シクロ オレフィン ポリマー。 シクロオレフィンポリマー(COP)樹脂

透明フレキシブル基板 技術資料

シクロ オレフィン ポリマー

シクロオレフィンポリマーは、透明度が優秀で、耐熱性があり、金型の表面転写性も良好なため、レンズ類の射出成形品として採用事例が増えてきています。 フラットパネルディスプレイ(FDP)用導光板、光ピックアップレンズ、ディスクなどの光学部品に多用されています。 薄型液晶テレビや携帯電話端末関連の光学部品への応用が急増しています。 その背景には、下記のような優れた特性があるからです。 優秀な透明性 アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂と比較して全光線透過率が優れていて、透明性が優れています。 したがってレンズや導光板の機能としては、最適な特性を持っていると言えます。 金型内の樹脂流動性が良好 透明樹脂であるPMMAやPCは、射出成形時の金型内での樹脂流動性が悪く、成形加工が困難でしたが、シクロオレフィンポリマーはPCの4倍程度、PMMAの約1. 5もメルトフローレートが良好ですので、低い充填圧力で射出成形が可能です。 成形品に残留応力を残しにくく成形品の光学特性にも良い方向に作用します。 金型表面の微細形状の転写性にも良い影響を与えますので、マイクロストラクチャ形状の転写には適しています。 極小の吸水性 吸水性は0. 01%未満と熱可塑性樹脂の中では最高レベルの特長を持っており、射出成形後の寸法安定性が良好です。 不純物が少ない 化学物質等の不純物が少ないため、食器類、衛生用品、薬剤容器、半導体関連機器等に採用されています。 シクロオレフィンポリマーの射出成形金型の設計に際しては、上記のような樹脂特性を最大限に引き出せるような配慮が必要になります。 例えば、キャビティの表面精度を最良の状態に確保するための鋼材の選定、熱処理管理、精密機械加工技術が重要になります。 また、金型の温度制御も重要になります。 射出成形時の成形条件の把握、圧力管理なども品質安定には欠かせない要素になります。

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耐熱性高分子材料の最新技術動向 レポート 資料

シクロ オレフィン ポリマー

COP(シクロオレフィン)をプラズマ処理する 親水化・濡れ性改善 まずはCOP(シクロオレフィン)はどういう素材かと調べますと化学ミュージアムには こうあります。 2005年ノーベル化学賞を受賞したイブ・ショバン博士、リチャード・シュロック博士、ロバート・グラブス博士らが明らかにした「メタセシス反応」という原理に基づいて作り出されたものです。 低吸水性・非晶質で脂環構造を持つ炭化水素系ポリマーであることが最大の特徴で、空気中の水分(湿気)による変化の抑制、光学用材料としての必要特性である透明性の確保を両立させています。 光学材料として最も古くから使われ、最も信頼性が高いガラスを代替できる性質を保有しています。 しかもプラスチックであることからガラスに比べ成形加工が容易で、工業的に大量生産ができるという、まさに夢の光学材料といえます。 COPの一番の特長である低吸水性と透明性についてさらに詳しくみてみましょう。 まず、湿気を吸いにくいプラスチック材料とはどんなものでしょうか。 ポリエチレンやポリプロピレンは、スーパーの買い物袋や、自動車のバンパーなどに使われるもっとも身近なプラスチックですが、これらは炭素と水素だけからできている炭化水素で、極性がなく低吸湿性です。 ところが結晶構造を形作るため、強度は高いものの透明にはなりづらく、レンズにはとても使うことができないという欠点があります。 プラスチックを透明にするためには、この結晶構造をとらないようにする、つまり非晶質にすることが必要になります。 