も一緒に動かしたり、伸ばすだけでなく縮める動作も現れるのが特徴です。 それから、モロー反射の後赤ちゃんが急に泣き出す事が多いのですが、てんかんの場合は無表情に近くなるのが大きな違いと言えるでしょう。 てんかんと夜驚症の違い 夜驚症とは、夜中急に起き上がり泣きわめいて歩き回るなどの症状がある睡眠障害の一種です。 昼間のストレスを脳が処理しきれないために起こると言われていて、男の子に比較的多く発生します。 夜驚症の症状はてんかんの症状に似ているものがあるため、夜中に暴れる事が多くなると、てんかんを心配するお母さんもいらっしゃるかもしれません。 てんかんと夜驚症の違いは発生時間で、夜驚症はノンレム睡眠中に起こるため入眠後2~3時間後に発生しますが、てんかんはこのように発生する時間帯がありません。 また夜驚症は何かに怯えて逃げるかのように動き回りますが、てんかんにそのような動きは見られないので、この点でてんかんか夜驚症の区別が可能です。 てんかん治療方法について てんかんの発作が見られ、てんかんだと診断されたら具体的にどのような治療を進めていくのでしょうか。 まず、病院で検査を行い、発作が起きる原因を調べていきます。 脳波やCT、MRIなどさまざまな検査で多方面から診察することで、具体的なてんかんの種類と治療方法を見つけることができるでしょう。 一部の治療法をご紹介すると、抗てんかん薬を投与したり、ビタミンB6を大量に投与したりする治療があります。 また、てんかんの重症度合いによっては、極めて小量な副腎皮質刺激ホルモンを注射することもあるでしょう。 医師によりさまざまな治療の進め方や見解がありますので、よく相談しながら進めていくようにしてください。 てんかんの発見が早く、治療のスタートも早ければ、命の危険も脳の障害が残る心配も少なくなるでしょう。 【噂】てんかんは遺伝するの? てんかんは遺伝する、と言うのが一般的な説ですが、実はほとんどありません。 てんかんが起こる原因は実に様々で、その中で遺伝子がてんかんに関係しているパターンや、発作の起こりやすい体質ならば遺伝する可能性がありますが、それ以外のてんかんならば遺伝する事はないと考えられているようです。 また、もし遺伝するパターンのてんかんであったとしても、親から子供に遺伝する確率は低いです。 ただし、てんかんや合併症の発達障害を誘発するような家庭環境だと発症する可能性が高くなるので、十分気をつけてください。 今は遺伝カウンセリングという医療サービスができたので、親がてんかん患者で赤ちゃんが心配な場合は、ぜひ相談してみてはいかがでしょうか。 まとめ 赤ちゃんのてんかんについて、原因や発作の出方、対処方法、治療方法など幅広くご紹介しました。 早期発見、早期治療が大切ですので、少しでもてんかんである可能性を感じるときは、すぐに先生に相談するようにしましょう。

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