ちなみにガラスも非晶質です。 低吸湿・非晶質ポリマーの開発にあたって、研究者が注目したのが脂環構造という分子骨格です。 吸湿性が低いという特長を持つ炭化水素に環状の構造を採り入れれば、非晶質であると同時に、耐熱性の向上(ガラス転移点の上昇)というもう一つの要求物性も満たすことができるからです。 ポリエチレンやポリプロピレンのような鎖状構造のプラスチックではなく、環状の構造を持ったモノマーを重合した炭化水素系ポリマーの開発がターゲットになりました。 上記の通り、透明でガラスに近いCOPはそのもの自体が他の材料と交わりにくくコーティング等、塗工などには向かないのですが、ここでMSRプラズマの出番です これらのフィルムをプラズマ処理して親水化してみましょう 「親水化とは、材料の表面に水がなじみやすくなる現象です。 普通の材料の表面に水を垂らすと、表面張力により水滴になりますが この水滴をあらゆる工法で馴染ませる処理を親水化」 とあります。 MSRではプラズマ処理を使ったCOP親水化を得意としています。

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シクロオレフィンポリマー(COP)樹脂

シクロ オレフィン ポリマー

密度の低い(Low Density)ポリエチレンは、略してLDPEとも呼ばれています。 LDPEは、エチレンを100~350MPaの高圧状態に圧縮して製造されることから高圧法ポリエチレンとも呼ばれています。 LDPEは、柔軟性を有する、低温でヒートシールができる、透明性を有する、加工性が良い等の特徴を持っています。 LDPEが多く使われている製品用途例としては、牛乳パックや紙コップ(紙にLDPEがラミネートされている)、ラップフィルム、マヨネーズ容器、チューブアイス、薬分包袋、医薬用容器(輸液バッグ、アンプル等)、緩衝用発泡成形体、フルーツネット等があります。 (2)直鎖状低密度ポリエチレン 直鎖状低密度(Linear Low Density)ポリエチレンは、略してLLDPEとも呼ばれています。 LLDPEはLDPEに比べ、引張強度・引裂強度・衝撃強度に優れる、ヒートシール強度が高い、高速充填性能を有する、耐熱性が高い、耐ストレスクラッキング性(環境応力割れ)に優れる等の性質を持っています。 LLDPEが多く使われている製品用途例としては、ナイロン等の別素材と積層して使用する食品包装袋(液袋、固体、粉体包装)、容器口栓、紙おむつ外層袋、肥料袋等があります。 (3)高密度ポリエチレン ポリプロピレンは、ポリプロ、または英語の略称PPとも呼ばれています。 プロピレンというガスが原料です。 1954年イタリアのナッタ博士により発明され、日本での工業化は1962年です。 ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレンと並び、4大汎用樹脂(日常的に使用されるプラスチック)の一つです。 また、他のプラスチックとのブレンド、無機系の充填剤との混合、他のプラスチックとの積層(張り合わせ)等で、剛性、耐衝撃性、気体透過性を改良した幅広分野に利用されています。 代表的な食品関連用途としては、フィルム、シートでは、米菓、ラーメン、レトルト食品の包装、食品用トレイ、射出成形品では、マーガリンの容器、飲料容器のキャップ、ブロー製品では、食用油、ケチャップのボトルなど、織物として米麦袋、不織布としてティーバックがあります。 その他の用途としては、冷蔵庫、AV機器等の家庭用電気製品、バンパー等の自動車用部品、ビールのコンテナー、荷造り用バンド等があります。 面白い利用例として、繰り返しの屈曲に耐性があることから、蓋と本体とを結ぶヒンジ部分をもつ製品に利用されます(ヒンジキャップ、めがねケース、家庭用救急箱など)。 その他、耐薬品性にも優れ、また成形加工しやすい素材という点からも、様々な成形法に対応し、医療機器、日用品含め、日常の身近な多くの製品にも使用されています。 ポリメチルペンテンは、4-メチルペンテン-1を主原料としたオレフィンコポリマーです。 ポリメチルペンテンは、ポリエチレンやポリプロピレンに比べ、耐熱性、透明性、離型性、ガス透過性に優れ、射出成形、および押出成形に対応が可能です。 ポリメチルペンテンの用途は、主に工業用資材、食品容器・包材の2つです。 工業用資材用途はFPC(フレキシブルプリント基板)製造工程の離型フィルム、合成皮革の製造に使用される離型紙、高圧ゴムホース製造用のシースおよびマンドレル等、耐熱性、離型性を活かした用途に使用されています。 食品容器・包材用途は、耐熱ラップ、電子レンジ食品容器、青果用鮮度保持包材等、耐熱性、透明性、ガス透過性を活かした用途に使用されています。 PB-1 ポリブテン-1 ナフサの分解物であるブテン-1をチーグラー触媒により、重合することによって得られるものです。 ポリブテン-1は分子量が100万~300万とに高いことと、分子構造の特異性から、熱可塑性樹脂にない、抜群の耐熱クリープ特性、耐ストレスクラック性、耐衝撃性、耐摩耗性を持ち、HDPE、PPに比較すると弾性率が小さく柔軟です。 また、フィラーを高濃度に充填することができるのも、ポリブテン-1の面白い特徴の一つです。 もちろん、一般のポリオレフィンと同様、耐水性、耐薬品性、電気絶縁性にも優れています。 ポリブテン-1のパイプは、優れた耐熱クリープ性・柔軟性を活かして、各種の給水・給油パイプとして使用されています。 ポリアセタールには、ホモポリマーとコポリマーがあります。 一般にホモポリマーは、ホルムアルデヒド(HCHO)のアニオン重合により製造され、コポリマーはトリオキサン(OCH2 OCH2 OCH2)とコモノマーのカチオン重合によって製造されます。 ポリアセタールホモポリマーは1960年、コポリマーは1962年に工業化されました。 当初より、「金属に挑戦する樹脂」をキャッチフレーズに用途展開が進められ、優れた物性と良好な成形性、さらには潤滑性、耐磨耗性、耐疲労性、耐クリープ性、耐薬品性等に優れる点を生かし、自動車分野、OA分野、機械部品分野等に幅広く使用されています。 <使用上の注意> ・高温での食品や水と直接接触での使用は避ける。 ・熱温水中での長期使用は避ける。 ・酸性溶液やアルカリ溶液と長期接触する使用は避ける。 分子構造の中にふっ素原子を含む高分子をフッ素樹脂と呼んでいます。 ポリオレフィン等衛生協議会自主基準の対象となるフッ素樹脂には7種類があります。 (PTFE、PFA、FEP、ETFE、PCTFE、ECTFE、PVDF)その中ではPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)が最も良く知られており、日常よく目にするところではフライパンや炊飯器等で食品が接触する表面に焦げ付き防止、汚れ防止として使われています。 上記7種類のふっ素樹脂の中でPTFE、PFA、FEPに共通する特徴は耐熱性、耐寒性、耐薬品性、難燃性、耐候性、非粘着性、撥水・撥油性、潤滑性、電気特性などに優れ、半導体製造装置、自動車用途(シール部品、索導管、電線等)、情報機器(携帯電話、プレナムケーブル等)、化学プラント(パッキン・ガスケット、ライニング等)、機械用途(ピストンリング、軸受け等)、家庭機器(厨房器等)等に幅広く使われています。 一方、ETFE、PCTFE、ECTFE、PVDFに共通する特徴は耐熱性、耐薬品性、耐候性、難燃性、電気特性(絶縁性含む)に優れ、自動車用途(燃料ホース)、化学プラント(ライニング、LNGバルブシール等)、電線用途(耐熱電線、通信電線、ロボット電線等)、フィルム用途(農業用ビニル、医薬防湿用等)等に使われています。 ふっ素樹脂を一定温度以上で使用しますと、有毒な熱分解生成物が発生します。 使用にあたってはメーカーの推奨温度を超えないよう十分注意して使用して下さい。 ヒドロキシ安息香酸ポリエステルはバラヒドロキシ安息香酸を主成分とした熱可塑性の芳香族ボリエステル樹脂です。 特徴として、芳香族およびポリエステル結合に由来する高い化学安定性、耐熱性を有しています。 ヒドロキシ安息香酸ポリエステルには、溶融時に分子の直鎖が規則正しく並んで液晶性を示すという特異的な性質を有するものがあり、別称として性ポリエステル(LCP)と呼称されます。 分子同士の絡みあいが非常に少ないため、粘度が低く、成形時に優れた流動性を示します。 最近では、様々な分子構造の異なる液晶性ボリエステル樹脂が開発されていますが、ヒドロキシ安息香酸ポリエステルは耐熱性の最も高い分類に属します。 高耐熱性、高流動性、高寸法安定性の特徴を活かして、コネクターやボビン等の電気電子部品、車載リレー、ランプ周り部品の自動車分野等幅広い用途で使用されています。 食品用途としては、電子レンジ、オーブンレンジ容器、トレイ等に使用されています。 ポリエーテルイミド4,4〔イソプロピリデンビス(P-フェニレンオキシ)〕ジフタル酸二無水物とメタフェニレンジアミンとの縮合により得られる熱可塑性、高耐熱性のエンジニアリングプラスチックです。 このような特徴を活かして、ジューサーなどの調理用耐熱容器等に使用されています。 ポリエーテルイミドは他のプラスチックともなじみがよく、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリアミド等とのアロイ化が可能です。 このほか、食品用途以外の分野でも電気、電子部品、航空機部品等に広く展開しています。 メタクリル樹脂(PMMA)と呼ばれています。 透明な液体であるメチルメタクリレートが主原料です。 1933年Rohm&Hass Co. により工業的に製造され、日本では1938年より本格生産となりました。 また、表面光沢が優れていて着色も自由にできる特徴を有しています。 これらのことから、無機ガラスに対して有機ガラスと呼ばれることもあります。 メタクリル樹脂は、アセトン、ベンゼン、エステルなど有機溶剤に侵されますが、無機の酸、アルカリに強く、他の有機物に対して抵抗性があり、使用時に接触する化学品に注意すれば各種容器に利用することができます。 大きな用途として、車のテールランプカバーやサイドバイザー、弱電機器カバー、看板、自動販売機前面カバーおよびカーポート屋根材があります。 さらには、光学特性をいかした照明カバー、液晶ディスプレイ導光板、光学レンズ材、水族館の大型水槽の用途へも広がっています。 食品用途としては、サラダボール、シュガーポット、冷水筒等の器具が主体となっていますが、食品売り場間仕切りならびに電子レンジの窓等にも使用されています。 一般にエステル結合でつながった高分子化合物をポリエステルと総称しています。 ポリエステルには、飽和ポリエステルと不飽和ポリエステルとがありますが、ポリエチレンテレフタレートは、酸成分をテレフタル酸とし、グリコール成分をエチレングリコールとした飽和の熱可塑性ポリエステルです。 ポリエチレンテレフタレートは、使用量が非常に多いため、単にポリエステルといえばポリエチレンテレフタレートを指す場合が多いようです。 独特の結晶性を有しており、加熱/冷却や延伸等の加工条件で結晶化を制御し、結晶状態や配向状態を変化させると、全く異なる機械的、熱的性質のプラスチック製品となります。 またポリエチレンテレフタレートは、耐薬品性、ガス遮断性、保香性といった食品の容器包装に欠かせない性質を持っており、フィルム、ボトル、シートとして広く使用されています。 二軸延伸ブローボトルは、透明性、ガス遮断性、耐薬品性に優れ、丈夫で耐圧性があることなどの特長から食品包装に適した材料であり、最初に、醤油、ソース、食用油、清酒ビール等の食品包装や台所用液体洗剤、シャンプー、化粧品等の非食品包装に採用されました。 その後、炭酸飲料、ジュース、ウーロン茶、コーヒー、スポーツ飲料等の清涼飲料水容器として広く使用されています。 ポリエチレンテレフタレートは、成形加工条件によって耐熱性が大幅に違うので、湯煎や電子レンジ加熱等で使用する時には特に注意が必要です。 結晶化により、不透明化した耐熱容器は、電子レンジやオーブンに使用されますが、食品の種類によって、長時間加熱したときに高温に達するものもあり、使用上の注意書きに従うことが必要です。 ポリエチレンナフタレートは2,6-ナフタレンジカルボン酸ジメチルとエチレングリコールを原料として高温で重縮合して得られるポリエステル系の樹脂です。 1945年に発明されて1990年から工業化されております。 この特性を生かし、フィルムでは磁気テープ分野等での用途があり、食品関連用途では海外におけるミネラルウォーター用のリターナブルボトル、機内食用ジャム容器、国内ではゼリー容器への採用等が見られます。 その後、国内では学校給食で使用されるトレイ、皿、カップに採用されています。 ビールボトルへの応用も海外では検討されており、今後の展開が期待されます。 ポリアクリロニトリルはアクリロニトリルを50%以上含む基ポリマーを主成分とするプラスチックです。 アクリロニトリルは繊維や合成ゴム等の原料に用いられていますが、ポリアクリロニトリルは、その耐薬品性やガスバリヤー性を活かし、さらに共重合体により成形加工性を備えたハイアクリロニトリルの熱可塑性樹脂として開発されました。 前述のようにポリアクリロニトリルは、耐薬品性、ガスバリヤー性といった特長がありますが、その他にも保香性、薬品性分の低吸着性、剛性等の特長を備えています。 ポリアクリロニトリルの主な用途は、食品包装、医薬品、化粧品包装、化学薬品包装、電子部品搬送容器です。 食品関連用途としては,味噌カップ、魚卵容器、菓子容器、精米容器、茶、コーヒー容器等に、ガスバリヤー性、保香性、透明性、剛性を活かして使用されています。 医薬、化粧関連用途は、ハップ材や風邪薬等のパウチ包装、化粧品容器等に、薬品成分の低吸着性、ヒートシール性、保香性、耐薬品性を活かして使用されています。 電子部品関連用途は、大型部品のキャリアボックス、部材保管ケース、電子チップのキャリアテープ等に透明性、耐薬品性、剛性、耐磨耗性、深絞り成形性を生かして使用されています。 PASF ポリアリルサルホン 分子内に-SO2-結合を持つ高分子化合物が一般にポリアリルサルホンと称されています。 ポリアリルサルホンは、琥珀色の透明な非結晶性樹脂で、耐熱性、耐熱水性、耐スチーム性、耐酸性、耐アルカリ性、寸法安定性等に優れたプラスチックです。 食品用途としては、アルコール類、酢類、油類等に対しては、充分な耐性を持っており、使用条件次第では、ほとんどの漂白剤や殺菌剤の影響を受けず、また沸騰水や加熱スチームによる滅菌が可能であるという大きな特徽があります。 その優れた衛生性、耐久性から真ちゅう、ステンレススチール、耐熱ガラス、セラミックス等に代わって使用されて行くものと考えられています。 ポリスチレンは、1930年にドイツで初めて工業化されました。 スチロール樹脂と呼ばれることもありますが、これはドイツ語からくる呼び方です。 英語のPolystyreneを略してPSとも呼ばれます。 スチレンモノマーを重合して製造される、透明なポリスチレンは、GPPS(ゼネラルパーパスポリスチレン)と呼ばれます。 軽くて硬く、成形加工が容易で、寸法安定性の良い製品が得られます。 また、染料や顔料との親和性が良いので、きれいに着色することができます。 このGPPSは、包装フィルム、透明カップなどの家庭用品、CDケース、冷蔵庫の棚板や野菜ケース、シャーレ、液晶TVの拡散板等に使用されています。 スチレンモノマーにゴムを混ぜて重合すると、耐衝撃性が優れた半透明のHIPS(ハイインパクトポリスチレン)になります。 主にTVやエアコン等の家電製品やOA機器のハウジングに使用されています。 また食品分野では、乳酸菌飲料容器のほとんどがこのHIPSです。 ヨーグルト容器、ポーションミルク容器、ホットコーヒーの蓋等にも使用されています。 また、ポリスチレンを数倍から数十倍発泡させたものが、軽くて断熱性、緩衝性に富んだ発泡ポリスチレンです。 魚、肉、野菜のトレイ、カップ麺の容器、弁当等の容器、野菜、果物、魚を運ぶコンテナー等に使用されています。 食品用以外の分野でも電気機器の緩衝梱包材、建築用の断熱材、畳床として欠かせないものになっています。 さらに、1997年に日本で初めて工業化されたSPS(シンジオタクチックポリスチレン)は、高い耐熱性と耐油性を持つ事から、電子レンジで使用できる食器や自動車の電装部品等に使用されています。 一般に、酸とアミンが反応してできるアミド結合(ーCONHー)をもつ高分子化合物の総称をポリアミドと呼びますが、別名ナイロンとも呼ばれています。 さまざまな種類の環状ラクタム、アミノカルボン酸、ジアミン、ジカルボン酸をモノマーとして用いることができ、多種多様のナイロンが市販されています。 1931年に米国デュポン社のW. Carothersらによって発見されたのが始まりで、日本では1951年、東洋レーヨン 株 (現 東レ 株 )によって初めて工業化されました。 現在市販されているナイロンは、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン6/66、ナイロン46(数字はモノマー中の炭素数を表わします)などに大別されますが、耐熱性の高い芳香族ナイロンや非晶質ナイロンも実用化されているほかに、複数のモノマーを組み合わせた共重合ナイロンも市販されています。 それらがさらに変性されたり、ガラス繊維やミネラル粒子、他のポリマーとの複合化で強化されたものが数多くあります。 ナイロンは主鎖中にアミド結合という強い極性基を有し、このアミド結合間の水素結合による分子間力が大きいこと、末端にアミノおよびカルボキシル基という反応性の高い官能基を有することから、種々の環境下でも機械的強度の安定性が高く、また各種添加剤、補強材、異種ポリマーの配合がしやすいという利点を有しています。 また、ナイロンは吸水により、引張り強さや曲げ強さは低下しますが、柔軟性が増し、衝撃強さが向上するという特性を持っています。 押出成形、射出成形、ブロー成形されたナイロン成形品は、機能部材として各種工業用途に使用されていますが、食品に直接接触する「容器」として使用されることはあまりありません。 容器包装用には、ポリオレフィンとラミネートしたナイロン、共重合ナイロンが多用されています。 酸素を通しにくいこと、袋に穴があきにくいこと、落袋強さが高いことから、最も信頼性の高い包装用フィルムとされており、重量物、水物、真空包装品、インスタントラーメンの液体スープ用等広い範囲に使用されています。 さらに比較的耐熱性が良いことから、ハンバーグ等のボイル殺菌食品やレトルト食品の包装材料として、また、低温における機械的強度が高いことから、冷凍・冷蔵食品の包装材料としても用いられています。 食品用途以外では、自動車用のガソリンタンク・ラジエータタンク、吸気部品等に使用されているほか、電気・電子部品であるコネクタ、電気開閉器、ブレーカ、電線被膜や、その他、建設資材や椅子の脚、歯ブラシ、スポーツ用品などあらゆる分野で用いられています。 芳香族ナイロンは、通常のナイロンに比較してさらに優れた耐熱性や耐薬品性を有し、また低吸湿性であることから、自動車用冷却水系部品、表面実装用部品等、新しい用途が広がりつつあります。 ポリカーボネートは、1959年にドイツのバイエル社が最初に生産を開始しました。 1960年には、アメリカでGE社、日本では帝人化成(久野島化学)、出光石油化学が、1961年には三菱ガス化学(旧江戸川化学)と次々に工業化されていきました。 ポリカーボネートは現在、CDや光ファイバーのような光学関連、各種の家電製品、カメラ、携帯電話、OA機器、電子機器、医療機器、自動車などの部品、ゴーグルなどのスポーツ用品、ヘルメットや安全眼鏡のような保安部品、ドームの屋根材のような建築材料、自動車、新幹線、航空機等のガラスに代わる窓材に使われています。 食品関連用途としては耐衝撃性、耐熱性、透明性等を活かして、コーヒーメーカー、調理用ミキサー、食器類、計量カップ類、水ボトル等に使用されています。 ポリカーボネートは、有機溶剤に弱いのでシンナーやドライクリーニング液等に触れると、ひび割れや表面が溶かされたりすることがあります。 また、強アルカリ性の水溶液に接触すると、ポリカーボネートが加水分解することがあるので注意が必要です。 ポリビニルアルコールは、酢酸ビニルを重合してポリ酢酸ビニルとし、これを加水分解することによって得られるプラスチックです。 ポリビニルアルコールの工業化や周辺技術の開発は、主に日本でなされ、日本の技術が世界で一番進んでおり、生産能力、生産量共日本が世界一という数少ないポリマーの一つです。 繊維製品の透明包装用フィルムは、ポリビニルアルコールの代表的な用途の一つで、近年、特殊な用途として農業用の保温材、直掛けネットとしても使用されています。 容器包装としては、ポリビニルアルコールの高ガス遮断性を生かし、ポリオレフィン等と共押出しされて、多層ブローボトルや、深絞りカップの中間層に用いられ、マヨネーズ、ケチャップ、味噌、サラダ油、天ぷら油、チーズケーキ、ゼリー、ジャム等に使用されています。 さらに、ポリビニルアルコールの高ガス遮断性を利用して、ガス置換包装や真空包装や脱酸素剤入り包装に用いられ、対象物としては、カツオパック、煮干し、昆布、蒲鉾、スライスハム、ソーセージ、味噌、液体スープ、しょうゆ、漬物、お茶、コーヒー カステラ、まんじゅう、ピーナッツ、しょうのう、バラジクロルベンゼン、ケミカルカイロなどに使用されています。 なお、EVOH(エチレンビニルアルコール共重合体)もこの分類に含まれます。 MS ポリメタクリルスチレン ポリメタクリルスチレンは、メタクリル酸メチルとスチレンの共重合樹脂です。 当協議会の自主基準ではメタクリル酸エステルとスチレン誘導体をそれぞれ20%以上含み、且つ両者の合計が60%以上としています。 ポリメタクリルスチレンは、ポリスチレンに比較して透明性、耐侯性、硬度が高く、メタクリル樹脂に比べ吸湿性が低く、成形性、耐アルコール性に優れています。 従って、ポリメタクリルスチレンは、酸性食品、油性食品及びアルコール性食品のほとんどに使用できるプラスチックです。 具体的には、調理加工済みの油性食品、酸性食品、アルコール性食品に使用され、器具としては塩入れ、コップ、お酒の容器等があります。 ブタジエン樹脂は、分子量と結晶性を適度に調節することにより一般のプラスチック加工機械で容易に成形でき、種々の用途に使用されている樹脂です。 ブタジエン樹脂は、反応性に富むビニル基が含まれており、熱可塑性プラスチック、熱可塑性ゴム(弾性体)としての機能の他に、架橋可能なゴム材料としての性質も持つ特徽ある樹脂として知られています。 ブタジエン樹脂の主要用途は、自動車・弱電部品、履物、スポーツ用品、玩具、食品用チューブ、ラップフィルム、青果物包装フィルム、スポンジ、まな板、印刷版、高硬度ゴム材料等です。 身近な例としては、ブタジエン樹脂フィルムは、酸素、炭酸ガス、水蒸気等のガスを適度によく通し、鮮度保存に適した雰囲気を保ちやすいという性質を持っていることから、蕗、しいたけの包装用に、またフィルム袋では、ブロッコリー、きゅうり、たけのこ等の包装の分野に使用されています。 ポリブチレンテレフタレート(略称PBT、ポリエステルエラストマー)はテレフタル酸ジメチルと1. 4ブチレングリコールを出発原料として製造されるポリエステル樹脂です。 PBTは結晶性高分子で結晶化速度が速く、成形性が良好です。 電気的性質も広い温度範囲にわたって良好で、吸水性が小さく、耐候性、耐薬品性も良いという特性を持った、性能、成型性ともにバランスのとれた高性能樹脂です。 電気、電子機器部品、自動車部品、精密機械部品、その他、主として機能性を活かした部品として使用されています。 食品用途では、餅つき機部品、両推計部品、濾過器部品、食品用コンテナー、歯ブラシの毛先、漬物の袋等に使われています。 PBTは熱水中では加水分解するので、長期連続使用には不向きです。 ポリ乳酸(PLA:Poly Lactic Acid)は、トウモロコシ、イモ類、サトウキビなどの植物から取り出したでんぷんを酵素の働きでグルコースにし、それを発酵して得られた乳酸又はラクチドを出発原料とするポリエステル系の樹脂です。 結晶性があり、ポリスチレンとPETとの中間的な物性を有する樹脂です。 乳酸には、L-体とD-体の二つの光学異性体がありますが、L-体の乳酸から得られるポリマーの方が優れた特性を示すため、主にL-乳酸が合成原料になっています。 ポリ乳酸は、透明性が高く、剛性および引っ張り強度が高いですが、耐熱性と耐衝撃性が低く物性改良に向けた取り組みと合わせて、各種の用途開発も進んでいます。 また、最も大きな特徴は、環境中の水分により加水分解を受け、低分子化し、微生物によって最終的に水と二酸化炭素に分解される生分解性を示すことです。 ただし、ポリ乳酸が通常の環境で直ちに生分解を始めるわけではありません。 例えば、堆肥の中等の特に微生物が豊富な環境でなければ、一般の合成樹脂と同様にほぼ安定であり、実用的に生分解樹脂として処理されている例はほとんどないと言っていいでしょう。 一方、ポリ乳酸などの生分解性プラスチックを分解、燃焼させた際に二酸化炭素が発生しますが、この時発生した二酸化炭素は、そもそも原料である植物が吸収した二酸化炭素であると考えられるため、全体で見て地球温暖化の原因とされる二酸化炭素の量を増やすことがありません。 このような性質はカーボンニュートラルと呼ばれています。 このようにポリ乳酸は、植物由来プラスチックあるいはバイオプラスチックとも言われ、石油由来プラスチックに代わる環境配慮型素材として注目を浴びています。 用途としては、その特徴を生かしてマルチシート、農業用途としてのハウス用フィルム、レジ袋などに用いられています。 1990年代にドイツのヘキスト社によって開発されました。 またPEやPPなどとのブレンドや多層化により、易カット性能やデッドホールド性の付与、バリア性向上、剛性アップ、耐熱性付与など、従来使用材料の改質用途に適した材料としても包装分野などで採用が進んでいます。 PHBHとは、微生物が植物油を摂取し、ポリマーとして体内に蓄えたものを取り出した、植物由来材料です。 3-ヒドロキシ酪酸と3-ヒドロキシヘキサン酸から構成される共重合体であり、PHBHと呼ばれています。 微生物を培養して生産する 3. 微生物によって生分解する 4. 海水中でも優れた生分解性を発揮する 5. 生分解性樹脂の中では優れた耐加水分解性をもつ 6. 石油由来のプラスチックと同様に成形加工できる 7. PPやPEに近い機械物性をもつ 等の特徴があります。 PHBHが使われている製品用途例としては、食品包装用途(包装用フィルム、食品トレイ、レジ袋)、容器・器具(ストロー、食器類、コップ)、農業用マルチフィルム、コンポスト袋、果物野菜袋、などがあります。

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